【第4回】Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

今朝出社すると店の前にこんな物が

落ちていました。

栄養ドリンクの空箱

栄養ドリンクの空箱か・・・しかも、わりとお高めの

栄養ドリンクの様です。

箱も角張ってて新しいので、今朝飲んだんでしょうね。

日曜日なのに・・・まだ9時前なのに・・・

労様ですっ!

(色々な意味でw)

でも、ゴミはゴミ箱にどうぞお願いします。

それから開店準備をしていると、聞き慣れない

バタバタとお腹に響くローター音が。

よく聞く小型ヘリコプターの音とは随分と違います。

空を見上げると・・・・

CH-47チヌーク

おおおおおおおおっ!!!

タンデムローターのCH-47(チヌーク)じゃないっすかw

普段空を飛んでるのはあまり見掛けないので

朝からテンション上がりました♪

ローター音も大きさも形も萌えますw

自衛隊の駐屯地が近くにあると言う事は

こういう事がわりと多くあるので航空機フェチ・・・もとい、

メカ好きにはタマリマセンです。はい。

UH-60が2~3機が連なって飛行している

ヘリコプターなども見掛けることがあるのですが、

さすがにその時の音量に比べれば今日のチヌークの

ブレード音はまだカワイイもんですな。

いつもよく行く陸運局では、離着陸時のUH-60 や

低空での旋回訓練をしているのを

見ることが出来ることがあります。

バゴバゴバゴバゴバゴバゴッ!!!

低空であんな大きいヘリコプターが

旋回してお腹部分が丸見えになってるのには

圧巻の一言。

また写真撮れるタイミングがあれば

撮っておきますね♪

↓ この続きを読む ↓

で、今日は重大なお知らせがあるのです。

いや、私的なのでこれをご覧になっている方に

とってはさほど重要では無いかも。

ここセントラムモーターサイクルは、

堺市南区美木多上1-2で営業を始めて

約7年半ほどになります。

ご来店下さった事があるお客様は

もしかしたら気が付いているかも知れませんが、

店内(事務所兼作業スペース)の

天井にはこうした換気扇を設置してあるのです。

店内の換気扇

煙草の煙や排気ガスを排出せねばなりませんので

非常に重要な役割を担っています。ええ。

それがですよ・・・

動かなくなった?

いいえ・・・違うのです。

それなら交換すれば良いだけの話。

いやまぁ交換するのも面倒ですけど。

まぁこの動画を見て下さいよ。

私もほんと今日の今日まで知らなかった

驚愕の真実ですから。

[tubepress video=”XXkhYqmWRnE” mode=”user” userValue=”centrumMC” description=”false” title=”false” views=”false” length=”false”]

 ※HD画質でご覧になることをオススメします

ちょっと分かりにくかったかな?

一応補足で説明しておきましょうか。

先ほどの写真に写っていた2つの換気扇。

両方から店内の空気を吸い込んで

外部へと排出していたと思っていたのですがね。

向かって右側の換気扇はタバコの煙を吐くと

正常に吸い上げて排出しているようなのですが、

私がいつもデスクワークをしているテーブルの

真上の換気扇。

これがクセモノでしてね・・・。

実はね、

逆排気しとるがなw

※つまり排出

えーっと、つまり右側で吸い込んだ煙を、

左側の換気扇が私の頭上めがけて

排出してくれているのですよwwww

店内がタバコの煙でもわもわしたあの日も、

排気ガスでガスガスになったあの日も、

右側の換気扇で集約してから

私の頭上へと降り注いでいたのですw

無限ループ換気扇

いやもうこれは換気とは言えないw

これはモーターが逆回転しているのでは?

と思いつき、早速換気扇を分解してみました。

換気扇

換気扇に張られた配線図をみて、接続された配線を

見てみましたが・・・・特に異常も無く配線図通りに

配線されていました。

なのになぜ・・・なぜ逆回転するのだw

ブツブツと言いながら配線図を見ていると、

コンデンサが接続されているんですね。

こういう家電というか100V仕様の電化製品には

まったく疎いので良く分かりませんが、

コンデンサがいかれるとモーター内部の磁極が

おかしくなってしまい、結果的に逆方向へと回転

してしまうのでは無いかと考えました。

※モーターはS極とN極が相互に入れ替わるので

一度逆に引っ張られると、そのまま逆回転を

続けてしまう物なのです

じゃこのコンデンサ交換?

いや、面倒くさいので換気扇の電源を

ニッパーで切断。

モーター自体を動かなくしてしまえば、

私の頭上にもう二度とニコチンや排気ガスが

降り注ぐことはないでしょう・・・。

ほんっと、人騒がせな換気扇ですわ。ええ。

では今日もいつもの開店時のTODAYの

グリップ表面温度と明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

18.2℃

曇りのち雨

曇りのち雨!

~06時:20% ~12時:20%

~18時:60% ~24時:60%

明日の大阪の天気は、湿った空気の影響で雲が広がり

雨が降る見込みです。

午後からは特に降水確率が高くなっていますので、

雨具のご準備はお忘れ無くお出掛け下さいね。

では本日の本題です。

先日からご紹介している

Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第4回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

フロート側へと抜ける

キャブレターのインナーパーツを

全て取り外し終えた所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

インナーパーツを取り外し終えたら、キャブレター

クリーナーの原液に浸け込む前に予め

経路の疎通確認を実施しておきましょう。

特に閉塞していたチョーク用経路や、

元々経路の細く狭いスロージェットや

エアージェット部等入念に実施しておきましょう。

まずは閉塞していたチョーク用経路を

極細のリーマーを使用して通しておいてから、

スプレータイプのキャブレタークリーナーを

使って経路内をある程度洗浄しておきます。

チョーク経路の疎通確認

しっかりとチョーク用経路の下方より

泡が噴出されて疎通確認が出来ました。

次に吸入口にあるエアージェット部からの

疎通確認です。

エアージェット部の疎通確認

これもメインジェットホルダー側へと

しっかりと抜けているのが確認出来ましたね。

左側はフロートチャンバー側へと抜けますので

一緒に確認しておきましょうね。

左側のエアージェット

スロージェットも同じようにして疎通確認です。

スロージェットの疎通確認

詰まっていたスロージェットもちゃんとこの通り、

全ての穴が通っているのが確認出来ました。

フロートバルブ、バキュームピストン、パイロット

スクリューのOリング、フロートチャンバーガスケットなどの

ゴム類はひとまとまりにして冷蔵庫に入れて

保管しておくと、伸びてブヨブヨになりに

くいのでGOODです。

ラバー類を冷蔵庫に

数日ぐらい大丈夫だろうとそのまま保管して、

いざ取付の段階になってバキュームピストンが

うまく収まらない・・・・なんて経験ありますよね。

それを冷蔵庫に入れて保管することによって、

ブヨブヨになるのを防止する効果があるのです。

ではキャブレタークリーナーの原液に

浸け込んでいきましょうか。

キャブレター本体にはスロットルポジションセンサーが

付いたままになっていますので、

センサー部分をキャブレタークリーナーの原液に

浸け込まない様に上方へ向けて浸け込みます。

キャブレタークリーナーの原液に浸け込む

ジェット類に関しては別容器で

浸け込んでおきましょう。

別容器で浸け込む

この汚れ具合ならば半日位浸け込めば十分でしょう。

(そして半日後)

浸け込んであるキャブレターを引き揚げます。

キャブレターを引き揚げる

引き揚げたキャブレターに付着している

キャブレタークリーナーの原液は

何度でも繰り返し使用することが出来ますので、

出来る限り振るい落として戻しておきましょう。

・・・勿体ない勿体ない。

キャブレタークリーナーの原液から取り出したら、

次は洗浄油にて洗浄を実施していきましょう。

スロットルポジションセンサーがありますので、

手短にささささささっと洗い上げましょう。

洗浄油で洗浄する

洗浄中は毎度のことですが、デジカメに触れる

事が出来ませんのであっという間に

洗浄完了です。

洗浄完了

洗浄完了後は、各経路をすべてパーツクリーナーと

エアーブローを併用して脱脂洗浄します。

脱脂洗浄する

脱脂洗浄後はまず、フロートとフロートバルブを

取り付けて油面を調整(確認)していきます。

フロートを取り付ける

フロートを取り付けたら、フロートバルブ先端の

凸部(スプリングが効いている部分)に

触れているぐらいにフロートを合せた状態で、

フロートチャンバー合わせ部分から、

フロートの最も高い位置までの距離を計測します。

※これがH寸法ですね

油面計測

Dトラッカーのフロートレベルは以下の通りです。

規定油面:17.0mm±2mm

距離を重ねている車両の場合は、

燃料がリッチになる傾向がありますので

油面を下限側に1mmほどずらした状態で

セットしておくと良いでしょう。

それ以外の車両については、17.0mmに

セットしておきましょうね♪

油面の調整が終わったらジェット類を

元通り組み戻していきましょう。

ニードルホルダーを入れてから、メインジェット

ホルダーを入れて押し込んでいきましょう。

メインジェットホルダーを取り付ける

ニードルホルダーの出面は

かならず吸入口からベンチュリーを見て

元通りの出面になっているかどうか

確認しておく事。

メインジェットの取付も行ったら、スロージェットも

取り付けて行きましょう。

スロージェットを取り付ける

フロートチャンバー内部のジェット類の

取付け作業が終わったら、フロートチャンバー

ガスケットを取り付けて閉じてしまいましょう。

あ、そうだ。

写真は撮っていませんがパイロットスクリューの

標準戻し回転数は以下の通りです。

パイロットスクリュー戻し回転数:1-5/8

パイロットスクリューも調整が終わったら、

最後にバキュームピストンにジェットニードルと

スプリングをセットしてっと。

ジェットニードルをセットする

ラバーを噛み込ませない様に注意しながら

キャブレターに取り付けて、トップキャップを

閉じましょう。

オーバーホール完了

これでキャブレターのオーバーホール

作業は完了ですね~♪

組付け前にバキュームピストンの

動作チェックをしますが、その様子とそれ以降の

作業についてはまた明日更新の記事で

ご紹介しますのでお楽しみに!

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

16.4℃

寒い・・・毎晩この言葉から始まりますけどね、

おかしいんですよ、

足が蚊に刺されすぎて痒い

美木多上1-2の蚊は季節感なさ過ぎ。

もう仕事の時期は終わったつーのw

もういい加減引っ込んでくれ。

今猛烈に足首周辺が痒いですwww

あーもうイライラするw

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

あ、換気扇は空気が漏れない様にフタしてありますw

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク