イントルーダークラシックのオプションイモビライザーを取り外してみよう!

ども。

今日も一日お疲れ様です。

今日は朝から珍しく出入りが多くて

よく走り回ったと思います。ええ。

天気も良かったので軽トラックで

走ってても気持ちがいいのなんのって。

ようやく暖房も必要無くなり、なんだったら

少し設定温度高めで冷房入れても

いいぐらいの気温ですよね。

相変わらず次から次へとお仕事の話が

立て続けに入ってきて嬉しい悲鳴を上げています。

お待ち頂いているお客様にはご不便を

お掛けして申し訳ないです。

手が二本しか無い中でもできる限りの

作業を行っておりますのでご理解の程

宜しくお願い致します。

基本的にはご予約優先の作業を行っておりますが、

作業内容によっては前後することもありますので

併せてご理解の程宜しくお願い致します。

で、今日の夕方からタイヤ交換と

フロントフォークのオーバーホール作業を

行っていたのですが、ええ、ええ。

インパクトレンチを使用していたんですよね。

インパクトレンチ

作業している脇にインパクトレンチを置いて、

オイルシールを圧入して、クリップを取り付けて、

今まさにフォークオイルを注ぎ入れている

そんな最中に・・・

突然・・・・・

突然、私の右顔面に向かって・・・

ブッシュゥゥーーーーッ!

突然右の顔面に強烈なエアーブローが

来たんで、ビックリして声でたがなww

うぉわぁーっ!?

初めは何が起きたのか全然わからないし、

フォークオイルを注ぎ入れてる最中だから

手を離すわけにも行かないし、ばたばたすることも

出来ないので、ただただT.M.Revolutionの

西川貴教よろしく、暴風の中で髪の毛が

ばっさばっさなりながらも、とりあえずフォークオイルの

注入完了。

で、今だに猛烈な勢いでエアーが吹き出ている

所に目をやると、ちょうとインパクトレンチの差込み口

付近のエアーホースが劣化して割れていました。

エアーホースが劣化して割れた

あらら・・・・。

バックリ口が開いてしまっています。

手元で常にオイルやガソリンなどにさらされる

場所なので、劣化も激しいですね。

ついこの間も切って詰めたような気がするのに。

まぁエアー圧も高いから仕方無いか。

インパクトレンチに差し込んであって良かったよ。

差し込んでなかったらエアーホースが空気圧で

暴れてお客様の車両にコツンと

当たりでもしたら・・・∑(;Д;ノ)ノ

目も当てられないです。

高圧ホースを使用する時は、定期的に

ホースの劣化を確認しましょう(ToT)

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせしましょう。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

19.8℃

曇りのち雨

曇りのち雨!

~06時:0% ~12時:20%

~18時:90% ~24時:60%

明日の大阪の天気は、前線や湿った空気の

影響で雲が広がり、昼前から雨となり

雷を伴って非常に激しく降るところが

ある見込みです。

雨具のご準備はお忘れ無きよう。

ご帰宅の時間帯はきっと雨ですよ。

では今日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

スズキ イントルーダークラシック

スズキ イントルーダークラシックですね。

これは800ですが、400も共通だと思いますので

参考にしてみて下さい。

今回のご入庫は、度重なるバッテリー上がりと

その対策でお越し下さいました。

まぁ・・・一番は乗る頻度が低いため

バッテリーも上がりやすいご使用環境なのですが

それでももうちょっと長持ちして欲しいという

お客様からのご要望で、車検と併せて

イモビライザーの撤去を依頼されました。

イモビライザーって、消費電力は少ないとは言え

待機電力を使用しているので、使用頻度が低い人程

バッテリーへの負担が大きくなってきます。

オプションで取り付けられているイモビライザーなので

割と簡単に取り外すことが出来ますが、

一部配線に加工というか、手を加えてあげる必要が

ありますので、この記事を見て参考にして下さい。

なお、オプションのイモビライザーは

ショップによって取付位置が異なる事が

ありますのでご了承下さい。

では作業を始めます。

まずは車体右側のサイドカバーを取り外しましょう。

サイドカバーを取り外す

サイドカバー内側に手のひらぐらいの

サイズの大きなCDIユニットがありますので

取り外して横に避けておきましょう。

CDIユニットを避けておく

CDIユニットを取り外すと、リヤサスペンションの

すぐ脇のバッテリーボックスにアラームが、

そしてCDIユニットのちょうど裏側にあたる

バッテリーボックスにイモビライザー本体が

取り付けられています。

アラームと本体

車体と接続されているカプラーを

全て取り外しておきましょう。

また、アラームは作業中にピーピーなると

ウルサイので予めカプラを抜いておくと良いでしょう。

車体前方に向かって走っている

動作確認用LEDの配線を

取り外しておきましょう。

LEDランプの配線カプラ

動作切り替え用のスイッチとなっている

配線は、ブレーキであったり、ヘッドライト切り替え

スイッチであったり、イグニッションキーであったりと

様々ですので、配線を追い掛けながら取り外しましょう。

ちなみに、こちらのイントルーダークラシックの場合は

ヘッドライトのLo/Hiスイッチ切り替えによって

イモビライザーの解除がなされる仕様になっていました。

ヘッドライトカプラに割り込んだ配線

で、この純正オプションのイモビライザーって

そのまま取り外したら、ハイOK!って訳には

行かないんですよ。

これがオプションのイモビライザー本体の

カプラを取り外した、メインハーネス側のカプラですね。

メインハーネス側のカプラ

イモビライザーを取り外したままですと

こういう状態になっていると思いますが、

この状態ではイグニッションはONになりますが

エンジンは掛かりません。

ええ、点火がカットされた状態になります。

なので、取り外した後も正常に

使えるようにするために簡単な

配線を作ってあげる必要があるのです。

まずは動作チェックの為に

細いワイヤーをカプラに差し込んで

2本の配線を導通させます。

2本の配線を導通させる

導通させる配線は

この2本ですね。

導通させる配線色 導通させる配線

■オレンジ/白

■オレンジ/緑

この二本を導通させて、とりあえず

エンジンが始動するかどうか確認して下さい。

※配線をフレームなどに接触させないように注意する

もちろん、無事にエンジン始動確認です。

恐らく他のスズキ車でも同じ配線色になっている

と思いますので参考までにどうぞ。

要はオプションのイモビライザーを取付けした際に

純正で付属しているリターン配線が組まれた

カプラが無いために、エンジンが始動できないというわけです。

イモビライザーを取り付けていない車両の場合は、

配線がUターンしたカプラが付いているはずです。

それと同じ様に配線カプラを作れば良いというわけです。

カプラを準備するのが面倒だー(;´Д`)

という方は配線同士を繋げるだけでも

同じ事ですので、クオリティ度外視でいいという

場合は、外れない程度の接続をしておいてもOKです。

※エレクトロタップは接触不良が起きやすいので推奨しませぬ

ちなみに、カプラは準備しなくても

取り外したイモビライザー本体の

カプラを取り外して再使用出来ます。

ただし、端子と配線だけは準備する必要は有りますが・・・。

エンジンの始動確認が終わりましたので、

強力両面テープでバッテリーボックスに

貼付けられているイモビライザー本体を、

バッテリーボックスと本体の隙間にカッターナイフの

刃を入れて切り離していきます。

カッターナイフで両面テープを切る

カッターナイフが動かしにくいぞ!!

と言う方は、少しだけパーツクリーナーを

カッターナイフの刃に吹き付けてから

切っていくとスムーズに切れます。

同様にしてアラームも取り外して下さいね。

んでこれが取り外した、純正オプションの

イモビライザー一式ですね。

※LED等は含まれていません

本体とアラーム

次に先ほどヘッドライトまで

動作の解除用に引っ張ってあった

配線と、動作確認用LEDランプを

取り外しましょう。

ほぼディーラーで取り付けられている

イモビライザーの場合、ガソリンタンクを

一度取り外さないと配線を取り外すことが

出来ないように、メインハーネスなどに結束

されています。

無理やり引っ張って外そうなどという

荒技を実施しないこと。

結束している場所によっては、とんでもない

事態を引き起こすことがありますので・・・・。

んでこれが取り外したLEDランプと動作解除用

シグナル配線ですね。

取り外したLED配線

では配線カプラを動作するように

復旧させていきましょう。

取り外したイモビライザー本体の

4Pカプラの端子を全て抜き取ります。

カプラの端子を抜き取る

使用するのはこのカプラだけですので

端子は予め準備しておくように。

オレンジ色の配線を使用する方が、

よりそれっぽくなるので、適当な長さに

カットしたオレンジの配線の両側に

カプラ用端子を取り付けました。

カプラ用端子を取り付けた

作った配線を先ほど取り外した

カプラにUターンさせて取り付けてっと。

作った配線カプラ

このままだと配線が不細工で

締まりが無いので、ちょっとだけ

根本部分を絶縁テープでを入れてお化粧(・ω・)

完成した配線カプラ

うん、なんかそのままより

良くなった。

あとはこれを元通りメインハーネスに

ぱちっと取り付けたら作業は完了です♪

できあがった配線カプラを取り付ける

これでイモビライザーの取外し作業は

完了なのです~♪

ほかのスズキ車、例えばスカイウェイブ250などの

後付けオプションイモビライザーも

同様の手順で取り外しが可能です。

※場所は違えど配線色は恐らく同じです

一戸建てなどにお住まいで、盗難の

危険性が無く、度重なるバッテリー上がりや

誤作動によるアラーム発砲などで

どうにかしたいと思っていた方は

ぜひぜひ参考にしてみて下さい。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

DIOのグリップ表面温度 閉店時

じっ・・・実はこれ、今日は

忘れててTODAYのグリップ表面温度じゃなく、

Dioのグリップ表面温度なのです。

ひいいいいいいいいいいいいいいいいwww

明日はちゃんとTODAYのグリップ表面温度を

計測してきますm(__)m

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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コメント

  1. mukaida より:

    イモビ解除 FI車も同様に上手くいきました。
    大変参考になりました。
    もちろん自己責任でございます。