イントルーダー400(VK51A)のストップスイッチケーブルを交換してみよう!

ども。

今日は毎週木曜日恒例の競りの日だったんですが

10:00から競りスタートのはずがなにやらアナウンスが。

『えぇーっと、ただいまシステム調整の為・・・・ 』

システム障害で競りがスタートせず。

そのうち、競りの画面もしばらくお待ち下さい~的な画面に差し替えられ、

結局競りが始まったのは1時間遅れの11:00。

それでなくとも、競りがある日は作業時間が多く取れないのに。。。

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とやかく言っていても仕方ないので、

競りが始まるのを作業しながら待つ事に。

午前中1時間の遅れは十分に取り返せるんでいいですが、

競り進行が1時間遅れると言う事は、終了時間も1時間遅くなるんで

午後の1時間を無駄に失う事になります。

午後の1時間の遅れって、後の作業に影響なんですけど。

午後以降はお客様の来店も多くなりますし、時間に余裕が無いと

突発依頼の作業がバッティングするなんて事もしばしば。

出来る限り、出来る限りで結構ですので、

ご来店いただく際は事前にお電話頂けると助かります。

ご入庫連絡無しでの作業依頼も大歓迎ですが、

場合によっては待ち時間が長くなる場合がありますのでご了承下さい。 

って事で、今日もなんとか1日を無事に終了する事が出来そうです。

相変わらず作業は立て込んでいますが。

ではいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

22.6℃

ここ数日、温度は20℃越えなのに肌寒く感じます。

そんなに強く風が吹いているわけではないのに・・・。

竜巻が発生したり、雹が降ったり、豪雨になったり、

いよいよ梅雨ってことでしょうか。

今日ご紹介する作業の主役はこの車両。

スズキ イントルーダー400

スズキ イントルーダー400(VK51A) ですね。

以前にも何度か登場した事がある車両です。

でもでも、フロントフォークのアウターチューブが黒く塗装されていたり、

サイドナンバー仕様になっていたり、変化が絶えないイントルーダーです。

で、今回のご入庫はブレーキランプが点灯しっ放しになるとの事。

何度かブレーキを踏んでいると元に戻ったり、

強く踏んだりすると元に戻ったりと。

で、早速ご入庫頂いた車両を早速確認してみると、

リヤブレーキスイッチ自体は問題なさそうです。

って事は・・・

ストップランプケーブル

あぁ・・・やっぱり。

イントルーダーシリーズのリヤブレーキスイッチはちょっと変わった動作方法です。

■一般的なリヤブレーキスイッチの動作

ブレーキペダル(踏) → スプリング(引) → ブレーキスイッチ(引)

■イントルーダーシリーズのリヤブレーキスイッチの動作

ブレーキペダル(踏) → ケーブル(引) → スプリング(引) → ブレーキスイッチ(引)

もうお分かりですよね。

そうです、ケーブルが中継として入っているんです。

写真で説明するとこんな経路で通っています。

ケーブルの通り道

今回はこのケーブルがどうやらトラブルの原因ですね。

早速メーカーから取寄せておいたケーブルに交換していきましょう。

まずはリヤブレーキスイッチの近くのカバーを取り外します。

ブレーキカバー

上から1本と後方より1本の計2本で固定されています。

ボルトを取り外したらカバーを取り外します。

カバーを取り外す

写真のように社外品のマフラーが取り付けられている場合は、

必ず作業手袋を着用するか、マフラーが冷えるまで作業は行わない事。

手がこんがりジューシーなります。

で、カバーを取り外した状態がこちら。

カバーを取り外した状態

これ見ただけでも、色々と問題があるのが分かりますが

そこは、イントルーダーってことで軽くスルーしておきましょう。

んでこれが問題のストップスイッチケーブルです。

ストップスイッチケーブル

なんでケーブル上向いてんだよ?

まぁまぁ、落ち着いて下さいな。

なにしろ、イントルーダーですから大目に見てあげて下さいよ。

いや、だってケーブルが上向いてたら水が入るでしょうよ。

それに水が入って錆びたらケーブルの動きが渋くなるでしょう?

それにそれに、ケーブルを引き戻しするスプリングがあの小さなスプリングだけでしょ?

あんなの大した張力もないのに、こんなに長いケーブルを引っ張るわけ?

だ ・ か ・ ら 、

イントルーダーだって言ってんだろうがw

なんならもっと言ってやろうか?おう?

この一言が聞きたいのか。そうかそうか、

『この間が、スズキだね』

満足か?

全部、ぜんぶ、ぜぇ~~~んぶ、ひっくるめて、

イントルーダーって事で大目に見てね♪

茶番はこれぐらいにして、さっそくケーブルを取り外していきます。

まずはアジャスター部分のナットを取り外します。

ナットを緩める

アジャスターのナットを外し、ケーブルを取り外したら

次は前側のワイヤーを取り外していきます。

少々分かりにくいですが、ブレーキぺダル裏のリンケージ部分です。

この部分に割りピンを入れてケーブル先端が固定されていますので、

割りピンをうまく取り外します。

割りピンを外す

とにかく狭い、工具が入らないですが、まともに割りピンを外そうとすると

困難を極めますので、割りピンの頭をニッパーで半分に切ってから

割りピンを半分ずつ抜いていくと作業が楽です。

とにかく根気良くラジオペンチでゴソゴソします。

ラジオペンチで

んでうまく割りピンを外せたら、ケーブルを取り外すことが出来ます。

ケーブル先端は固定用ピンに差し込めるように金具が付いています。

ケーブルを外した

これで車体からケーブルを取り外す準備が出来ました。

ケーブルを取り外す時は、ケーブルを車両後方に向かって抜き取るように。

で、これが取り外したストップスイッチケーブルです。

取り外したケーブル

ケーブルを指で引っ張るのも固く、どうやら中で腐食が進行しているようです。

取り外すのと逆の手順で、車両後方よりケーブルを差し込んでいって

所定の位置にケーブルを差し込んで、先端の金具を割りピンで固定します。

割りピンはキレイに取り外せた場合でも、必ず新品を使用すること。

新品のケーブルを取り付ける

ストップスイッチにもスプリングを掛けて、

スプリングを掛ける

ブレーキペダルを踏んでストップスイッチの作動状態をチェックしたら、

アジャスターのナットをしっかりと固定し、

ケーブル部分にシリコングリスを塗っておきます。

シリコングリスを塗る

シリコングリスが無い場合は、通常のグリスでも結構です。

しっかりとケーブルに塗り込んで防水しておくこと。

しばらくの間はグリスを塗ることによって防水できると思いますが、

これも一時的な処置でしかない為、定期的にグリスを塗っておく事をお忘れなく。

ストップスイッチの動作とワイヤーへのグリス散布が完了したら

元通りブレーキカバーを取り付けます。

ブレーキカバーを取り付ける

最後にもう一度、ブレーキペダルを踏んでストップランプの点灯を確認し

ケーブルの交換作業は完了です♪

じゃ今日はここまで。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

15.2℃ 

夜になって随分と冷え込んできました。

今日の帰りはネックウォーマー装着確定です。

ではまた明日♪

あっそうだ、今日もクスクス笑えるオマケを1つ。

陳列方法に難有

スーパーで見かけた光景。

陳列方法に有w

面倒臭いにも程があるって。

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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