【第10回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

今日午前中にお預かりしたこちらの車両。

カワサキ 250TR

カワサキ 250TRですね。

以前から気にしてた所部分が、ついに

本格的にダメになってきたので

ご入庫下さいました。

それがこちら。

エンジンからオイル漏れ

左側エンジンカバー部よりオイル漏れ。

以前から距離を走ると滲む事は

確認していたんですが、症状がさらに酷くなって

10km未満の距離でもだらだらだらーっと

垂れてくる程の量になってしまいました。

量が以前よりも増えてますね・・・・。

って事で、いよいよヤバイなってことで

お客様から連絡があってご入庫となりました。

左側のカムチェーンカバーなのか、

はたまたシリンダーベースガスケットから

の漏れなのか・・・・。

シリンダーだったら予算大幅アップ。

腰上分解が必要になるんでね・・・。

カバーだけなら1万円以内で

十分に修理出来るレベル。

明日以降で確認してお客様に

ご連絡するようにします。

えーっと、ここで業務連絡です。

東京にお住まいのT様。

お預かりしていたキャブレターですが、

本日全ての作業を無事に終えました。

オーバーホール完了 オーバーホール完了

これは連結する前の写真ですが、

このあとキャブレターを連結して同調調整して

最後にガソリンを通して、漏れのチェックを

実施しました。

ガス漏れチェック

ご依頼のあったガス漏れも止まりましたし

キャブレター内部のOリング類も全て

交換し、問題のあった部品も交換したので

さらに良くなってくれることと信じております。

なお、パイロットスクリューについては

2回転半戻しでセットしておりますので、

必要に応じて微調整をお願い致します。

追加で交換が必要になった部品も

ありませんでしたので、明日の便にて

ご返却致します。

早ければ明後日午前中にはお届け予定です。

遠方よりのキャブレターオーバーホールの

ご依頼、ありがとうございましたm(__)m

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

35.2℃

曇り時々晴れ

曇りのち時々晴れ!

~06時:10% ~12時:10%

~18時:30% ~24時:30%

明日の大阪の天気は、梅雨前線や

湿った空気の影響で曇りで、

北部を中心に雨や雷雨のところが

ある見込みです。

お昼以降で降水確率が高くなっていますので

お出掛けされる場合は雨にご注意を。

では今日の本題です。

先日からご紹介している

CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日はついに10回目となりました。

もうちょっと続きますので最後までお付き合い宜しくです♪

前回までの記事は以下のリンクよりご覧いただけます。

【第1回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第4回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第5回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第6回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第7回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第8回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第9回】CB400Fourのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

フロートを取り付け終わった状態

ジェット類を取付け、フロートも全て

取り付け終わった所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきたいと思います。

フロートを取付け終わったら

油面の調整を実施していきたいと思います。

よほどの事が無い限り、大きく油面が

ズレていると言うことは無いと思いますが、

4気筒全てで油面が一致しているに

超したことはありません。ええ。

CB400Fourの既定の油面は以下の通りです。

H寸法(フロートレベル):18.5mm±1mm

ノギスを19mmにセットして高さを計測します。

フロートレベルを計測する

フロートチャンバー合わせ面から、フロートの

最も高い位置までの距離を計測します。

このとき、フロートのリップがフロートバルブの

突起部に触れるか触れないか位に

してから計測するように。

突起を押し込んでてもダメ。

突起から浮いていてもダメ。

ちょっと触れている位にして下さい。

フロートレベルの調整はこの写真が

分かりやすいでしょう。

フロートのリップ部分

※キャブレターに取り付けた状態での説明です

これを参考に全てのフロートレベルを

規準値よりもほんの少し油面を下げる方向に

調整しておくと良いでしょう。

フロートレベルの調整が終わったら

次はフューエルラインやアイシング防止水路等の

各種Oリングをすべて交換します。

予めパッキンセットをメーカーから取り寄せておきました。

パッキンセット

1袋にOリングなどが一式入れられています。

4気筒車以外にも共用されているパッキンセットなので

4セット購入すると、必然的にOリングがかなり

余ることもありますが、それが普通なので気にしない様にw

これが交換対象のジョイント類ですね。

各種ジョイント類

全てにOリングが入れられており、

フューエルラインについてはOリングが

二重になっています。

1つずつOリングを取り外していきます。

細いピックツールなどを使用するか、

指先を駆使してうまく取り外しましょう。

ま、交換しますので切ってしまっても

いいんですけど、わたしは職業柄

疑って止まない性格なので出来るだけ

キレイに取り外します。

※万が一Oリングが合わなかった時のための保険です

Oリングを取り外す Oリングを取り外す

すべてのOリングを取り外し終わった

状態がこちらですねー。

Oリングを取り外した

んで取り外したOリングがこちらですね。

一部劣化して取り外す際に千切れてしまった

物も含まれています。

取り外したOリング

先ほどメーカーから取り寄せておいた

パッキンセットの中からOリングをすべて

取り出して並べてみました。

新品のOリング

かなりの量ですが、先ほども書きましたけど

すべては使いません。

パッキンセットってのはそういうもんです。

この中から使用するのはこれだけ。

使用するOリング

かなりのOリングが無駄になりますが

致し方ありません・・・・メーカーの部品設定が

そうなっている以上は。。

Oリングの大きさを確認しながら

すべてのジョイントにOリングを

セットしておきましょう。

Oリングのセットが終わったらジョイントを

キャブレターに差し込んでいきますが、

そのまえにフューエルラインのジョイントを

差し込む部分にフィルターをセットしておきましょう。

フィルターをセットする フィルターをセットした

これ入れ忘れると大変なことになるので

忘れずに必ず入れておきましょう。

キャブレターにOリングをセットした

ジョイントを取り付けますが、予め

すべてのOリングに薄くシリコングリスを

塗っておきましょう。

シリコングリスを縫っておく

あとは各ジョイントをキャブレターに

ムニュッと差し込んでっと。

ジョイントを差し込んでおく

ここで気が付けばよかったのですが、

うっかりというか、なんというか・・・・

フューエルラインのジョイントを

入れるの忘れてたんだよねwww

気が付かずに作業を進めちゃいますが、

後ほどちゃんと入れますのでそれまでは

生暖かい目で見守ってあげてください( ;∀;)

まずは1番2番、それに3番4番を組み合わせます。

組み合わせる際はジョイントがしっかりと

開口部に入るように注意して合わせましょう。

キャブレターを合わせる

キャブレターをつないだら

ジョイント部分の座りを良くするために

上下に動かしてあげましょう。

ジョイント部を動かして座りを良くする

シリコングリスも薄く塗ってあるので

ヌルヌルと適度な重みがある動きをすると思います。

硬すぎる場合などは、もう一度キャブレターの

接続を取り外して、ジョイント部の状態を

確認しなおしましょう。

さぁ・・・まだまだ写真が多く残っていますので

今日はこれぐらいにして。

あとどれぐらいだろ・・・・4回ぐらいかな?

キャブレター関連の記事はとにかく時間かかるわ。

ツーリング記事よりはマシですけどね(;’∀’)

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

30.0℃

夜になっても蒸し熱いねぇ。

わたしは真夏でも冬用の掛布団が

無いと眠れない人なので、

その話をすると気持ち悪いねといわれますwww

汗だくになりながら寝るのがいいのですよwwww

ぶはっwwww

いや、ほかにも理由はあるんですけど

それはまたそのうち♪

ではまた明日も元気でお目にかかりましょう☆

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク