【後編】ヒョースンGT250Rの充電不良を修理してみよう!

ども。

今日は先週の競りで購入した車両が、祝日ですが

いつになく午前中の早い時間に到着しました。

こうして毎度早い時間に到着してくれると、

段取り良く作業も進むのでいいですなぁ♪

明日は定休日なので、今日中に洗車やら点検を

仕上げてしまってから急いで写真撮影ですわ。

修理作業で手一杯ですが、なんとか合間を縫って

今日は2台仕上げることが出来ました。

でね、写真撮影を店の前でいつもやってるんですけど、

ちょうどシャッターを切った瞬間にこんな風に

走ってきた車両が映り込む事があるんですよね~。

映り込んだ

ホンダ CB400SFですな。

ミラーの角度がややウォンウォン系です。はい。

ヒジも突っ張ってて直立している感じですなぁ。

あんまりヒジを突っ張って操作してると疲れるし、

何より人馬一体?になりきれないって言うか。

ヒジは軽く曲げて車体の揺れを吸収せねばなのです。

オートバイの操縦のコツは頭を揺らさない事。

常に体全体でバランスを取りながら乗るのがよろしい♪

・・・にしても、厚底なサンダルですなぁw

まぁでもタンデムだからね・・・まぁまぁ。

転倒したら指がもげてしまいそうですが。

出来ればオートバイに乗る時は、運転手、同乗者ともに

クツを履いて欲しいですね。

最近は半クロックス(いわゆるパチもんねw)、半パン、

半袖、半キャップなんていう

半ぶーむw

到来の季節ですから。

気持ちは分かりますが出来るだけオートバイ乗車に

適した服装を心がけましょう♪

↓ この続きを読む ↓

んで、先ほどの写真に写っていた車両が

今日入荷した車両なんですけどね、

実は競りに出品されていた時から気が付いていたのですが・・・

去年当店で

 販売した車両ですやんw

お客様が手放されたと言う事ですね・・・。

こういう事って良くあるんですよ。

どっかで見たことあるなー見たことあるなーって思ってたら、

やっぱり自分のお店からお客様に販売した車両だったって事が。

ちょっと寂しい気持ちもありますけどね。。。

でもでも、競りに出品されているということはですよ、

検品表が付いているんですよ。

検品表とはつまり、出品された車両を検査員が

項目に沿って検査を実施して、各部位の評価点を

付けてあるんですよ。

そして、それには総合評価点というのが有りましてですね、

評価点をざっくり説明すると以下のような感じ。

1~2点:ボロボロで錆多数 部品取りメイン

3点:まぁまぁそれなりのコンディション。でも整備が必ず必要な状態

※この3点が最も一般流通量が多いのと、3点の上下幅が物凄く広い

 4点:そのまま店頭に並べても良いコンディション 少整備でOKレベル

5点~10点:現行新車から旧モデル新車および走行距離1万キロ未満の極乗車

これっていうと、つまり自分が整備してお客様にお渡しした車両を

検査専門の会社が検品してくれたって事ですよね。

この検査で悪い評価点が付くと言う事は、事故等を除いて

自分の整備、販売した車両が悪い物だったと言う事。

で・・・こちらの車両、プジョー スピードファイトⅡ-100の

総合評価点はというと・・・

4点!!!

いやぁ~嬉しい。

ほんと嬉しいですな。

んで気になる仕上がり具合はコチラ♪

プジョー スピードファイトⅡWRC

プジョー スピードファイトⅡWRC

タイヤ前後も交換後、数百キロの走行しかしていないので

ヒゲもまだ付いています♪

タイヤはもちろんミシュラン パワーピュアです。

エロヴィンチのチャンバーにLEDテールランプ、そして

KOSO製デジタルメーター装着です。

Gooバイクにも既に掲載済ですので

お早めにご商談をば~。

なお、ブログを見てご成約頂いた方には

なにか差し上げますw

※期待はしないでw

あともう1台はこちら。

ちょっと年式こそ古いですが、プロアーム採用でスティードと

同エンジン搭載のV型2気筒トルクフルなエンジン搭載した・・・

ホンダ ブロス400

ホンダ BROS(ブロス)400です~♪

ブルーメタリックに美しく再塗装済です。

ブルメタの外装にXAM製スプロケットのゴールドが映えます。ええ。

しかもハリケーン製のバーハンドルに換装済で

操作も格段にしやすくなっていて、街中でもすいすい楽々です♪

マフラーも社外品に換装されていて、なかなかのグッドサウンド~♪

どぉぅるぅぅ~~ん♪っとな。

こちらもお早めにご商談をば。

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

34.4℃

晴れ

晴れ!!!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:10% ~24時:10%

明日の大阪の天気は久し振りに広く高気圧に覆われて

晴れになるでしょう。

ついに近畿地方も梅雨明け宣言か!?

焦らさんと、はよ来いや夏♪

今日から夏休み本番・・・我が家は戦争です。

長い長い1ヶ月戦争の幕開けです(ToT)

朝からドタバタ・・・朝からギャーギャー・・・

朝からゲラゲラ・・・朝から兄弟喧嘩・・・

正直、

 1ヶ月は長げぇっすw

子供の頃は1ヶ月でも足りなかったのにね~

大人ってやだね~こんな事言っちゃって~ね~ね~ね~(滝汗)

ぐふw

では今日の本題です。

先日からご紹介している

ヒョースンGT250Rの充電不良を修理してみよう!

ですが、今日は後編の最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】ヒョースンGT250Rの充電不良を修理してみよう!

【中編】ヒョースンGT250Rの充電不良を修理してみよう!

さて、前回までは確か

回転数を上げて確認

ジェネレータの交流電圧をチェックして、十分な

交流電圧が発電されているのを確認し、

ジェネレータのトラブルではないという所まで

診断が終わった所まででしたね。

今日はもう1つ充電系統で重要な役割を担っている

レギュレターの点検等を含め、最後までご紹介していきたいと思います。

レギュレターはシートカウル内側に配置されていて、

表からは点検等が出来る位置にありませんので、

左側のシートカウルを分解する必要が有ります。

左側のシートカウルのみ分解して取り外すことが出来ますので、

固定ボルトを全て取り外していきましょう。

ボルトを取り外す

10本近くのボルトで固定されていたような記憶があります。

めげずに全ての固定ボルトを取り外しましょう。

ボルトを取り外すと、こんな風に外側に向かって

左側のシートカウルのみ分割させることが出来ます。

シートカウルを分割する

左側のシートカウルには、タンデムシートの取外し用の

キーシリンダーが備え付けられていて、

裏側で開閉用ワイヤーが接続されていますので

ワイヤーをキーシリンダーから取り外しておきましょう。

ワイヤーを取り外す

ワイヤーを取り外したら左側のシートカウルを完全に

車体から取り外すことが出来ます。

シートカウルを取り外した

シートカウルを取り外すと、タンデムステップの

取付部分のすぐそばにレギュレターが取り付けられています。

レギュレター

レギュレターから出力される充電圧を計測するために、

テスターをDCVレンジに切り替えてから、

レギュレターの赤に赤のリード線、黒の配線に黒のリード線を

接続してエンジンを始動させましょう。

※ジェネレータの配線は接続しておきましょう

レギュレター出力部での電圧計測

レギュレター出力部での計測でもこの電圧です。

メインハーネスを介してバッテリーへの充電経路に異常が無い事が

ハッキリと分かりましたね。

バッテリーまでの経路間での短絡等があれば、

この部分では正常な数値が計測できます。

バッテリー部と同じ数値の出力しか見られない場合は、

やはりレギュレターの故障と考えるのが妥当でしょう。

さらに確実な物とするために、ここでテスト用のレギュレターを

接続して確認を実施します。

※テスト用レギュレターは他車種の物です

テスト用レギュレターをレギュレター配線カプラに

間違えない様に注意しながら接続します。

配線端子同士を接触させない様に注意です。

テスト用レギュレターを接続する テスト用レギュレターを接続

テスト用レギュレターを接続したら、エンジンを始動して

充電電圧を確認します。

この時、レギュレター配線カプラ部は不要なショートを

引き起こさないためにも、バッテリー部で計測しましょう。

エンジンを始動させて計測したバッテリーへの

充電電圧はというと・・・

テスト用レギュレターでの数値

4500rpmで12.43Vの出力です!

元々付いていたレギュレターと比べて、大幅な

改善が見られました♪

これはつまり、レギュレターの故障で正常な出力が

されていない証拠ですね~。

これでレギュレターの故障による充電不良と言うことが

ハッキリと分かりましたね。

この時点でお客様に連絡して、レギュレターの交換が必要で

ある旨を伝えると、

『予備を持っているので持っていきます♪』

おおおぉぉっw

なんか大陸系バイクになれている感じww

んでこれが持って来て下さったレギュレターですね。

持込のレギュレター

ま・・まぁ・・見ても何ってないですけどw

純正の中古品です。はい。

横に張ってある品番のステッカーを見ると、

どうやらメーカーが異なっているようです。

レギュレターのメーカーが違う

形、品番は全く同じ物ですが、メーカー名と思しき

部分が異なります。

まぁリスクヘッジの為にメーカーを数社使っているんでしょうな。

※1社で全て作るとリコール時に大規模被害になるため

持ち込まれたレギュレターに交換して、同様にバッテリーへの

充電電圧を計測したところ、大満足の結果になりました♪

その様子を動画で撮影していますのでどうぞ~。

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ね?ね?

大満足の充電状態に戻りました♪

これでトラブル解消ですね~!

レギュレターを元通りの位置に取付けてっと。

レギュレターを取り付ける

シートカウルも元通り取り付けて行きますよ~。

キーシリンダー部のワイヤーを取り付けるのを忘れずに。

ワイヤーを取り付ける

シートカウルを取り付けてボルトを全て固定っと。

ボルトを固定する

最後にバッテリー部の取り外してあったCDIユニットを

元通りステーで固定してっと。

CDIを固定する

※順番が前後していますがスルーしてくださいw

メインシート、タンデムシートを元通り取り付けてっと。

シートを取り付けた

最後に各部手垢が付いているので、洗車したら

ヒョースン GT250Rの充電不良の修理作業は完了です~♪

作業完了

雨降る中の完成写真で申し訳ない。

これでまた充電不良を気にすること無く気持ち良く

乗って頂けます~♪

でも、1万キロ以内でこんな症状が出るなんて、

流石です大陸系バイクw

この記事が全国のGT250Rのオーナーさんの

お役に立てれば幸いです♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

31.2℃

明日は気持ち良く晴れる様ですね。

子供達が夏休みということは、

どっか連れてけこんにゃろ!

って言われそうですな。うん。

そろそろ店の表でプールの季節ですわ。

子供達も結構楽しみにしているようで。

次の更新は定休日明けの水曜日となります。

ではまた水曜日に元気でお目に掛かりましょう☆

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