マジェスティ125FIの駆動部からの激しい異音を修理してみよう!

ども。

今日は朝から和泉市役所に

原付の廃車手続に行ってきました。

和泉市役所

久し振りに和泉市役所に来ましたが

相変わらず老朽化が激しいですな。

少し前に市庁舎の移転を伴う新築か、

今のこの場所で新築するかの住民投票が

行われたはずですが・・・・・

どうなったんでしょw

個人的には我が家の近くに移転案が

有ったので移転してきて欲しいなと

思っていましたが・・・・。

きっと市庁舎移転案は否決されたんでしょうね。

今のこの庁舎が有る場所に新築する

事になるんでしょ。

市役所があるこの場所は

渋滞も酷いし、駐車場がまず少なすぎて

待ち時間がハンパ無い。。。

市役所から戻ったら昨日の内に

分解しておいたVS750イントルーダーの

シャフトドライブユニットの

オイル漏れの確認作業です。

シャフトドライブのオイル漏れ

これが分解前の状態ですが、

矢印の部分からギヤオイルがぽたぽたと

時間を掛けて漏れ出してきます。

ドライブユニットはよほどのことが無い限り

分解するようなことが無いので

内部のオイルシールが痛んで

しまっているのでしょう。

んでこれが取り外したドライブユニットですね。

取り外したドライブユニット

イントルーダーはジャッキや馬を掛ける

所が限られているのでドライブユニットの

車体からの取外し作業は大変です(;´Д`)

点検の結果、シャフト部付近から

オイルが漏れ出しているのを発見。

矢印部からのオイル漏れ

シャフトを伝って出てきているのか、

シャフトが差し込まれている回転部から

出てきているのか正直判断が付きません。

ホイール取付側にオイル漏れが

発生してなかったのは幸運でした。

比較的安価にオイル漏れを修理出来そうです。

最終、ここまで分解してオイル漏れの

原因箇所を特定しました。

特殊工具が必要な部位 ベベルギア

ドライブユニットを分解する ドライブユニットを分解

ドライブユニットを分解 オイルシール(原因)

大きなオイルシールと、Oリングの劣化による

ギヤオイルの漏れと断定。

水曜日には部品が入荷する予定ですが

水曜日は他の作業で手一杯になりそうなので

週末までに組上げてオイル漏れが止まったか

確認したいですね。

今日発注した部品点数が多すぎて

来週いっぱいも忙しくさせていただけそうです♪

ほんとうに有難う御座います。

作業のご依頼はおはやめにどうぞъ(`・ω・´)グッ

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

32.2℃

曇り

曇り!!

~06時:30% ~12時:40%

~18時:40% ~24時:30%

明日の大阪の天気は、気圧の谷や湿った

空気の影響で雲が広がり、雨の降るところが

ある見込みです。

大気の状態が不安定となるため、

昼前頃から雷を伴うところがあるでしょう。

急な天候の変化には十分ご注意を。

では今日の本題です。

あ、先に言っておきますが今日の記事は

こんな事もあるんだよー!!っていう

注意喚起の記事なので、いつもの様に

整備時にお役立ちいただける記事とは

言えないかもしれませんのでご了承下さい。

まずは車両のご紹介から。

マジェスティ125FI

台湾ヤマハ製マジェスティ125FIですね。

今回のご入庫は走行中に物凄い

音が聞こえてエンジンが再始動出来なくなった

って事でご入庫です。

 

左側下方より音が聞こえたと

言うことですので、恐らく駆動部に

何か問題が発生したのでしょう。

試しにセルを回してみますと、駆動部より

ギャリギャリギャリギャリッ

という激しい異音がwww

って事で早速駆動部を分解して行きます。

まずはプーリーカバー前部のダクトカバーを

取り外しました。

ダクトカバーを取り外した

フィルターがホコリが溜まりすぎて悲惨な

状況になっていますが、今はそれより

原因を確認することのほうが先決です。

フィルターを取り外すと少しだけ

内部が見えます。

フィルターを取り外した

フィルターを取り外すとドライブフェイスが

少しだけ見えますが・・・・・

妙に近くね?w

もう少しドライブフェイスってカバーから

離れているハズなのですが・・・。

プーリーカバーを開けるために

次はキックペダルを取り外しました。

キックペダルを取り外した

続いてプーリーカバーの表についている

プラスティックの保護カバーを取り外しましょう。

保護カバーを取り外した

続いてプーリーカバー本体の

固定ボルトを全て取り外しましょう。

固定ボルトを取り外す

固定ボルトを全て取り外したら

カバーをゆっくりと取り外しましょう。

中は一体どうなっているのか・・・・(;´Д`)

(パカっとな)

プーリーカバーを開いた

うわぁ・・・・。

音の原因はこれですね。

やはりドライブフェイスが手前にずれて

カバーとファン部分が接触していた

異音だったようです。

接触部分が削れてる

で、カバーと接触していた

ドライブフェイスの状態がこちら。

ドライブフェイスの状態 ドライブフェイスの状態

写真を見ればなぜこうなっているのか

分かりますよね。

そうです。

センターナットが緩んでしまっています。

ナットとクランクシャフトの出面も合ってないし、

いや、むしろクランクシャフトの方が

ナットより凹んでるww

明らかにナットが緩んでいます。

ほら。

ナットが緩んでワッシャがズレてる

指でくるくると回せるほどに緩んでます。

ベルトの張力でドライブフェイスが押されて

クランクシャフトのスプライン部にダメージが

無ければいいのですが。。。

とりあえず現状で走行に支障が出ないレベルの

修理でいいのでと言われていますので、

問題が無さそうであればそのまま

ドライブフェイスも再使用します。

削れたドライブフェイス

お・・・おぅ・・・(;´Д`)

かなりファン部分が削げ落ちて

悲惨なことになっていますが、羽折れも

羽のヒビ割れも有りませんでした。

クランクシャフト、ドライブフェイス両方の

スプライン部にも多少の修正は必要でしたが

問題無いレベルでしたので、今回は

そのまましっかりと締め付けて作業完了としました。

通常、このドライブフェイスを固定している

ナットが緩む事なんて有り得ませんが、

どうやら以前誰かが締め付けた時のトルクが

弱くて緩んでしまった様です。

我々はインパクトレンチを使用して

このセンターナットを締め付けるので

こういう事はまず有り得ませんが、

手持ち工具で押さえながら締め付ける場合は

締め付けトルクに十分注意して下さい。

また、締め付け時にVベルトをしっかりと

クラッチ側に落とし込んでたわませた状態で

ナットを締め付けないと必ずこんな風に緩んでしまいます。

ベルトの厚みが邪魔して最後まで締め付けれなくなります

今回は停車時に発覚してすぐにエンジンを止めたので

この程度のダメージで済みましたが、

幹線道路などの高速走行中だったら・・・・・

ドライブフェイスが粉々に砕け散って

しまうだけでは済まず、Vベルトが外れて

切れてしまって内部で絡んでしまうと。。

・・・・もう想像が付きますよね。

被害甚大になることは避けられません。

ご自身で作業される場合は

基本的な作業手順を確認し、

要点を確実に押さえた整備を行って下さい。

手持ちの工具で締め付けても

要点を押さえて作業すればこんな事には

絶対になりませんので。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

22.6℃

さて・・・部品発注しなきゃならないのが

まだ残っているので今から事務と併せて

やってから帰宅です。

明日は定休日なので次の更新は

明後日水曜日となります。

ではまた水曜日も元気でお目に掛かりましょう☆

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