ども。
今日の午前中、ちょっと胸が
きゅんっとなってしまう事がありました。
ときめいたとか、そういうきゅんっじゃなく、
胸が締め付けられるような、どちらかというと
切ない気持ちになったと言った方が正しいでしょう。
ちょうどお昼前ぐらいだったでしょうか、
近所にお住まいのおばあちゃんが
とことこと歩いてお店にやってきました。
おにいちゃん、私のバイク・・・（云々かんぬん）・・・
どうやら、おばあちゃん曰く
年末頃を最後にちょっと乗ってなかったら
エンジンが掛からなくなったそうで。
なるほどなるほど。
おかぁさん、それはきっとバッテリーが
弱くなっちゃったんでしょうね。
交換すればちゃんと治りますよっ♪
ほぉ・・・そうかいな。
えらい急ですまないんだけど、いっぺん
バイク見に来てくれへんやろうか？
で、ちょうどお昼時で午前中の作業を
終えた所だったので、おばあちゃんを
軽トラックに乗せてそのまま5分の距離にある
ご自宅まで車両の引取りに行ってきました。
これがその引き取って来た車両ね。
ホンダ Dｉｏですねぇ。
いわゆる中華Dioって言われてるモデルですね。
現地で車両を見た瞬間に、在庫で持っている
バッテリーで対応出来るので、午後からでも
準備が出来次第ご自宅までまた
配達しますねと言って帰ってきたんですね。
と、ここまでは良かった。
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昼食に出掛ける前に、古いバッテリーを
取り外して念のため型番を確認して、
新しいバッテリーを準備して行こうと
フロアにあるカバーを開けることに。
念のため～念のため～念には念を～♪
ふっふぅ～ふぅぅぅ～んっ♪段取り一番～♪
(パカッっとな)
ふっふ～ふぅ～・・・・・んぁ？？
なんだコレ？？？？？？？？
なんか丁寧に折りたたまれた紙が
バッテリーの上に置かれています。
んっ？？なんぞや？？？
はてはて？？？？？？？
三つ折りにされた紙で、
何か書かれていることが分かりました。
それに何故だかバッテリーの様子がおかしい。
ターミナルが外れています。
いや、意図的に
外されているようです・・・・(´-ω-`)
まさか。。。
まさかまさか。。。。。
入っていた三つ折りの紙を
開いてみました。
高齢のため乗れなくしています。
(軽い認知症のため)
修理しないで下さい。
(ご協力下さい)
・・・・ああぁぁっぁぅっ。。。。
ばあちゃん、凄いしっかりと
おしゃべりもしていたし、ちゃんと
バイクの症状も伝えてくれたし、ご自宅でも
普段どういう風にバイクを使われているか
ちゃんとお話していたよ。
御年80を超えているというのに、
足腰もしっかりしてるし話の内容も
ちゃんと筋が通っているのに。。。
でもやっぱり家族は心配なんですよね。。
あ、消している部分には電話番号が書いてあって、
息子さんの電話番号である事がすぐに分かりました。
私が息子だとしても同じ様にしていたと思うし。
高齢者の運転する自動車などが
暴走してと言うニュースもここ最近は
よく見掛けるようになりましたしねぇ・・・。
で、書いてある電話番号にかけて
息子さんに事の顛末を説明。
お手数をお掛けして申し訳ないです。
修理せずにそのまま週末まで少しだけ
お預かり頂けないでしょうか？
もちろんそれは結構ですよ。
お気になさらないで。
でも、この電話の後、息子さんが
ばあちゃんに電話してくれた様で
夕方になってばあちゃんが
とことこ歩いて再び店に来てくれました。
というのも、息子さんの口から修理するには
ちょっと難しいらしいよ。という事を伝えて欲しいと
私からお願いしたんですよね。
だってね、ばあちゃんには面と向かって
バッテリーで間違いないから、午後からでも
また持って来るね♪
って言って、ばあちゃんが手を顔の前で
合わせながら、そう、まるで神頼みをする
時のようにしながら、
兄ちゃん、ありがとうよ、ありがとうよ。
ほんっに助かるわぁ・・・嬉しいわぁ・・
って言ってたもんだから・・・私の口からは
やっぱり修理出来ませんなんて言えません（ＴｏＴ）
じゃあね、午後からまた来てくれたばあちゃんは
開口一番、
兄ちゃん修理難しいかぇ。。
息子から電話あって聞いたんやけんど・・・
（違うんや・・・違うんやばあちゃん・・・）
うっ、うん・・ごめんねばあちゃん。。
古いからあちこち痛んでる所が多くてね、
修理するのに部品代も結構掛かりそうだから、
それで息子さんに相談させてもらったんよ。
あぁ・・そうかぁ・・・部品よぉさん交換しやんな
修理出来やへんのんかぁ。
いっそ買い直した方がええんかなぁ兄ちゃん。
うん・・・でもばあちゃん、買い直すのも
修理するのも、やっぱり息子さんと
ちょっと色々と機械的な説明もしなきゃ
ならないからね・・・。
それに、ばあちゃんも買い直したらこれ
勿体ないでしょ？
そやなぁ・・・これ気に入ってるしなぁ、
安定してて走りよいんよなぁ。
しゃあないんかなぁ・・・。
兄ちゃん、治れへんかぁ・・・。
（違うんよ・・・ごめんねばあちゃん。。）
（ほんとはバッテリー端子繋げるだけなんよ。。）
その後、少しばあちゃんと世間話をして
話を逸らしてたら、少し満足したのか
とことこと帰って行きました。
切ない(´・ω・`)
では今日はちょっと切ないですが
いつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
7.6℃
晴れ時々曇り！
～06時:0％ ～12時:0％
～18時:0％ ～24時:10％
明日の大阪の天気は、気圧の谷や
寒気の影響で、朝晩を中心に雲が
広がりやすいでしょう。
降水確率も低く、雨の心配も無さそうですよっ。
では今日の本題です。
昨日からご紹介している
キムコ グランドディンク250の電装不良を修理してみよう！
ですが、今日は後編となります。
前編記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
■【前編】キムコ グランドディンク250の電装不良を修理してみよう！
さて、前回までは確か
バッテリーのマイナスターミナルを
取り外してたら、配線と端子が分離しちゃった
って今回のトラブル原因を発見した所まででしたね。
今日はこの続きを最後までご紹介しましょう。
端子はハンダで固定されていた様にも
見えなくもないんですけど、ハンダが
溶け込んでいたのは銅線だけで、端子には
一切溶け込んでいなかった様で、
これが原因でマイナス端子の接触不良が起き、
今回の様な症状に至ったという訳です。
なので、今回はこの端子をもう一度
ハンダで溶接してあげれば
正常に機能するだろうという事です。
まず準備したのはこの年季が入った
ハンダ付けに欠かすことが出来ないフラックス。
フラックスをこうして綿棒に染みこませて
からっと。
配線を元通り端子に差し込んでから
まずはもう一度しっかりと端子を圧着し直し、
それから真鍮ブラシやワイヤーブラシで
端子表面を磨いておきましょう。
端子がキレイになった所で
端子にしっかりとフラックスを
塗っておきましょう。
フラックスを塗ったら、小型のバーナーで
端子を暖めながらハンダを流し込んでいきます。
って、写真を見て分かった方も居ると思いますが、
2枚上のフラックスを塗っている段階で
既にハンダが流し込んでありますｗｗｗ
ちょっと写真と手順がズレていたんで
ブログ上の文言だけでも適切にしておこうと思いまして。
溶けたハンダが配線、端子それぞれに
しっかりと溶け込んでいるのを確認してから、
端子根本に絶縁テープを巻いて保護しておきましょう。
これが絶縁テープを巻き終えて
修理が終わったマイナス端子ですね。
配線と端子もしっかりと溶接したので、
次は端子が折れない限り今回の様な
事は起きないでしょう。
元通りバッテリーにマイナスターミナルを
しっかりと取り付けてっと。
これでトラブルも解消したはずです。
イグニッションをONにして
電源の疎通、セルスタートの正常確認を
実施します。
(カチッ)
（ウィィィィィィィィィィン）
電動ミラーが動作したあああああああっ♪
セルスタートも問題無いっ♪
何度イグニッションを切り替えても
症状は出ません～♪
これにてグランドディンクの
修理作業は完了とします！
最後に記念撮影っと。
今回の様な症状は国産車では
今まで聞いたことが無い症状でしたね。
まさかっ！？と思う様なことが
こういう大陸系バイクでは当り前の様に
発生する可能性が高く、
国産車以上に日頃からの
点検などが重要である事がお分かり頂けたかと思います。
じゃ、今日の作業はここまで！
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
2.8℃
今日の冒頭のお話はちょっと
切ないですよねぇ・・・・。
ばあちゃんの事を思う家族の気持ちも
ほんっとによく分かります。
でも、ばあちゃんもスクーターに乗って
お買い物にも行きたいんよ・・・。
昼間は暇がよぉさんあるからなぁ。
って言葉にもグッと込み上げる物が
ありますし。
はぁ切ない。
ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆
