【前編】KDX125のフロントブレーキキャリパーをオーバーホールしてみよう!

ども。

昨晩から降り続いていた雨も、今朝になってすっかり止んでいて

すっきり晴れてくるかな~?とか淡い期待をしていましたが、

全然そんなことなかったですね。

一日中どーんより。

そんな中どんより曇り空の中、新潟県で納車をお待ちになっている

お客様の元に向けて陸送業者が朝から来てくれました。

車両陸送

そう、あの凛々しいテール廻りは・・・

プジョースピードファイトですね。

連休前にご成約となりましたが連休を挟むのと、

連休前は他のお客様の作業が混雑する為今の時期になってしまいました。

長らくお待たせして申し訳ないです。

本日無事に車両の引渡しが完了いたしましたので、

到着まで今しばらくお待ちくださいませ。

↓ この続きを読む ↓

まだまだ他のお客様の納車準備を続けていますが、

ここんとこ天候不良が続いているのでさらに作業は輻輳しています・・・。

明日雨が降らなければ、別の車両の納車前の最終試乗と点検が出来そうです。

修理作業も一段楽してきたので、来週中頃には少し作業にも余裕が出来そうです♪

今の悩みの種はね、先日お預かりしたフォルツァZですわ・・・。

Sマチックの初期化しても・・・・レシオコントロールユニットが・・・・チーーーン(´ω`;;)

っぽい感じです。

高額な部品なので、故障診断もいつも以上に念入りにやっています。

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

19.6℃

晴れ

晴れ!!!

明日の大阪は東シナ海に中心を持つ高気圧に

広く覆われて全域で晴れるでしょう♪

降水確率も一日中0%となっていますので、絶好のツーリング日和となりそうです♪

では本日の本題です。

まずは車両の・・・って、車両は無いんでした。

今日は部品だけでお持込いただいた修理内容のご紹介です。

お持込いただいた部品がこちらですね。

カワサキ KDX125のフロントブレーキキャリパー

カワサキ KDX125のフロントブレーキキャリパーですね。

今回はオーバーホールのためにお持込いただきました。

以前からお付き合いのあるお客様で、事前に部品だけを取り寄せておき

部品入荷後にお持込いただきました。

取り寄せた部品

では早速作業開始です。

まずはキャリパーに付属している、バンジョーボルトやエア抜き用のボルト取り外します。

※エア抜き用のバルブは後ほどまた取り付けします

取り外したボルト類

次にキャリパーサポートを取り外します。

キャリパーサポートを取り外す

キャリパーサポートを取り外したら、キャリパー側のサポートが差込部分の

ブーツを取り外します。

新品に交換しますので、硬化している場合はハサミなどでちょん切ってもOKです。

ブーツを取り外す

んでこれが抜き取ったブーツですね。

取り外したブーツ

再利用前提で取り外す場合は、潤滑油などを塗ってから

取り外すと良いでしょう。

反対側にも短いブーツが付いていますので忘れずに取り外しておきます。

これで周辺部品を全て取り外しました。

周辺部品を取り外した

さぁいよいよキャリパーピスントンの取り外しですね。

キャリパーピストンはこんな感じで、完全に沈み込んでいる上

ペンチなどで挟んで取り外してはイケない部品となっているため、

エアー圧を使用して取り外して行きたいと思います。

エアーガンを使用する

一時的に先ほど取り外したエア抜き用バルブを

キャリパーにもう一度取り付けます。

エア抜きバルブを取り付ける

次にピストンとキャリパーの隙間にタオルなどを挟んでおきます。

タオルを挟んでおく

タオルを挟んでいるのは、エアー圧でピストンを押し出した際に

ピストンが勢い良く噴出するのを防ぐ為で、

何もしない状態でエアー圧で押し出すと、思わぬ勢いで飛んでいって

怪我をしたり、指を挟んでしまったりする場合があるので、

必ずピストンが飛んでいかないようにタオルを挟んでおきましょう。

エアーガンのノズルをバンジョーボルト取り付け部にしっかりと押し当てて・・・

エアーガンのノズルを押し当てる

キャリパーをしっかりと手で押さえたまま、エアーガンを握って

エアー圧でピストンを押し出しましょう。

なお、キャリパーを手で押さえる時は、ピストンとキャリパーの隙間に指を持っていかないこと!

指が挟まって・・・

タタタタタタッ!!

ってなってしまいますから。

※過去に経験が有ります

あと、エアー圧でピストンを押し出して外れる瞬間に、

ポンッ!!!

と、結構大きな音が鳴るのでビックリして手を離さないようにw

んでピストンが外れた状態がこちら。

飛び出したピストン

ブレーキフルードと一緒にピストンが飛び出していますね。

挟まっているタオルを取り除いてっと。

タオルを取り除いて

結構ピストンが腐食していますが、ダストシール部分が主ですので

再利用には問題ありませんね。

※本来ならば交換したほうがベターです。

ピストンを取り外したらダストシールを取り外してキャリパー内部を確認してみましょうか。

キャリパー内部

うん、茶色い。

実に汚れています。

ブレーキフルードもさぞかし汚れていたんでしょうな・・・。

内部のオイルシールもピックツールを使用して取り外します。

オイルシールを取り外した

シール類を取り外したら、ピックを使用してオイルシールが入っていた

溝の中に溜まっているカスを全て綺麗に取り除いていきます。

少々ラフにピックで削り取っていっても問題ありませんので、

容赦なく削り取っていくように。

この部分に溜まったカスによって、オイルシールなどがピストン側に押され

その結果ブレーキの引きずりが発生します。

完全にカスがなくなるまで掃除するのをお忘れなく。

ピックで掃除する

これがその問題のカスですね。

取り除いたカス

ピックでのカス除去がほぼ完了したら、次は水と洗剤を使用して

さらに綺麗に洗浄していきます。

水と洗剤で洗浄する

キャリパー内部以外の部分のヨゴレも全て

この段階で綺麗にしておきましょうね。

もちろん、取り外してあるピストンも洗浄します。

んでこれが洗浄完了後です。

洗浄完了

あっ、元々シルバーなんですねw

初めの写真だと黒っぽく見えるのに。

キャリパー内部もほら、ご覧の通り♪

キャリパー内部もキレイ

う~~ん美しい♪

これでこそオーバーホールした甲斐があるってもんですな。うんうん。

水を使用して洗浄したあとは、エアーブローして完全に水分を

キャリパー内部から除去しておきましょうね。

絶対に水分は残らないようにしてください。

エアーブローする

エアーブローして水分を除去したら、

次はいよいよ組立作業になります♪

この続きはまた明日にでもご紹介しますねっ!

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

17.0℃

明日は全域で晴れマークで、最高気温も今日よりも

やや高くなる予報なので、日中は暑くなりそうですね♪

梅雨まであと1ヶ月ほど、存分に春を満喫しましょう~♪

ではまた明日お目にかかりましょう☆

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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