【後編】スクーピー110iの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ども。

今日はお客様に褒められた事を1つご紹介。

どこのショップでもやっている事だと思うんですけどね、

お客様曰く、

『過去に色んなショップに行ったけどね、いっちばんマメだわ。

 セントラムさんは。うん。あの付箋の量と指示は分かりやすいね。』

活字だとイントネーションとか色んな物が伝わらないと思いますが、

関西弁に慣れている私の場合、標準語で↑みたいな事言われるとね

きゅーーーん♪

もうね当たり前の事だし、どこのお店でもやっている事ですが

こうして褒められると嬉しいですよね♪

自分がやってきた事が正しいかどうかは別として、褒められる事が出来たってのは

素直に喜んでイイですよね~。

今日の小さな幸♪

で、お客様に褒められたのはコレ。

ローン申込書1

ショッピングローンの申込書ですね。

店頭にお越し頂くお客様の場合は、口頭で説明する事が出来ますが、

地方発送の場合はそういうわけにもいきません。

それに、訂正・記入漏れ等ありますとローン審査がまず出来ません。

非常に厳格です。

どういう事かというとね、【性別欄の男女どちらかに丸印が無い】とか、

職業欄にチェック漏れがあるってだけで、

『丸印抜けてますねぇ・・・お客様にご記入をお願いして下さい』

『審査はそれからになります』

あっ・・・ハイ・・・(・ω・:)

契約書ゆえ代筆は当然出来ませんので、お客様にもう一度書類をお送りして

手元の控えと重ねてチェックをして、ご返送していただく事になります。

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お客様にも大変ご迷惑をおかけする事にもなりますし、

通信事務費も、日数も余計にかさみます。

こういう事が無い様にと、よく記入・チェック漏れがある部分などに

小さく切ったお手製の付箋を貼り付けて注意を引きます。

こうする事で記入漏れなどを無くす事が出来ます♪

付箋を貼って指示

そして万が一の書き損じの時用に予備の用紙1枚も必ず同封することも忘れずに。

書き損じが無い場合でも、返送されてきた書類をチェックしたら記入漏れ発見・・・・

こういう場合に、この予備として送っておいた申込用紙の本領発揮です。

もう一度必要事項をご記入頂き、記入漏れがあった箇所を

写真で撮影してメールを送信してご確認して頂くか、

お電話で記入漏れ等があった箇所について指示を出し、

新しくご返送して頂く様にしております。

この場合ですと、こちらから書類を送り必要も無くなりますし、

なにより日数の無駄を無くす事が出来ます。

初めにお送り頂いたご記入済みの申込書は、

後日車検証等の書類をご送付する際にご返却。

お客様としては実印を押印した2枚の申込み用紙を記入しているので

万が一・・・・という不安を払拭するためでもあります。

契約書が手元にあると言う事は契約していないと言う事になりますので。

※お客様よりシュレッダー処理の依頼があれば当店で廃棄します

でもね・・・この付箋処理って・・・

結構、時間掛かるんですよw

記入個所に被らない様に・・とか、クレジット会社によって申込用紙のフォーマットが

異なるので付箋の大きさもハサミで切って、形を変えなきゃイケないし。

まぁこういうチマチマした作業結構スキなのでいいんですけどw

これが今日お客様に褒められた件でした~っと♪

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

36.4℃

曇り

曇りのち雨

雨

明日の大阪の天気は、日本海にある前線や湿った空気の影響で、

午後には次第に雨となり、北部や中部では雷を伴って激しく降るところがある見込みです。

午後から降水確率が50%台と高くなっていますんで、

車検などを予定されている・・・・って・・・

うちの店ですってそれ。

週末またぐのは勘弁なので、雨でも車検にいかねばなりません。

はぁ・・・雨降らない事を祈りましょうw

では本日の本題です。

先日からご紹介している

スクーピー110iの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ですが、本日は後編の最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】スクーピー110iの駆動系をオーバーホールしてみよう!

【中編】スクーピー110iの駆動系をオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

クラッチとベルトを取付ける

クラッチキャリア一式とベルトを掛けた所まででしたね。

今日はこの続きを最後までご紹介します。

掛けてあるベルトをさらにクラッチにしっかりと落とし込みましょう。

ベルトをしっかり落とし込む

ベルトをしっかり落とし込んだら、この状態でキープ。

プーリー部分にたるみができている状態にしましょう。

ベルトを握っておく

たるませた状態のまま、ドライブフェイスをクランクシャフトに

取付けて、スプライン(ギザギザの部分ね)にしっかりはめ込みます。

ドライブフェイスを取付ける

スプラインがこれぐらいドライブフェイスから

出ている位までしっかりと奥まで、ベルトを握ったままで

パタパタさせたりして取付けましょう。

スプラインの出面

このほんの数mmのスプライン部にキックペダルとの

噛み合い用のワッシャがはまりこむ形となります。

つまり、スプライン部の露出が足りない状態で、何も知らずに

インパクトレンチでナットを締め付けると、

クランクシャフト側のスプラインを潰してしまう事になります。

クランクシャフトなので、そう簡単においそれと修理は困難です。

しっかりとスプラインにワッシャを掛けながら、ナットをある程度

指で締め付けて行きます。

この時も、ベルトを持っている手は力を緩めない事。

ナットとワッシャを取付けた

手で一杯までナットを締め込んだらベルトを持っていた

力は緩めて良いでしょう。

ドライブフェイス取付完了

クラッチアウターを取付けてナットもかけましょう。

クラッチアウターを取付ける

インパクトレンチでクラッチ、プーリーともにセンターナットを

しっかりと適切なトルクで締め付けます。

センターナットを締め付ける:クラッチ センターナットを締め付ける:プーリー

センターナットの締め込みが終わったら、手でVベルトを回転方向に

回してクラッチに落とし込んでいるベルトを元に戻します。

手をドライブフェイスの羽にぶつけて怪我しない様にご注意を。

※回していると自然にベルトが外側に戻ります

ベルトを回す

はい、これで駆動系部品の取付作業完了です♪

駆動系パーツの取付完了

次にカバー側ですね。

カバー側もエンジン側と同様にガスケット片が残ったままなので・・・

カバー側にもガスケットが残ってる

指で剥がれる部分も多かったですね。カバー側は。

剥がれない部分はスクレパーを使用して剥がしてっと。

ガスケットを剥がす

最後にオイルストーンを使用してガスケット面をキレイに磨き上げます。

オイルストーンで磨く

出来るだけ剥がしたガスケット片をカバー内側に

落とさない様に作業しましたが、粉塵除去もかねて

エアーブローしておきましょう。

エアーブローしておく

汚れがある部分はパーツクリーナーと歯ブラシを併用して

カバー内側もキレイに仕上げておきます。

キレイになったカバー内側

美しくなりましたね。

これでまたカバーを取付けちゃいけません。

キックギヤはこういう時しかグリスアップ出来ませんので、

必ず分解して清掃、そしてグリスアップしておきましょう。

セルモーターがあるので、ほとんど使用される事はありませんが、

ほとんど使用しないからこそ、使用したい時に限って固着して

動かなくなっているもんなんですよ。ここって。

って事でキックギヤを取り外しました。

キックギヤを取り外した

座面部分に薄いシムが入っていますので

無くさない様にご注意を。

古いグリスを拭き取って脱脂洗浄しておきましょう。

洗浄完了後

キックギヤを取付ける前に、カバー側にグリスを入れて

薄いシムも先に貼り付けておきます。

グリスを入れておく

キックギヤのシャフト部分にもグリスを塗って

シャフト部にグリスを塗っておく

キックペダルを少し操作しながら、ギヤを噛み合わせつつ

カバーにキックギヤを取付けましょう。

カバー側に取付けた

さぁこれでカバーの準備は整いました。

カバーを取付ける前にクラッチ側シャフトの先端部にも

薄くグリスを塗っておきましょう。

※カバー側のベアリングにもグリス給油をお忘れ無く

先端にグリスを塗っておく

そしてこれが新しいガスケットですね。

新しいガスケット

ガスケットはエンジン側にセットした状態で

カバーを取付けますが、事前にカバー側にダウエルピン(ノックピン)が

残っている場合は、エンジン側に移動させておきましょう。

ダウエルピン(ノックピン)

んでエンジン側にガスケットをセット。

ガスケットをセットした

カバーを合わせながら真っ直ぐにエンジンに向かって取付けます。

カバーを取付ける

カバー固定用のボルトを入れていきます。

何度もこういうカバー類を取付ける際に書きますが、

ボルトの配置を覚えておく必要は有りませんし、

キレイに整頓して並べておく必要も有りません。

※整理整頓は必要ですが

カバー固定に使用するボルトってのは、

締め込まない状態、つまり差し込んだだけの状態で

ボルトの出面(長さね)がすべて揃う様になっています。

カバーボルト

そう、こんな風にね。

だからボルトの配置で悩む必要は有りません。

差し込んで行けば分かる事ですので。

カバーボルトを対角線上に均等に少しずつ締め付けて行きましょう。

締め付ける

次は外気導入口のカバーを取付けますが、

取り外す際に書いていたこのダクト部用のOリングを忘れずに

カバー側にセットまたはOリングが入っているのを確認しておきます。

OリングOリングを取付けておく

上部の吸入口から車体に入れていき、カバーに合わせます。

カバーに合わせる

ダクト部の固定ボルトを締め付けて作業完了です♪

作業完了

プーリーカバーには手垢などが付いているので、

ワコーズのバリアスコートで最後に磨き上げておきます♪

拭き上げて終了

キックギヤの作動、エンジン始動後の変速機構の異常が無いか

チェックと試乗を終わらせたら、スクーピー110iの駆動系オーバーホール作業は完了です!

最後まで読んでくれてありがとうございました~。

また明日からは別の記事をご紹介していきますのでお楽しみに♪

あっそうそう、気が付きました?

モバイルからのみですが、コメントが付けられる用になっているんですよw

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じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

29.8℃

盆が終わると一気に秋ムードが高まってきますね。

台風も増えてきてますし。

はぁ・・・楽しかった夏がもう終わりか・・・早いっすねぇ・・・。

冬クンナ!!w

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう~☆

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