イントルーダー800(VS52C)のフロントホイールを外してみよう!

ども。

今日の午後、店内で作業していた所突然、

ガッシャーン!

しばらくするとなにやら店の周囲がなにやらザワザワ

向いのガソリンスタンドの店員さんも出てきて、

近くの車屋さんと大声であーだのこーだの。

↓ 続きを読む ↓

話している内容までは分かりませんでしたし、

わざわざ作業中に店外に出てヤジウマしに行くほど

ヒマじゃないんです。

まぁ、音やら周囲の慌て様を見れば事故したってことぐらい分かります。

そんなに慌てなくっても・・・。

まぁこの辺りはいつも平和で、普段そういった事が起きないので

非日常的な事が起きると、近所総出でヤジウマ騒ぎです。

 田舎やのぅw

のどかな美木多上1-2のセントラムモーターサイクルに

ぜひぜひおいでませ♪

その後、ガソリンスタンドにガソリンを入れに行った際に

店員さんと少し話を聞いたところ、

路上に駐車していた軽トラックにワゴンRが突っ込んだらしく

フロントバンパーが完全に地面に脱落したようで。

幸いにもどちらのドライバーも怪我も無いようですが。

軽トラックは私の出勤時の時点で既に止まっていたんで、

かなり長時間駐車していたようですな。

しかも、駐停車禁止の看板のすぐ横に

どうやら農作業の為に朝から駐車していたようですし、

畑の前の道路に軽トラックが駐車されている光景なんて

田舎ではよくある風景

駐停車禁止場所に止めていた軽トラックも同罪ですが、

ワゴンRも、前方を見ていりゃノーブレーキで突っ込む事も無いのに。

って事でいつものTODAYのグリップ表面温度からお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

14.2℃

今日も温度が低いですね~。

もうちょっと温度上がってくれないと寒いですよね。

今日はコチラの車両をご紹介。

スズキ イントルーダー800

スズキ イントルーダー800です。

少し前に入荷した車両ですが、多忙な毎日が続いていたので

手がつけれずに放置していたのを、雑誌広告の締切日に間に合わせるべく

合間をぬって作業しました。

今回はフロントホイールの脱着をご紹介します。

取り外すフロントホイールがこちら。

フロントホイール

まだまだ入荷したままの状態なので、洗車作業もしておりませんが

とにかくホイールの汚れが目立ちますので、分解してキレイにしましょう。

まずはブレーキキャリパーを取り外します。

ブレーキキャリパーは8mmのヘキサゴンで固定されています。

ブレーキキャリパーを取り外す

ヘキサゴンで固定しているのは恐らくスズキ車だけでしょうね。

通常は14mmとか12mmのボルトで固定されていますから。

2本ともボルトを取り外してキャリパーをディスクから取り外します。

キャリパーを取り外した後は、ボルトを紛失しないようにキャリパーに

ボルトを入れておきます。

キャリパーを取り外した

キャリパーを取り外した際は、ブレーキレバーを握らないように

注意しましょう。

ブレーキレバーを握ると、ピストンが押し出されて取り付け時に

ディスクに入らなくなってしまい、ピストンを押し戻す必要が出ますから。

※ピストンを清掃してから押し戻す必要があります 

次は車両右側に移動してアクスルシャフトを緩める準備をします。

アクスルシャフト部とフォーク下部の緩み止めのボルト部分に

取り付けられているカバーを取り外します。

アクスルシャフトのカバー

随分と腐食が進行していますね。

チラッと写真後方にも写っているホイールハブにも腐食が見られます。

ほんとイントルーダーシリーズはこの部分が腐食しやすいです。

次はスピードメーターケーブルを取り外しましょう。

スピードメーターケーブルを取り外す

この部分のナットって、結構緩んでいる車両が多いので

取り付ける際はナット表面を潰さない程度のトルクで締めておく事。

次はフォーク下部のアクスルシャフトの緩み止め部分の

ボルトを緩めておきます。

取り外す必要はありません。指で掴んで回せる程度でOKです。

緩み止め部分を緩める

次はアクスルシャフトに工具を掛けて緩めますが、

初めの一発だけパキッ!と緩めるだけで結構です。

ジャッキを掛けた状態で、アクスルシャフト等の高トルクで

締め付けている部分を緩めるのは危険なので

ジャッキアップするまえの準備として緩めておきます。

初めの一発だけでも緩めば、ジャッキアップ後に

そんなに力を掛けずに安全にアクスルシャフトを取り外す事が出来ます。

アクスルシャフトを緩めておく

アクスルシャフトが少し緩んだら、いよいよジャッキアップです。

ジャッキを掛ける場所はこちら。

ジャッキアップポイント

写真では当て物無しで当てていますが、写真撮影用です。

実際にジャッキアップする際は、ウエスを当てるなどして

直接ジャッキがフレームとあたらないようにしておく事。

車両の様子を確認しながらジャッキを上げて行き、

必要な高さになるまでジャッキアップします。

ジャッキアップ後

ジャッキアップの目安としては、ハンドルを真っ直ぐにしても

地面から浮いている状態が作業しやすくてGOODです。

予め緩めておいたアクスルシャフトを取り外していきますが、

ジャッキアップして地面から浮いているフロントホイールは、

アクスルシャフトに全重量が乗っている状態になりますので

ホイールの下に、浮いている分だけ軽くつま先を入れつつ

アクスルシャフトを取り外すと作業効率UPです。

アクスルシャフトを抜き取る

説明を書き入れすぎてゴチャゴチャしてますがご勘弁を。

要点を書き出すと、

●ホイール下につま先を入れてホイールの重量を支える

●アクスルシャフトを回しながら引き抜いてくる

●アクスルシャフトを引き抜いてくると、ホイールがギヤボックス側に寄ってきて

 フェンダー固定ボルトにリムが接触してキズが入ってしまうので、

 ホイールをディスク側に寄せて支えておく。

これを同時並行していきます。

んでホイールの取外しが完了です。

ホイールの取り外し完了

取り外したホイールのベアリングを左右共に指を突っ込んで、

ゴリゴリ感やガタツキなどが無いか点検します。

ベアリングの点検

特にゴリゴリ感やガタツキも無く動きもスムーズです。

で、なぜホイールを取り外したかって言うと・・・

ディスクを取り外してっと、

ディスクを取り外して

次はタイヤを取り外してっと、

タイヤを取り外した

あれこれ作業して、

はい、ピッカピカ

はい、磨き完了♪

って、いきなり完成形です。

スポークを全部取り外して磨き上げておきました。

フロントホイールのスポークの分解・組み立て作業については、

排気量が違いますが、作業手順は同様ですので

過去に紹介した記事をご覧下さい。

■ イントルーダー750のスポークを磨いてみよう!フロント編

作業が完了したホイールを取り付ける前に、

アクスルシャフトに付着している古いグリスをふき取って

古いグリスを拭き取る

新しいグリスを塗りましょう。

グリスを塗る

グリスを塗って準備が整ったらホイールを取り付けていきます。

リムがフェンダー固定ボルトにぶつからないように注意しながら

真っ直ぐ入れていきます。

ホイールを取り付ける

カラー、ギヤボックス等を脱落させないようにゆっくりと

入れていきます。

ホイールを入れる際も、高さ合わせの為につま先を

ホイール下に入れて微調整しながら作業するとGOODです♪

ホイールを元通りの場所まで持っていて、

アクスルシャフトを入れたからといって安心しないように。

気を抜くとほんとにリムがフェンダー固定ボルトと接触して

キズだらけになりますのでご注意を。

当たらないように注意する

アクスルシャフトを入れて締めこんでいきますが、

ここでなかなか言う事を聞いてくれないのがコイツ。

ギヤボックス

メーターのギヤボックスですね。

アクスルシャフトを締めていくと、一緒に回ってしまいます。

スピードメーターワイヤーの長さには限りがありますので、

できれば今の位置ぐらいでしっかりと固定したいですよね。

だからといって、

手で握って締める

ワイヤーを取り付けて手で押さえて締め込もうなんて無理です。

適切な締め付けトルクを得る事ができません。

適切なトルクで締め付ける方法としては、

予めギヤボックスを進行方向側に回した状態で

締めこんで行き、最終締め付けトルク付近でちょうど良い場所に来るように

調整して締め付けることです。

グリスとの滑り具合などによって多少ズレが出ますので、

何度か締めたり緩めたりして確認しながら締め付けるように。

くれぐれも、先ほどのように手で握って締め付けるなんて事は

絶対にしないで下さい。

締め付けトルク不足でベアリングを痛めてしまったり、

アクスルシャフトの編磨耗等を起こしてしまいます。

※アクスルシャフトは緩み止めがあるので抜け落ちることは無いです

 

アクスルシャフトを締め付ける際も、車両が不安定に

ならない程度まで締め込んでおき、最後はジャッキから下ろして

締めこむように。

アクスルシャフトの緩み止め部分の締め付けも完了したら、

ブレーキキャリパーを元通り固定して作業完了です♪

キャリパーを元通り固定する

ジャッキから下ろした後は、先ほど書いた通り

アクスルシャフトの最終締め付けを行い、

さらに各部位締め忘れが無いかどうか点検して完了です。

今日はここまでっ。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

12.4℃

今日は一日中、くしゃみが止まらないなし、

鼻水がダラダラだし、眼球の痒みもまたひどくなったし、

まだ飛んでるのか!

早く終わって欲しいです・・・。

ではまたっ♪

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
人気ブログランキングへ今日もポチッと明日もポチッと♪ブログランキング参加中 

[ratings]

スポンサーリンク

コメント

  1. sono より:

    早速の回答(快答)ありがとうございます。
    お忙しいところすみません。
    できるところは自分でやるというスタンスでやってきましたが、
    いつものベアリング交換となめていました。いつ取れるかわからない
    休日に再チャレンジしてみます。
    いつかお店を訪ねてみたいのですが、600kmあるもので・・・。

    • いえいえ♪
      整備力を磨かれる事は素晴らしい事だと思いますよ!

      1度の失敗は先の成功へと繋がります( ´▽`)b
      お休みが早く取れるといいですね!

      600kmですか・・・・東京大阪間以上離れていますね。
      おいそれと来れる様な距離じゃ無いですww

      また大阪方面に来られる事があれば
      いつでもお越し下さいませ♪

  2. sono より:

    いつも楽しく拝見させて頂いております。
    イントルについて一番濃い内容ではないでしょうか。
    さて、先日VC52Cのフロントベアリングを交換しましたが、
    アクスルシャフトを締め付けるとタイヤが回らなくなってしまいました。
    回るように緩めると、メーターギヤがくるくるになってしまいます。
    試しに、インナーレースとギヤの間に16×2×1.5のドレンパッキンを挟み込んで
    締め付けるとギヤは固定され、タイヤはくるくるになりました。
    メーターギヤが接触していると推察されますが、こんなことがあるのでしょうか。
    ご経験があれば対処方法を御教授下さい。
    ドレンパッキン挟み込みで良いでしょうか。
    ご使用になっている赤いグリスはどこのグリスですか。万能として使用できるのですか。

    • 有り難うございます♪

      ベアリング交換後に見られる不具合ですね。

      恐らくベアリングの座面がズレていると思われます。
      もう一度左右のベアリングの圧入量をチェックし直してみて下さい。

      何かを挟んで解消するのは良くないです。
      問題の解決にはなりませんからねっ♪

      ベアリングの圧入量が左右共に正しい量
      圧入されていないとこういう事が発生します。

      ご確認下さい(・∀・)b