【第4回】RZ250(4L3)のフロントブレーキ廻りをオーバーホールしてみよう!

ども。

昨晩からクリニックで処方された、消炎剤と抗生物質を飲んでいるおかげで

なんだか調子が宜しいセントラム店主ですw

夕方になると節々の痛みや倦怠感が出てきて仕方なかったのが、

あっという間にパタリと消えて無くなりました♪

いやはや・・・薬の力というのはすごいですね。

使い方によっては善にもなり、また悪にもなる恐ろしい薬・・・・。

薬効成分がいったいどんな風に症状のある部位に作用しているのか、

ホントに、この薬のメカニズムを初めに発見した人は相当な賢(かしこ)ブレーンさんですな。

ふぐの毒がある部位を発見したのと同様な人柱的手法なんでしょうかね。

フグ毒の化学構造式

1:おぉ・・・なんだこれ・・食ってみよう 丸焼き → ご臨終

2:アイツ、丸焼きにして食って死んだらしい・・・ 皮剝いで丸焼き → ご臨終

3:皮剝いでもダメだったのなら・・・ 皮剝いで、内臓取り出して丸焼き → ご臨終

4:皮剝いで内臓出してダメなら・・・ 皮剝いで、内臓取り出して、身だけ焼く → ご臨終

5:くそぅ・・・こうなったら 皮剝いで、内臓取り出して、腹回りの身を削いで、残った身だけ焼く → イケる♪

6:皮と内臓と腹回りの身を削いで~♪ふっふ~ん♪ → 刺身にしたら・・・キタコレ!

ふぐ

四名の尊い犠牲を払って、今のフグ食文化があるんですね・・・・(←いい過ぎ?w)

いや、本当にそうだったのかは分かりませんので、私の想像で書いていますので

身は毒ねぇよ!

とか、そういった類いのマジなコメントはご容赦下さいw

薬もこんな感じで初めは研究したのかな~とかって、想像だけで

フグのお話を持ち出しました。

何が薬の始まりとなったのか、ちょっと気になったって訳です。

ワクチンが出来はじめた頃ぐらいでしょうかね~薬の発症って。

毒をもって毒を制す。

この格言が初めなのか、薬が先なのか。

謎は深まるばかり・・・。

一体、何の話をしているんだ

ぐふw

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あと数日、処方された薬を飲めば完治するはずです♪

対症療法的にやるのではなく、予防も大切って事で昨日より

加湿器を稼働させました。

加湿器

加湿器をいつ頃稼働させ始めようか・・・と、悩んでいた矢先の

風邪気味症状だったので少し遅かったですね。

初期症状のうちに撃退出来そうなのでホントよかったよかった♪

加湿器を使うと店中の窓が曇ってしまいますが、風邪を引いて

仕事が出来なくなることに比べればなんてこたぁない!

移されるのも困りますので、本日よりマスクも着用しています♪

今日だけで4回も

風邪ですか?

いや・・予防です。

って聞かれるほど、巷では風邪が大流行の兆しを見せていますので

皆様も風邪にはご注意下さいね。

じゃ今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせします。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

15.2℃

曇り

曇り時々雨

雨

明日の大阪の天気は、寒冷前線が通過するため明け方から

夕方にかけて雨が降り、北部では、その後も寒気の影響で、

雨が続くでしょう。大気の状態が非常に不安定となるため、

雷を伴って激しく降るところがある見込みです。

降水確率は明け方まで20%台ですが、あとは午後にかけて

70%台となっており、ほぼ雨が降るのは確実な情勢です。

夜遅くには雨も上がってくるでしょう。

では本日の本題です。

先日からご紹介している

RZ250(4L3)のフロントブレーキ廻りをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第4回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

 ■【第1回】RZ250(4L3)のフロントブレーキ廻りをオーバーホールしてみよう!

 ■【第2回】RZ250(4L3)のフロントブレーキ廻りをオーバーホールしてみよう!

 ■【第3回】RZ250(4L3)のフロントブレーキ廻りをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

作業完了のキャリパー

ブレーキキャリパーのオーバーホール作業が完了したところまででしたね。

今日はこの続き・・・というか、マスターシリンダーのオーバーホール作業

をご紹介していきます。

ちなみに、使用しているマスターシリンダーは、カワサキ ゼファー用の

マスターシリンダーなので、ゼファー系のオーバーホールでも

参考にして頂ける記事となっています。

取り外してあるマスターシリンダーから不要な物を取り外していきましょう。

まずはブレーキレバー。

ブレーキレバーを取り外す

次にマスターシリンダー裏側に取り付けられている

ブレーキスイッチも取り外しましょう。

ブレーキスイッチを取り外す

さぁこれでマスターシリンダーを分解していく準備が整いました。

まずはシリンダー部(レバーで押す部分)についているブーツを

細いピックを使用して取り外しましょう。

ブーツを取り外す

これが取り外したブーツですね。

取り外したブーツ

ブーツを取り外すとシリンダー部分が見えるようになります。

ブーツを取り外した状態

水が入ってブレーキキャリパー同様に

カスがたくさん溜まっています。

シリンダーを押し込みながら、サークリッププライヤーを使用して

奥にあるクリップを取り外します。

シリンダーはマイナスドライバーなどで押し込んでおくと良いでしょう。

シリンダーを押し込んで

狭くて作業しづらい上、サークリッププライヤーの

形状によってはなかなかうまく外れないこともあります。

私は90°に曲がって先の長いタイプのサークリッププライヤーを使用しています。

サークリップを取り外すと、こんな風にシリンダーが

バネの張力で上へと上がってきます。

シリンダーが出てきた

そのままズルズルッとシリンダーを引き抜いてきましょう。

んでこれが取り出したシリンダー部。

取り出したシリンダー部

シリンダーを抜き取ったマスターシリンダーはこんな感じですね。

シリンダー内部

マスターシリンダーって重要なブレーキパーツなのに、

意外とシンプルな構造ですね。

複雑な構造がかえってトラブルを招く原因となるので、構成部品を少なく

そしてシンプルに機能を実現させる。

開発力の賜物ですね。うんうん。

まずはシリンダー内部を歯ブラシと洗剤を使用して洗います。

シリンダー内部を掃除する

ブーツが取り付けられていた部分、つまり外界と接触していた部分は

特に入念に洗浄して、全てのカスや腐食を取り除いておきましょう。

んでこれが洗浄完了後ですね。

磨き終えたマスターシリンダー

美しくなりましたね。

完全に全てを新品のようには出来ませんので、コレぐらい

キレイにすれば十分ですよ♪

次にマスターシリンダーのカップ部分、そう、ブレーキフルードを

入れる部分ですね。

ダイヤフラムを取り付けて、フタを閉めてもフタと本体の隙間から

ジワリジワリと目には見えない程度のブレーキフルードが漏れ出していることが

多々あるかと思います。

※フタと本体の間に塗装の浮きが有る車両がそうです

それは、ブレーキフルードの入れすぎ、または

合わせ面不良なんですな。

合わせ面の汚れ

この合わせ面部分は必ずオイルストーンを使用して

キレイに面を出しておくのをお忘れ無く。

オイルストーンで磨く

オイルストーンで磨き上げると、ほら、こんなにも

合わせ面がキレイになります♪

キレイになった合わせ面

これで適切な量のブレーキフルードさえ入れておけば、

フルードが漏れて塗装が浮いてきたりしなくなりますよっ♪

最後にマスターシリンダー全体を水で洗浄して仕上げます。

水で洗浄する

水で洗浄したあとはしっかりとエアーブローして

水分を飛ばしておくように。

水と油が混じると大変危険なことになります。

特にブレーキ廻りに関しては。

エアーブローしておく

準備が出来たところでいよいよ新品のシリンダーキットの組み付けです。

これが予めカワサキから取り寄せておいたシリンダーキット。

シリンダーキット

シリンダー本体とシール2個、それにスプリングのセットです。

ブーツは今回再使用することになっていますのであしからず。

新旧のシリンダーを並べて見ました。

新旧シリンダーの比較

パッと見では悪いところがありませんよね。

マスターシリンダーってそういうモンです。

目では見えないほどのシールの摩耗によって、油圧が正常に

掛からなかったりするもんなのです。

まぁ今回に限って言えば、マスターシリンダーにはトラブルはありませんので

予防策的にブレーキキャリパーと合わせてオーバーホールしています。

シリンダー先端部(レバーで押す部分)にシリコングリスを

薄く塗り広げておいてっと。

シリコングリスを塗っておく

シールの向きを間違えないように、先端部から

シールを規定の位置に入れて行きましょう。

シールを取り付けた

シールの向きは写真でも分かる通り、

バンジョーボルト側に傘の広い方が向くように取り付けましょう。

そしてスプリング先端にもう1つのシールを取り付けてっと。

スプリングとシール

シールには薄くグリスを塗っておきましょうね。

まずはこのスプリングとシールのセットをマスターシリンダーに差し込んでいきます。

スプリングを入れる

シールの傘がめくれないように注意しながら、

マスターシリンダーにきゅぽっと、このぐらい入れておきましょう。

コレぐらい入れておく

予めサークリップを入れた状態にしてから、

こんな感じでシリンダーを差し込んでいきます。

シリンダーを差し込んでいく

入れるときは結構簡単で、サークリッププライヤーで

クリップを持ちながら、そのままシリンダーを押し下げてクリップを固定します。

クリップを固定する

うまくクリップが入りましたか?

クリップを入れ終えたら、必ずシリンダーを押し込んで、そのまま手を離して

勢いよくスプリングの力でカチンッ!と、戻ってきても、クリップが浮かないかどうか

必ずチェックして下さい。

クリップのかかりが浅いと、このカチンッ!でクリップが浮いてきますから。

シリンダーの固定完了

最後にブーツを被せて完了になるわけですが、

水の浸入による腐食を防ぐために、内部にスプレーグリスなどを

吹き付けてからブーツを取り付けると良いでしょう♪

私はWAKO’S製のビスタックを少量吹き付けています。

ブーツを取り付けた

最後に取り外しておいたブレーキレバーとブレーキスイッチを

組み戻しますが、ブレーキレバーに関しては

ピボット部のボルト

ピボット部のボルト

にこんな風に腐食がある場合は、しっかりと研磨してから使用して下さい。

また、マスターシリンダー側のブレーキレバーとの接触部分も

腐食などがあれば研磨しておくと良いでしょう。

研磨後はグリスを塗っておくのをお忘れ無く。

あと、シリンダー部分のレバーで押す部位にもシリコングリスを

塗っておくとレバーのタッチがなめらかになります♪

グリスを塗っておく

ブレーキレバーを取付けてっと。

ブレーキレバーを取り付ける

ダイヤフラムとフタを一時的に取り付けておいたら、

マスターシリンダーのオーバーホール作業は完了です!

オーバーホール完了

ちょっと今日は長くなってしまいましたが、

明日でついにこの記事も最終回となりますのでお楽しみに♪

明日はブレーキパッドの取付けと最後の組み戻し作業をご紹介します。

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

12.8℃

身体のだるさが随分と良くなっていますが、まだまだ

喉の痛みは残っていますので油断は出来ませんね・・・。

明日は雨になって気温もぐっと低くなりそうなので、暖かい格好にせねば。

そろそろ暖房の出番です。

え?

早いって?

お客様が来られる場所なので、冷え込む中での商談とか

考えられません。

快適に過ごしてもらって・・・ご成約!

これですよ。うんうん。

明日は雨ですが大忙しの日曜日になることを切に願いますぅ♪

ではまた明日も元気にお目に掛かりましょう☆

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