ジェットフォースのブレーキキャリパーのオーバーホールしてみよう♪

ども。

今日はいつもより少し早めのブログ執筆です。

今日はうちの長女様のバッビーバーズデーなんです。

全部濁点を付けるとあまりめでたくない感じがしないでもないですがw

いやね、いつもは閉店後にブログ更新やら、事務方の仕事をしたり、

部品の発注をしていたりとか、友人、知人、隣人、変人、故人、奇人等々

がやって来ては、しばし談笑をしているうちに、

日付変わってかわってますやん・・・・ 

とか、

スズメがチュンチュン (これは冗談

などなど、既に談笑の域を超えている事もしばしば。

ってことで、今日は早めにブログ執筆を行って、定時キッカリに閉店する手筈であります!

じゃ今日もいってみよ~う♪

先日一通り作業が完了し、無事に完成披露をしたジェットフォースの作業が

少し前進しましたのでご紹介をば。

いや、っていうのも、昨日の記事でブレーキの話がちょこっと出ましたので

そのついでと言っちゃあなんですが、ついでにオーバーホールでもやっておこうかとw

それに、ジェットフォースは未だブレーキが装着されていない状態ですし、

ブレーキフルードも入っていない状態ですので、

ある意味ここが完成していない状態で、

  よくもまぁ、一通り完成って言えたもんだな

とか聞こえてきそうでしたのでw

まずは分解したままで放置されていた、フロントのブレーキキャリパーを

引っ張り出してきてオーバーホールを。

郵政レッドな感じというか、70年代オフロードバイクのエンジンカラーな感じというか、

どことなく単品で見るとレトロな感じが漂っています。

このキャリパーは2POTキャリパーといわれ、

つまりピストンが2つあるということです。

4POTならピストンが4つ、6POTならピストンが6つということですね。

さすがに、10POTなんて聞いた事がありません。

なぜ8POTを省いたかって?

8POTキャリパーはあるんですよ。市販で。

どんだけ制動力が欲しいんだよ

とか思いますよね。

私もそう思います。ハイ。

でも、こんなバカでかい軍用車両みたいな高級車に

ついているなら納得も出来ますよねぇ~

HAMMER×HUMMER

 

あとは、お好きなようにグーグルさんで検索して各自調べてみて下さい。

中には、

この車両にコレ、要ります?

とか、

とにかく凄けりゃいいってだけですか?

とか、

結局日本人は機能より見栄え優先

という感じがどうしても拭いきれません。

レース活動されている方々は別として、一般市民にとってはあまり

必要性を感じない部品かなと・・・。

だから、大陸からこんなものがやって来たり。

まるでブ○ンボやんけ!!!

初めてこの商品を見た時は驚きましたよ。ええ。

価格も本家?というか、本家も何も、フランドが本家でしたね。

随分お買い求め安い価格ですよ。

アチャラの国の同等商品ですと、、いや、ぐらいするかもです。

いやまぁそのなんだ、倍ほどする製品と、この製品の性能が

価格ほどの差が有るのかよ?と聞かれると、

正直な所一般人には、体感出来るほど

  性能の差が分からないと思う・・・

としか言えません。

まぁどれを選ぶかは皆様次第です。

さぁ作業を進めますよ。

キャリパーツーピース構造ですので、まずは裏側から

ハブラシを使用して溜まりに溜まったパッドカスを取り除きます。

パーツクリーナーを使用してゴシゴシするもよし、

灯油に付けてゴシゴシするもよし、

水で洗うもよし、

お好きなようにどうぞ

でも、クレンザーや金属系のブラシはご法度です。

お色がなくなっちゃいますから。

洗い終えた状態がコチラ。

キレイになりました。

次はキャリパー本体に挑みます。

まずは入ったままになっているピストンを抜いていきますが、

決してピストンのフチをペンチなどの工具で掴まないこと!

固くても絶対掴んで引き抜いたりしちゃダメですよ。

専用工具でピストンを左右にモミモミ(※)しながら、こんな風に抜いてくるとか、

※)軽度のブレーキの引きずりはこの作業で治る場合があります

そんな専用工具もって無いよ!

って人は、 エアーブローガンをバンジョーボルト取り付け部に

しっかりと密着した状態で、エアーの圧力でピストンを押し抜いて下さい。

エアーの圧力で抜く際は、必ずと言っていいほど

どちらか一方のピストンしか抜けませんので、

ピストンを抜ききらずに抜ける寸前部分で固定しておいて、

もう一方もいい所まで抜いて下さい。

あと、エアー圧力とは言えども、

指を挟んでしまったり、勢いよく飛び出した

  ピストンがヒットすると痛い

ので気をつけて下さい。

で、ピストンを抜き取ったらこんな状態です。

ピストンは腐食や大きなキズは無いですが、少々汚れているようなので

元に戻す前に後ほどキレイに洗浄します。

次はブレーキの引きずりの原因ナンバーワンのシール部分を取り外します。

細いピックツールなどを使用して、シールを痛めないように取り外します。

このキャリパーの場合は、ブレーキの引きずりはなかったので

意外とキレイな状態です。

キャリパーのシールは、特殊な場合を除いて

1ピストンにつき2個のシールが付いています。

このキャリパーは2POTですので、シールは全部で4本になります。

全てのシールを取り外した状態がコチラ。

少々ディスクが干渉してキャリパーの一部が削れていますが、

気にしないでください

過去の記事でも何度も申し上げております通り、

 コチラの車両は小売しませんから

取り外したシールがこちら。

各シールは取り外した後は、キレイに水洗いするか、

パーツクリーナーで、ササッと短時間で洗い上げて下さい。

有機溶剤や洗浄用灯油などが付着した状態で

圧力が掛からない場所に置いていると、見事にブヨンブヨンに伸びしまって

使い物にならなくなりますからご注意を。

長期間シール類を保管する場合は、冷蔵庫オススメです。

ぜひお試しアレw(伸びてしまっても怒らないでねっ♪

で、ついでに書いておくと、ブレーキの引きずりの原因ってのは

このシールが収まっていたの部分にブレーキフルードが

腐って粉末状になった物が入り込んでしまい、

シールを押し上げてピストンへの接地圧力が高まる事で

ブレーキが引きずってしまいます。

ここの溝ね。

もしブレーキが引きずっていて、今まさにオーバーホール中という方は、

細いピックツールなどを使用して、この溝の中に溜まっているカス を

根こそぎ削り取って下さい。

絶対に取り残してはいけません。

確実にぐるり一周、全ての溝をきれいにして下さい。

2度手間3度手間でよければどうぞご自由に。 

取り外しておいたピストンも、よくよく見ると表面もすこしキズが有りましたので

1000番のペーパーでキレイに研いでおきます。

もちろん、2個ともペーパーを掛けます。

シールの当たり面ですので、深いキズがある場合や、

腐食がひどい場合は必ず交換して下さい。

で磨き終わったピストン。

美しくなりました。

これぐらいキレイなら全く問題なく使用できます。

ではキレイに洗浄も終わったキャリパー本体に、シールも付けていきましょう。

っと、その前に、シールには2種類有ります。

ダストシールってのと、オイルシールってのが。

その名の通り、

ダストシールは各種のゴミが入り込んだりするのを防ぎます

オイルシールは、内部のオイルが外部に抜けるのを防ぎます

これは、フロントフォークなどでも同様です。

見た目の違いもありますよ。

ほら。

上側のシール中央部に細い筋が通っている物がダストシール

下側のやや太目の物が、オイルシールです。

これをキャリパーに戻していきます。

そもそも、太さに違いがある為入るようにしか入りませんが、念のため言っておきますと

上段がダストシールで、下段がオイルシールです。

パチパチッとビックリするほど気持ちよく

溝の中におさまってくれます。

じゃ次はピストンを入れるんですが、その前にシール部分とピストン側に

忘れる人は居ないと思いますが、忘れずにシリコングリスを薄く塗っておきます。

何度も言いますが、忘れずに必ず塗って下さい

まずはキャリパー側のシールにヌリヌリ。

次はピストン側にもヌリヌリ。

薄くでいいです。薄く。

塗り終わったらピストンをキャリパーに戻します。

この様にしてピストンを指で押し入れます。

指で入らない事も極まれにありますが、

基本的には指で押せるぐらいの圧力

で入らないと異状です。

もう一度シールの溝の部分を確認するか、

シールが伸びてしまっているので、

素直にシールセットをメーカーから取寄せましょう。

そのまま無理に押し込んでも、確実にブレーキの引きずりが出ます。

正常な状態で押し込むと、何とも形容し難い

ヌコォ~~~~

って感じの感触で底まで入ります。

この感触って、押し込んだ人間しか分かりません。ハイ。

表現しにくい感触です。

ピストンをヌコォ~っと入れ終わったらこんな感じ。

ここまでくればあとは、キャリパーサポートを取り付けて

キャリパーの裏側を取り付けて、パッドを付けて完了ですよ。

キャリパーサポートのスライド部分にもシリコングリスを

忘れずに塗っておきます。

この部分は、少々多目に塗って下さい。

キャリパー側に差し込む部分で、

外部から給油できない上に、水が浸入しやすい部位ですので。

シリコングリスが塗り終わったら、キャリパー側に差し込みます。

くれぐれも、キャリパーの裏側の部品を先組みしないように!

これはジェットフォースのキャリパーに言える事ですが、

裏側を組み付けた状態では、キャリパーサポートは入りませんのでご注意を。

で、この後裏側の部品をしっかりと組み付けて、

ブレーキパッドを取り付けたら完成です。

これで気持ちよく車体に取り付けることが出来ます。

次回(明日は定休日なので水曜日ね)はジェットフォースに

今日オーバーホールしたキャリパーの取り付ける様子をご紹介する予定です。

ぜひぜひまた読んで下さいね~。

ではまたっ!
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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