【第8回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

朝から一大事ですわぁ。

毎朝の開店準備時にコンプレッサーの

電源を投入するんですけど、

今日はONボタンを押しても無反応・・・・。

ただただモーターが

う゛う゛う゛う゛う゛ぅっ

って唸るだけ。

コンプレッサー

なんやなんやなんやっ!?

エンジンが焼付いたか??

そんなはずはない。

エンジンオイルも定期的に交換してるし、

水抜きだって結構頻繁にしてるぞw

とりあえず、ブレーカーを落としてから

電源コードを引き抜いて、モーターを手回しして

確認してみると、エンジンもモーターも

スムーズに回転するでは無いか・・・。

コンプレッサーが使えないと仕事にならないので、

急遽午前中の仕事を午後に回して

朝からコンプレッサーのモーター修理です。

配線が悪いのか、はたまた

モーター本体がお釈迦になったのか・・・。

モーターの配線

配線の並びを忘れないように写真っと。

しっかしまぁ重たい事。

モーターって重量じゃ無いwww

原付のエンジンぐらいの重さはあるな。

取り外したモーター

交流モーターなので、バイクのような

ブラシなんて物は存在しないので

構造としては実にシンプルです。

分解したからと言って、何が出来るって訳じゃ

無いですが、十数年間メンテナンスされていないで

あろうモーター内部をキレイに清掃し、

ベアリングの動作もチェックしてから

半ば諦めた状態で電源を投入してみると・・・・

(キュルッ)

(スポポポポポポポポポ)

復活したがな♪

モーター・・・よく頑張ってくれた。

もう少しでモノタロウで新品モーターを

注文してしまうところだったわw

あっぶねwwww

いやぁでも良かった良かった♪

↓ この続きを読む ↓

いやぁほんと良かったわ、コンプレッサーが

またいつも通り息を吹き返してくれてw

もう少しで二万円ほど余計なマネーを

支払うところだったわ。

でもまぁ・・・うちのコンプレッサーも中古で

購入してから8年目でしょ。

製造されたのは昭和だから、もう20年以上は

経っている年代物だからなぁ・・・。

モーターもFuji製のモーターが付いてたから

きっと純正のままだろうし。

出物があれば早い内にモーターか

コンプレッサー丸ごと買って置いて

損は無いですね。うんうん。

で、コンプレッサーの整備も一段落して、

油汚れが酷い手を洗ったんですよね。

あまりにも汚れてるんで、いつもの手洗い

洗剤じゃ勿体ないんで、先に食器洗浄用の

中性洗剤で手を洗ったら、残りが少なくて

使い切ったわけですよ。

使い切ったあとはちゃんと予め準備しておいた

詰め替え用の洗剤を補充ですね。

【 こ こ で 切 る 】

って点線に沿ってしっかりと

ハサミでカット。

詰め替え洗剤

注ぎ口をカットした詰め替え洗剤を持って

店奥にあるシンクに移動して空容器に

注ぎ入れようとしたら・・・

出ぬw

一滴も出ないではないかww

よくよく見て見ると・・・・

カットした注ぎ口

内側まで全然カット位置届いてへんしw

なんだこれww

さすがにホームセンターコーナンの

オリジナルブランドで安価な製品だったので

この程度は致し方ないですよね。

で、さらにカットして次はちゃんと口が開いているのを

確認して・・・・か・・・ら・・・?

 題 発 生

口が開くまで容器をカットした結果、

注ぎ口がほぼ無くなるという

由々しき態が発生。

※細くなっているところの事ね

ものすっごい入れにくいがなww

空容器に注ぎ口を差し込んで

こぼさずに入れるというのは、

今の現状では困難です。

お茶を注ぐように狙いを定めて空容器へと

無事に詰め替えミッション完了です。

圧着部分の幅が広すぎるわコーナンさんよw

もうちょっとだけどうにかして欲しい気がする。

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

33.2℃

曇り時々晴れ

曇り時々晴れ!!

~06時:10% ~12時:10%

~18時:10% ~24時:30%

明日の大阪の天気は、気圧の谷の

影響で雲が広がり、夜には南部を

中心に雨が降るでしょう。

明日は何とか天候も持ってくれますが、

明後日からはまた梅雨らしい天気が

続くようです。

では今日の本題です。

先日からご紹介している

GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第8回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第4回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第5回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第6回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第7回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

使わない部品

お持ち込み頂いた部品取り用の

キャブレターから必要な部品を取り、

不要な部品を袋詰めにしたところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

今日は磨き終わったジェット類を

キャブレターに組み付けて行きましょう。

まずはジェットニードルホルダーを準備してっと。

ジェットニードルホルダー

メインジェットやスロージェットのように

番数の違いはありませんので

どこにセットしてもOKです。

セット後はメインジェットを上から

取り付けて押さえつけるように固定したら

取付けは完了です。

取付け後はベンチュリー側から見て

全てのジェットホルダーの出面が

均一になっているか確認しておく事。

ベンチュリー内部の出面※写真はイメージです

メインジェットの締め付け状況によって

出面が均一となっていない場合があります。

出面が少ない場合はメインジェットの押し込み量が

足りていませんので、少し木片などで

メインジェットをコツコツと叩いて衝撃を

与えながら締め付けてあげるとよいでしょう。

続いてスロージェットの取付けです。

スロージェットを取り付ける※作業手順が前後していますが気にしないで下さいw

スロージェットも全て番数は同じ物が

付いていますのでどこに付けて頂いても

OKです。

あぁそうだ、メインジェットは内側と外側で

使用している番手が異なりますのでご注意を。

外側:番手大

内側:番手小

です。

取付時にしっかりと確認しておきましょう。

続いてバルブシートを取り付けます。

予めメーカーから取り寄せておいた

新品のOリングに交換しておきます。

新品のOリング

新しいOリングをセットしたら、シリコン

グリスを薄くOリングに塗ってっと。

シリコングリスを塗っておく

シリコングリスを塗り終わったら

グイッと指でバルブシートを押し込んでっと。

バルブシートをセットする

バルブシートをセットし終わったら、

ボルトを入れて固定しましょう。

ボルトで固定する

バルブシートの固定が終わったら、

古い車両ですのでバルブシートの摺り合わせ

作業を実施しましょう。

バルブシートの摺り合わせ作業は、予め

フロートバルブ先端部にコンパウンドを

少しだけ塗りつけてっと。

コンパウンドを塗っておく

コンパウンドを塗ったフロートバルブを

ラジオペンチで軽く掴んだまま、

回転させながらトントントンとバルブシートに

押し当てて摺り合わせを実施します。

※摺り合わせ作業の際は、ぶら下げ用の金具は

取り外しておくとやりやすいです

フロートバルブの摺り合わせ

数回トントントンとしたら、コンパウンドを塗って

もう一度摺り合わせをしておきましょう。

1つに対して2回ぐらいコンパウンドを塗って

摺り合わせ作業を行えば十分でしょう。

※1回で30トントンぐらいですかねw

摺り合わせが終わったバルブシートを

フロートにセットしてっと。

フロートバルブをセットする

フロートをセットして油面を調整しましょう。

フロートレベルの規定値は以下の通りです。

※H寸法です

フロートレベル:20.5mm±1.0mm

旧車の場合、各部の摩耗が疑われますので

例の如く常に油面は下限一杯で

調整しておくと幸せになれます。

※要するに油面を低くセットすると言うことです

旧車、特にスズキ車はガソリンがリッチな

方向になると、何の前触れも無く途端に

プラグ被りなどが発生しやすく、エンジン不調の

原因となりますので、出来る限り油面は低く

設定しておくとよいでしょう。

※後の調子を見て標準に戻すのは良しとして

フロートをセットし終わったら、

新品のフロートチャンバーガスケットを

準備してっと。

フロートチャンバーガスケット

キャブレターにガスケットをセットしましょう。

ガスケットをセットする

ガスケットをセットし終わったら、

フロートチャンバーを被せて固定しましょう。

フロートチャンバーを取り付けた

フロートチャンバーの固定が終わったら、

最後にパイロットスクリューをセットしましょう。

予めパイロットスクリューにセットする

Oリングもメーカーから新品を取り寄せて有ります。

新品のOリング

Oリングはパイロットスクリュー頭部に、

本体にはスプリング、ワッシャの順番で

セットしておきましょう。

セットしたパイロットスクリュー

Oリングに薄くシリコングリスを塗ってから

キャブレターにパイロットスクリューを

セットしましょう。

パイロットスクリューをセットする

既定の戻し回転数は以下の通りです。

パイロットスクリュー:2回転戻し

最終的には微調整が必要となりますので

規準値はあくまで基準としてお考え下さい。

旧車の場合はパイロットスクリューですら

先端部の摩耗があって当然ですから、

それも加味して最後に微調整を

実施するとよいでしょう。

これでジェット類の取付けと

キャブレター本体の作業は概ね完了です。

あとは左右を連結して元通り

固定していくだけですね。

その作業についてはまた明日更新の

記事でご紹介したいと思います。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

28.4℃

毎日こうして朝と夜に写真撮影している

TODAYのグリップ表面温度ですけど・・・

気が付きました?

え?なにが?

やっぱり。

気が付いてないんですね。

そりゃそうかw

実はいつの間にか外装が組み上がってたり、

色が変わっていたりするんですよw

以前は確か青色でしたよね。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

ほらほら。

これがこうなって、

TODAYのグリップ表面温度 開店時

フロントフェンダー以外が変わりましたね。

それから今では

TODAYのグリップ表面温度 開店時

ほら、ブラウンの外装に変わりましたw

気が付いてなかったでしょwww

ぐふふふw

セール品で安くなってたから、

いっそ外装変えちゃえ!って言って

少しずつ変えていきましたw

ちょっとした変化に気が付いていた方は

セントラムの下駄箱ブログの、

熱烈なファン

ですw

今後ともよろしゅうに♡

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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