【最終回】レッツ2(コンビ)のブレーキワイヤーとセンタースタンドを交換してみよう!

ども。

いつも同時進行で複数台の車両整備を

実施しているのですが、今日は朝から

先日引取に行ってきた車両の整備の続きを実施。

麦畑と軽トラック

この写真じゃちょっと遠くて分からないと思うので

こっちの写真を。

ホンダ CL72

ホンダ CL72ですな。

日本で初めて左側2本出しアップマフラーを採用したモデル。

1966年(昭和37年)発売当時の価格は189,000円也。

※このCL72はTYPE1です

クラッチワイヤーの破断交換と、各部点検と、

破断していないワイヤー類の点検と給油で

ご入庫なんですがね、この位の年式の車両ともなると

現行モデルのようにホイサッサ・・・とは、

簡単にはいきませんわなぁ。

気が付きゃ・・・

タンクを取り外す

↓ この続きを読む ↓

そうそう、気が付きゃガソリンタンク取り外してたり、

キャブレターとエアークリーナーエレメントを接続してる

ダクトを取り外していたりして。

ダクトを取り外した

もちろん、破断したクラッチワイヤーも

取り外す作業を実施しているんですがね、

クラッチワイヤー

とにかく現行モデルと違って、ワイヤー一本の交換や給油でも、

それに付随してやらなきゃいけない作業ってのが多いんですよ。

もちろん、古い車両なのでボルトや部品類もガタが

来ているので、ボルト1本緩めるのにもちょっと気を使ってあげる

必要が有ります。

※比較的簡単にサクッと折れたり、相手(ナット)側がモゲたりする事もw

分解整備中

たかがワイヤー交換や給油といっても、旧車の場合は

当初見積りしていた通りに事が進むなんてのは

ハッキリ言ってかなり困難です。

やるべき事が増えれば、当然時間も掛かりますし、その分だけ

工賃も請求しなくてはなりませんので。

このCL72の場合も当初の見積り通りには、やはり進みそうに

有りませんなぁ・・・。

クラッチワイヤーだけと思っていた破断が、

実はスロットルワイヤーも破断寸前だったりとか、

フロントスプロケットの取付けボルトが緩んでいたりとか、

点火時期が狂っているどころか、同調も狂っていたりとか、

コンタクトブレーカー(ポイント)が白く焦げてたりとかとかとかとか・・・。

とにかく問題山積。

って事ですw

あーっそうだそうだ、今日もね先日ダムまで試乗に行ってた

山へ試乗に来た

ホンダ VRX400ですけどね、さらに今日も30km弱の

試乗に出掛けてきました。

60km以上の試乗を実施していますが、現時点でもトラブルの兆候無し。

些細なトラブルの兆候ぐらい・・・・

皆無w

今日も相変わらず、すこぶる調子宜しいw

んで、試乗から帰ってきてからは

ご依頼のあったリヤタイヤ交換作業実施です。

※詳細は後日記事にしてご紹介します

リヤタイヤ交換完了

新品のタイヤはいつ見ても宜しいですなぁ(*´艸`)

ナチュラルなタイヤの黒光りが、足元を引き立たせてくれます。ええ。

でも、タイヤ交換後しばらくは一皮むけるまで、

急激なハンドル操作などはしないように注意しましょうね♪

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

22.4℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気予報は、今日に引き続き

高気圧に覆われて晴れるでしょう。

降水確率も1日を通して0%となっていて、

雨の心配は無いでしょう♪

絶好のツーリング日和になりますよ~♪

では今日の本題です。

先日からご紹介している

レッツ2(コンビ)のブレーキワイヤーとセンタースタンドを交換してみよう!

ですが、今日は最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】レッツ2(コンビ)のブレーキワイヤーとセンタースタンドを交換してみよう!

【第2回】レッツ2(コンビ)のブレーキワイヤーとセンタースタンドを交換してみよう!

【第3回】レッツ2(コンビ)のブレーキワイヤーとセンタースタンドを交換してみよう!

さて、前回までは確か

フロントカバーを取り付ける

破断したリヤブレーキワイヤーの交換作業が

完了したところまでご紹介しましたね。

今日は残るセンタースタンドの交換作業をご紹介していきます。

あっそうだ、タイトルには有りませんので詳細は書きませんが、

同時にリヤタイヤ交換もご依頼頂いていますので、

本来のセンタースタンドの交換作業に必要の無い工程が

含まれている場合がありますのでご注意ください。

まずはマフラーを取り外します。

※ちょっと記憶があやふやになってしまっていますので、確証がありませんが

 マフラーを取り外さないと、センタースタンドのピンが抜けなかったはずです

マフラーを取り外す

マフラーを取り外すと右側だけ残った状態の

センタースタンドがよく見えるようになりました。

右側だけになったセンタースタンド

左側は既に欠落してしまい、割ピンなども一緒に

千切れて無くなっています。

さらに、しばらくこの状態で走行していたため、

ピンも曲がってしまっているため、手で引っ張ったぐらいでは

ピンが抜けてこないため、左側からポンチを使用して

右側へとピンを抜いて行きます。

ピンを叩き抜く

なお、ピン先端部の曲がりが酷い場合は、

事前にベルトサンダーなどで削り落としてから

叩き抜いて行かないと、最悪エンジンブロックが割れてしまったり、

途中で引っ掛かって二進も三進も行かなくなることがあるのでご注意を。

そしてこれが抜き取ったピンと

センタースタンドだったであろう代物。

抜き取ったピン

もう写真でも分かると思いますが、

ピン先端部が痩せてる上に曲がっています。

曲がったピン先端部

削り跡があるのはベルトサンダーで削ったからですな。

割ピンもグチャグチャになっていて、根元で千切れていたんで

ベルトサンダーで全て削り落としてピンを抜き取りました。

そして、これがメーカーから取り寄せておいた

新品のセンタースタンドとピンと消失したスプリングです。

新品の部品

でね、ここで問題発生です。

センタースタンド左側が消失していたのは予め分かっていたのに、

センタースタンドのストッパラバーを注文するのをすっかり

失念しておりました・・・・(´・_・`)

まぁ・・・言い訳になりますが、状況を確認した際

車両をどうしても使う予定があると言う事で、

預からずに部品だけ発注したんですよね。

とんだイージーミスです。。

って事で、ストッパーラバーが無い状態でセンタースタンドを

そのまま取り付けるわけにも行きませんので、

ストッパーラバーを作ります。

以前、フュージョンにショートスタンドを取り付けた際にも

同様にしてストッパーラバーを作製したのと同じように

今回も実施しました。

 その時の記事は以下より。

【中編】フュージョン(MF02)のスタンドをショートスタンド換装とローダウン対策をしてみよう!

ストッパーラバーには、古い250ccクラスのスクーター用

Vベルトを再使用します。

山2つ分ぐらいの大きさにVベルトをカット。

自作ストッパーラバー

固定にはステンレスワイヤーを使用しますが、

1本より合わせよりも、2本より合わせる方が強度がありますので、

ワイヤーツイスターを使用して、予めワイヤーを作製しておきます。

ワイヤーツイスター

ツイストしたワイヤーを使用して、先ほどカットしたストッパーラバーを

センタースタンドに固定していきます。

ラバーを固定する

固定したらワイヤーをカットして、切断面を内側へ向けておきましょう。

取付完了

あとはセンタースタンドを取り付けるだけなのですが、

お客様より追加で言われていた、センタースタンドのロック機構が

邪魔だから取り外してくれという件。

これも一緒に作業しておきます。

エンジン底部にロックユニットが取り付けられていますので取り外しましょう。

センタースタンドのロックユニット

どうやら、このロックユニットがステアリングロックを

解除しているにも関わらず、ロックが外れないことが多いんだとか。

まぁ・・・ワイヤーの動きが渋くなってきているとか、

ロックユニットの内部機構のグリス切れとか、そういう感じの原因なんですが

とにかく邪魔だと言う事なので取り外してしまいます。

ワイヤーを切断すれば1発で作業完了なんですけどね、

そんなザックリとした作業は私には無理なのですよ。ええ。

なので、ロックユニットを分解して行きます。

ロックユニット表面の固定ボルトを取り外すと、

少々固いですがユニットのカバーを取り外すことが出来ます。

カバーを開いた

思っていた程ユニット自体はグリス切れとかではなさそうです。

単純に制御ワイヤーの動きが渋くって戻りが悪いだけのようです。

でも、今回は依頼通りユニットを取り外します。

ユニットに接続されているワイヤーをアームから取り外します。

ワイヤーを取り外した

ユニットは取り外して廃棄処分ですが、ワイヤーについては

そのまま車両に残しておきますので、近くのフレームにタイラップで固定してから

テープを巻いて固定しておきます。

フレームに固定しておく

これで良しっと。

で、センタースタンドを取り付けて行きましょう。

取り付ける前にセンタースタンドとフレーム側の

接触部分に予めグリスを塗っておきましょう。

グリスを塗っておく

固定用のピンにもしっかりとグリスを塗っておきましょう。

グリスを塗っておく

グリスを塗ったピンを差し込んでセンタースタンドを取り付けます。

センタースタンドを取り付けた

センタースタンドスプリングの取付けですが、

写真一枚でざっくりとした説明になります。

プラスドライバーにスプリングを引っかけて、

ドライバー先端部を掛けるべき部分に引っかけ、

そのままドライバーを起こしていきスプリングを滑らせて

掛けるポイントまで誘導します。

スプリングの掛け方

どうです?

うまくスプリングが掛かりましたか?

スプリングをかなり引っ張ることになりますので、

弾けて怪我をしないように手袋と眼鏡を付けて作業しましょうね♪

スプリングを取付け終えたら、

センタースタンドの固定ピンにワッシャと割ピンを入れてます。

割ピンを入れる 割ピンを広げる

太さの合った割ピンを必ず使用しましょう。

細すぎる割ピンはいけませんよ。

これでセンタースタンドの取付け作業は完了です。

ついで作業のリヤタイヤ交換も完了です。

リヤタイヤ交換完了

最後にマフラーを取り付けてっと。

マフラーを取り付ける

以上で全ての作業完了です~♪

今回も最後まで読んで頂き有り難う御座いました。

また明日からは別の記事をご紹介しますので

冒頭だけでも忘れずチェックをお願いしますね♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

21.4℃

ついにきました・・・・。

長女に引き続き、長男もどうやら38℃の熱を出しているようで。。

ということは、今私の体を蝕んでいる菌もそろそろ

本領発揮するのか・・・・。

いや、これ以上侵攻はさせません!!

暖かい格好をして、イソジンして、ビタミン取って

早めに就寝!!

モンハン禁止!w

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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