【後編】Dトラッカーのフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ども。

今日は朝から雨が降るかもと思っていたのに、

全く降りそうな雰囲気もなく絶好の行楽日和。

雲はやや多いものの、すっきりと晴れていましたね・・・。

ツーリングなどにお出かけの方も多かった事でしょう。

当店前の道は和歌山方面へと抜ける方などがよく通る道なので、

週末ともなるとツーリングに出かけるであろう集団や、

自転車数台が連なって走っていたりと、平日では考えられないぐらい

交通量が増える道なんです。

それにね、先月近所にバイク用品店がOPENしたので

それ目当てに通過するライダーもちらほら居る事でしょう。

で、私はと言うとですね朝から修理でお預かりしていた車両の

最後のチェックのためにいつものコースで試乗してきました。

駆動系・足回り等を整備した際は必ず試乗を実施します。

ヤマハ マジェスティ250C

黄砂も花粉も少しずつ治まってきたんでしょうか。

これぐらい晴れている日は、いつもなら遠くの方はかすんでいるのに

今日は結構すっきりと遠くまで見渡せます。

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桜も今週中に満開になりそうな雰囲気ですし、

もうそろそろ花粉症で鼻がぐじゅぐじゅ言うのは勘弁して欲しいです。

あっ、そうそう、ブログランキングの用のバナーなんですけど

もうお気付きの通り、新調してみました♪

クリッカブルマップになっているので、バナー左右で投票先(リンク先)が

異なっていますので、出来れば左右ともにポチッとしてくれると最高です♪

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今日はね、もう一台試乗に出かけたんですけど

いつもの橋の上を通ったら近くでお葬式?があったようで、大量の車が駐車されていて

とてもじゃないですが停車して写真撮影出来そうになかったので。。。

あの橋の上であんなに大量の車が停車しているのは初めて見ましたわ。

あと明らかに道幅ギリギリだったんじゃないかと思しきワンボックスカーまで

橋の上で駐車していました。

すごい立派な橋なのにね、接続してる道は田舎道なんですよ。

片方は軽自動車しか通れないで、もう片方はワンボックスカーがリギリ?かな?

ぐらいの道幅なんですわ。

またそのうち、幅員減少な道も写真撮ってきますね♪

じゃ今日もいつものランチのお知らせですw

えw

サンマリノ

サンマリノ店内

今日のパスタ

グリップ表面温度と天気予報じゃないのかよw

まぁこれもこれで、確かに【い・つ・も・の】ですけどね♪

今日も具沢山でおいしく大盛りパスタ頂きました~!

ランチメニュー価格じゃなくていいので、普通に色んな味付けの

パスタが食べたいですな。

たとえば・・・ペペロンチーノとか・・・・あと・・・トマトソースのボンゴレとか・・・

今度マスターにお願いしてみよ~っと♪

じゃ、今度こそいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と、

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

10.8℃

曇り

曇りのち時々晴れ

晴れ

明日の大阪は気圧の谷が通過する為雲が広がり、

雨の降るところがある模様です。

その後は次第に冬型の気圧配置になる為、中部や南部では概ね晴れますが

北部では雨や雪の降りやすい天候となりそうです。

日中の降水確率は20%と、実に微妙な数値です・・・。

明日はお昼前後で修理納車があるので心配ですね。

ご自宅まで戻る約30~40分程の間だけでも雨が降らない事を祈ります。

では本日の本題に参りましょうか。

昨日からご紹介している、

Dトラッカーのフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ですが、本日は後編の最終回となります。

前編は以下のリンクよりご覧いただけます。

【前編】Dトラッカーのフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

トップキャップを取り外す

そうそう、スプリングを押さえて固定する工具を作って、

トップキャップを緩めて取り外したところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介しますね。

トップキャップを取り外すと、アウターチューブとインナーチューブを

いつも通り、左右にコツン!コツン!と数回引くと分離することが出来ます。

分離した

インナーチューブに入っていた、スプリング、ダンパーも取り出しておいて

内部のオイルなどを出しておきましょう。

取り出したダンパー

こんなに細い棒が上下するだけで油圧ダンパーが効くって言うんですから

これを考えた人はすごいですなぁ。

正立フォークもシートパイプ部のオイル入出動作によって同じように

ダンパーを効かせる仕組みになっていますが、

倒立フォークのダンパーの様な大掛かりなモンじゃなく、結構簡素化されてます。

ちなみに、このダンパー部分は細くて結構華奢な造りなので、

強く曲げるような力をかけたりしない様に注意しましょう。

上下にスライドさせてオイルを抜く際も、出来る限りシリンダー同士を

強くこすり付ける様なストローク運動は控えましょう。

※油膜が無い状態だとシリンダーにキズが入ります

分離したインナーチューブ先端部からメタルを取り外してから、

メタルを取り外す

それから劣化したオイルシール、ダストシールを抜き取りましょう。

さぁそれでは分解した部品類を洗浄していきましょうか。

アウター・インナーチューブ、スプリングなどはあえて写真を撮らなきゃ

ならないほどの洗浄方法では有りませんので割愛します。

適当に汚れを落として綺麗になればOKです。

大事なのは先ほどのダンパー部分ですね。

このダンパー内部にはオイルが溜まっていて、ストロークさせるぐらいじゃ

全てを排出することができませんので、

こんな風に灯油の中に先端を突っ込んで。

ダンパーを突っ込む

あとはシリンダーを上下に激しく、且つ正確にストロークさせると

ストロークに合わせて灯油を吸い込んだり、吐き出したりしてくれます。

この動作を繰り返してシリンダー内部を灯油で綺麗に洗浄しましょう。

目安としては、吸い込んだ灯油が吸い込んだ時と同じ色で

排出されるようになればOKです。

ただし・・・・ストロークさせて灯油を出し入れする際は

この部分に注意してください!!

シリンダーストローク時の注意

アウターとインナーの境目部分ですね。

この部分からストロークに合わせて勢いよく灯油が噴出します。

ゆっくりやると灯油をうまく吸い込めないし、強くストロークさせると噴出するし・・・

捨てる覚悟でタオル等で噴出す灯油をカバーしながらするか、

指を上手に境目付近に巻きつけるようにしてカバーするかですね。

※私は後者の方法ですが

噴出しないように指を巻く

カバーをいくらしていても、周囲に灯油が飛び散る事必至なので

新聞紙を敷いたりするなどしておくとGOODです。

で、全てのパーツの洗浄が完了です。

洗浄完了

洗浄後は出来る限り灯油を振り落とし、

その後エアーブローでさらに灯油を吹き飛ばした後に

パーツクリーナーを使用して完全に脱脂しておいてください。

特にダンパ内部に入っている灯油分は確実にお願いしますね♪

ではここからは組み戻していきます。

インナーチューブに、

ダストシール

クリップ(後からでも入れれます)

オイルシール

ワッシャ

メタル

の順番で入れて行きます。

シールを入れる際は、インナーチューブ先端部分で

シールを痛めないようにビニール袋を被せておくのをお忘れなく。

あと、これもいつも通りですが、必ずシール類にはシリコングリスを塗っておくのをお忘れなく。

順番にシールを入れる

最後にインナーチューブ先端部にもスライドメタルを入れるのをお忘れなく。

ここから、しばらく写真がありませんので言葉で説明します。

次にアウターチューブを入れて、インナーチューブをある程度伸ばした状態で

メタル・オイルシール・ダストシールを打ち込みます。

シール類の打ち込みが完了したら、ダンパーをインナーチューブに入れて

ドレンボルトを底部から入れて固定します。

しっかりとインパクトレンチで締めこんでおきましょう。

次はアウターチューブを出来る限り押し下げた状態で、

ダンパー内部に規定量のオイルを注ぎいれます。

Dトラッカーのフロントフォークオイル量などは以下の通り。

オイル量(mL): 519 ±4
油面(mm)  : 114 ±2

オイルは一度に全ていれず、少しずつ溢れ出ない様に

確認しながら注ぎいれましょう。

オイルを入れたらダンパーをストロークさせてエア抜きを行います。

数回ストロークさせるとダンパー内部にオイルが入って、ダンパーが効き始めますので

オイルを全て注ぎいれましょう。

何度かストロークさせてエア抜きが出来たら、しばらくその状態で放置して

オイル中に漂っている気泡やダンパから出てくる気泡が上に上がってくるのを待ちます。

※5分ぐらいあれば十分です

時間がたったらもう一度ダンパーを何度かストロークさせてエア抜きを行ないましょう。

エア抜き作業後、アウターチューブを最ボトムさせて

フォーク上端からの面を計測して規定値にあわせましょう。

油面の計測と微調整が済んだら、次はダンパ先端部にワイヤーなどの固めの

ヒモとかそういう感じのものをかけて、ダンパーが内部に落ち込まないよう引っ張り上げておきます。

※きちんとエア抜きが出来ていればすぐには落ちませんが念のためです

ワイヤーを持ちながらなので少々入れにくいですが、

スプリングをダンパーに通します。

ダンパーはまだ引き上げておくように。

スプリングを圧縮しながら、ダンパー先端を指でしっかりと掴み

最後の力を振り絞ってスプリングを押さえ込んで、

先日作った工具を差し込んでスプリングを固定します。

スプリングを固定する

スプリングさえ固定できればあとは楽勝です。

トップキャップを取り付けて、スパナで押さえながらしっかりと締めこんでおきます。

これがトップキャップ取り付け完了後ですね。

トップキャップを取り付けた

あとはアウターチューブを持ち上げてトップキャップと

アウターチューブを固定すれば作業完了です♪

途中写真が無くって分かりにくいと思いますが、脳内再生して

うまくやってくださいなw

オイル入れたりしてるときってね、手が離せなくって・・・・

カメラに手が届かなくなるとかそういう感じです。

ううぅぅ・・・届かぬ・・・・でも手も離せぬ・・・・ぐぬぬぬぬ・・・見たいな。

って感じで今回の作業は以上です~。

なんか結構文字が多くてグダグダした感がありますけどw

ま、こんなときも有りますってば。

今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

12.6℃

今日は10℃越えていい感じの、

寒いとも暖かいともいえない微妙な感じです。

ネックウォーマーだけで帰れるかな?

いやいや、まだ寒いな。。。

どうだろ。

どうでもいい気もするw

じゃまた明日お目にかかりましょう~☆

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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