【後編】CL400のフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ども。

新しいパソコンとキーボードがすこぶる調子よい、

セントラムモータサイクルより今日もブログ更新ですー。

いやぁ、やっぱりノートパソコンのキー配列よりも、断然打ちやすいです。

まずキーの間隔が広いし、マイクロソフトのエルゴノミックなので

サクサクサクサク~です♪

長時間キーボードを叩いていても腕が疲れにくい、

楽な姿勢で、より自然にキー入力がしやすい。

でもね、打ちやすいのはいいんですが、どうもねぇキーを押した時の

カチッと感がぬるいんですよね。

私はどちらかというと、メカニカルキーのカチカチ感が好みなんです。

その昔、FILCO(現・ダイアテック)というメーカーから出されていた、

その名も

剣(tsurugi)
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もうね、このメカニカルキーボードに勝るもんはありません。

カチカチ音がハンパなくカッチョエエです。ハイ。

人差し指でキーを入力している内は、あまり気持ちよくありませんが、

ブラインドタッチを習得した人ならそりゃもう・・・テンション上がりっ放しです♪

でもね、問題があるんですね・・・・

とにかくウルサイw

カチカチカチカチ、強烈な打音が部屋中に響きます。

キー入力が速い人間が使えば使うほど、どエライ入力音が・・・・。

小さなお子様が居る家庭では全くオススメ出来ません。

今現在は生産終了となって手に入れることは難しいですが、

家にはこの剣を置いてあります。(使用してません)

いつか店で使おうかと考えています。

※無線キーボードじゃないのが問題・・・・

はい、じゃ今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

29.0℃

何やら大きな台風が近づいてきているようですね・・・。

この週末あたりは台風の影響が出てきそうです。

そういえば、今週末はこの地域周辺では一斉に運動会が開催されます。

明日の当店の臨時休業も、実は長女の運動会なんですねー。

楽しみにしていた運動会、明日はなんとか天候が持ってくれるとイイのですが。

では本題にまいりま~す。

昨日からご紹介している

CL400のフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ですが、本日は後編つまり、最終回となります。

前編は以下のリンクよりごらんいただけます。

【前編】CL400のフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

さて前回まではたしか、

ストロークさせた状態

フォークオイルを抜き取ったところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

フォークオイルを抜き終わったら、次はトップキャップを取り外していきます。

インパクトレンチで最初の一発だけ緩めてっと。

トップキャップを緩める

絶対に最後までインパクトレンチで緩めてしまわないこと。

毎度フォークのオーバーホール時には記事に書いていますが、

トップキャップには内部のスプリングの張力が掛かっており、

トップキャップが外れた瞬間に飛んできて怪我をする恐れがあります。

必ず緩めるのは最初の一発だけにしておくこと。

あとは手で必ず取り外しましょう。

手でトップキャップを外す

トップキャップを取り外したら、内部のカラーを取り外します。

カラーを抜き取る

次はスプリングとカラーの間に入っているワッシャを取り外します。

間に入っているワッシャ

次はスプリングを抜き取ります。

スプリングには、まだフォークのオイルが大量に付着しているので

あちこちにこぼさないように注意しながら抜き取りましょう。

スプリングを抜き取る

次はインナーチューブとアウターチューブを両手で持ちながら、

左右に引いてオイルシール、スライドメタルを取り外します。

カチンッ!カチンッ!  ってな具合に。

両側に引き合う

何度かカチンッ!カチンッ!を繰り返すと、こんな風に

オイルシールが抜けてきます。

オイルシールが抜けてきた

もう少しで抜けますよ~。

あと2回ぐらいでしょうか。カチンッカチンッ!っと。

オイルシールが外れた

これでインナーチューブとアウターチューブの分離完了です。

インナーチューブに付いている、オイルシールやスペーサ(ワッシャ)、スライドメタル、

シートパイプなどを取り外して並べてみました。

バラバラにしたフロントフォーク

1本のフロントフォークはこれだけの部品で構成されています。

もう1本のフロントフォークも同様に作業して分解し、

箱にまとめておきましょう。

箱にまとめておく

分解したフォークを灯油の中できれいに洗浄してきます。

灯油で洗浄する

アウターチューブの底にも古いヘドロのようなオイルが溜まっていますので、

これも必ずきれいに洗浄しておきましょう。

んでこれが洗浄完了後です。

洗浄完了

洗浄完了後は余分な灯油分をエアーブローして落とし、

さらにその後パーツクリーナーを使用して脱脂します。

脱脂が完了したら、逆の手順で組み立てていきましょう。

まずはインナーチューブにシートパイプを入れます。

シートパイプを入れる

次にスプリングを入れていきましょう。

スプリングは上下向きがありますので間違えないように組み戻すこと。

スプリングを入れる

次はカラーを入れます。

※一時的に入れるだけなので、間のワッシャは入れる必要はありません。

カラーを入れる

ここまで部品を入れ終わったら、インナーチューブを

上下逆さまにして立てましょう。

すると、シートパイプがフォークから突き出ている状態になっていると思います。

突き出たシートパイプ

この状態をキープさせるために、一時的にカラーまで入れてあります。

んで、シートパイプ先端にアルミの台座を取り付けてっと。

台座を取り付ける

その上からアウターチューブを被せます。

アウターチューブを被せていく

んでドレンボルトを手締めで仮固定します。

ドレンボルトを仮締めする

後ほどインパクトレンチで本締めするので、手で締めれる所までで十分です。

仮で入れておいたカラーをもう一度取り外します。

カラーを抜き取る

次はスライドメタルを入れていきますが、その前に

入るべき場所をご紹介。

スタイドメタルが入る場所

この部分にスライドメタルほか、オイルシールなどが入ります。

まずはスライドメタルから圧入していきます。

インナーチューブにスライドメタル、スペーサの順番で入れます。

スライドメタルを入れる

あとは専用工具で圧入していきます。

スライドメタルを圧入する

スライドメタルは、必ずアウターチューブ内側のフチと

高さが揃うまで圧入しておくこと。

圧入量が足りないと、オイルシールがキチンと入らなかったり、

クリップを入れれなかったりするので注意すること。

これぐらい圧入しておく

次はオイルシールを圧入していきます。

っと、その前に気になった事があるのでちょっとご紹介。

これ、メーカーから取り寄せたオイルシールなんですが、

さすがホンダって感じですでに出荷状態でグリスが塗られています。

オイルシール

でも、よく見てください。

右側のオイルシールにはベットリグリスが塗られていますが、

左側のオイルシールにはほとんどグリスが塗られていません・・・・。

なんだこのバラつきww

まぁ塗っていなくても、こちらで塗るので問題ないですが

塗るなら塗る、塗らないなら塗らないでハッキリした方がよろしいかと・・・。

愚痴はともかく、オイルシールをインナーチューブに入れていきましょう。

オイルシールを入れる

あとはスライドメタルと同様に専用工具で打ち込みます。

オイルシールを圧入する

オイルシールはクリップが入る溝がしっかり見える位置まで

圧入しておきましょう。

クリップが入る溝まで

んでクリップを入れてっと。

クリップを入れる

最後にダストシールを打ち込んで完了っと。

ダストシールを打ち込む

あ、ダストシールはグリスが塗られていないので、

取り付ける前にシリコングリスを塗っておくのをお忘れなく。

さぁ次は新しいフォークオイルを入れていきます。

指定の硬さは10番相当ですので、ATFオイルを使用します。

CL400のフロントフォークの規定オイル量などは以下の通り。

定オイル量:296cc

定油面:150mm

ATFオイルをメスシリンダーに入れてっと。

ATFをメスシリンダーで計る

こぼさないように、そろ~りとインナーチューブに注ぎいれます。

オイルを入れる

オイルを入れたら、何度か手でストロークをさせてエア抜きを必ずしておくこと。

おおむねエア抜きが完了したら、フォークを伸ばした状態で

しばらく放置して、細かい気泡も抜きましょう。

その間にもう1本のフォークにオイルを入れて同様にエア抜き作業を行います。

※写真ではスプリングが入っていますが、オイルレベルを見るときはスプリング等入れていない状態で計測すること

エア抜き作業が完了したら、スプリングの上にワッシャを入れてっと。

ワッシャを入れる

次はカラーを入れてっと。

カラーを入れる

最後にトップキャップを取り付けます。

トップキャップを取り付けるときは、フォークをボトムさせていない状態で

必ず取り付けること。

トップキャップを取り付ける

トップキャップを取り付けたら完成です。

完成後は水洗いして油分などを落としておきましょうね。

オーバーホール完了

あとは元通り車体に取り付けていきます。

フロントフォークをステムに差し込んでっと。

ステムに差し込む

元の位置までフォークを差し込んだら各部固定していきます。

トップブリッジクランプ部

ステムクランプ部

ステム部分を締めこむ際は、ジャッキアップしたままだと不安定で

危険なので、ある程度締めたらジャッキから下ろした後に本締めしましょう。

次はフロントフェンダーを固定っと。

フロントフェンダーを固定する

ホイールは取り付ける前に、ベアリング類にガタツキやゴロゴロ感がないか

チェックを行って。

ベアリングの点検

ベアリングにグリスをしっかり塗りこんでおきましょう。

ベアリングにグリスを塗っておく

一緒にアクスルシャフトやスピードメーターのギヤボックスなどにも

グリスを塗っておくのをお忘れなく。

アクスルシャフトにもグリスを塗っておく

取り外し時と同様に、ホイールの下につま先を入れて

ホイールを支えながらアクスルシャフトを通します。

アクスルシャフトを通す

アクスルシャフトを通したらしっかりと締めこんでおきます。

取り外し時と違って、アウターチューブ底部のクランプが締まっていないので、

必ずアクスルシャフト側をメガネレンチで押さえてあげる必要があります。

ナット側だけでは共回りして締めれませんので。

アクスルシャフトを締め付ける

クランプ部分はアクスルシャフトの締め付け完了後に

必ず締め付ける様に。

先に締め込んでしまうとホイールのセンターがずれてしまいます。

最後にクランプ部分を締め付ける

作業もいよいよ大詰めです。

あとはブレーキキャリパーを取り付けてっと。

ブレーキキャリパーを組み戻す

最後にスピードメーターケーブルを取り付けます。

スピードメーターケーブルを取り付ける

スピードメーターケーブルの固定部分は、プラスティック製で

非常に割れやすいので、手で緩まない程度に締め付ければOKです。

思いっきり締め付けると、かなりの確立で割れますのでご注意を。

最後に洗車作業を行ったらお客様へのお渡し準備完了です♪

作業完了

以上でCL400のフロントフォークのオーバーホールのお話は完結です♪

最後まで見ていただき有難うございました。

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

23.6℃

なんだか店の表がガヤガヤと賑やかだと思ったら、

店の扉をトントン♪と叩く見たことある制服のおじ様。

そうですね。警察ですね。

どうやら、ちょうど店の前で飲酒運転で検挙されたようで、

少しの間だけパトカーを止めさせてもらえないだろうかという相談。

もちろん、すでに閉店時間を回っているのでどうぞ。と。

飲酒運転はあきませんなぁ・・・飲酒は。

明日は臨時休業となっておりますので、

日曜日にまたお目にかかりましょう♪

では☆

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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