【第1回】フォルツァXのエンジン始動不良を修理してみよう!

ども。

今日は午後から3台の車検予定でしたが、

あいにくお客様の都合で1台は車検に行く事が

出来ませんでした。

和泉検査場

でも1台減ったとはいえ、色々とトラブルが

あってんまぁ~大変な1日でした。

ヘッドライトの光量不足とか・・・・

『6000cdです~。』

ええええええええええええええええええええw

9000cdも足らないって駄目すぎる。

二輪車の規準値は15000cd以上なので

半分以上足りていません。

おかしい・・・目視での確認では十分な

光量があったはずなのに。

配線を加工してなんとか車検は無事に通過して

帰社後に自前のヘッドライトテスターで

計測し直すと15000cdは超えてる・・・・。

ヘッドライトテスター

でもね、瞬間的には20000cdぐらいまでは

上がりますが、微妙なアクセルワークで

一気に不合格ラインまで落ち込む事が発覚。

発電・充電系統に要整備箇所がありそうです。

うんうん。

それにしても、光って色々な単位がありますが

いまいちよく分かりません。

さっき出てきたカンデラもそうですが、

それ以外にもルーメンとかもありますよね。

同じ分類でいいのか分かりませんが、

ルクスとかケルビンとか・・・・。

私のように専門外の人間にとっては

数値部分だけしか判断する事が出来ないのが

普通なんでしょうな。

って事で、続きを読むからは

少しカンデラについて私的な解釈で

書いてみたいと思います。

※Wikipediaなどでお勉強しました

↓ この続きを読む ↓

なんだかね、色々とこの照明器具の単位系について

調べていると頭が痛くなってきますw

それぐらい訳が分かりません。ええ。

まず、カンデラという単位から。

カンデラ(光度:cd)というのは、ある方向に向かう

光の強さであり、蝋燭1本の灯りが1カンデラだと

言われています。

1燭=1.0067カンデラ

私的なイメージで言うと、蝋燭から出てる

光の線1本が持っている強さ(エネルギー量)って感じでしょうかね。

1cd=蝋燭1本

つまり、ヘッドライトの規準値である15000カンデラは

蝋燭15000本分以上の明かりが必要という事です。

まったく想像が付かないw

高野山真言宗総本山 金剛峯寺 奥之院でも

そんな多くの蝋燭は無いでしょw

ちなみに、太陽光をこのカンデラで表すと

2.8× 1027 なので・・・・

2800000000000000000000000000カンデラ

天文学的すぎて分からんw

それに0多すぎ。

うーんと・・・28秭(じょ又はし)ぐらい。

単位で言う兆の3つ上ぐらいですw

さっぱりわからん

まぁいいやw

もっと分かりやすい日常的なのでいこう。

白熱電球(いわゆる裸電球ね)の40wで

40カンデラだそうで、白色蛍光灯の同じ40wの場合だと

330カンデラになるようです。

『40本の蝋燭を灯したトイレ・・・・』

あぁ。なんとなく想像が出来る明るさですね。うん。

蛍光灯の330カンデラは既に分からない領域。

トイレで40本の蝋燭って言われたら、確かに

トイレの白熱電球はそれぐらいのボンヤリとした

明るさが一般的ですね。

うんうん。

公園や工場などにある水銀灯の400wで

1,800カンデラだそうです。

水銀灯って一度消えるとなかなか最点灯しないんですよね。

小学生の頃公園の水銀灯の柱をみんなで

キックして振動させて、良く消して回ったもんですw

クソ悪がキめwww

ま、そういう事でカンデラについては放射される

光の線がもつエネルギー量って感じで

何となくなぁ~んとなく、理解出来ました。

ちなみに、光の線量についてはいわゆる

光束(lm:ルーメン)と言われております。

放出される可視光線の総量がルーメンで、

その可視光線1本の強さがカンデラ。

そんな感じで合ってる?w

ちなみに、先ほど出てきた

白熱球などのルーメンは以下の通り。

白熱球40w:485ルーメン

白色蛍光灯40w:3,000ルーメン

水銀灯400w:22,000ルーメン

太陽光:3.6× 1028

また太陽かw

36000000000000000000000000000ルーメン

ぐはぁw

36秭だそうですw

太陽様々ですな。うん。

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と明日の大阪の

天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

13.4℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:10% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて概ね

晴れますが、北部では寒気の影響で明け方まで

雨が降るところがあるでしょう。

日中は雨の心配も無さそうで何よりです♪

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

ホンダ フォルツァX

ホンダ フォルツァX(MF08)ですね。

今回のご入庫は長期保管によるエンジン始動不良です。

イグニッションをONにするとイニシャルチェックの為に

メーターの針が動作しますが、

イニシャルチェック中

セルを回しても全く反応がありません。

掛かる気配もありません・・・。

まずは基本的な部分からチェックしていきましょう。

左側フロアボード部にあるサービスカバーを

取り外してっと。

サービスカバーを取り外す

カバーの奥にプラグコードが見えますので、

エンジンからプラグコードを抜き取って

スパークテスターを差し込んでスパークテストです。

スパークテスターでチェック

火花の飛びは良好です。

スパークには全く問題なしっと・・・。

念のためスパークプラグも取り外して

チェックしておきます。

※お客様がご自身で交換したそうですが

スパークプラグの点検

イリジウムプラグが装着されていました。

カーボンが多少付着していますが摩耗も無く

まだまだ掃除すれば使用可能ですな。

でも、この程度のカブリでエンジンが始動しない、

またはぽぽぽぽぽぽぽぽぽっとも言わないなんて事は

あり得ないですなぁ・・・。

と言う事は他ですね。

お客様への問診では、以前はなんら不具合なく

乗られていて、しばらく・・・1年ほど乗らなかったらしく

なぜだかエンジンが掛からないと。

つまり、エンジントラブルなどは無く以前は

快調そのものだったと。

バイクに必要な3大要素のおさらいです。

良い点火:OK

良い圧縮:概ねOKと判断するに足る

良い混合気:←ここが怪しい

ふむ。

混合気といえばこのフォルツァはインジェクション車なので

キャブ車のような長期保管によるジェットの閉塞などは

考えられません。

だからといってインジェクターや燃料供給ラインの

詰まりも発生しないわけでもありません。

ただし、1年やそこらでトラブルが起きるほどの

次元の話じゃ無いので、今回の様な1年程度の

放置車の場合はまず真っ先に考えるような

事象ではありませんので可能性低いって事で後回し。

と言う事は、燃料供給が正常になされて

いるかどうかの確認が必要です。

燃料が正常に供給されているのに、エンジンが始動

出来ないとなると、インジェクターなどの故障を

疑っていくことにしましょう。

インジェクション車の場合、必ず燃料ポンプが

装備されていますので燃料ポンプの動作を

確認しましょう。

燃料ポンプの動作音はガソリンタンクキャップを

開けてイグニッションをONにすれば確認する事が出来ます。

燃料ポンプが正常動作している動画を

撮影してありますのでご覧下さい。

※この車両ではありません

[tubepress video=”L8sDHvVVwPU” mode=”user” userValue=”centrumMC” description=”false” title=”false” views=”false” length=”false”]

イグニッションONで燃料ポンプが

ガソリンを吸引する独特の動作音が聞こえますね。

これが聞こえていれば動作OKの判断で良いでしょう。

ちなみに、今回記事になっているフォルツァXは

動作音が聞こえません。

何度イグニッションを操作しても燃料ポンプが動作する

音が聞こえてきません。

はっはぁ~ん・・・・。

こりゃ燃料ポンプが固着しとる。

燃料ポンプが固着して動かなければ、

当然ガソリンは供給されないのでエンジンは始動出来ない。

それどころかぽぽぽぽぽぽんっなんていう、

掛かりそうな雰囲気も有り得ません。

※これもインジェクション車特有

さすがに、音が聞こえないから・・・という診断

だけですとあまりにもお粗末ですし、

配線カプラが抜けてた!!

なんて事が起きたら信用問題にもなりかねません。ええ。

と言う事で燃料ポンプの配線等に

問題が無いかどうか確認して行きましょう。

左サイドアンダーカウルを取り外しましょう。

サイドアンダーカウルを取り外す

左サイドアンダーカウルを取り外して、

フレームの隙間から奥を覗くと燃料ポンプが

取り付けられた燃料タンクが見えます。

燃料タンクの位置

燃料タンク

残念。

左側には燃料ポンプの配線カプラが

見えてはいますが確認出来る位置に有りません。

右側ですな。これ。

で、右側のサイドアンダーカウルも取り外しました。

おぉ、右側からは配線カプラなどがよく見えます。

ただし、依然として手を入れて作業はしにくいですが。

右側から見た燃料タンク

赤丸印の部分が燃料ポンプの配線です。

さすがにこのままですと配線カプラの

抜き差しやカプラ内部の洗浄等も出来ないので、

ステーに配線をまとめて固定しているピンを

取り外して確認します。

ピンはラジオペン字などで凸部を握って

ステー穴から押し出すようにしましょう。

ステーから抜き取る

この固定部を取り外すと、ある程度配線に

余裕が出来るのでカプラのチェックが行えます。

・・・ま、結果として配線には異常が無く

燃料ポンプの完全な動作不良と判断するに至りました。

次は燃料ポンプを実際に取り外して確認する事が

必要となるので、ほぼ全ての外装を取り外します。

カウル類を取り外して行く

まだまだ。

メットインボックスまで完全に

取り外さないと燃料タンクまでアクセス

する事が出来ませんので。

で、リヤ回りのカウル類をほぼ取り外して

燃料ポンプまでがやっと見えるようになりました。

リヤ廻りのカウルを全て取り外した状態

ビッグスクーター系は燃料系を整備する際、

こうしてメットインボックスまで取り外さなきゃ

何も出来ないのが不便ですな。

お客様にとっては費用が嵩んでしまう事で辛い。

けど仕方無い・・・。

で、燃料ポンプまでこれで自由にアクセス

出来るようにあったので、明日の記事は実際の

燃料ポンプの動作状況の動画や、

燃料ポンプの取り外し手順を紹介していきたいと思います。

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

11.6℃

明日は晴れそうなので車検も安心です♪

雨が降っている時は少し寒さも和らぎますが

翌日寒くなるのが嫌ですわ。

でもでも、今日からアレデビューしたんですw

今年の冬はこれで寒さ対策バッチリ♪

紳士用肌着だろ?

いやいや、そんなのもうとっくに履いてます。ええ。

ユニクロのヒートテックなんですがね、

さらに分厚いヒートテックが出たんですよ!

分厚さで言うと約2倍ぐらい。

紳士用肌着2枚着ているのとほぼ同等。

これがまぁ~暖かい事w

バイクに乗ってても太ももが冷えるのが

随分とマシです。これほんと。

是非この冬の為に2~3枚買っておいても

損は無いでしょう。

寒がりの私が言うんですから間違い無い♪

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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