【前編】ディオチェスタの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ども。

今日はまたより一層記事を書く時間が遅くなってしまいました。

※見てる人はわかんないですよねw

エンジン不動でご入庫された車両の修理でちょっと手こずりまして・・・。

まぁなんとか目処が立ったので閉店したわけですが、

閉店して間もなくブログを書き始めていたら

店の防犯カメラになにやら怪しげな車が二台・・・。

1台は普通乗用車で、もう一台は上下ツートンに色分けされて

横には3つのローマ字が書かれているクレーン付きの車。

そう、クレーン付きでツートンに色分けされて3文字で

トラックと言えば・・・・JAFですよね。

まぁまぁ・・JAFはウチは関係ないだろうと思っていたら、

隊員と思しき人がこちらに向かって来るじゃないですか。

で店の表に出てみると、JAF隊員とお客様がw

『あらw○○さんwどうされました?』

『いやぁ~実は出先で斯く斯く云々でして・・・』

どうやら出先でスクーターが突如異音がして止まったと。

詳しい状況を聞いていると、どうやらVベルトが切れた症状っぽい。

この車両の修理する記事に関してはまた後日詳しくご紹介します。

それにしても・・・50ccとは言え後輪がロックしていると重い。

一気に汗が吹き出したがなw

店が閉まっていたらどうするつもりだったのだろうか・・・・ボソッ(–;)

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さぁ今日はちょっとマジ遅くなってますので、

急いでブログ更新です~。

えw

冒頭のお話は以上ですよ、以上!

じゃ今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

31.8℃

晴れ

晴れのち時々曇り

曇り

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて概ね晴れますが、

午後は湿った空気と日射の影響で、大気の状態が

不安定となるため、雨や雷雨となるところがある見込みです。

降水確率は10%~20%台と低くなっていますが、

山沿いの地域などでは雨具を持っておいた方が良いでしょう♪

では今日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

ホンダ ディオチェスタ

ホンダ ディオチェスタ(AF68)ですね~。

ご近所マダムに大人気の、フロントバスケット標準装備のディオチェスタ♪

今回のご入庫は差し当たって大きなトラブルなどでの

ご入庫ではありませんが、新車で購入以来一度も

駆動系などのメンテナンスを実施していないので、

是非メンテナンスをお願いしたいと言うことで

ご入庫下さいました。

駆動系とエアークリーナー部分を作業していきます。

駆動系とエアークリーナーBOX

では作業開始です。

まずはエアークリーナーBOX を開けていきます。

エアークリーナーBOX を開ける

ボルトを取り外したらフタを取り外して内部のエアーエレメントを取り出しましょう。

エアーエレメントを取り出した

エアーエレメントも長い間交換してないのでこの通り、

砂利とか埃が溜まっています。

エアーエレメントの汚れ

まぁそうは言っても、マダムはスロットル全開にもしませんし

年間走行距離も3000km未満なので、エレメントもあまり汚れが付かないのが特徴。

でも、エアーエレメントは湿気などの影響で、少しずつ目詰まりしていきますので

距離に関わらず定期的に交換をお勧めします。

次は駆動部に作業は移ります。

まずはプーリーカバーの固定ボルトを緩めてっと。

ボルトを緩める

次にプーリーかバー前部に接続されているダクトを

取り外しましょう。

ダクトの固定バンドは完全にボルトを取り外す方がいいです。

中途半端にバンドを緩めてもダクトが外れないので、

結局ボルトを外すことになりますから。

ダクトを取り外す

プーリーカバーを少しトントントンっと叩いてカバーを取り外しましょう。

プーリーカバーを取り外した

んでこれがプーリー部ですね。

長年溜め込んだカスがびっしりです。

プーリー部の汚れ

汚れは後でキレイにしていきますので、まずは分解作業を

進めていきます。

Vベルトを握ってクラッチにベルトをある程度落とし込みます。

ベルトを握って落とし込む

クラッチ側にベルトを落とし込むと、プーリー部に

掛かるベルトの力が弱まります。

この状態でプーリーのセンターナットをインパクトレンチで緩めて取り外します。

センターナットを取り外す

んでこれが取り外したセンターナットとドライブフェイスですね。

取り外したドライブフェイスとナット

掛かっているベルトを脇に寄せてから、

プーリー奥に指を突っ込んでバラバラにならないように

押さえながらプーリーを取り外してきましょう。

プーリーを取り外す

取り外したプーリーをひっくり返して

ランププレートを取り外してみましょうか。

ウェイトローラーがどれほど減っているか・・・。

ランププレートを取り外す

うむぅ・・・やっぱり走りが穏やかなマダムとは言え、

それなりにウェイトローラーは偏磨耗していますね。

これが取り外したウェイトローラーです。

偏磨耗したウェイトローラー

今回はウェイトローラーももちろん交換します。

次にクラッチのセンターナットもインパクトレンチで緩めましょう。

ナットを緩める

んでまずはクラッチアウターを取り外して。

クラッチアウターを取り外した

その後クラッチキャリア一式をベルトを付けたまま

取り外してきましょう。

んで取り外したVベルトをチェックしてみます。

ベルトのチェック

ひび割れこそ有りませんが、サイド部分が結構削れていました。

所々繊維がほつれている部分もありました。

ウェイトローラーと合わせてこれも交換です。

これで駆動部の部品の取り外し作業は完了です。

すっきりしたエンジン部はこんな感じ。

汚れが溜まり放題

見事に茶色一色。

7年ほどかけて蓄積した駆動部の汚れですね。

まずはエアーブローしてカスをぶっ飛ばします。

※サーバー負荷軽減のため画質を落としています

エアーブローで落ちない汚れのひどい部分は

歯ブラシとパーツクリーナーを併用して掃除します。

んでこれが清掃完了後のエンジンです。

キレイになった

う~ん美しい♪

新車のような輝きです♪

まっ見えない部分ですけどねw

じゃ次の作業っと。

取り外したクラッチキャリアを分解していきます。

まずはセンターナットを取り外しますが、センタースプリングの張力が

掛かっていますので、必ずこうして足と手で押さえながらナットを緩めること。

足と手で押さえておく

押さえ方が甘いと、ネジ山を潰してしまうばかりか、

ぶっ飛んできたクラッチシューが顔面に当たって大けがしますのでご注意を。

んでナットを取り外した状態がこちら。

クラッチセンターナットを取り外した

取り外したクラッチシューのスプリングの張力に

異常がないか点検しておきます。

点検方法は目視による断裂点検と、

シューのこの部分に細いマイナスドライバー的なのを突っ込んで

シューを開くようにして張力を点検します。

ウイナースプリングの張力点検

次はクラッチシーブを分解していきましょう。

スプリングが収まっていた部分を、こんな風に

ドアノブを握るようにしてしっかりと握って。

しっかりと握って

ドアノブを回すようにすると、こんな風にカバーが外れてきます。

カバーが外れてきた

カバーを完全に取り外すとトルクカムが見えますね。

カバーを外したトルクカム部分

トルクカム部分に入っているピンを抜き取ります。

ピンを抜く

ピンを取り外すとトルクカムを分離することが出来ます。

シーブを分離した

グリスが大量に塗られているので、

ある程度拭き取ってからトルクカム側に取り付けられている

Oリング2本を取り外しておきましょう。

Oリングを取り外す

あとはいつも通り洗浄油で各部品類を洗浄していきます。

プーリーも一緒に洗浄しましょうね。

洗浄する

シーブ部分のベアリング部には大量のグリスが

入っていますので、出来る限り全て洗い落としておきましょう。

ベアリング部

いつもの事ですが、洗浄中は写真撮影出来ないので

あっという間に洗浄完了です。

洗浄完了

キレイになりましたね。

トルクカム部分はグリスが多いので、出来るだけ初めに

タオルなどで拭き取っておくと洗浄しやすいですよ~っと♪

じゃ今日は洗浄まで終えたのでこの続きはまた明日にでも~。

今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

28.8℃

今週末もまた天気が少々崩れる予報ですね・・・。

なんでいつもいつも週末なんだよw

週末雨降るとさ、

客足遠のくんですけどw

ね?聞いてる?

誰に言ってんだかw

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう~☆

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コメント

  1. ミミ より:

    初めまして。ディオチェスタ 4サイクルFI(AF68-300)で同じオーバーホールして頂くと、おいくら位になりますか?

    • 初めましてこんにちは。
      コメント有り難うございます。部品価格も多少は当時と
      異なっているのと、車両の状況が分かりませんので
      正確な金額は算出しにくいですが参考までに。
      この車両の場合ですと部品代、工賃込で13000円程度でした。