【第12回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

雨、よく降りましたねぇ。

昨晩から今朝までずーーーーっとですもんね。

昨晩の帰り道で桜並木を通って帰ったのですが、

既にかなりの桜が散っていました。

遅咲きの桜はまだまだコレから満開を

迎えるので、次の日曜日でもまだまだ

十分にお花見が楽しめそうです。

※私は花粉症が酷いのでやりませんけどw

午前中は雨が降ったり止んだりを

繰り返していたので、店内で作業を

サクサクと進めておりましたが、

午後からは雲が多いながらも晴れてきたので

表に出て部品の洗浄です。

土砂降りの中、カッパ着て部品の

洗浄をしていたらさすがに

ズブ濡れになっちゃいますからね。

で、今日洗浄した部品はこちら。

お客様との話し合いの結果、他の整備と合わせて

今回同時にお願いしますとの依頼です。

汚れたブレーキキャリパー

ブレーキの引き摺りこそ無いものの

あまり良い状態では無かったので

今回メンテナンスをお勧めしました。

しっかしまぁ長く使うと汚れが溜まるもんですね。

腐ったブレーキフルードのカスが

びっしりです。

ある程度初めに溝の内側のカスは

ピックでゴリゴリと削り落としてから

水洗してキレイに洗います。

先日頂いた水洗台に水を張ってから

この汚れたブレーキキャリパーを

真鍮ブラシやスチールウール、それに

クレンザーなどを使用して洗っていきます。

洗浄前のブレーキキャリパー 水洗台

初めはこの水洗台も使うかなーどうかなーとか

思っていましたけど、あればあるで使うもんですなw

あっという間に油汚れでギトギトになりましたけど。

マスターシリンダーも合わせてオーバーホールを

実施するのでブレーキキャリパーと

合わせて洗浄を実施しました。

ピストンは・・・・摺動部分に腐食、そして

メッキの剥離が認められたので今回は

シールセットと合わせてピストンも交換する事になります。

んで洗浄してキレイになったブレーキキャリパー

本体がこちらですね♪

洗浄完了のブレーキキャリパー

アルミ自身の腐食による外観の変色は

取り切ることが出来ないのでこういう

仕上がりになっていますが、機能上に

問題となるような合わせ面などは

組立時にオイルストーンを掛けて面出しを

するのでご安心を。

今宵、オーダーしたメッシュブレーキ

ホースも到着したので(早い)、水曜日には

ブレーキ周りの組付け作業が出来そうです。

では今日もいつものかいて・・・・

撮り忘れた(;´Д`)

スミマセンw

水曜日はちゃんと撮影しますのでご了承をば。

なので、天気予報だけお知らせです。

晴れ

晴れ!!

~06時:10% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、高気圧に

覆われて概ね晴れる見込みです。

すっきりと晴れていい定休日になりそうです♪

では今日の本題です。

先日からご紹介している

ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は12回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第4回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第5回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第6回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第7回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第8回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第9回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第10回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第11回】ロイヤルスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

キャップを取り付ける

バキュームピストンにジェットニードルを入れて

キャブレターに組み付ける準備が

終わった所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

フロートチャンバー内の部品類の組み付けも

完了していますので、Oリングをセットしてから

フロートチャンバーを閉じましょう。

今回はフロートチャンバーガスケット(Oリング)も

どうやら交換間もなしって感じでしたので

再利用しておりますが、こういう事情でも無い限り

基本的には交換する部品ですので

予め部品を発注してから作業を実施しましょう。

フロートチャンバーを閉じる

フロートチャンバーを締め付ける時も

カバー類と同じ様に対角線上に

均等にボルトを締め付けていきましょう。

んでこれが4つともフロートチャンバーを

閉じ終わった状態ですね。

フロートチャンバーを閉じ終わった

次は準備が終わったバキュームピストンを

セットします。

ノズルにしっかりとジェットニードルを合わせてから

スプリングを載せてカバーを閉じます。

バキュームピストンをセットする

バキュームピストンのラバースカートを

カバーで挟み込まないように注意して

閉じますが、バキュームピストンを

完全に落とし込んだ状態よりも、写真の様に

持ち上げた状態の方が

ラバースカートの落ち着きが良いことが多いです。

※場合によっては落とし込んだ方が良い事も有ります

今回は持ち上げた状態でカバーを

閉じるのが得策の様ですので、

ベンチュリー内に指を入れてバキューム

ピストンが落ちないように保持した状態で

トップカバーを閉じて固定します。

トップカバーを閉じる

しっかりとボルトを締め付けて

トップカバーを閉じ、バキュームピストンの

動作チェックをしましょう。

吸入口上部の横長の開口部より

エアーを吹き込むと、ラバースカートを

噛み込まずに正常に取り付けられていると

バキュームピストンがこんな風に持ち上がります。

※写真は他車種の参考画像です

バキュームピストンの動作テスト

全てのキャブレターで同様の

テストを実施して問題ない事を確認しておきましょう。

以上でキャブレターへの部品の組付け

作業は完了です!

キャブレターの部品組付け完了

あとは元通り連結していくだけですね。

キャブレターの連結位置関係が

分からなくなってしまったYO!!

という方のために参考画像です。

キャブレターの位置関係 キャブレターの位置関係

この写真を見れば一目瞭然ですね。

まぁ・・・組み違える様な事は無いと思いますがw

キャブレターを左右に分けて1セットずつ

ジョイントしていきます。

ジョイント部分にはフューエルラインの

パイプがありOリングが片側2本ずつ計4本

取り付けられていますので、予め薄く

シリコングリスを塗ってからキャブレターに

差し込んでおくように。

シリコングリスを塗っておく

エアーベントチューブも忘れずにジョイント部に

セットしてからゆっくりとキャブレターを

ジョイントします。

キャブレターをジョイントする

キャブレターをジョイントする際、

バタフライ操作部にある同調調整用の

ステーを合わせておくように。

また、ジョイントと同時に同調調整部に

入れられていたスプリングも入れておきましょう。

同調調整部のスプリング

同調は後ほど調整しますので、

スプリングを入れにくい場合は

調整ボルトを目一杯緩めると良いでしょう。

ジョイントが終わったらステーを取り付けて

キャブレターが分離しないように仮固定しておきます。

連結ステーで仮固定

右側のキャブレターも同様にして

キャブレター同士をジョイントしてから

同調調整部のスプリングをセットします。

ジョイントしてスプリングをセット

左側と違って右側は2つ同調調整部が

あります。

あ、エアベントチューブも忘れずに

ジョイント時に入れておいてね。

あとで無理やり入れようとすると

ジョイント部のラバーが終了しますので(・ω・)

エアベントチューブ

たまーに忘れちゃうんですよね。

あっ・・・しまった!!!ってね。

右側のキャブレターもジョイントが

終わったら連結ステーに仮固定しましょう。

連結ステーに仮固定

これでキャブレターの仮連結完了です。

本格的な締め付けはまだ先ですので

先に締め付けてしまわないようにご注意を。

全てのステーが付いてから本締めしますので。

さっ、この続きはまた定休日明けの水曜日に

ご紹介しますのでお楽しみに♪

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

18.6℃

明日は週に一度の定休日です。

春休み中だった子供達と日中に

過ごせるのも明日が最終なのですが・・・・。

お父さんは

頑張れない子なのですwww

辛いwwww

ではまた水曜日に元気でお目に掛かりましょう☆

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