マグザムのスロットルワイヤーを交換してみよう!

ども。

昨日の記事は写真数枚だけで、しかも

イントルーダー

(?)な内容でしたが、以前からの記事を読んで頂いた人には、

おぉなるほど。ついに完成したんだな。長かったね~。

って、

分かる人には分かって頂けたと思います。(あくまで思ってるだけw

本当は時間があれば今から書く記事を載せたかったのですが、

時間の都合上どうしようもない態の記事になってしまいました。

って事で気を取り直して昨日書く予定だった記事を執筆。

↓ 続きを読む ↓

つい先日軽トラックで引き取りに行ってきたこちらの車両。

マグザム

スロットルワイヤーが切れている(まだ今の段階では?です)との事で

引き取りに行ってきました。

週末の絡みで金曜日の午前中にメーカーに部品発注をしないと

週末にお客様に車両をお返しする事が出来ない為、

最優先で状況の確認を行いました。

社外品のスロットルホルダーって、ワイヤーを掛ける部分が

金属疲労で割れる事があるんですよね。

材質が粗悪で強度不足という事もあります 

当然、割れてしまうとワイヤーが外れてしまい

ワイヤー切れのようなスロットル感触に陥ることになります。

とにもかくにも、ワイヤー切れなのか、ホルダーのワイヤーを掛ける部分が

損傷しているのか確認します。

まずは問題の右側スイッチボックス。

社外品のスロットルホルダー

いわゆる定番のカスタム部品ですね。

スイッチボックスはイイとしても、問題はスロットルホルダーですね。

やっぱり属製は長持ちしない

いや、長持ちしないというと語弊がありますが、

安価な品物は強度的に不安要素が多すぎる・・・。

ではスイッチボックスを開けてみましょう。

スイッチボックス下部よりボルト2本で固定されています。

ボルトを緩める

電動ドライバーでサクッと緩めます。

ボルトを外すと簡単にスイッチボックスを開けることができます。

恐る恐る内部を見てみると・・・

スイッチボックスを開けて中身を見る

グリスをしっかり塗ってあって問題無さそうに見えます。

とりあえずこの写真から確認できる事は、

し側のワイヤーを

  掛ける部分がれてる

って事でしょうか。

この時点でスロットルホルダーの交換確定。

次は引き側のワイヤーをもう少し違う角度から確認してみます。

引き側のワイヤーが無い

引き側のワイヤーがご在のようで・・・

行き先を求めて引き側のワイヤーの入口を見てみると、そこに居ました。

引き側のワイヤー

タイコ部分がご不在ですがやはりワイヤーが切れていました。

ワイヤー交換も確定。想定の範囲内です。

これで原因がハッキリしましたので見積もりを作成して

大急ぎでお客様に承認を頂いて修理します。

事前にワイヤー、スロットルホルダーの両方の交換が必要な場合の

おおよその金額をお伝えしておいたのと、

スロットルホルダーの交換が必要な場合は

グリップ左右ともに正に戻します

とお伝えしてしてありましたので承認もスムーズです。

部品はすぐに発注したので土曜日中に入荷予定ですがワイヤーのみ、

滑りが良いで評判のアルキャンハンズ様のステンレスワイヤーをすぐに手配したので

こちらは当日中に入荷予定。

って事で部品到着後にすぐに交換出来る様、

作業を進めておきます。

まずはスロットルボディ側を分解していきます。

メットインボックス内部から辿り着く事ができます。

メットインボックス

4本のボルトを取り外すと簡単に後方のボックスを取り外せます。

取り外すとこんな状態。

スロットルボディが見えた

はい。スロットルボディが確認できました。

これでは不十分なので、フロント側のボックスも取り外します。

フロント側も外す

随分と見晴らしがよくなりました。

これで作業できる状態になりました。

まずはワイヤーが掛かっている部分を確認してみます。

スロットル部分

こちらもグリスがしっかり塗られています。

新しいワイヤーを取り付ける際にもグリスをしっかり塗っておきましょう。

マグザムのスロットルワイヤーは、引き側と戻し側のワイヤーが1セットになっており、

どちらか一方のみの交換は出来ません。

なぜなら、

ワイヤーとステーが一体式

引き側と戻し側のワイヤーがステーで一体式になっています。

残念ですが諦めてセットでご購入下さい。

まずは固定しているワイヤー側のステーのボルトを緩めます。

真上にフレームが通っているので、短い六角レンチか

ビットドライバーが無いと緩める事ができませんのでご注意を。

ステーの固定ボルトを緩める

私はビットドライバーを車両前方より差し込んで取り外します。

上下2ヶ所ボルトがありますが、下側のボルトは

コの字型に穴が切れている

ので完全にボルトを取り外す必要はありませんが

ビットドライバーをお持ちであれば取り外しても構いません。

L型の六角レンチの場合は、取り付け時に苦労するかもしれないので

緩める程度にしておいて下さい。

んでボルトの取り外し完了。

ボルトの取り外し完了

ボルトを取り外したらワイヤーをスロットルボディから取り外します。

ワイヤーを取り外す

ラジオペンチで摘んでいますが、このワイヤーをもう一度使用する場合は

かならず手作業で取り外すように!

ヤマハのワイヤーには滑り向上の為にワイヤー表面に薄いが被っています。

これを傷付けてしまうと、スロットルの戻りが悪くなったり、最悪の場合

アウターケーブル内部で引っ掛かって戻らなくなる場合がありますのでご注意ください。

スロットルボディからワイヤーを取り外したら、

車体側にワイヤーを固定しているガイドを取り外します。

外すというか開くです

車体左内側面に固定されています。

ガイドを外す

ガイドからワイヤーを外してとりあえず後ろ廻りは完了です。

次はフロント廻りに攻め入ります。

まずはフロントカバー(バッテリーが入っている場所ね)を取り外します。

スクリーン両端の隠れた場所に6角ボルト2本で固定されています。

フロントカバーを取り外す

左右ともに同様の場所にあります。

ボルトを外して下方(ヘッドライト側に)へスライドさせておき、

ボディカバーとの接合部分が外側に向って突起が出ているので

フロントカバーを少し浮かせつつ、内側に寄せる(接合部分を開く)様に

片方ずつ取り外します。

フロントカバーの取り外しが完了したらスクリーンもボルト4本で

取り外しておきましょう。

スクリーンの取り外しも完了したら、スクリーン下についている

シルバーのバイザーもワイヤー交換時にキズが付くといけませんので取り外します。

このバイザーはボルト固定されておらず、ゴムブッシュに

差し込んであるだけですので簡単に取り外せます。

バイザーも取り外す

バイザーも取り外したら、写真撮影を忘れましたが

ハンドルポスト部分のメッキのカバー(配線やワイヤーのガイド)を取り外します。

上の写真で言うところの、

ハンドルポストカバー

この部分ですね。

ちょうどワイヤー、配線などが通っている前側の部分だけ

取り外せる様になっています。(純正のみ)

これでフロントカバー部分の下準備は完了です。

次は車体左側面のカバーを取り外します。

まずは前から覗いて見えるこの部分のボルトとフックを取り外します。

前側の固定部位

上の2本は普通の6角ボルトで下のフックってのが

いわゆるワンタッチボルトってやつですね。

真ん中のチョボを押して取り外すヤツです。

3本取り外しが完了したら、さっそくサイドカウルを取り外します。

このサイドカウルの脱着が、んまぁ~いっ!

吐きそうな位、です。

取り外し方法は、まずカウルを前側にスライドさせます。

前側にスライドさせる

ググッと目一杯スライドさせると、接合部分を少し

浮かせる事が出来ますので、次は多少無理が掛かっても割れない程度に

上に押し上げつつカウルを手前に引っ張ると外せます。

取り外した状態がコチラ。

取り外した状態

上部のL型の部分にキツク食い込んでいるので

まぁ~いっ。

中には素直に外れてくれるマグザムもあるんでしょうけど・・・。

外す時に固かったという方は、取り付ける時も

悟して下さい。

とだけ言いたい。

サイドカウルが外れたらフロントタイヤ横から覗き込んだ部分にある

ホーンを取り外します。

ホーンの後方にあるのが目標のワイヤーですね。

ホーンを取り外す

ホーンを取り外したら、後方に見えるワイヤーを

ガイド部分から引っ張って取り外します。

ガイドから外す

これでフロント廻りも下準備完了です。

いよいよワイヤーを取り外していきます。

私の場合は、スロットルボディ側からフロントに向って引き抜きましたが、

々やりやすい方法でやってください。

2人居れば声掛けあって出来ますが、1人で作業となると

何かと不便な事も多いので・・・。

まずはシート下からワイヤーを前に向って押し出していきますが、

その前に内側にもう1つワイヤーのガイドがあるので

ワイヤーをガイドから取り外しておく必要があります。

すごく深部にあるので写真撮影は大変でしたが

なんとか撮影に成功したのでご紹介。

いきなり拡大写真ではどこの部位か分からないと思うので

こちらから。

ここから覗く

頭を突っ込んで覗かないと見えにくい場所にガイドがあります。

ガイドの写真がこちら。

ガイドの場所

無理にワイヤーを引っ張ると、このガイドが割れてしまったりしますので

ワイヤーを引き抜く前に取り外しておきます。

ガイドから取り外し終わったら、前側に向けてワイヤーを押し出しつつ、

前側からワイヤーを引っ張っていきます。

ワイヤーを引き抜く

抜くときは意外と簡単です。

力任せに引き抜くのではなく、押したり引いたりを繰り返しつつ抜いてきます。

ここまで抜ければもう大丈夫。

完全に一度車体から引き抜いてしまいます。

ワイヤーを引き抜いた

あとはフロントタイヤ横から上側を見ながらワイヤーを押し上げつつ、

上側からも適度に引っ張りながらワイヤーを抜き取りますが、

スイッチボックス側からワイヤーを落としてきてもOKですし

どちらでも問題なくワイヤーを取り外せますのでお好きにどうぞw

私はこんな風に下から上に向って引き抜きましたが。

上に向ってワイヤーを引き抜く

うんしょっうんしょっ!!

ちょうどステムナットの辺りで引っ掛かりますが

フロントカウル部分から手を突っ込んでステーをかわしつつ・・・

ハイ♪

ハイ♪ 抜けました♪

写真ではメーター部分が取り外してありますが、

ワイヤーを交換するのに取り外す必要はありませんのであしからず。

とりあえずワイヤーが到着するまで長いワイヤーをグルグルと

束ねて一時作業中断です。

ワイヤー取り外し完了

じゃ午前中の更新はここまで♪

この続きは夜の更新で~♪

では!

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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