【第2回】ドゥカティ900SSのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

昨日はブログ更新をお休みしてすみませんでしたー。

友人とボリューム満点、価格もリーズナブルなとんかつ専門店に行ってきました。

実はこの店に行くのは私の記憶が正しければ2度目。

しかも前回このお店に行ったのは15~16歳の頃。

すでに15年以上前だったので、お店が有るのかどうか心配していましたが

今も尚人気のとんかつ専門店として絶賛営業中でした!

揚げたてのサクサク衣をまとったローストンカツ定食は最高でした♪

お腹を空かせて行っただけのことはあります。

脂身が少ない(切り取ってあるのかな?)ので、誤魔化されてる感もなくってGOODです。

とんかつ♪

唯一気になった問題点を挙げるとしたらね・・・
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がぬっるぬる!!

そりゃあもうね、スケートリンクかってぐらいヌルヌル。

無休でとんかつを毎日揚げ続けているので、そりゃ床がヌルヌルぐらいすると思います。

でもね、

尋常じゃないぬっるぬる具合・・・・

店に行ったときに空いている席がないので、店の表で待っていたんですが、

店から出てきた人がしきりに靴底を地面に擦りつけながら帰って行くんです。

ジョリジョリジョリジョリ・・・・

店の中で何か踏んだのか?

それとも店から出てすぐにガムでも踏んだのかしら?

そう思っていたんです。

ところがどっこいw

も店から出たら靴底ジョーリジョーリですよw

靴底を擦り付けないとね滑って転びそうなぐらいです。ハイ。

まぁこれがこの店昔ながらの 『  』 って事にしておきましょうかw

はい、じゃ今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度のお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

25.8℃

朝の気温もずいぶんと下がってきましたね。

田んぼの稲穂も黄色く色付き、近所に植わっている木々は落葉し始めました。

もうすっかり秋ですね~。

では今日の本題です。

先日からご紹介している

ドゥカティ900SSのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

シリーズですが今日は第2回目となります。

前回の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】ドゥカティ900SSのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

燃料タンクは元に戻しておく

キャブレターの取り外しが完了して燃料タンクを元に戻したところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

これが取り外したキャブレターですね。

取り外したキャブレター

ドゥカティ900SSに使用されているキャブレターは、

もう見た目ですぐ分かりますが、忌まわしきあの調子が出にくいで

有名なミクニのウンドラフトキャブレターです。

しかも今回は業者様からの下請け仕事ゆえ、予算は限られています。

できる限り再使用できるものは再使用してくれと・・・。

ま・・・まぁ、やるだけのことはやりましょう。

で、早速作業開始です。

まずはフロートチャンバーを開けていきます。

プラスボルトは舐めないように注意しながら緩めましょう。

フロートチャンバーのボルトを緩める

ケイヒンのキャブレターと違ってミクニのキャブレターのフロートチャンバーの

プラスボルトはサイズがやや大きめなので舐めにくいです。

ボルトを取り外してドライバーの柄の部分で軽くコツコツと叩いてやると、

フロートチャンバーがパカッと開きます。

フロートチャンバーを開けた

想像していたよりも腐食具合は少なかったですね。

まぁそれでも、フロートチャンバー内部はグリーンで、

匂いもなかなかのグッドスメル・・・。

もう少しキャブレターに近づいてみましょうか。

もうちょっと近づいてみた

せぇ・・・・w

よく見るとジェット類も内部がグリーンです。

もちろん、フロートチャンバーもグリーンです。

フロートチャンバー内部もグリーン

じゃまずはフロートとフロートバルブを取り外していきましょうか。

フロートピンを取り外してっと。

フロートピンを取り外す

このミクニのフロートバルブ廻りの造りどうにかならんかね・・・。

バルブシートが減りにくくって良いんだけど、Oリングが多すぎて使用期間が

長くなればなるほどOリングの圧着力が弱くなって燃料が濃くなっていくんですよねー。

まぁここでブツブツ言っても仕方ないので手を動かします。。

んでコレが取り外したフロートとフロートバルブですね。

取り外したフロートとフロートバルブ

んで次はバルブシートをキャブレターから取り外しますが、

Oリングの圧着力とフロートチャンバーの締め付けで押さえられています。

ですので、指で引っ張ると簡単に取り外せます。

バルブシートを取り外した

ここは絶対に交換必須としたいOリングですが、予算と時間の都合上

できる限り再使用です。

*ひび割れなどがある場合は否応なしに交換です

次はメインジェットの取り外しです。

マイナスドライバーを使用してポキッと緩めます。

メインジェットの取り外し

ドゥカティ900SSのメインジェットは左右ともに同サイズです。

んで、メインジェットの下にはステーが挟まっていて、

横にあるパイロットジェットのノズルをそのステーで押さえています。

取り外したメインジェットとステー

ステーを外せばノズルも取り外すことができますが、

ここにもOリングが使用されていて、Oリングってのは窮屈な場所に

収まっている時は問題ないですが、一度取り外すとブヨブヨと伸びてしまう可能性があるので

ノズルはギリギリまで取り付けた状態のまま作業は進めていきます。

次はこれもミクニのダウンドラフトキャブレター特有ですが、

各ジェット類を保持しているジェットブロックを取り外します。

ジェットブロックはこのキャップ一つで抑えられています。

キャップを取り外す

キャップの下にはカラーも入っています。

取り外したキャップとカラー

キャップとカラーを取り外したら、ジェットブロックを左右に

少し動かしながら引き抜いてきます。

大きく左右に動かさないこと。

*とは言ってもそんなに動きませんが

ジェットブロック底面には位置決め用のピンが出ているのと、

複雑な形状のOリングが入っているので痛めないように注意して様子を見ながら取り外します。

左右に動かしながら引き抜いてくる

じょじょにジェットブロックが抜けてきました。

少し持ち上げた時点でジェットブロック底面のOリングがキャブレターボディ側に

張り付いている場合は無理をせず、少しずつ剥がしながら取り外しましょう。

ジェットブロックをさらに引き抜く

もう少しでジェットブロックが外れますね。

そのまま慎重にジェットブロックを取り外してきましょう。

取り外したらひっくり返してジェットブロック底面のOリングを見てみます。

ジェットブロック底面のOリング

まぁ~なんと複雑な形のOリングなんでしょう。

このOリングも経年劣化によってひび割れや硬化が進行し、

燃調に狂いが生じてしまいます。

はぁ・・・・ミクニのキャブレターってのは・・・。

んでOリングにキズを入れないように細心の注意を払いながら

この複雑な形状のOリングを取り外します。

取り外したジェットブロック底面のOリング

このOリングも圧着状態からの解放されたことによって、

ブヨブヨになったり、カッチカチになったりするのを防ぐために

取り外した後は水洗いしてから、冷蔵庫に放り込んで保管しておくとGOODです。

次はジェットブロック内部に残っているスロージェットを取り外しましょう。

スロージェットを取り外す

ってか、これがスロージェットなら未だノズルを取り外していない部分は

チョーク用のジェット経路って事かな?

まぁどっちでもいいやw

スロージェットは細くて工具を掛ける部分が欠けやすいので注意すること。

取り外したスロージェットとジェットブロック

次はキャブレタートップのフタを開けていきます。

フタを開ける

ボルトを緩める際は内部のスプリングが飛び出さないように

フタを指で押さえながらボルトを取り外すこと。

フタを開ける

フタを取り外したらバキュームピストンとスプリングを取り外します。

取り外したバキュームピストンとスプリング

バキュームピストンを取り外したら、この部分(負圧の取り出し口)に小さなOリングが

入っているので忘れずに取り外しておくこと。

このOリングも忘れずに取り外しておく

バキュームピストンからジェットニードルを取り外します。

ジェットニードルには薄いシムが入っているので、これも無くさないように注意すること。

取り外したジェットニードルとシム

ちなみにこの薄いシムはEクリップより上側、つまりスプリングとの接触部分に入れられています。

ジェットニードルにもう一つ入っている白いプラスティックのワッシャはEクリップよりも下側に入っています。

組み付ける際は間違えないようにね♪

次はジェットブロックを取り外した部分に飛び出しているジェットニードルホルダーを

取り外していきますが、 指で押したぐらいでは抜けませんので、木片などの

金属以外の物でコツコツと叩きながらじょじょに抜いていきましょう。

ニードルホルダーを取り外す

このニードルホルダーはバキュームピストンのレールというか枠というか、

白いプラスティック製の部品をキャブレター底部に引っ張る役割もしているので、

抜いて行くにつれて、白いレールのような部品も一緒に外れてきます。

*必ずしも一緒に外れるというわけではありません

一緒に外れてきた

そのまま指でレールを引っ張りつつニードルホルダーを

押し込んで取り外します。

取り外したレールとニードルホルダー

んでレールからニードルホルダーを取り外し、レールの座面部分に入っている

Oリングも取り外します。

レールとニードルホルダーとOリングに分離

次はバキュームピストンが収まっていたキャブレタートップ部分に

取り付けられている極小のエアージェットを取り外します。

エアージェットを取り外す

極小なので固くて回らない場合や、

破損してしまいそうな時は無理に取り外す必要はありません。

んでこれが取り外したエアージェットです。

取り外したエアージェット

んまぁ~小さなジェットだ事。

本当に固い時は無理して取り外さないこと。

こういう小さなエアージェット類は部品番号指定されていないことも多いので要注意です。

じゃー今日はここまで!

この続きはまた明日にでも♪

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

20.6℃

あああぁぁぁ・・・・もう20℃を下回りそうな温度ですね。

しかもこんな日に限って、朝家を出る時に昨晩着て帰っていた長袖のジャケットを着ずに

家を出てしまい、今日の帰りはジャケットなしで帰ることになります・・・。

寒い・・・・

ではまたお目にかかりましょう・・・・寒っw

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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