【後編】エリミネーター125のセルモーターを修理してみよう!

ども。

今日の大阪は曇り。しかもどんよりどんよりとヒドイ曇り空。

台風の後ってスッキリと晴れて青空が広がる感じがするんですが、

まったくそんな雰囲気もなく、どちらかというと未だ台風の中という感じ。

雨降りそうで振らない雨。

無風な様で意外と強い風。

すっきりとした空模様になるかと思い、すっきりとしない空模様。

秋風が吹いてすごし易いのかと思いきや、意外と湿度が高い陽気。

おっかしな候やな・・・・

湿度が高いんで蒸し蒸しするわ、風は冷たいわ、どんより曇ってる。

早くこんなおかしな天候どうにかしてほしいですわ。

寒いなら寒いで衣替えも出来るのに、日中はまだまだ蒸し暑いので

半袖のツナギもしまうことが出来ない。


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さぁ今日は早速いつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

26.4℃

まだまだ朝の温度は20℃オーバーなのでまだ半袖に

薄手のジャンパーでOKですね。

ただ、走行中はちょっと肌寒さを感じるぐらいになりました。

さぁ今日の本題です。

昨日からご紹介している、

エリミネーター125のセルモーターを修理してみよう!

シリーズですが、今日は後編となります。

前編は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】エリミネーター125のセルモーターを修理してみよう!

前回まではたしか、

取り外したブラシ本体

ブラシ本体を取り外したところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

取り外したブラシを表に向けてみましょうか。

セルモーターが回らない原因が良く分かります。

減ったブラシ

右側のブラシだけ極端に減っていますね。

コレぐらい減っていると、コイル(電磁石)と接触しないため

プラスマイナスが交互に入れ替わらなくなってしまい、

モーターがうまく回転しなくなっています。

今回のセルモーターが回らない原因はこいつって訳です。

ブラシ本体は交換するのでこのまま廃棄ですが、

そのほかの部品はちょっと整備してやる必要があります。

まずはコイルに入っているワッシャなどを取り外します。

入れる順番を間違えないように注意しましょう。

ワッシャを抜く

右から、シム2枚、絶縁ワッシャ、位置決め用ワッシャの

順番で本体に入っています。

入っていたワッシャ

反対側にも同様にシムが入っています。

シム

薄いシム、やや厚いシムの順番で入っています。

それぞれ両側のシムなどを取り外したら、コイル(電磁石)を磨いていきます。

パーツクリーナーで汚れを落としてっと。

汚れを落とす

特にブラシとの接触部分はキレイにしてあげる必要が有ります。

接触部分は汚れを落とした後、1000番ぐらいのサンドペーパーで

キレイに磨き上げておきましょう。

んでコレが磨き終えた状態ですね。

磨き終えたコイル

きれいになりましたね。

これでまた元気に回ってくれます♪

コイルをキレイにし終わった後はカバー類をキレイに洗浄していきましょう。

まずはブラシ本体が収まっていたカバーから。

ブラシ本体が入っていたカバー

エアーブローしてまずは粉塵を飛ばします。

エアーブローする

ひどくこびり付いている汚れはパーツクリーナーと

歯ブラシを使用してキレイに洗浄します。

パーツクリーナーで洗浄する

新品のようにはなりませんが随分とキレイになりました。

キレイになったカバー

次はマグネット部分とエンジンに差し込む部分ですね。

この部分も二つ分離させることが出来ます。

カバーを分離させる

マグネット部分はスチールなので腐食が出ているので

サンドペーパーをかけてある程度きれいに磨いておきます。

マグネットを磨く

エンジン側のカバーも、ニードルベアリング部の古いグリスや

カバーに付着した汚れを洗浄します。

エンジン側のカバーも洗浄する

これで各部品の洗浄は完了しました。

あとは組み戻していくだけですね。

まずは新品のブラシと今まで使用していたブラシがこちら。

新旧のブラシ

ブラシ部分の出面(出っ張り具合)が明らかに違いますね。

ブラシを元通りカバーに取り付けます。

ブラシ本体をカバーに取り付ける

次はコイルをブラシ部分に取り付けていきますが、

コイル先端部分にグリスを塗っておきます。

※シムなども取り付けておくように

先端にグリスを塗っておく

ブラシをキズつけない様にうまくコイルを入れます。

んでこれが取り付け完了後ですね。

コイルを取り付けた

ここにマグネット部分を差し込んでいきますが、

マグネットの磁力でコイルが抜けてしまわないように

ブラシを差し込んだ状態を維持しつつマグネットを取り付けます。

マグネットとカバーを合わせるさいは、互いのカバーにある

合わせマークを合わせること。

合わせる

最後にエンジン側のカバーも取り付けますが、カバー側の

ニードルベアリングに予めグリスを塗っておきます。

グリスを塗っておく

コイル側にもグリスを塗っておきます。

コイルにもグリスを塗っておく

あとは合わせマークを合わせてカバーを取り付けます。

カバーを合わせる

んで固定用のボルトを入れてっと。

ボルトを取り付ける

ボルトを固定したらセルモーターは完成ですが、このままエンジンに

取り付ける前にセルモーターの動作テストを行います。

テストはブースターパックを使用します。

こんな風にまずはプラスを接続しておいてっと。

セルモーターのテスト

あとはマイナス線をセルモーターのボディに接触させると

モーターが回転します。

モーターが力強く回るかどうかと、スムーズに異音なく回転することを確認します。

当然、なんら問題なく力強く回転したのでテストはOKです。

あとはセルモーターをエンジンに元通り取り付けていきますが、

取り付ける前に取り付け部分にグリスを塗っておきます。

グリスを塗っておく

エンジンにセルモーターを取り付けます。

セルモーターを取り付ける

後はオイルラインを元通り取り付けてっと。

オイルラインを取り付ける

ヘッド側も取り付ける

オイルラインを取り付けたらステー部分を固定してっと。

ステーを固定する

セルモーター本体を固定して。

セルモーターを固定する

あとはセルモーターにリード線を取り付けてっと。

リード線を取り付ける

リード線を取り付けたらゴムカバーをしっかりと取り付けること。

次はバイパスバルブのゴム配管を取り付けて、配管をエンジン側に取り付けます。

配管を取り付ける

バイパスバルブの配管を取り付けたら、ステーを固定します。

ステー部を固定する

これでセルモーターのブラシ交換作業は完了です♪

あとは通常通りセルスタートに問題がないことを確認しておきましょう。

エリミネーター125のセルモーターを修理してみようシリーズはここまでです♪

最後までご覧頂き有難うございました。

また水曜日からは別の車両の作業をご紹介しますね。

ではいつもの閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

22.2℃

今日もサブイっすー。

明日は休みなのでワイフィと近所で気になっている

山の中にあるパスタのお店に行ってきます♪

ではまた水曜日にお目にかかりましょう!

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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コメント

  1. Masashi Hirano より:

    大変参考になります。
    自分のエリミネーター125も同様の症状でブラシ交換しようと思いますが、何処で購入できますか?
    またその際の型番を教えて頂けないでしょうか。
    よろしくお願いします。

    • こんにちは。

      ブラシセットですが、年式などの差異がある可能性がありますので
      以下のURLにてご自身でパーツリストより検索してみてください。
      http://www.kawasaki-motors.com/for_users/partscatalog/

      ちなみに、A1/A2の年式ですとブラシセットの品番は21039-1066です。

      価格は1,177円ですね。
      部品の注文はお近くのバイクショップならばどこでも
      発注が可能かと思います。

      • Masashi Hirano より:

        ありがとうございました。
        記載のURLよりA1/A2とわかり 近くのショップで部品を取り寄せてもらいました。
        ブログの手順で交換して正常に始動までできました。
        細かく記載された手順と画像のおかげで素人の私でも修理できました。
        中古で買った古いバイクですが小回りの効くかわいいヤツです。
        できるだけ自分で修理していきたいので 以後も参考にさせていただきます。