【番外編】ジェットフォース125FIの電装トラブルを修理してみよう!

ども。

昨日はブログ更新が出来ず申し訳なかったです。

おかげさまで、お客様宅への修理納車も予定時刻通り

お伺いすることも出来ましたし、予定時刻通り車両の引取りにも

お伺いすることが出来ました。

しかしまぁなんですな、地図上で2ヶ所のお客様宅の

最短ルートを見て走るのと、実際に走っているのとでは

随分と距離感が違いますな。

って言うのもですね、 地図上では明らかに線道路を経由して

もう一方のお客様宅へ向かうのがなのに、

帰り道は別の中道を通ってくると随分と早く帰って来れたんですよねー。

明らかに離的には遠いはずなのに。


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唯一なにか違うと感じる点といえば・・・

り慣れた道

だということだけでしょうか。

慣れない道を通るよりも、通り慣れた道を通るほうが

気持ち的にも余裕が出来て、結果的に

早く到着した

と感じたんでしょうな。

実際の距離は遠いはずなのにw

とまぁ、昨日の車両引取りの際に感じたことでしたー。

はい、ではいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をおしらせですー。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

38.6℃

いやぁ・・それにしてももう8月も終わろうとしているのに

ハンパねぇ暑さで参るっすわ・・・

トイレにはブ~ン、ブ~ンと羽音鳴らしながらアシナガバチが

うようよ飛んでるし・・・(撃退しました)

この時期はハチにご注意を♪

はい、じゃ今日の本題です。

タイトルはなんか前にも見たことがありますよね。

そうなんです。実は以前ご紹介したジェットフォースなんですね。

プジョー ジェットフォース125FI

しかも、確か修理完了したんじゃ・・・・

論、完了しましたよ

ただ、お客様の引取りの都合がつかず、

お盆前までお預かりしていたんですね。

んで、

2日に1回程度エンジンを掛けていたある日・・・・

キュルルルルル・・・・キュルルルルル・・・・キュルルルルル・・・・

はい?

なんで掛かんないんでしょ?

とりあえず燃料の量とか、スパークプラグとか、イモビの動作とか、基本的な部位を

見直しますが、どこも問題ありません。

スパークプラグにも湿り気が無いし。

 うむぅ・・・

なんかおかしい。

エアークリーナーからパーツクリーナーを吹き込んでから

セルを回すと、

キュルル・・ボッ・・ボッ・・ボッ・・ボボボボボボボボボボ

おっw

パーツクリーナーを吹き込むとエンジン始動っと。

ということは、やはり燃料か。

んでダイアグテスターを接続して確認するとですね・・・

※写真無し 

 Fuel Injector Fault

・・・・ハイ?

インジェクターですと?

いやいや、つい一昨日までエンジン普通に掛かっていましたやん。

はぁ・・・・インジェクターが天に召された?(まだ半信半疑)ようです。

念のためインジェクターのカプラ配線も点検した結果、

やや配線に硬化が見られたので、ザックリと切り落として

新鮮な配線で処理することに。

んでから、インジェクターをエンジンから取り外した状態で

セルを回すも、燃料が噴射されません。

※通常はインジェクターから燃料が噴射されます

くそぉ・・・やはりインジェクターが完全にダメです。

いきなり本社にインジェクターを発注するのは

時期尚早なので、とりあえず在庫車からインジェクターを取り外して

交換してからもう一度確認すると、セルを回すと同時に

勢いよく霧状の燃料が噴射されます。

2000%インジェクターの故障が定した瞬間

ふぅ・・・。

どうせ国内には在庫が無いんだろうと、諦めた状態で

本社に確認すると、

「3つ在庫ありますねー。」

おおおおおぉぉぉっ!!

これは奇跡に違いないw

今までことごとく、ジェットフォースの部品は国内在庫無しだったのに。

んで、お客様にご了承を頂いて早速発注っと♪

数日後、インジェクターが届いたので早速作業再開っと。

メットインBOXを取り外したすぐ下にある、

赤とオレンジの配線が入っている、これがインジェクターっすね。

インジェクター

インジェクターの取り外しはいたって簡単です。

まずはインジェクター本体を固定している10mmのボルトを緩めます。

ボルトを取り外す

パリパリパリっと。

ボルト1本だけなので楽チンです♪

ボルトを取り外したら、マニーホールドから引っこ抜きます。

インジェクターを引っこ抜いた

インジェクター本体が外れたら、次は燃料のデリバリーホースを

取り外していきますが、通常の燃料ホースのように

ホースバンドなどで固定されていません。

インジェクターには燃料ポンプから圧送されたガソリンによる圧力が

常に掛かっている為、ホースバンドでは圧力に耐えられない為、

専用の金具を使用してインジェクターとホースを固定しています。

固定金具

この金具1つで固定しています。

この金具を横にスライドして取り外します。

スライドさせる

スライドさせると意外と簡単に外れます。

大丈夫なのか?と心配になるぐらい。

んでこれが取り外した金具ですね。

取り外した金具

あとはデリバリーホースとインジェクターとを分離させるだけです。

Oリングが結構しっかりとハマリ込んでいるので、軽く引っ張ったぐらいじゃ

外れないかも知れませんが、頑張って引っ張って分離させましょう。

んでコレが分離させた状態です。

分離させた

写真でも少し写っていますが、インジェクターを取り外した後の

マニーホールドには必ず詰め物をして、異物が入り込まないように

フタを忘れずにしておくこと。

プジョー ジェットフォース125FIに使用されているインジェクターは

シーメンス製のDECAインジェクターです。

噴出口を見てみましょうか。

インジェクターの噴出口

穴が小さすぎてよくわかんないですが、よぉ~く見て下さい。

小さな小さな穴が開いているの分かります?

しかも、噴出口は中央に開いてないんですよ。

中央より少し外側に噴出口があるんですねー。

※私にも写真では見えませんw

外観の見た目ではなんら異状がある様には見えませんが。。。

まぁ故障しているのは歴然なのであきらめます。

んでこれが取寄せておいた新品のインジェクターです。

新品のインジェクター

新旧並べて比較してみましょう。

新旧を比較

比較って言っても、どっちも同じですわw

キレイか汚れてるかぐらいの差しかわかりません。

では早速取り付けていきます。

まずは新品のインジェクターのデリバリーホースとの接続部分のOリングに

薄くシリコングリスを塗っておきましょう。

シリコングリスを塗っておく

んで次はデリバリーホースにインジェクターを差し込みます。

インジェクターを差し込む

インジェクターを差し込む量は、Oリングすぐ下に彫られている2本筋が有りますよね。

その筋の1本目までにしておくこと。

ついつい奥まで差し込みたくなりますが、2本目まで差し込むと

固定金具を入れれませんのでご注意を。

んでこれが固定金具を入れ終わった状態です。

金具を入れ終えた

2本目の筋が見えている状態ですね。

これでOKです。

次はマニーホールドに差し込む部分のOリングにも薄く

シリコングリスを塗っておきます。

こっちにもシリコングリスを塗っておく

後はマニーホールドに元通り差し込んで、ボルトで固定しましょう。

ボルトで固定する

次は配線を一時的に接続してエンジンの始動テストを行います。

キュルキュ・・・ブボボボボボボボボボボボ 

セル1発始動です♪

何度かテストを繰り返し、さらにダイアグテスターでも

診断を行いますが、エラー表示も無くなって一安心です。

次の作業は、カプラを取り外して直接端子を差し込む形にした

インジェクター用配線の処理です。

端子に熱収縮チューブを被せてっと。

収縮チューブを被せる

あとはヒーターガンで炙って収縮させてっと。

収縮させたチューブ

これで配線同士が狭い中で触れ合っても大丈夫ですな。

といっても、単純に差し込んでいるだけでは外れてしまうので、

端子を差し込んでから、コーキングで固定してしまいます。

コーキングで固定する

これで後は完全硬化するまで1日寝かせましょう。

いやぁ~とりあえず国内に部品があったのが奇跡ですわ・・・。

お客様にとっては予想していなかった出費となってしまいましたが、

お返しした後で、再度トラブルに見舞われる事を思えば

不幸中の幸いとでもいいましょうか。

ともあれ、これ以上トラブルが出ないことを切に願うばかりです♪

じゃ今日はここまで。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

31.6℃

早朝と深夜は随分と冷え込む様になってきましたよね。

少し前まで起床するまでエアコンが必要だったのに、

今はもう寝付く時だけで十分なほどです。

 あっと言う間に過ぎ去ろうとする夏・・・

ではまた♪

あ、そうだ、明日は月に1度の友人達との会食日なので

ブログの更新はお休みさせて頂きます。


じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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コメント

  1. 高橋幸夫 より:

    初めまして。埼玉の高橋と申します。
    プジョージェットフォース125なのですが、先日走行中に全然フケなくなってしまいました。アイドリングはしますが、全然フケない状態。しばらくするとエンジンも掛からない無い状態になってしまいました。
    インジェクターやO2センサーが怪しい感じでしょうか?エアクリも割ってみましたが、さほど汚れている感じはしなかったです。走行5800k位で2007年位のモデルです。宜しくお願い致します。

    • こんにちは。コメントありがとうございます!

      症状だけ聞いておりますと各種センサー類の
      異常が出ているように見受けられます。

      センサー類の異常については、プジョーモトサイクル
      代理店でダイアグ診断を受けて頂く必要が有ります。

      目視で確認出来る配線の断裂などがあれば
      まずはそこを修理してからもう一度症状を
      確認されるのが宜しいかと思います。

      宜しくお願いします。