ども。
今日は午後から車検に行ってきました。
風が強いしさっむいし、いつもより少し遅れて13:30頃に車検場に行ったのですが・・・
すでに10台程度並んでいました・・・(・ω・;)
しっ・・・しまった。。
ざっと見た感じ自分の順番まで20分は掛かりそうな雰囲気です。
順番を待っているウォンウォン系の車両は途中でバッテリーが上がってしまったのか、
元々電装系がおかしいのか押し掛けし始めるし、
【前後のブレーキを離す】
と表示されているのにもかかわらず、リヤブレーキレバー握りっぱなしで
何度も再検査を繰り返すもんだから検査員が、
『ブレーキレバー離して下さ~い!』
と叫ばれてやっとの思いでリヤブレーキテスト完了とか。
緊張せずに電光表示板をしっかり注視してもらえると助かります。
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かくいう私もスピードメータ検出でリヤとフロントを選択ミスして
後続の方にご迷惑をおかけしてしまいましたがw
思い込みはイケません。
確認する時間はいくらでも有ったのに確認を怠った私のミスですな。
レーンに入る前にスピードメーター検出が前後どちらなのかは
最低限確認が必要です。
それにしても、今日の風の強さはすごかったですね。
試乗しているときも左右に振られますし、向かい風が急に吹いた時なんて
ブレーキ効いてるんじゃ無いかって思うぐらい減速しますし。
強風の時はバイクは注意です-。
ではいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
1.8℃
晴れ時々曇り
明日の大阪は今日に引き続き冬型の気圧配置が続くため、
雲が広がりやすく雪の降る所がある見込みだそうですよ。
今日もそんな事昨日の予報で言っていましたね。
予報通りほんの少し雪がちらついていましたが、1分ぐらいでしょうかね?
でも、明日は今日よりも最高気温が4℃ほど低い5℃で、
最低気温もさらに冷え込んで1℃となる予報です。
明日の方が本格的に雪になりそうですね。
せっかくの週末なのに本降りの雪とかはご勘弁を。
では本日の本題です。
まずは車両のご紹介から。
ホンダ スティード400ですね。
しかもガーターフォーク装着とか。
フロント廻りの重量感ったら半端ないです。
ハンドルを切ってもすぐに真っ直ぐ戻ろうとするし、
なによりハンドルを切った状態で維持するのが非常に困難です。
手首が折れそうなぐらい負担が掛かります。。。
まぁ乗ってる時はそうでも無いんでしょうけど。
んで、今回はフロントタイヤがこんな状態になってるのでご入庫です。
ガーターフォークや延長フォークを装着していると、
写真のように偏磨耗してしまうのは致し方ない事ですな。
明らかに右側だけ減ってますからね。
では早速作業開始です。
ガーターフォークの場合、通常の工賃で作業が可能な場合と
そうで無い場合があります。
その差ってのが
フロントアクスルシャフトが抜き取れるかどうか
これが重要です。
今回は抜けると予測していたのですが、こればっかりは
作業を始めてみないと分からんのですわ。。。
まずはアクスルシャフトのナットを緩めます。
・・・と言っても、ガーターフォークの場合左右どちらもナットなんですけどね。
どちら側にアクスルシャフトが抜けるかが分かりませんので、
とりあえずこちら側を緩めてみました。
次はブレーキキャリパーを取り外しましょう。
まずはサポート部分のボルトから。
トルクロッドとの固定ボルトナットも取り外します。
取り外して分かったのですが、トルクロッド先端部のピロボールが
全く動きません・・・。
引っ張る力が掛かる上に水分にさらされているので、定期的にグリスアップが
必要ですね、この部分のピロボールは。
取付時にグリスアップしておきましょうか。
んでこれが問題のピロボール部分。
斜め上向いたまま指じゃ動きません・・・。
本当は指でスムーズにコロコロと動かないとダメなんですけどw
ともあれ、無事にブレーキキャリパーの取り外し完了っと。
この後車両をジャッキアップしてアクスルシャフトを抜こうと試みましたが・・・
・・・抜けぬ。
押しても引いても抜けません・・・。
工賃がお高くなるガーターフォークだったようです。
ガーターフォークは長くてしなりやすいので、
こんな風に半分だけアクスルシャフトからフォークを取り外してっと。
この状態でアクスルシャフトをよくみるとね、フォーク側の穴よりも太い部分がw
ってことは反対側も・・・って確認したらね、やっぱり反対側も同じアクスルシャフトの造りになってました。
残念ながらガーターフォークの分解作業が必要です。
ガーターフォークってのは見た目は最高にカッコええんですけどね、
サスペンションが固い上、重量が重いので分解給油をせずに長年使用していると、
アクスルシャフトにかかわらず他の部位のシャフト類も、偏磨耗が発生しやすい部品なのです。
だからと言って、おいそれと簡単に分解するのは困難ですよね。
でもね、マジ1年ごとぐらいの頻度でやっておいた方が後々お金が掛からずに済みます・・・。
偏磨耗してグリスが切れて固着したシャフトは簡単には抜けません。
過去にも数回そういったガーターフォークを分解したことがありますが、
例え分解出来たとしても元のシャフト類が一切再使用が出来ない状態になってしまいます。
今回は結果から言うと問題なく分解、組み付けまで出来ましたが、
アクスルシャフト1本ですら、抜けなくて往生することもあります。
当然と言えば当然ですが、そういった場合はタイヤ交換と言えども
工賃がどえらい高額になる場合があります。
それらも考慮して、
適切な時期に分解整備を実施されることを
強く・・・つよく・・・ツ・ヨ・ク!オススメします。
ガーターフォークの分解作業は、ナット1つ緩めていくのも
ドキドキしながらなんです。。。
構成部品全てに負荷が掛かっているので、ナットも取り外したが最後、
ねじ山を潰しながら抜けてくるなんて事もありますから。。
ちょっと話が横道にそれましたので作業に戻ります。
ナットから伝わってくる感覚を手で感じながら右側フォークの
上下2個のナットを取り外しましょう。
※地面すれすれぐらいでジャッキアップしておいてください
んで上下の取り外したナットがこれ。
なんとかねじ山が潰れること無く取り外せました。
これで右側フォークを固定しているナットをアクスルシャフト部含め
全て取り外し完了です。
ナットを取り外すと右側のフォークだけこんな感じで取り外すことが出来ます。
これが取り外した右側のフォークです。
片側のフォークさえ外れればホイールの取り外しは容易です。
残る反対側のナットも取り外せばシャフトごとホイールを取り外すことが出来ます。
アクスルシャフトが抜けないタイプは、こういう風にして分解する以外に手立ては有りませんし、
これが適切な分解方法だと私は思っています・・・・違うのかな?w
アクスルシャフトに入っている各種カラーなどの順番を間違えないように
写真などで記録しておきましょうね。
アクスルシャフトも取り外しましたが、目立つ偏磨耗も無く
再使用OKの状態だったのでひとまずホッと胸をなで下ろしました。
店の中をフル活用して分解中の図ですw
とにかく全長がなが~~~~~いので大変です。
これでガーターフォークに問題でも有った日にゃ・・・・
分解してしまったし、もう移動出来へんやん。。
で、終わってしまいます。。。
今回は当日中に作業を終えることが出来ましたが。
あとはもういつも通りのタイヤ交換作業ですね。
古いチューブとタイヤを取り外してっと。
んであっという間にタイヤ交換完了♪
今回ももちろん、チョイスしたタイヤはダンロップのD404 KABUKIです。
ベアリング左右、アクスルシャフトにどっぷりとグリスを塗ってから
ホイールにアクスルシャフトを差し込みます。
汚れてくすんでいたメッキのカラーも磨いて、スピードメーターギヤボックスも
予めアクスルシャフトに取り付けてっと。
それから左側のフォークにホイールを取り付けます。
いや、取り付けると言うよりも乗せるという感じでしょうか・・・。
この状態から右側のフォークも取り付けていきますが、
上下2カ所のシャフト部分には表からでもいいので、スプレーグリスなどを使用して
出来る限りグリスをシャフト内部に吹き付けてから取り付けしましょう。
実際の話、取り外す時よりも取付時の方が作業は困難を極めます。
ガーターフォークってのは自重も重い上に長いのでよくしなるんですね。
このしなりのおかげでアクスルナットを含めた3カ所のシャフト穴が
うまく合わないんですな・・・。
ホイールを持ち上げて加重を抜いたり、左側のフォークを持ち上げたり・・・・
冬でも汗が噴き出すほどの発汗作用w
んでもまぁなんとか取り付け完了。
最後にもう一度各部の締め付けを入念にチェックし、
さらにガーターフォーク廻り全てのナットの締め付けも合わせてチェックしておいて下さい。
一度分解して締め直したナット類は、特にガーターフォークの場合
ナットに掛かる荷重が強いせいで、しっかりと締まっているようで、
実は正常に締め付けられない場合が有ります。
ジャッキから下ろした後、ハンドルを左右に切ったり試乗したりしてから
もう一度締め付けトルクを確認するのをお忘れ無く。
んでこれが作業完了後のスティードです♪
フロントタイヤも新しくなって良い感じです~♪
じゃ今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
-1.4℃
まぁ予想通りと言いますかね・・・今日の夕方からの冷え込み具合は
氷点下だろうなと思っていたら案の定。
明日はもっと冷え込みが厳しくなる予報なので、
十分な防寒対策でお出掛け下さいね~♪
山間にツーリングなどに出かけられる場合は、路面凍結などにご注意を。
ではまたお目に掛かりましょう☆
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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これが取り外した右側のフォークです。実際の話、取り外す時よりも取付時の方が作業は困難を極めます。