【中編】スカイウェイブ250のスイッチボックスを修理してみよう!|スイッチボックスの接点不良はこれを見れば解決

ども。

今日はね、

祝日だって事忘れてて大変w

もうねいつも通りの平日だと思い込んでて

やけに今日はいつもと違って

車の通りが少ないと思っていたんですわ。

今日は建国記念日だったんですね。

まぁちょっと段取りが狂ったってだけで

大きな混乱にはならなかったのですが。

んで、朝から先日ご成約となった

新車の納車準備作業です。

ホンダ PCX125

ホンダ PCX125ですね。

しかしまぁこのPCXってば随分と初期モデルから

比べて豪勢な仕様に進化したんですね。

外観もエンジンも足廻りもかなり進化してます。

特に外観に関しては目を見張る物があります。

↓ この続きを読む ↓

まずはコレ。

現行モデルでも標準装備されているのは

わりと大排気量車に多いこの仕様。

LEDナンバー灯

LEDナンバー灯標準装備。

白くて明るいナンバー灯はイイですね。

LED球を自信で購入する必要無いしw

続いてはコチラ。

初期モデルなどではテールランプを交換したり、

電球のみLED球に交換したりとしていたもの。

アクリルワークのようなテールランプ

まるでアクリルワークのようなテールランプですな。

最近のハイブリッド車などでも採用されている

様な現代的なテールランプですね。

これが常備灯で、ブレーキを握ると上部の大きな

LEDランプが煌々と照らし後方視認性もバツグンです。

最後にヘッドライト。

イカリング仕様のヘッドライトはもう古い。

ブルーフィルムなどを貼る仕様も古い。

今の流行はコレですよ。

LEDヘッドライト

LEDヘッドライトにLEDラインのポジションライト。

これがまた明るいんだわ。

そこらで売られている安価な

LEDライトバルブとは違って

リフレクタの形状が素晴らしいのか、

LED電球が良いのかとにかく明るい。

ちょっとヘッドライトの形状があまり

カッコイイとは言えませんが、

先進的なデザインとフォルムでとても

原付二種の車両とは思えません。

ホンダの原付二種への力の入れ様が

生半可なものじゃ無いって事がわかりますね。

これ以外にも、シート開閉ヒンジ部の

ロック機構の変更。

シートダンパーも後付け不要で、ちゃんと

シートを開けた状態で固定できるようになっています。

いやぁほんと豪勢だわ。

初期型PCX時代に社外品を買って

カスタムしたオーナーさんの嘆く顔が浮かびますw

欲しいがすべて詰まってる新型PCX♡

とにかくカッコ宜しい。ええ。

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

6.0℃

曇り

曇り!

~06時:20% ~12時:20%

~18時:40% ~24時:20%

明日の大阪の天気予報は、気圧の谷や

寒気の影響で雲が広がり、午後は一時的に

雨や雪が降り、雷を伴うところがある見込みです。

午後からは降水確率も高くなっていますので

急な雨にはご注意くださいね。

では本日の本題です。

先日からご紹介している

スカイウェイブ250のスイッチボックスを修理してみよう!|スイッチボックスの接点不良はこれを見れば解決

ですが、今日は中編となります。

前編記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】スカイウェイブ250のスイッチボックスを修理してみよう!|スイッチボックスの接点不良はこれを見れば解決

さて、前回までは確か

スイッチ部を取り外した

スイッチを分解して中からスイッチ部のみを

取り外した所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきたいと思います。

では今日は分解したスイッチ部を

細かくさらに分解して中の接点部分を

見ていきましょう。

今回のトラブル原因はセルスタータースイッチが

戻らない事によるトラブルでしたね。

セルスタータスイッチを見てみましょう。

スタータースイッチを押してみると・・・

スタータースイッチを押す

普通ならスイッチが戻って

接点部分が離れてセルスターターが

停止するはずなのですが・・・・

スイッチが戻らない

スイッチ部分が押したまま戻って

来なくなりましたね・・・。

そりゃこれじゃブレーキを握った瞬間に

セルモーターが動作しますわ。

常にセルスタータースイッチを押した

状態になってしまうんですから。

この現象はホンダ フォルツァの場合ですと

ヘッドライト球が切れてないにも関わらず、

ヘッドライトが点灯しない場合も、この接点部分の

戻りが悪いために、ヘッドライト電源が供給されない

といった現象を引き起こします。

※セルスターター作動時にヘッドライトを

 消灯する機構が元に戻らないため

とにかく、大電流が流れるスイッチ部分が

押しっぱなしになっていると言う事は

非常に良くない事ですので、早急に解決しましょう。

スタータースイッチ部の配線が

ハンダ付けされている基板部を

ハウジングから取り外しましょう。

白いハウジングは柔らかい素材なので、

こんな風に爪で少し開いてあげると

引っ掛かっている基板部分を外す事が出来ます。

ハウジングを広げる

ハウジングを広げる時は十分に

気を付けてください。

内部の接点はすべてスプリングの

張力によって押し付け合っているので

勢い良く飛び出してくる可能性があります。

極小部品で構成されているので

一度地面に落とすと発見するのは

非常に困難です。

注意しましょう。

ゆっくりとハウジングから基板部を

取り外しましょう。

基板部を取り外す

基板部分が外れてきましたね。

そのままゆっくりと取り外してしまいましょう。

ハウジング側にスプリングが内包された

接点が入れられています。

基板部を分離させた

スイッチの押しのために入っている

スプリングが飛び出しますので

むやみにスイッチを操作しないようにご注意を。

でも、スイッチの動作を知って貰う為に

よっこいしょっと。

スイッチの動作

これがスイッチを押した状態ですね、

つまりセルスターターが回ると言う事。

中央にある細長い銅板が接点となっていて、

先ほど分離させた基板部の接点と

接触する事によって動作します。

逆にスイッチを離すとこんな風に

銅板の接点が移動して基板上の接点が外れます。

スイッチOFFの状態

このスイッチ単独の動作を見ていると

きちんと動作しているんですがね・・・。

ちょっと動きが悪い気もしますけど、

スイッチが戻ってこなくなる原因は他にありそうです。

基板側の接点部位を見てみましょう。

基板側の接点

基板側の接点にも特に変わった

異常はありませんね・・・。

長く使用している車両の場合、

この接点部位が摩耗して段が付き

可動接点が引っ掛かってしまうと言う事が

ありますが、それも無さそうです。ええ。

と言う事は、やはり疑わしいのは

可動接点側ですね。

ハウジングからスプリングを取り外してっと。

スプリングを取り外した

さらにハウジングからセルスターターの

スイッチ部分を取り外します。

スイッチ部を取り外した

ハウジング部分が結構大きな

ケースになっているのがよく分かりますね。

取り外したスイッチ部接点をよく見てみましょう。

スイッチ部接点

この接点部位はスプリングによって

常に基板側への圧力が掛かるような

仕組みになっています。

つまり、上下にぴこぴこと動かないと

基板側の接点と引っ掛かってしまうんですな。

接点以外にも凹凸はありますし。

で、指で触ってみると全く微動だにしない。

出た状態のまま完全に固着してしまっています。

これは恐らく長時間セルスターターを回した結果、

接点部分が発熱してハウジングが溶解したのでしょう。

エンジンが掛かり悪いからと言って、長時間回すと

こういった弊害もありますので

セルスタートスイッチを押す時は

長くても4~5秒以内に留めること!

休み休みセルスターターを操作する事によって、

バッテリーへの負担も減らす事が出来ます。

スイッチが戻らない、押しっぱなしになる

原因はこれですね。

接点部位がスプリングで動かなきゃそりゃ

引っ掛かって戻らなくなりますわ。

って事で、熱によって溶解した接点部位および

ハウジングを修理していきます。

まずは接点部位をピックツールを使用して

変形させない程度にちょっと強引に抜き取りましょう。

接点部位を取り外す

少し接点部位を持ち上げたところで

真上からハウジングと接点部位を

撮影してみました。

熱で変形したハウジング

赤い矢印部位をご覧下さい。

熱によって変形して歪んでるのが

分かるかと思います。

この変形によって接点部位が押し

下がらなくなる事によって、基板側の

接点と引っ掛かってしまい今回の様な

トラブルを招いたという事です。

実はこの手のトラブルって結構多いんです。

殆どの場合がセルスターターを長時間

回した事による接点の発熱による変形。

まぁこの程度であればまだまだ

修理が可能ですのでご安心を。

ただし、結構細かい作業になるので

不器用な方や道具が揃っていない方は

中古のスイッチボックスを購入する方が良いでしょう。

接点部位をハウジングから取り外します。

接点を取り外した

中にスプリングが入っていますが、

このスプリングもハウジングが熱によって

変形した事により動作しにくくなっています。

スプリングを伸ばさないように注意しながら

ハウジングから取り出しましょう。

スプリングを取り出した

ここからはリューターを使用した作業になります。

リューターを使用して変形したハウジング内部を

整形していきます。

リューターで整形する

整形したら取外した接点を差し込んで

スムーズに出入りするか確認して、

接点を入れて確認

接点部、スプリング、それぞれ入れては

削ってを繰り返して、スムーズに動作するまで

少しずつ作業していきましょう。

で、整形作業が終わった状態がコチラ。

ハウジングの整形完了

削りすぎても接点がグラグラして

接触不良を起こす可能性がありますので、

スムーズに上下するのが確認出来ればOKです。

スプリングを入れてちゃんとチェックしておきましょう。

接点部分の動作確認

ピ コ ピ コ♪

素晴らしい動きに戻りました。

スプリングもしっかり効いていい感じ♪

さて、今日は接点部位の修理も終わったので、

明日の記事では組み立てていく行程を

ご紹介したいと思います。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

4.6℃

明日は何やら随分と冷えこむそうですね・・・。

雪も降るかもとか予報で言ってるそうなので

寒さ対策は十分にお願いしますね。

特にバイク通勤の方は。

あぁ・・今日もブログ更新が

遅くなってしまった。

最近は執筆し終わるのが遅くなってしまい

本当に申し訳ない。

作業が長引いていたり、事務仕事が思いの外

時間が掛かったりで後半へと押してしまうんですよね。

出来るだけ早く書こうといつも思っては

いるんですけどね・・・・。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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