【最終回】背水の陣で向かえ撃つはDOT4!スピードファイト決死の戦い

ども。

今日は昨日に引き続き、12月らしい気温でした。

水も冷たいし、風も冷たいし、ドコ触っても冷たいし、

これで水道が凍れば、美木多 の到来です。

うちの店って、地形的にちょうど谷間、駅と駅の間、幹線道路の下、

週末20時以降になると静寂が訪れ、森があり、竹薮があり、

夏になると虫が多いし、米シーズンの花粉も凄まじいし、

ももひき姿のおじぃおばぁも珍しくないし、

ご近所さんにキュウリやスイカを頂いたり、おじぃおばぁの話し相手になったり、

時には近所のおばぁの家のガスコンロ見に行ったりと、

政令指定都市であるにもかかわらず田舎

なんですよ。

地域の方々をはじめ、全国の皆様に愛し続けてもらえる

スポンサーリンク

セントラムモーターサイクル

であり続ける為の努力を怠らないように、

今日も更新してみたいと思います。

じゃいってみよ~う♪

今日は最終回という事で、まだか、まだかと

皆さん心待ちにしていた事と思います 😯

その後スピードファイトのマスターシリンダーがどうなったのか

気になりますよねぇ・・・。うんうん。

前回はたしか、

マスターシリンダーの油量窓をフタをした所まででしたね。

さてその後どうなったかというと・・・

 奇跡の一体感

としか言いようがありません。

指で触ってみた感触もバツグンです。

グニュグニュとずれる感触や、接着浮きなども見られません。

これは期待できそうですが、まだまだ完成ではありません。

ブレーキフルードを入れて漏れたら、まったく意味がなさないので

ここは漏れない事を切に願うばかり。

マスターシリンダーの内側から見てみてもいい感じに

ボンドで油量窓が埋まっています。

それに、ひび割れ部分と欠損部分にボンドが流れ込んでくれています。

では作業を進めます。

まずは取り外していたブレーキレバーを取り付けていきますが、

レバーとシリンダーの接触部分にシリコングリスを腐食防止と潤滑のために塗ります。

ブレーキレバーの取り付け部分とレバー固定用のボルトにも

腐食防止と潤滑の為にシリコングリス(通常のグリスでも可)を忘れずに塗ってから取り付けます。

これで車両への装着準備が整いました。

取り外す際と同様にカウルや他の部品へのブレーキフルード飛散防止のために

ウエスで保護してから、規定位置に左右のレバー高さを確認しながら取り付けます。

※国産のバイクの様にハンドルバーにポンチマークなどはありません

取り付けと周囲の保護が完了したらブレーキフルードを入れていきます。

当店で使用しているのは、ホンダ純正のDOT4ブレーキフルード(鉱物系 グリコール)です。

ブレーキフルードのDOT○ってのは沸点の違いを表しており、

DOTが大きくなるほど沸点が高いという事になります。

ブレーキフルードについて(Wikipediaより抜粋)

  • DOT3 / JIS3種、BF-3: ドライ沸点205℃以上、ウエット沸点140℃以上
  • DOT4 / JIS4種、BF-4: ドライ沸点230℃以上、ウエット沸点155℃以上
  • DOT5 / JIS5種、BF-5: ドライ沸点260℃以上、ウエット沸点180℃以上(※1)
  • JIS6種、BF-6: ドライ沸点250℃以上、ウエット沸点165℃以上

 ※1)  グリコール系は、DOT5.1と表記

また誤解するといけないので、念のため申しますと

DOT4指定の車両にDOT5を入れたからといって、

制動力が向上する

というものではありません。

ブレーキフルードの沸点が高いという事は、

ベーパーロック(※2)が起きにくくなると言うことです。

※2)Wikipediaより抜粋

 ヴェイパーロック現象 (vapor lock) とは、自動車のフットブレーキが過熱した際、

伝達経路である液圧系統内部に蒸気 (=vapor)による気泡が生じ、

そのために力が伝わらなくなることをいう。

この状態でブレーキペダルを踏んでもブレーキは効かない。

一般的に「ベーパーロック」と表記される場合が多い。

ウィキの抜粋文だけ読んでいると、『ブレーキは効かない』と記載されていますが、

ちょっと説明不足?誤解を招きそう?な気もします。

例えば、(Wikipediaより一部引用)

ヴェイパーロック現象 (vapor lock) とは、自動車のフットブレーキが過熱した際、

伝達経路である液圧系統内部に蒸気 (=vapor)による気泡が生じ、

初期段階では発生した気泡により油圧が低下し、制動力を得ようと

運転者のブレーキの踏み込み量が増加するが、

この段階では制動力低下を補う為に踏み込み量で調整できる範囲。 

中期段階ではさらに多くの気泡が発生して油圧低下が著しくなり、

運転者が踏み込み限界点までブレーキの踏み込み量を増加するが、

制動性能は著しく低下しており、制動力を感じる事が困難になる。

最終段階では、もはやブレーキの踏み込み限界点まで踏み込むも、

大量に発生した気泡により、車両を静止するだけの制動力が得られなくなる。

この、制動装置が車両を静止するだけの制動力を得られなくなる

現象をヴェイパーロック現象という。

この状態でブレーキペダルを踏んでもブレーキは効かない。

一般的に「ベーパーロック」と表記される場合が多い。

コレぐらいウィキなら書いて欲しいと思うのは私だけでしょうか。

まぁこれが正しいとは言いませんが、もう少しこれぐらい噛み砕いた

説明が欲しいなぁ~と思ってみたり。

Wikipediaって、曖昧な表現などが出来ない、辞書なので

何の根拠も無い私の解釈では難しいんでしょうねぇ。

むしろ、 誤解を招きやすいのは私の表現かもw

でも、

伝えたい事はこれを読んで頂いた方には伝わったと思います。

話がそれましたので本筋に戻します。

ブレーキフルードを入れたら、次はエア抜き作業です。

先に言っておきますが、

油圧ラインの整備はショップにご依頼下さい 

生半可な知識や好奇心で作業出来る部位では有りません。

制動装置は命に直結していますので、くれぐれもご注意を。

では恐る恐るブレーキフルードを入れてみます。

入れた瞬間、ジャーとか漏れたら泣きますってばよ。

とりあえず、すぐにジャーってことは無いようですので一安心。

ブレーキフルードが入ったら、次は内部に溜まっているエアーを抜いていきます。

ブレーキレバーをクニクニしながらエアーを抜いていきます。

はじめの段階では、ブクブクとレバーを握る度によく出てきますが、

次第に出る量が少なくなってきます。

ブクブクと出ていますね。

この後ゴニョゴニョとエア抜き作業を行い、完全に抜け切ったところでフタをしていきます。

取り外しておいたマスターシリンダーキャップと、内部のラバーはよく洗浄しておきます。

油量は規定ラインまで忘れず入れておいて下さい。

封印してしまった以上外部からは確認できません

あとで悔いてもダメダすからね、内部が見えるうちに規定ラインまで入れましょう。

さぁこの段階でもまだ漏れる気配は一切ありません。

いやむしろ、もう大丈夫だろ。という自信さえ生まれています。

マスターシリンダーキャップを取り付け。

 漏れませんように漏れませんように漏れませんように・・・・・・

とりあえず?完了?の図?

奇跡の一体感(何度言うんだよ 

修理部分を拡大してご確認。

 

周囲に見えている白いのはボンドですからご安心を。

とりあえず、この状態で丸1日放置して油圧の低下とかオイル漏れとか

発生しないかを確認します。

そして翌日確認してみると、

パーフェークトォー!!

1mmの漏れも確認できません。

丸1日放置しても昨日の状態のまま。

これはもう大丈夫でしょう♪

マスターシリンダーの修理が終わったとなれば後は早いですよ~。

サクサクサクッとメーター廻りを組み立てて行きます。

まずは取り外しておいたメーターを取り付け。

配線カプラー2本とメーターケーブルを、いずれもカチッというまで差し込みます。

メーター部分は下部よりボルト数本で固定されていますので、

固定し忘れないように全てを固定して行きます。

でた、スナップオン♪

無事に全ての作業が完了して記念撮影を。

長らくお待たせ致しました。

明日には修理完了のお電話を差し上げますので、もうしばらくお待ち下さいませ♪

明日の朝(2日経過)に問題が出ていない事を祈るばかりですが・・・

スピードファイトの修理はこれで完了です。

如何でしたか~?

少しは知的好奇心を満たす事ができましたでしょうか?

いやぁ、面白かったよ。

とか、

いやぁ、勉強になったよ。

とか、

いやぁ、ついつい読んじゃったよ。

とか、

いやぁ、いい記事だったので、最後まで読んでポチッとして、
人気ブログランキングへ今日もポチッと明日もポチッと♪ブログランキング参加中 

今後も愛読したいのでフォローまでしちゃったよ♪

とかいう感じで、今日は終わりたいと思います。

ではまた!

この記事は役に立ちましたか? 

[ratings]

スポンサーリンク