エストレアの配線不良を修理してみよう!(動画有り)

ども。

ちょっと昨日の話になるんですけど、いつも

お世話になっているお客様の車両・・・車両・・・

いや、車なんですけどね、前から頼まれていた

ドライブレコーダーの取り寄せと、取付けを行いました。

ドライブレコーダー

えーっと、

バイク屋ですけどw

時には自転車もやりますし、車もやりますよ。ええ。

耕耘機だって整備しますよ。

不慣れなんで時間も掛かるのは仕方無いとして、

とにかく車の整備って言うかそういうってのは窮屈です。

特に内装に取り付ける部品なんて、配線は隠さなきゃだし

内装は殆どツメとか隠しボルトで固定されてたりするし。

配線を1本通すだけも不慣れなので大変です。

配線を通して行く

このドラレコでもそうですけど、天井の内装を少し捲ってから

両面テープ式のクランプで配線を天井に固定しながら

ピラー部まで配線を持って行かなきゃだし。

毎日これだとになりそうw

んなこたぁないw

↓ この続きを読む ↓

ステアリング周辺をうまく避けながら、

運転席下に潜り込んで配線を丁寧にタイラップで

クランプしながら、ナビ配線が格納されている

所まで配線を誘導してっと。

ナビ配線(グローブボックス)の所まで

グローブボックスの中にね、ETC車載器が入ってて

取り外すのが大変そうだったのでそのままにして、

作業してたもんだから、んまぁ~狭いし窮屈だし、

手はあちこち切れるし、もう大変。

何度も言いますが、

バイク屋ですw

不慣れなことをすると大変時間も掛かりますし

迷惑をいっぱい掛けてしまいますw

でも・・・こんな事自分で言うのはおこがましいですが、

素人工事よりはずっとずっとずーーーっと

マシだと思います。はいw

うへへへw

丁寧さはバイクも車も同じですよ、もちろん。

ドラレコ1つ取り付けるのに2時間近く

掛かってしまったのはここだけの話・・・。

お客様が喜んでくれればいいのですよ、ほんと。

でも、普段の平日なら絶対にお断りする作業ですな。

だって、そんな時間都合つきませんしw

かくいうこのドラレコの取付け依頼も、ドラレコ到着から

1ヶ月かかってやっとこさ作業の都合がついたんですから。

まぁお盆期間に入って、ちょっと日中に時間を多めに

取れる日が増えてきたんで出来た作業って訳でして。

え?車のオイル交換?

バイクと同じ、

 1リットル1,080円でいつでも~

  かもんべいべぇ~ぃ♪

その代わりオイルはバイクと同じものを使いますので、

指定オイル粘度から外れている場合はごめんなさいね♪

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

あぁぁぁ・・・また朝の分撮影するの

すっかり忘れてた(´ω`)

って事で、天気予報だけお知らせです。

曇り

曇り!!!

~06時:40% ~12時:40%

~18時:20% ~24時:40%

明日の大阪の天気は、気圧の谷や湿った空気の

影響で雲が広がり、中部や南部では午前中を中心に

雨が降る所がある見込みです。雷をともなう所もあるでしょう。

雨具は手放せない1日になりそうですね。

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

カワサキ エストレヤ

カワサキ エストレヤ(BJ250A)ですね~。

今回のご入庫はまたちょっとおかしな症状で

ご入庫です。

きっとこれはどのエストレヤでも起こりうるトラブルなので、

見て置いてそんは無いと思います。ええ。

まず症状としては、エンジン始動は容易に出来るのですが

なぜだかエンジンが急にプスンと、それもキーを回して

エンジンを停止させた如く、プツリと停止するんですよね~。

おかしいですね。

キャブレターの不調などの場合ですと、徐々に止まりそうな

雰囲気が出てくるもんなのですが、あっというまに、

ほんとにキーを回したかの如く、

パタンとエンジンストールするんですから。

カワサキ車の場合、クラッチセンサーが故障したりすると

セルが回らなくなったり、ローギヤに入れてクラッチを

繋ごうとした瞬間にエンジンが停止する、それと全く同じように

電気的にエンジンが停止する

そんな感じなのですよ。

んで、確認の意味も込めてクラッチセンサーの異常と

他の異常との問題の切り分けを行います。

クラッチセンサーのカプラ配線を

レバーホルダー部から取り外します。

クラッチセンサーのカプラ

クラッチセンサーカプラをこんな風にして

クリップで両端の端子を導通させてチェック。

クリップで接続 両端を接続する

こうして両端を繋ぐことによって、

クラッチを握っている状態を再現しています。

もし、ローギヤに入れて、クラッチレバーを離していくと

エンジンが停止するタイプのトラブルですと、

クラッチセンサーに異常であれば

これで症状は改善するはずです。

※そもそもセルスタートやニュートラル状態の今回の症状には

当てはまらない確認ですが一応

ま当然、症状は

  改善しませんでしたが。

だろうね。

でも、とても大切なヒントを得ることが出来ましたよ。

ええ。

それも含めて動画に収めてありますので

どうぞご覧下さい。

[tubepress video=”Ft_KA6At6G0″ mode=”user” userValue=”centrumMC” description=”false” title=”false” views=”false” length=”false”]

ね??

おっかしいでしょ。

でも、ステアリング操作に関係していると言う事は

よく分かりましたね。

ステアリング周辺を確認していると

怪しげな所を発見しました。

いや、てかカワサキ車にかかわらずこういうトラブルって

多いんですよね。

ここ。

メインハーネス

多いんですよね、このハーネスの保護チューブが

経年劣化によって割れてしまっていることって。

保護チューブの割れ

ここがすこぶる怪しい。

割れている保護チューブが邪魔なので

少し広めに切開しましょう。

保護チューブを切開した

さて、この配線の中から1本ずつテスターを

当ててテストしていくなんて現実問題として

配線図を見ながらでも大変なので、

ちょっと原始的な方法で調べて見ます。

その様子を動画に収めましたのでこちらもどうぞ。

[tubepress video=”IPNWGqw5aeg” mode=”user” userValue=”centrumMC” description=”false” title=”false” views=”false” length=”false”]

かなりアナログだし力技なトラブルシューティングですが、

1本の配線に絞り込むにはこの方法が

かなり有効です。はい。

この茶色の配線は、恐らくメインキーに繋がる配線で

イグニッションONで供給される常時電源の配線と思われます。

そりゃこの電源がここで途絶えればエンジンも停止しますわ。

断線といっても、動画を見ての通り被覆は繋がったままの

一番厄介なパターンなので、こういう方法で調べるのが良いのです。

で、茶/白色の配線が断線疑いって事なので、

軽く配線を引っ張ってみると・・・・

ぷちw

断線部位を発見

音を立てて断線部位が露出しましたね。

※色々な色が重なってて見にくいですけど

完全に断線していて、恐らくハンドル操作によって

断面部分が接触することによって、かろうじでエンジンが

掛かったりしていたんでしょうな。

って事で早速断線部位を修理していきます。

予め断線部位の被覆を接続する分だけ内部の

銅線を露出させておいてから、接続部位の長さに合わせて

収縮チューブを入れておきます。

断線部位を発見

収縮チューブを入れたら、銅線同士を端子を使用して

圧着して接続固定します。

端子で接続する

絶対に銅線だけをクルクル丸めて

ビニールテープでなんてのはやめましょう。

続いて接続固定した部分にハンダを流し込んで

溶着します。

ハンダで固定する

ハンダでの溶着が終わったら、予め通しておいた

収縮チューブを接合部に持って来て絶縁します。

収縮チューブで絶縁

これで配線の修理は完了ですよ~。

でも、まだ他の配線にも同様の断線などがあっても

困りますので、先ほど同様の手法で、次はやや荒っぽく

配線を適度に引っ張ったりして確認しましょう。

※全ての電装頻を確認すること

問題ない事が確認出来れば、切開して一部無くなった

保護チューブ部分を配線テープで巻いたら作業完了です♪

修理完了

最後に、完全に症状が改善したことを

動画に収めておりますのでこちらも最後にどうぞ~♪

[tubepress video=”7_KD9hCPpL4″ mode=”user” userValue=”centrumMC” description=”false” title=”false” views=”false” length=”false”]

ハンドルの操作でも、もう同様の症状は出なくなりましたね♪

激しく操作しても症状はでませんが、

このステアリング周辺の保護チューブの劣化によって割れた、

その保護チューブの断面で配線が断線してしまうなんて、

本末転倒も甚だしい。

出来ればこういう鋭い断面にならない様な

保護チューブ、または配線テープ等々にして貰えると

ユーザーにとってはいいのかもですね。

ま、しばらくはこれで気持ち良くまた走り続けることが

出来るでしょう。

作業はこれにて完了です!

今日も最後まで読んで頂き有難う御座いました。

では最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

30.0℃

夜になって雨が降り始めました。

明日も・・・ってか、今週一杯やはりグズグズの

天候が続く様で厄介ですね。

折角の行楽シーズンだってのにね~。

ま、私は遅盆ですけどw

ツーリング中にどしゃ降りにならない事をお祈りします♪

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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コメント

  1. taka より:

    ネット検索にて辿り着きました
    初めまして エストレヤ BJ250A B4のオーナーです
    力をお借りしたく拝借いたしました

    KAWASAKI ESTRELLA 250 BJ250A Type : B4
    車名 : カワサキ (052)
    型式 : BJ250A
    原動機型式 : BJ250AE
    車体番号 : BJ250A-015024
    軽自動車 型式認定番号 : H-190
    初年度登録 : 1995/03

    USB電源取り付け時に 突如発症しました
    どうか お力添え お願いいたします

    1. キー・オン状態で電気系統が全て使用不可となりました
    2. 各ヒューズ切れはありませんが ヒューズボックス内 テスター反応なし
    3. エンジンは始動できます
    4. エンジンがかかった状態での電気系統は全て使用可能です
    5. エンジンがかかった状態でのヒューズBOX内のヒューズはテスター反応なし

    考えられる原因をわかる範囲で お教え下さい
    お忙しい中 大変失礼かと思いますが
    なにとぞ よろしくお願い致します