【第5回】Vツインマグナのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

今日もお疲れ様でございます。

一日バタバタとしてお昼ご飯も

食べることが出来ませんでしたわw

でも何も食べないと力が出ないので、

とりあえずかき込むようにしてUFO焼きそば

だけは食べましたが・・・・。

週明けの月曜って定休日前なので

何かと忙しくなるんですよね。

午後から車検に出かけると、陸運局も

連休前に継続検査を受けようと

集まった人で二輪検査レーンもこの状態。

※後方に10台以上居てます

大混雑の検査レーン

ズラズラズラズラ~っと。

こりゃ再検査にならない事を祈ろう(つД`)

こんなにも大混雑している時に限って

ヘッドライト検査で不合格になることが多いので

戦々恐々ですよ。ほんとに。

再検査受けるだけで、軽く1時間は

待ち時間に費やしそうです。

もちろん、車検に来る前に光軸も

光度テストもしてきましたが、ヘッドライト

検査だけはいつも心配なのです。

あ、今日は陸運局の隣にある

自衛隊 信太山駐屯地

かなり騒がしかったので、

撮ってくる撮ってくると言っていた

アレを撮影することが出来ましたので

続きを読むからどうぞ。

今日はヘリコプターの演習日だったのか、

陸運局にはずーーーっとヘリコプターの

轟音が鳴り響いていました。

姿は見えずとも、森の向こう側でUH-1の

ターボシャフトエンジンが轟音を響かせています。

離着陸の練習?をしているUH-1も居てたので

さながら航空ショーを見ているかのようです。

で、ちょうど今日は受験する車両を

軽トラックから降ろしている際に

UH-1が降下してきたので動画を撮影してきました。

この機体は少し遠くに着陸しましたが、

少し前に見た機体は陸運局敷地内に

降下してくるんじゃ無いかって程

近かったですね。

パイロットの表情が見て取れるぐらい。

※口元ね

それでは動画をどうぞー。

※音量注意

このドゥルドゥル感いいですねぇ♪

お腹まで響いて来ます。

次は低空で旋回の練習?演習?をしている

のが撮影したいですね。

和泉陸運局ではこういう光景は日常なので

全国でも結構珍しいのかも。

ヘリコプター好きにはたまりませんなぁ♪

いつか撮ろう撮ろうと思っていた

陸運局でのヘリコプターも撮れたし、

車検も不合格にならず一発合格で幸せ一杯ですwww

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

26.2℃

晴れ

晴れ!!!

~06時 ~24時:0%

明日の大阪の天気は、高気圧に

覆われて概ね晴れるでしょう。

一日を通してすっきりとしたお天気で

いい休日になりそうです♪←定休日なので

では今日の本題です。

先日からご紹介している

Vツインマグナのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は5回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧いただけます。

【第1回】Vツインマグナのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】Vツインマグナのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】Vツインマグナのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第4回】Vツインマグナのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

分離したキャブレター

キャブレターを完全に分離し終わった

所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

フロートチャンバーを開いて内部の

状況を見てみましょう。

フロートチャンバーの固定ボルトは

舐めやすいので注意して緩めましょう。

フロートチャンバーのボルトを取り外す

ボルトを取り外したら、ゆっくりと

じんわりと、焦らしながらフロートチャンバーを

開いてみます・・・。

って、活字だとそんなこと

表現できないので、前後のキャブレターを同時に

お見せしましょう。

パカっとな!

キャブレター内部の状況 キャブレター内部の状況

ひいいぃぃっΣ((°Д°;;;)))

予想通り茶色いサビも溜まっていますし、

ジェット類も緑色に変色して

完全に閉塞しています。

これはこれはなかなかの

グッドコンディションですw

オーバーホールのやり甲斐が

あるってもんですな。

では分解を進めていきます。

まずはメインジェットを取り外します。

メインジェットを取り外す

メインジェットホルダーも一緒に

回ってしまう場合は、メガネレンチで

ホルダーを押さえて取り外しましょう。

Vツインマグナのメインジェットは

前後共に同じ番数が取り付けられていますが、

ジェットホルダー、ジェットニードルについては

前後で異なる物が取り付けられています。

間違えると微妙に調子が出ません。

気が付かずにそのまま組んでしまっている

車両が割と多いのですよ。

なのでここではっきり書いておきます。

■フロント側

ジェットニードル:J9WAまたはA0VC

ジェットホルダー:穴 少(2穴)

フロント側ジェットホルダー

■リヤ側

ジェットニードル:J9VAまたはA0UC

ジェットホルダー:穴 多(4穴)

リヤ側ジェットホルダー

※写真のジェットホルダー背後のキャブレターはフロント用ですので誤認しないようにご注意ください

分解中のキャブレターは先で触れていたように、前後のジェットホルダーがバラバラに組付けられていた様で、リヤ用の穴4つのジェットホルダーがフロントキャブレターに装着されていました。コメント欄にて背景のキャブレターと手に持っているジェットホルダーの差異が誤解を招くのではと注意喚起頂きました事に感謝致します。
2017/03/12 加筆・修正

組み立てる際も絶対に組み合わせを

間違えない様にご注意ください。

ジェットニードルは2本並べて見ると

よく分かりますが、テーパー形状が

微妙に異なるのですよ。

この微妙な差のせいで

燃調が狂ってしまい、プラグのかぶりや

吹け上がり異常などが発生します。

短期間でこれを症状として判断するのは

困難ですが、時間が経つにつれて必ず

このジェットニードルとジェットホルダーの

組み合わせ不良による燃調のズレは

出てきます。

社外品のマフラーに換装していて、

同調もしっかり合っているはずなのに

前後でマフラーの焼け具合が異なる場合や、

アイドリング時に不安定になる事がある場合は

もしかしたら、この組み合わせが間違えているのかも。

ま、おいそれと簡単に確認出来る

場所じゃ無いのですが・・・・(;´Д`)

Vツインマグナのキャブレター

オーバーホール時に絶対に

見落としてはいけないポイントです。

続いてスロージェットを取り外します。

スロージェットを取り外す

次はフロートを取り外します。

※取り外しの順番は前後しても問題ありません

フロートピンを抜きとってっと。

フロートピンを抜き取る

フロートピンが固くて抜けないという場合は、

パーツクリーナーを吹き付けてから

反対側からフロートピンよりも細い物で

優しくコツコツと叩いて抜き取りましょう。

数回叩いても微動だにしない場合は、

無理に力を掛けずに、フロートピンが

通っている支柱部分などをハンダコテ、

またはヒーターなどを使用して

加熱してから試してみましょう。

火気は厳禁です。ええ。

フロートピンを抜き取ったら、フロート

バルブをぶら下げたままフロートを

取り外しましょう。

※ぶら下げたままじゃなくてもいいwww

フロートとフロートバルブを取り外した

続いてバルブシートを取り外します。

10mmのソケットレンチを使用して取り外しましょう。

取り外し時に力み過ぎて、フロートの支柱に

ぶつけてへし折らないようにご注意を。

バルブシートを取り外す

以上でフロートチャンバー内部の

部品の取外し作業は完了です。

ジェット類の取り外し完了

それにしても汚れが酷い。

特にサビの粉ね。

コンパウンドぐらいの細かい粒子

なのでザラザラ感は殆どありません。

クレンザーよりも細かい感じです。

ここからはキャブレター本体と

各ジェット類の経路を通していきます。

まずはキャブレターの中で最も

閉塞が多い部分である、チョークラインの

経路をキャブレタークリーナー、場合によっては

細いニードルを使用して疎通確認します。

チョークラインが正常に抜けていれば、

この写真の様に吹き込んだキャブレタークリーナーの

泡が出てきます。

チョークラインの疎通確認

これが抜けていない場合は、

配線の被覆を剥いて銅線を取り出し、

細いこよりにしてニードルの代わりにすると良いでしょう。

地味ですがキャブレタークリーナーの

泡を乗せながらツンツンとしていると、

必ず抜けますので、諦めずに実施してください。

閉塞した状態のままだと、調子は

絶対に出ませんので。ええ。

また、閉塞状態のままでキャブレタークリーナーの

原液層に浸け込んでも、閉塞状態は

解消しない可能性がほぼ100%です。

閉塞している細い経路内では

よく溶かせたとしても表面だけで、

経路の奥まで詰まっている物は絶対に

取れません。

必ず事前に経路内は通しておく必要が有るのです。

通りさえすれば、そこにはキャブレタークリーナーが

入り込んでくれるので、経路内部の汚れもちゃんと

美しく洗い流してくれます。

ジェット類も同様です。

必ず事前に全ての穴を通しておきましょう。

こんな風に穴が抜けていない状態はイケマセン。

スロージェットの閉塞

全ての経路とジェット類の疎通確認が終わったら、

ジェット類は別容器でキャブレタークリーナーの

原液に浸け込み、

ジェット類の小物を浸け込む

キャブレター本体は大きな容器に

溜めてあるキャブレタークリーナーの原液に

放り込んで丸一日放置して汚れを溶かします。

キャブレタークリーナーの原液に浸け込む

汚れが酷い場合は1日じゃ足りないかもです。

何度か取り出して汚れの浮き具合を見て

判断してください。

ただし、長期間の浸け込みはアルミを

溶かしてしまう恐れがありますのでご注意を。

※特に腐食して表面が脆くなっているキャブレターは要注意です

さぁて、今日はキャブレターの浸け込み作業まで

終わったので、この続きはまた定休日明けの

水曜日にご紹介する様にしますね♪

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

17.4℃

そろそろカブツーリングの季節になりましたね。

噂では梅雨時期までに実施するとかって話が。

と言うことは・・・梅雨まで長くてあと半月程か。

今回のツーリングは、日曜日に実施しますので

ぜひ皆さんも奮ってご参加下さいませ♪

友人も急ピッチでカブの製作に取りかかっていますw

カブのフレームと格闘中の友人

レッグシールドを捨ててでも入れたかった(らしい)

フレーム補強・・・・。

ほぼノーマルのカブ

必要あるのかそれw

・・・・無い(´・_・`)

カブツーリングいぐでっ!!!

※カブ=小排気量車って事ですw

詳細はまた告知します。

ではまた水曜日に元気でお目に掛かりましょう☆

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コメント

  1. フロント・リア側 ジェットニードル
    ジェットホルダーの説明は理解できますが
    写真背景のキャブレターは逆だと思うのですが…
    フロント側のキャブにリア側のジェットホルダーになってませんか?

    誤認してしまう可能性があります。
    確認よろしくお願いします。

    • centrumMC より:

      コメントとご指摘ありがとうございます!

      同業のご先輩ならばご存じかと思いますが、前後の組み合わせが無茶苦茶に
      組み合わされている事が多いVツインマグナなので、当時の記憶があいまいですが
      分解時に撮影しているところを見ると、分解時には写真の撮影は実施していますが、
      整備実績とデータのある車両の場合はジェットホルダーの品番照合までは
      実施していない事がほとんどです。(組付け時に確認しながら作業するため)

      写真をもう一度確認致しましたが、ご指摘の通り前後ジェットホルダーが
      逆に取付けられていたキャブレターの様です。
      組付け時にはデータシートを確認しながら作業しておりますので組み間違いは無いです(^_^;

      誤認を避けるためにも記事の加筆修正をすぐに実施しておきます。

      ありがとうございます先輩っ!!!