【中編】ベスパ100(Vintage)のキャブレターを交換してみよう!

ども。

今日は朝から知り合いから連絡があり、

走行中にエンジンが止まり、再始動

出来なかったので現地に置いてきたので・・・。

って事で、自宅にまず寄ってカギを

受け取ってから車両の引取へと行ってきました。

どんなスクーターなんですがね、直接車両を

見た事が無かったので、ナンバープレートの番号と

車種、そして色を聞いていたんですけど

とにかく口から出てくる言葉は

とにかくボロッボロやからw

素人目でもボロボロと連呼するほどだから

よっぽどなんだろうなとw

んで早速現地に到着してキョロキョロしながら

『え~っと駐輪場にたしか置いてる・・って・・・

ボロボロやんw

ちょっと全体の写真を撮り忘れたんで

分解し終わった後の写真になりますけどコチラ。

ヤマハ ビーノ

下に少し見えてる小麦色の物がシートですわ。

ゴミ袋被せてあるけど被せ方が適当だから、

それこそゴミ入れた袋をシートの上に置いてる様に見えるw

それに・・・・

それに・・・・

それに、ナンバープレートも

なぜだかキャリアの上にステーを使って

取り付けられてて、ちゃんとしてるんだか

ちゃんとしてないんだかw

ナンバープレートの取付部分が

こんな風にゴッソリ千切れて無くなってるんで

致し方なくって感じでしょうかね。

台座が無い

ボンドらしきもので止めた形跡がありますが・・・。

先に言っておきますがね、こういったステーの類いが

折れたからと言って、すぐにボンドだ、やれ、接着剤だとか

ってよく聞きますけどね、

余裕で無理だよw

やるだけ無駄です。ええ。

ボンドが勿体ない。

それに、樹脂パーツは接着しにくいし。

小さな穴開けてワイヤーで割れた部品同士を

繋いでからボンドなどで接着すればかなり

実用強度まで高める事が出来ます。

再び脱落したナンバープレートを見て

気が付いたんでしょうねぇ・・・。

『やっぱりボンドじゃダメだったか・・・

よし、じゃ次はステーでちゃんと固定する!』

やっぱりって言ってしもーてるやんw

絶対そうw

彼ならきっとそう口走っていそうです。はい。

んで持ち帰って来てからまずは

状態確認って事でセルを回したら

エンジンが掛かっちゃったんですよね。

でも、ヤマハ車特有の症状がすぐに出ました。

スロットルを操作していないのに

アイドリングが激しく上昇していく。

こりゃ二次エアー吸引の症状ですわ。

ヤマハで二次エアー吸引というと、思い当たる

トラブル部分はここですな。

マニーホールドの割れ

そうです。

マニーホールドのひび割れですね。

オートチョークが効いてる内や、冷えている状態だと

しばらくは騙し騙し走れますけど、燃調が激しく

狂ってしまった状態で走行するので、

しばらく走るとガス欠症状の様にエンジンが停止します。

これは持病なんで仕方無い。

でもまぁエンジンが無事で良かった良かった。

お客さんも一安心したようで、ボロボロの車体を

ついでにキレイにしてしまって頂戴!!

って事になりました。

でね、外装を分解した際にメットインボックス内部の

荷物も取り出さなきゃならなくってですね、

取り出していると最底部にこれ見よがしに

1枚の紙が入っていました。

その内容を見て吹いてしまったので

許可を貰ってブログに掲載っとw

整備不良車の張り紙

整備不良車ってww

しかも出入り禁止とか酷過ぎますw

ただボロボロなだけですやん!w

無保険でも無い、

ナンバー隠蔽もしてない、

ただボロボロなだけやんっ!w

見た目で判断しないで!

そりゃシートは破れて・・ってか表皮無いし

ゴミ袋被さってるし、メットインボックスの隙間から

千切れたビニール片飛び出しているし、

ナンバー台座が千切れてさぁ・・・・

ボロボロは

備不良なのかぇ?w

なんて可哀想なビーノw

待ってろよ!

週末までにはピカピカに仕上げてあげるから♪

二度と整備不良とは言わせない。

また完成したらブログでご報告します。はい。

あっそうだ。

今日この引取に行く最中、ちょっと

驚きの状態で走っている車を発見しました。

この車を見てね、やっぱり車は丈夫だなと

感心しましたね。

バイクじゃこうはイカんなと。

その車ってのがこちら。

ボンネットがぐにゃり

追突事故してきた帰りですかね?w

思いっきりボンネットがぐしゃりとめり込んで

変形してるし、バンパーもズレちゃってるし、

フェンダーも丸ごとズレてるしすごいわ。

※助手席側の扉開けられるんですかね?w

まぁ機能上問題なけりゃ

乗れるんでしょうけど・・・ねぇ~?

ちょっとぶつけたぐらいならイイですけど、

さすがにこんなにもベコベコだと

見た目が悪すぎますw

いやぁ~すごいわ。うん。

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

2.8℃

曇り時々晴れ

曇り時々晴れ!

~06時:20% ~12時:10%

~18時:10% ~24時:10%

明日の大阪の天気は、冬型の気圧配置が続くため雲が

広がりやすく、北部を中心に雪や雨が降る見込みです。

夜には雷を伴うところがあるでしょう。

こうして毎日みていると、大阪の北部は雨が多いですね。

山が近いから天候も変わりやすいんでしょうねぇ。

それでは本題です。

昨日からご紹介している

ベスパ100(Vintage)のキャブレターを交換してみよう!

ですが、今日は中編となります。

前編については以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】ベスパ100(Vintage)のキャブレターを交換してみよう!

さて、前回までは確か

燃料ホースをもう一度差し込んだ

ガソリンがコックをOFFにしても

止まらないっていうんで、もう一度燃料ホースを

キャブレターに差し込んだところまででしたね。

あぁ、あとキャブレターが妙にぐらつくってのと。

※写真はホースが抜けた状態です

今日はこの続きをご紹介していきますね。

流れ出てくるガソリンは、タオルで包んで

こぼさないように注意しながら取り外す事にしました。

クランプ出来るほどホースも柔らかくないので・・・。

かなり狭い場所での作業になりますが

頑張って進めましょう。

キャブレターとエンジンを繋いでいる

マニーホールドのバンドを緩めましょう。

バンドを緩める

こういう狭小部ではラチェットタイプの

コンビネーションレンチがあると便利です。

※板ラチェットなどとも言います

バンドを少し緩めたらキャブレターが外れますので

ゆっくりとマニーホールドから

キャブレターを取り外しましょう。

キャブレターを取り外した

あらっ!?

なぜキャブレターがぐらぐらしていたのか

原因が判明しました・・・。

この写真だけでも分かる人は分かって

貰えると思いますが。

※ヒントがちゃんと写っています

あらら・・・またえらいことになってるな。

この時点でお客様に電話して

状況を伝え、部品をご自身で手配して頂ける

との事で了解を得ました。

さらに作業を続けます。

今回の不調の原因が分かったところで、

次にガソリンタンクを取り外します。

予めコックレバーは狭小部に手を突っ込んで

内部からβピンを抜き取って取り外しておきましょう。

ガソリンタンクの固定ボルト前2ヶ所と、

シートのキャッチ兼固定ボルトを

取り外してタンクをゆっくり持ち上げます。

ガソリンタンクを持ち上げる

缶スプレーで塗装されているので、

完全に手がガソリンや有機溶剤で

濡れていない状態で作業しました。

んでこれがガソリンタンクを取り外した状態ですね。

ガソリンタンクを取り外した状態

相変わらずベスパはガソリンタンクを取り外すと

スッキリとしてて何も無いですねw

こうしてガソリンタンクを取り外すのは

スムーズなんですがね・・・ほんと苦手だわ・・・

レバーとガソリンコックの接続部分のβピンを入れるの。

 

※2017/01/09追記

鉄tinさんよりコメント欄にて取外し方法を伝授していただきました。

1.タンク固定ボルト3本を外す
2.コックレバー部のグロメットをボディから外す
※レバーに絡ませたままボディ内側に押し込んでおく
3.コックを上向き(ON)にする
4.タンクを浮かせたら、タンク後部を持上げつつコックレバーがボディの開口部に引っ掛からない様に後方へと抜き取る
5.コックレバーが付いたままタンクが抜けまるので、ボディ側のボルトなどにタンクを引っ掛けて落ちないようにしてからコックOFFにする
6.可能であれば燃料ホースを予めホースクランプなどでクランプしておく
7.キャブレター側から燃料ホースを取り外す
8.燃料ホースの取外しと同時にホース内部の残留ガソリンが排出されるため、クランプしていない場合は出口を押さえるか、予めタオルなどを準備しておきガソリン即座に吸収させる

鉄tinさん詳細な取外し方法有難う御座いました。

この場を借りて御礼申し上げます。一部加筆修正させて頂いております

スッキリした所で予め取り外しておいた

キャブレターを取り出してみました。

これを見れば今回のトラブルがお分かり頂けるかと思います。

割れてるキャブレター

差し込み口部分の上面が完全に

割れてしまっています。

割れた部分

んでこれが破片そのですね。

割れた破片

どうしてこうなっちゃうんだろうねぇ。

一説によるとマニーホールドのバンドを締めすぎても

割れてしまう事があるとか。

でも、それよりも私が気になるのはエアークリーナー

ボックスの重さですよ。

締めすぎたら割れてしまうのは勿論そうでしょうけど、

根本的にこの細い差し込み口部分に

荷重掛かりすぎなんだと思うんですよね。

この鉄製のエアークリーナーが特にさ。

だから、重量有る物をぶら下げてるもんだから、

通常なら締めても割れないこの差し込み口が

割れてしまうんだと思うんですよね。

私的にはこの鉄製のエアークリーナー

ボックスを排除して社外品に変更するか、

エアークリーナーボックスを上からぶら下げてやるとか、

下から支えてあげる等の措置をすれば

こんな風になる事は無いんじゃ無いかとそう思います。

まぁ、遅かれ早かれこの構造じゃ

金属疲労で割れてしまうのは

仕方無いんでしょうけど・・・・。

一応、その旨お客様にはお伝えしたんで

何かしらの対策はされるのではと思っています。

さて、今日は写真がちょっと少ないですが

残り枚数も少ないのでこれぐらいにしておかねば

明日の後編で書く事が無くなりますw

じゃ、この続きはまた明日更新の

後編でご紹介しますね♪

今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

-1.2℃

今日は紹介動画に効果音とテロップを

入れていました。

字幕も随分と進んだので予定通り

週末頃には完成と公開になると思います。

公開と合わせてまた投票を募ります。

そう・・・

今回の紹介動画どうだった?

・良かった(伝わった)

・面白かった(単純に)

・別に・・・(中立的な)

・イマイチだった(悪くないが評価に値しない)

・全然イケてない(とにかく出来が悪すぎ)

こんな感じで皆様のからの感想を

投票して貰いたいと思います。

お楽しみにっ♪

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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