【第1回】フォルツァXのリヤタイヤとブレーキパッドを交換してみよう

ども。

つい先日プラモデルの話をする機会がありましてね、

ロッカーの中から久し振りにコイツを引っ張り

出してきました。

グンゼ ハイテックモデル W1S

グンゼ産業(現クレオス) ハイテックモデルですね。

カワサキ W1Sですよ。

いわゆるプラモデルなんですが、プラスティック製ではないので

厳密に言うとメタルモデルって言うんですかね。

しかも、かなり上級者向けのモデルなので

小学生レベルではなかなか作り上げるのは

困難かと思います。

我々大人が造るのも手先が相当器用じゃ無いと

完成レベルが低くなってしまう、そんなハイレベルな

メタルモデルとなっています。

※ホワイトメタル

金属モデルなので、基本的にプラスティック接着用の

ボンドなどは全く使用出来ません。

基本的には物理的な接着というか接合方法になります。

それでは続きを読むから、このハイテックモデルの

内容物について詳細をご紹介していきましょうか。

↓ この続きを読む ↓

早速箱を開けて中を確認してみます。

よく見るようなプラモデルなどと違いまず

箱の重みが違います。

メタルモデルなのでズッシリとしています。

まずはメインフレームから見てみましょうか。

W1を見た事がある人ならば、このフレームを見れば

おおおっ!

となってくれるかと思います。

フレーム部分

どうでしょうか?

かなりこのフレーム部分だけでも再現性が高いですよね。

でもね、このままじゃさすがに使えないんですよね。

金属モデルなので大雑把な形状は出来上がっていますが、

あちこちグニャグニャと曲がっているので

修整しながら組み上げなきゃ行けないんですよ。

金属なので接着剤も使用出来ませんので

違う方法で固定していく事になります。

どうやって固定するんだ?

それはですね、接合部分に細い穴を開けまして

真鍮製の棒などをねじ込んで固定する方法です。

どうしても真鍮線を入れる事が出来ない

部位の場合は、瞬間接着剤を使用して固定します。

接合したフレームはこんな感じですね。

※ブログ用に一時的に接合しただけです

接合したフレーム

おおおおおおおおおおおおおお。

いい感じのフレームに見えますが、実際はぐにゃぐにゃと

曲がっていてこのまま接着するとダメなのです。

実際は接合する前にエンジンブロックなどを

挟み込み、フレームをしっかりと修正してから

接合、そして塗装を実施します。

じゃ今話に出てきたエンジンブロックも

見てみましょうか。

シリンダー等 カバー類

シリンダーヘッド、ミッションケース、エンジンのカバー類ですね。

全て金属製なので組み上げる前に研磨したり、

フィンの間をカッターナイフで削り込んで、よりリアルな

造形へと仕上げたりしていきます。

それに、ちゃんとエンジンカバーにはKAWASAKIの文字が

刻まれているんですよ。

細かいディテールにも拘っています。ええ。

そしてこれがマフラーとホイールのハブですね。

マフラーとハブ

マフラーは少々安っぽい造りをしている感じが

否めませんので、組み上げる際に本物らしく

仕上げてから組み上げる必要が有ります。

ハブまで金属でバラになっていると言う事は・・・

なっていると言う事は・・・

スポークの組み立て図

いかにもっ!!!

そうです。

スポークも全て付属の金属棒から切り出して

所定の長さでカットして、曲げて、治具に沿って

手組みする必要が有ります。

説明書を見たら分かって頂けるかと思いますが。

んでこれがそのスポークとなる

金属棒の束とワイヤー類に使用するゴムチューブですね。

金属棒等

気の遠くなるような作業を経て、スポークホイールが

完成するのですよ・・・。

こだわる人なんてのはね、このスポークに使用する

金属棒の太さが実寸からの正確な縮尺になっていない

ってことで、もう少し太めのピアノ線を用意して

組み立てるって言うんですから凄いですよね。

私も組み立てる時はそうしようと思っていますが。ええ。

んで、各種エンブレムや金属ステーなどは

こうしたエッチング部品を使用するという拘りです。

エッチング

エンブレム、メーター基板、フェンダー等のステーですね。

他にもチェーンなどもすべてこういったエッチングされた

部材を使用しています。

ここで説明書ももう少し見てみましょうか。

タミヤのプラモデルと違って説明書の説明方法も

かなり上級者向けの説明方法です。

説明書

細かくあちらこちらの部材にカットする寸法が

記載されていますが、基本的にどのように接着するかとか

そういう方法は一切書かれていません。

始めて造ろうと思っている方にとっては

かなり不親切な説明書に見えるかも知れませんね。

箱の裏側には完成図の写真が付いています。

これを元に作り上げてくれ的な、そんな感じです。

完成図

この完成写真を見てるだけでもこのハイテックモデルの

完成度が高いということが分かって頂けると思います。

いつになったらこのハイテックモデルを

造る事が出来るのでしょうね・・・。

年取って本物のバイクを触る事が出来なくなったら、

このハイテックモデルでもイジリながら

若かりし頃を思い出して・・・って、無理かwww

爺ちゃんになったら手も震えるし、目も見えなくなるし

ましてやこんな上級者モデルなんて

組み立てれる自信ないわw

少しずつでも暇を見つけて組み上げていきます~♪

※いつになるか分かりませんがw

それでは今日もいつもの開店時のTODAYの

グリップ表面温度と明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

7.2℃

雨のち曇り

雨のち曇り!

~06時:80% ~12時:80%

~18時:70% ~24時:20%

明日の大阪の天気予報は気圧の谷や寒気の

影響で雨が降り、山沿いでは雨や雪が降る見込みです。

夕方まではほぼ雨が降っていそうなそんな雰囲気ですので

雨具はお忘れ無くご準備下さいね。

では本日の本題です。

先日から燃料ポンプの交換や、

フロントタイヤ交換などの作業を紹介していた

ホンダ フォルツァXの作業の続きです。

以前の記事は以下のリンクよりご覧下さい。

【第1回】フォルツァXのエンジン始動不良を修理してみよう!

【第2回】フォルツァXのエンジン始動不良を修理してみよう!

【最終回】フォルツァXのエンジン始動不良を修理してみよう!

【前編】フォルツァ(MF08)のフロントタイヤとブレーキパッドを交換してみよう!

【中編】フォルツァ(MF08)のフロントタイヤとブレーキパッドを交換してみよう!

【後編】フォルツァ(MF08)のフロントタイヤとブレーキパッドを交換してみよう!

今回はリヤタイヤの交換とブレーキパッドの交換作業を

ご紹介していきます。

最後までお付き合いの程宜しくお願いしますね。

リヤタイヤの交換作業から初めて行きます。

まずは現在のタイヤの状況から見ていきましょう。

リヤタイヤの状況

見事なまでにツルッツルですね。

摩耗限界どころかタイヤとしてギリギリの状態です。ええ。

今回はエンジンも無事に復活して走れるようになりましたので

前後輪共に新しいタイヤとブレーキパッドに交換して

心機一転です♪

ブレーキディスクについては、写真でも分かるように

ブレーキディスクの腐食

腐食の進行が激しいですが、ブレーキパッド交換後に

ざっくりと表面の錆を落としておけば

ブレーキを掛けている内に少しずつキレイに

なってきますのでご安心を。

では早速作業開始です。

まずはサイレンサーから取り外して行きましょう。

サイレンサーの固定ボルトを緩めます。

固定ボルトを緩める

エキパイとサイレンサーは2分割になっていて

途中にバンドがありますが、熱が入って腐食している

事が多いので、無理に緩める必要は有りません。

そのまま緩めない状態でもサイレンサーを抜き取る事が

出来る場合が殆どですので。

バンドが新しくてボルトも腐食していないようでしたら

予め緩めておいて良いでしょう。

今回は腐食の進行が激しいので緩めずに進めます。

ボルトを取り外したらサイレンサーを適度に回転させながら

後方へと抜き取ります。

サイレンサーを取り外した

サイレンサーを取り外すとブレーキキャリパーなどが

よく見えるようになります。

リヤブレーキキャリパー

リヤホイールの取り外しには、ブレーキキャリパーの

取り外しも必要になるので取り外して行きます。

固定ボルトを緩めてっと。

ボルトを緩める

ブレーキキャリパーの固定ボルトを緩め終えたら

次はブレーキホースをクランプしている

ステーのボルトを緩めてホースが自由に動くようにしましょう。

ホースクランプを取り外す

続いてパーキングブレーキ用のドラムブレーキの

調整アームのナットを緩めておきましょう。

ナットを緩める

ナットを緩めたら、スイングアーム裏側に繋がっている

ワイヤーを抜き取ってしまいましょう。

取り外したナット類はワイヤーに入れておくと

無くさないので良いでしょう。

パーキングブレーキワイヤー

パーキングブレーキワイヤーを取り外し終えたら

続いてブレーキキャリパーもスイングアームから

取り外してしまいましょう。

ブレーキキャリパーを取り外した

取り外したブレーキキャリパーの

ブレーキパッド残量を確認してみましょうか。

ブレーキパッド残量

ぬぉぉぅ。。

残量云々ってか、バックプレートまで激しく

摩耗しています。はい。

ディスク表面の摩耗が最小限に抑えられていたのが

不幸中の幸いです。

今回の交換は先送りに出来そうですが、次回ブレーキパッド

交換時にはブレーキディスクも交換が必要である旨、

お客様にはお伝えしてありますので。

※予算の都合もあり交換出来ませんでした

続いてリヤサスペンションの底部取付けボルトを

取り外して行きます。

底部取り付けボルト

このボルトを取り外さないとスイングアームを

取り外す事が出来ないのでね。

続いてスイングアームの固定部のボルト上下

2本を取り外します。

スイングアームの固定ボルト

さぁあともう少しですよ~。

続いてホイールのセンターナットをインパクトレンチで

緩めましょう。

センターナットを取り外す

センターナットを取り外したら、スイングアームを

エンジンから取り外す事が出来ます。

サスペンションをうまくかわしながら取り外しましょう。

スイングアームを取り外す

さぁ今日はスイングアームの取り外し作業まで

終わりましたので、この続きはまた明日の記事で

紹介しますね♪

今日も最後まで読んでいただき有り難う御座いました。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

6.2℃

うぉぉぉお寒っ!!

明日も今日よりさらに冷え込むそうなので

気が重いですなぁ・・・。

今日も寒くて寒くて扉を開けて作業なんて

とても出来るような温度じゃ無かったのに。

そろそろ事務所も暖房を付けなきゃいけないかな。

あぁ寒っ・・・・。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょうね☆

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