FTR223のドレンボルト(キャップ)のオイル漏れを修理してみよう!

ども。

今日で5月も終わりですね~。

明日からは6月ってことでちょうど1年の半分にあたる月ですね。

もう6月ですよ、6月。

ついこの前、

あけましておめでとー!

とか言っていた様な気もしたりしなかったり。

寒い寒いとブルブルと震えていた冬も過ぎ、

1日中ゴシゴシと擦って耐え抜いた花粉の季節も過ぎ、

ついについに本格的な季節がやってきましたよ!!

そうっ!

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そうです!

カエルの合唱で眠れない!! 

に食われて眠れない!!

電の!!

そして、金鳥(蚊取り線香)!! 

バイクの話は入ってないんかーいw

バイクで走ると気持ちいい夏!とかさ。

今年は去年にも増して節電が求められる夏となりそうですが、

私達のようにお客様を招き入れる商売の場合は非常に困ります。

午前中は涼しいので窓や扉を開け放って風の流れを作りますが、

正午頃になるとエアコン無しではまともに商談も出来ません。ハイ。

無理をし過ぎない程度の節電ですねー。

蚊も増えてきたので夕方になる前に蚊取り線香を焚かないと、

どこに居てもこんな風に蚊に食われてしまいます。

蚊に食われた

少し前までは血を吸いに来る蚊も少なかったのに、

夕方に表で洗車していたらヤラれました。

写真は左手の1ヵ所しか写っていませんが、

首の後ろやほっぺなど肌の露出している部分をやられました。

こんなにもたくさん刺されたのは今年初です。

しかも、すんげーいっすw

この季節の夕方の洗車は気を付けないと、

痒さで卒倒するぐらいの量刺されてしまいます。

何しろ田舎ですし、店の真横の用水路はボウフラのですから♪

あぁ~かゆっ♪

はい、じゃいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度いきますー。

TODAYのグリップ表面温度

23.8℃

良く見たら分かりますが、放射温度計の液晶部分が一部

黒く液漏れしてる感じが・・・。

まぁコレも10年近く使っているのでコレぐらいの液漏れは仕方ないですね。

大事に扱っていてもやがては寿命が来るものですよね。

じゃ今日の本題に入ります。

今日はこちらの車両をご紹介します。

ホンダ FTR223

ホンダ FTR223ですね。

こちらの車両、お客様から電話があって引き取りに行って来ました。

なにやらオイルが突然漏れ始めたとの事。

しかも結構な量が出ていて大変ですーって。

引き取りにお伺いするまでは、突然漏れ始めたってことは

オイルじゃなくってキャブレターのオーバーフローかな~とか

勝手に想像していたんですがね。

見当違いもだしいw

がっつりオイルがドレンから漏れていました。

最初は汚れも付着していたし、覗き込んで見れる状況じゃなかったので

ドレンキャップのOリングがダメかな~とかお話していたんですが、

軽トラックに積み込んで荷締めしている時に撃の事実が判明。

ドレンキャップがれてる!

そりゃ大量に漏れるわ。。。

どれぐらい漏れているかって言うとね、コレぐらいの量です。

ドレンからのオイル漏れ

店から5分ぐらいの距離を走って戻ってきてもコレぐらい溜まるぐらい

勢い良く漏れてきます。

問題をハッキリさせる前に、このオイル漏れをどうにかせねばなりませんので、

まずはエンジンオイルを抜き取ります。

エンジンオイルを抜き取る

問題のドレンキャップを取り外して出てきたオイルは

規定量の半分程度なので、残り半分は漏れ出たか燃やしたという事でしょう。

走行中に漏れ出さなかったのが不幸中の幸いです。

んで、取り外した問題のドレンキャップがこちら。

取り外したドレンキャップ

よくよく見るとドレンキャップにヒビが見えますね。

もう少し寄ってみましょうか。

ひび割れてるドレンキャップ

キレイにひび割れていますね。

裏側も見てみましょう。

ひび割れたドレンキャップの裏側

裏側から見ると良く分かりますね。

ボルト山が無い部分にキッチリと一周ひび割れがあります。

なぜこんな風になるかというと、単純に締め過ぎです。

ネジ山に引っ張られた力でOリング面をエンジンに押し付けて

オイルを止めているのに、Oリング面の強度を超えた力で

締め付けるもんだから面の部分がボルト山との境界部分で

バックリとひび割れちゃったって事。

オイルが漏れないように締め付けるのは正しい事ですが、

この手のドレンボルトだけではなく、全てのドレンボルトにおいて

適切なトルク管理が必要とされています。

締めすぎても弱すぎてもダメ。適切なトルクで締める事。

ドレンキャップがオイル漏れの原因である事は歴然ですが、

念の為エンジン側にも破損などが無いか確認しておきましょう。

エンジン側も確認しておく

エンジン側には損傷もありませんでしたので一安心です。

メーカーから取寄せた新品のドレンキャップとOリングがこちら。

新品のドレンキャップとOリング

エンジン側を痛めてしまうと修理費用も高額になってしまいますが、

エンジン側を破損してしまう前に、今回のようにドレンキャップが割れてくれるので

大事故にならずに済みますね。

この新品のドレンキャップとOリングも安価です。

両方で1,000円でオツリが出るぐらいですよ。

修理費用も安くあがってオーナー様も大満足ー♪

元通り組み戻す為に、早速新品のドレンキャップにOリングを嵌めて、

スプリングとストレーナーを1セットにします。

セットして用意する

この状態にしてエンジンに真っ直ぐ指で入れていきます。

指でドレンキャップを締めこむ

指で締めれる限界まで締めこんだら、最後に適切な工具をドレンキャップに

あてがって締めこみますが、ボルトサイズが大きいからといって

馬鹿デカイ工具でそのまま締めこまない事。

こんな風に持つ部分を変えて締め込む感じでちょうどいいです。

手首で締める感じです。腕を使わないぐらいのトルクぐらいでしょうか。

ドレンキャップを締める

規定トルクで締めてもオイル漏れする場合などは、

ドレンボルトの場合だとオイルワッシャを交換するのが吉です。

一度緩めて締めなおすと直ったりもしますが。(オイルワッシャの座りが悪いだけの場合)

ドレンキャプを締めたらエンジンオイルを規定量入れて、

ドレンキャップ周辺をキレイに洗車します。

オイル漏れ部分以外の場所もオイル汚れなどが有りますので、

車両をお返しした後にお客様が誤認識しないように

きちんと下廻りを洗車して汚れを落しておく事。

そうしてキレイに洗車して汚れを落しておく事により、

当該部分のトラブルは解消したという証にもなります。

また、トラブル解消と思いきや完治していなかったと言う場合にも、

早期にお客様自身で判断する事が容易になります。

※車両を一旦お返ししてしまうと、状態の確認はお客様に委ねられますので 

汚れたままの状態ですと、以前のトラブルの時の汚れなのか、

新しくついた汚れなのか、はたまたトラブル完治していなかったのかの

判断が困難となってしまう恐れがありますから。

洗車完了後にエンジンをしばらく始動して、オイルの漏れが無いか確認します。

エンジンを始動してオイル漏れを確認する

ドレンキャップ周辺からのオイル漏れも完全に止まりました。

これでドレンキャップのオイル漏れの修理は完了です♪

ついで、お客様から頼まれていたスロットルケーブルの戻りが悪いのも

一緒に修理しておきました。

ここからは言葉無く写真で状況をお察し下さい。

ケーブルホルダーを開ける

んで、

グリップを抜いていく

んでんで、

バーエンドが出てきたw

え?w

非貫通式グリップとバーエンド

まじですかーw

バーエンドを取り外す

んで

シリコングリスを薄く塗る

んでんで、

潤滑油を通す

それから、

スロットルカラーが歪んでる

スロットルカラーが樽型グリップの圧力で歪んでます。

ハンドル側でうまく調整して満足のいくスロットル動作になりました♪

はい、今日はここまでー。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

23.2℃

そろそろ田んぼに水を入れる頃なので、カエルの大合唱が

始まる季節ですね~。

夏の風物詩でしょうかね、カエルの大合唱は。

ではまた明日♪

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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