【最終回】スマートDioのサーモスタットを交換してみよう!

ども。

今日は朝から先日お預かりしてきた

自転車の整備作業です。

まぁ整備といっても自転車ですので

バイク整備に比べれば楽チン♪

タイヤ交換も一部でタイヤレバーを

使用しますが、基本的には手で作業出来ます。

赤子・女子のようなフワッフワの

指先の皮じゃ出来ないでしょうけどw

2台分のタイヤを前後共に取り外して

チューブも全部交換します。

取り外した2台分の自転車のタイヤ

いやぁ~ほんっと楽だわ自転車は。

あっという間にタイヤも取り外せるしね♪

ママチャリだとちょっとホイールの取外しに

工具が必要ですが、こういうスポーツ車の場合は

クイックリリースが標準装備なので

工具要らず、指先1つでポンです。

で、この自転車。

雨は凌げる場所に保管はされていましたがね、

埃っぽくて風は凌げない場所なんです。

つまり・・・

納屋保管w

納屋ですよ。

納屋と聞いたら何を想像します?

アレですよ、アレ。

茶色くって丸くって薄皮が

ペリペリとめくれるアレです。

旬の物はサラダにすると生食も

おいしくいただけるアレですよ。

もうアレしかないよね?w

↓ この続きを読む ↓

丸くて茶色くて薄皮がぺりぺりと

めくれるヤツで、納屋と言えばコチラ!

ネギ!!オニオン!

納屋のタマネギ

タマネギ!!!

長くぶら下げすぎるとタマネギ汁が

滴ってくるコイツですわww

幸いな事に汁は出ていませんでしたが、

ベアリング周辺に玉葱のツルって言うのか、

茎っていうのか、それが大漁に巻き付いてるしw

しかも乾燥してる上に、結構タマネギの

ツルって丈夫なんで絡みついて取れへんしwww

細いピックとかピンセットで掴みながら

少しずつ取り外してたらさ、案の定・・・・

タマネギのかほりがするw

要らんねん要らんねんww

そんなタマネギスメル必要無いw

苦労してタマネギの残骸を処理した後は

土やら埃やら油やらタマネギの薄皮が

付着したホイールを中性洗剤で洗浄。

ホイールを洗浄

色々な物で表面をコーティングされてたので

各部コンディションは良好w

スポークもキラキラ光ってるし良かった。

タイヤ交換後はチェーングリスの散布と

各部ベアリング部の給油、あとはブレーキや

ディレイラーの調整をして完成です♪

整備完了

キレイになったわ♪

ピンク色の自転車の方についてた

グリップなんて長期保管過ぎて

ネッチョネチョになってて最悪だったんだから。

グリップも新しく新調しましたが

数年でまたネチョネチョになりそうな

感触のグリップwww

まぁでも数年は大丈夫でしょ。

次はちょっとお高いグリップを交換しよ。

じゃ、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と明日の

大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

15.6℃

晴れ

晴れ!!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は高気圧に

覆われて晴れる見込みです。

一日を通して降水確率も0%で

雨の心配は全く無いです♪

では今日の本題です。

先日からご紹介している

スマートDioのサーモスタットを交換してみよう!

ですが、今日は最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】スマートDioのサーモスタットを交換してみよう!

【第2回】スマートDioのサーモスタットを交換してみよう!

【第3回】スマートDioのサーモスタットを交換してみよう!

【第4回】スマートDioのサーモスタットを交換してみよう!

さて、前回までは確か

サーモの弁が開いた状態

サーモスタットの動作を写真と

動画でご紹介したところまででしたね。

今日はこの続きを最後までご紹介しましょう。

サーモスタットは正常に動作していましたが、

今回の諸悪の根源はサーモスタットで

あることには変わりないため、万全を期して

新品に交換します。

んでこれが取り寄せておいた新品の

サーモスタットですね。

新品のサーモスタット

Oリングも付属しています。

見た目ではそんなに変わりは

無いんですけどね~。

古い方はだめなんでしょうねぇ。

湯煎に掛けて調べれば確実なんですが、

あいにく湯煎用の容器も無いし、

なにより温度計もないww

非接触温度計しか無い・・・。

で、一応非接触温度計を使用して

新旧のサーモスタットの動作を

確認しておきたいと思います。

湯煎には掛けることが出来ませんが、

非接触温度計を使用して同じ温度で

弁が開けば・・・・・異常なしって事に

なるんですが。

ヒーターガンで新旧のサーモスタットを

暖めて非接触温度計で開弁温度を

調べて見ました。

新品のサーモスタット 古いサーモスタット

うぬぅ。。。。。

新旧どちらも約80℃で弁の開度が

100%になりました。

開弁し始める温度もほぼ同じで、

一見すると古いサーモスタットも

問題が無いように思えます。

ただ、湯煎では無く熱風で暖めているので

使用時の状況とは環境が異なります。

サーモスタット内部のワックスの

暖まり方も異なるので、全く問題無いとは

言い切れない状況です。

水を介して温めるのと、ヒーターガンで直接

熱風で暖めるのとでは温度の上がり方も

急激ですしね。

ま、新品に交換すれば今回の

症状は出なくなるでしょう。

新品のサーモスタットをウォーターポンプへと

セットしましょう。

セットする時にはOリングに薄く、ほんのちょっとだけ

シリコングリスを塗ってから入れると良いでしょう。

サーモスタットを組み付ける

サーモスタットを組み付けたら

表面のカバーを取り付けてしっかりと

固定しましょう。

カバーを閉じる

次にウォーターポンプ内部に組み込む

インペラを準備しましょう。

インペラ

インペラの入れる向きなどを

間違えない様に注意してウォーター

ポンプ本体に取り付けたら完成です。

ウォーターポンプ本体

ウォーターポンプを取り付ける前に

エンジン側のハウジングに備え付けられた

マグネットに異物などが付着していないか

確認しておくのをお忘れ無く。

エンジン側のマグネットを確認しておく

異物がナニも無ければ、元通り

ウォーターポンプをエンジンに

取り付けましょう。

※サーモスタットのカバーが外れてるのは、

エンジンへの取付時にスペース的な余裕が

無いため取り外しました。

手順が前後して申し訳ない。

エンジンに取り付ける

エンジンへのウォーターポンプの

取付が終わったら、一時的に取り外した

カバーを元通り取り付けてから、

ウォーターラインを接続していきましょう。

ラジエター周辺のホース類も

取り外してある場合は接続しておきましょう。

ウォーターラインを接続する

ウォーターポンプ脇を通っていた

配線の束も忘れずにステーで

固定しておきましょう。

配線を固定する

ウォーターラインを全て接続し終わったら、

ラジエターに冷却水(クーラントを)入れましょう。

クーラントを入れる

冷却水を入れたらウォーターラインを

ラジオペンチなどでモミモミして気泡を抜き、

出来るだけエンジン始動前に

冷却経路内のエアーを抜き取りましょう。

エア抜きを実施する

ついでにリザーバータンク内部の

冷却水もアッパーラインまで入れておきましょう。

冷却水を入れ終わったら、エアークリーナー

ボックス、リヤサスペンションを元通り固定します。

エアークリーナーボックスを固定する

エアークリーナーボックスを取り付けたら、

ラジエターキャップを開けたままで

エンジンを始動し、エア抜き作業を実施しましょう。

この時、冷却水が周囲に飛び散りますので

エンジンが暖まってきた際は

やけどしないように十分に注意しましょう。

エンジンを始動してエア抜き

エンジン回転数を上げて、10分ぐらいでしょうか。

サーモスタットの弁が開くと冷却水が

ゴボゴボゴボっと音を立てて一気に水位が

下がり、エンジン内部へと水が流れ込んでいきます。

この時、すぐに新しい冷却水を追加し

ラジエターの口いっぱいまで冷却水を

追加したらラジエターキャップを締めて一時完了です。

この後のエア抜きは、リザーバータンクを

使用したエア抜きを実施します。

リザーバータンク内の液量をアッパーレベルに

合わせておき、複数回に分けて試乗を実施。

リザーバタンク内の冷却水の変化をチェックします。

ラジエターキャップを開けたままでやった

初めのエア抜きでしっかりとエア抜きが

実施出来ていない場合、リザーバタンク内の

冷却水量には変化が出ません。

小さな気泡だけの場合ですと、エンジンが

冷えていく段階で自動的にリザーバータンク内から

冷却水を吸い上げてラジエター側へと補水するので

むしろ冷却水量は減る一方のハズです。

※温度上昇時には増えます

この冷却水量の変化を見てエア抜きを

実施します。

といっても、冷却水が減っていれば追加

していくだけですけど。

さ、あとはラジエターカバーなどを

取り付けてっと。

カバーを取り付ける

周辺に冷却水が飛びっていますので、

しっかりと洗車して洗い流しておくように。

で、問題になっていた水温以上による

フェイルセーフ機能はどうなったのか?

チェックランプ点灯せず

水温が上昇してもしっかりと

サーモスタットが動作しているようで、

交換前のようにフェイルセーフ機能が

働くようなこともなくなり、坂道もグイグイ

登ってくれる様になりました♪

今回もちょっと長くなった上に、活字での

説明が多く分かりにくい部分も多かったと思います。

加筆修正はいつでも出来ますので、

誤りを発見された場合はお気軽に

コメントフォームなどでお知らせ下さいませ。

もちろん承認制のコメントフォームですので、

書き込み=公開状態

とはなりませんのでご安心を。

全てコチラで目を通した後に公開か

非公開を選択することになっていますので。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

11.0℃

今日はまた随分と遅くなってしまいました。

相変わらず店内は修理預かりの車両で

ごった返してるし。

2台減ってはまた2台増え、その間にも

修理依頼は止まる事無く増え続け、

現在お預かりする車両を日程調整などを

しながらうまくやりくりしていますw

もうね、マジで一杯すぎて自社在庫の

スクーターを店の表に放り出している始末ですw

明日も頑張って仕上げるぞw

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク