【第3回】イントルーダー800(VS52C)のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

ゴールデンウィークまで残す所あと1日となりましたが、

そろそろソワッソワしている方も多いことでしょう。

我が家では既に予定は決まっています。(私が勝手に決めてますが)

春といえば、やっぱり奈良公園でしょう。

鹿と戯れたり、我が家のウサギさんも好き放題走り回れます。

ワイフ的にはナガシマスパーランドかラーメン博物館らしいですが・・・。

どちらも却下っ!

でもね、ワイフが火曜日にトヨタで読んでいた雑誌に載っていた

瀬戸大橋の橋脚ツアーなんてのは楽しそうですね。

お尻の○がキュゥ~ってなりそうですがw

まだもう少し考える時間がありますので

ゴールデンウィーク中のお出掛け先を思案してみます。

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今日も記事が長くなると読みにくいとか、ページの読み込みが重いと

苦情が来そうなので早々に本題に入ります。

とりあえずいつものTODAYのグリップ表面温度からお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

19.6℃

今日は朝から雨がパラパラ降っていた為少々温度が低めです。

さて、先日からご紹介している

イントルーダー800(VS52C)のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

シリーズですが、本日は第3回目となります。

前回まではたしか・・・

パイロットスクリューを取り外した所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

パイロットスクリューを取り外したら、次はバキュームピストンから

ジェットニードルを取り外します。

バキュームピストン内部からボルト2本で固定されています。

ボルトを取り外すとジェットニードルが外れます。

ジェットニードルに入っているスプリングなどが

バラバラにならないように、バキュームピストンを裏返して

取り外すとバラバラにならずに順番通りの形で取り外せます。

これで一通りの部品を取り外し終えましたので、

キャブレタークリーナーに本体を浸け込む前に、

経路の詰まりを取り除いておきましょう。

フロントキャブレターの場合は、チョーク経路が詰まっているので

パーツクリーナーやスプレータイプのキャブレタークリーナーを

使用して穴が抜けるまで作業します。

どのキャブレターでもほぼ同一ですが、

写真の丸印部分がきちんと抜けているのを確認しておく事。

【吹】と【出】両方からパーツクリーナーなどを吹いて

きちんと通っているか確認します。

下の穴側からパーツクリーナーを吹くと、

上の穴から出てきます。

これでOKですね。

キャブレター本体の経路の詰まりは取りましたので、

キャブレタークリーナーに浸け込む前に、ジェット類もあわせて

もう一度経路に詰まりが無いか確認しておきましょう。

なお、バルブシートは今回交換しませんが

Oリングは交換予定ですので、古いOリングとフィルターを取り外して

ジェット類とあわせてキャブレタークリーナーに漬け込みましょう。

キャブレター本体をキャブレタークリーナーの原液に漬け込みます。

リヤ側キャブレターを分解していく前に、固着したフロートバルブを

きちんと動作するようにします。

まずはフロートバルブに付いている、フロートに引っ掛ける金具を

取り外しておきます。

ぶら下げる金具を取り外したら、

先っちょのピンがポチッポチッと動くようになるまで

キャブレタークリーナーの液を少しだけ付けて

爪でピコピコします。

ちゃんと動作するようになったら、

付着した汚れなどを洗い流して保管しておきます。

じゃ次はリヤ側のキャブレターを分解していきます。

まずはバキュームピストンのフタを取り外します。

フタを取り外すとバキュームピストンとスプリングが出てきます。

バキュームピストンとスプリングを取り外し、

バキュームピストンのラバーにひび割れや穴あきなどが

ないか確認しておきます。

次はフロートチャンバーを開けましょう。

フロント側同様にドエライ事になっている様な、

グッドスメルが漂う中恐る恐る開けてみると・・・

まいどありっ! 

違っw

やっぱりそうか。

フロント同様にガソリンが完全に腐って緑色になっています。

これでエンジンが掛かっているんだからすごい事ですね。

メインジェットとスロージェットを取り外します。

フロントほど朽ち果てそうなジェットではないので

安心して取り外せます。

次はフロートとフロートバルブを取り外します。

フロント側と違って、リヤ側のフロートは真鍮製なので

色々と問題があります。

たとえば、

フロートが凹んでいたりとか、

フロートが歪んでいたりとか・・・。

そりゃあもう立派な旧車です。

真鍮製のフロートは、長年使用していると凹んできたり、

穴が開いてガソリンが入ってしまいフロートの役目をしなくなったり、

熱による歪みなどが発生しやすいです。

ゆがみが無くても、取り外した際にはフロート内部に

ガソリンが入り込んでいないかどうか、フロートを振って確認するのをお忘れなく。

今回のフロートは歪みがひどいのと、両サイドフロート共にヘコミが

ひどいので交換する事に。

真鍮製のフロートの軽度の凹みは、意外と簡単な方法で修理する事が出来ます。

その方法については、組み戻し時の記事でご紹介しますね。

作業を続けます。

次はバルブシートを取り外します。

再使用する場合は、バルブシートを取り外す際に

ペンチなどで内側を握らないようにして取り外す事。

んで取り外したバルブシートがこちら。

キャブレターの形状などが前後で全く違いますが、

バルブシート、Oリング、フィルターなど全て前後共に共通なので

忘れずにOリングは2個注文しましょう。

バルブシートを取り外したら、いつも通り割り箸などを使用して

ノズルを取り外します。

何度も言いますが、固い金属などで叩いて

取り外す事はやめましょう。

コツコツと叩くとノズルが抜けてきます。

次はパイロットスクリューを取り外します。

フロント同様、スロットルリンケージ裏ぐらいにあります。

次はエアーカットバルブを取り外します。

ちなみに、フロントと違ってリヤ側のキャブレターの

エアーカットバルブのダイヤフラム裏には小さなジェットは存在しません。

フロントにはあってリヤにはない。

本当に必要なのかそれ、おい。 

とメーカーに聞いてみたい。

エアーカットバルブを取り外したら、キャブレター吸入口にある

エアージェットを取り外します。

欠けてしまいそうな位固く固着している場合は、自分で無理に取り外さず

ショップ等に依頼する事をオススメします。

これでリヤ側のキャブレターの全てのジェット類の取外しが完了です。

取り外したジェット類一式がこちら。

バルブシートはフロントと同様にOリングを取り外してから

キャブレタークリーナーに漬け込みましょう。

キャブレター本体も、経路の詰まりを確認してから

キャブレタークリーナーに漬け込んでいきます。

フロートチャンバーにもチョーク用の経路がありますので

しっかりと経路を通しておく事。

経路を通したらキャブレター本体と合わせて

キャブレタークリーナーに浸け込んで置きましょう。

以上でキャブレター一式の浸け込み作業完了です。

漬け込まない部品はバキュームピストンのフタに

前後分けて入れておくとGOODです。

バキュームピストンやフロートバルブなどの

ゴム製品は冷蔵庫に入れて保管しておくと、保管期間中に伸びて

ブヨブヨになる事が無いですよ~♪

じゃ、今日はここまで。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

16.8℃

夜になってさらに雨が強く振り出しました。

明日は車検があるので晴れてもらいたいですね。

ではまたっ♪

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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