マジェスティ250C(SG03J)のメーターのリセット・セレクトボタンを修理してみよう!

ども。

寝起き眼(まなこ)には酷なこの、目にしみるこの感じ・・・・

鼻腔を突き抜けて、脳天に突き刺さるようなこの臭い・・・・

そう、ちょうど風邪を引いた時に感じる、鼻の奥が乾いた時の

感覚と似ている・・・。

ガソリン臭が充満してるやないのw

何故だ。

足を滑らせてガソリンを巻き散らかすような、

以前のような失態は昨晩もしてないし・・・。

と言うことは・・・・コイツが犯人・・・・

ヤマハ XJR1300

たしかに、始動不良およびオーバーフローの

症状で入庫中だが、昨日確認した際には

ガソリンの漏れは無かったはず。

それに、負圧式のガソリンコックを使用しているので

ガソリンが流れ出るなんていうのは考えにくい・・・・。

いや待て・・・ガソリンコックの負圧弁が閉じきっていないと

ガソリンが極希に流れ続けることがある。

それに、オーバーフローの症状が重なるとしたら・・・・

赤らんでいる床ガソリンが外部に漏れ出すのも納得出来るなぁ・・。

それを物語るように、リヤタイヤ周辺の床材は

ガソリンによって変色してほのかに赤みを帯びてるし。

ちょっと写真じゃ分かりにくいと思いますがね。

ねっ?

ガソリンが染みこむとさ、床材がモロくなっちゃって

ちょっとした荷重とかでボロボロになっちゃうんで、

これでも結構気を使っている方なのですがw

いやまぁ、床材がボロボロになるぐらいならまだ良い。

近くにある電気コードとか、静電気とか、そういう類いの物で

引火して、翌朝出社したら・・・

炭トラムモーターサイクル

とか、全然笑えませんやん?

そうならないように十分に注意しますw

火の用心。

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でね、今日はちょっと寝不足気味なのです。

いつもなら布団に入って、テレビを見ながら気が付いたらなんて事に

なっているのが日常なのですが、

昨晩はそうも行きませんでした・・・・。

たまたま切り替えたチャンネルで放映されていた番組が悪いのです・・・。

だって・・・だってだって・・・

人類強の男、見事なまでにが付かない最強主人公、

ナイフ、銃、木片、なんだろうと

で?

な、スティーブン・セガール主演沈黙の

が放映されていたんですものw

そりゃ見終わるまで寝られませんよ。ええ。

もちろん、この沈黙の逆襲でもセガールさんは

ジャブ1つ貰うことなく、ラスボスの側近と思しき最も粋がっている、

見るからに強そう?なヤロウを素手でポキポキと骨を砕く砕く。

まぁ~いとも簡単に、魚の小骨を折り取るように。

そしてあっという間にエンディングw

敵に回すと何かと面倒なセガールさん。

来週の同じ時間には、沈黙の復讐があるそうで・・・。

また来週の同じ日は睡眠不足確定な予感ですw

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

6.4℃

曇り

曇り時々晴れ!

晴れ

明日の大阪の天気は、冬型の気圧配置が続くため、

北部では断続的に雪や雨が降り、雷を伴うところがあるでしょう。

中部や南部でも寒気の影響で雲が広がりやすい見込みです。

降水確率は1日を通して10%台と低く、にわか雨的なのはありそうですが

一時的な雨になりそうなお天気です。

明後日も雨の予報は出ていないので、夜遅くなっても雨の心配は

なさそうですよ~♪

でも、遠くにツーリングに出掛ける方は雨具のご準備をお忘れ無く♪

では本日の本題です。

まずはしゃりょ・・・じゃなかった。

今日はメーターが主役です。

ヤマハ マジェスティ250C(SG03J)のメーター

ヤマハ マジェスティ250C(SG03J)のメーターですね。

いわゆる5連メーターと言われているモデルです。

メーター単体でお持ち込み頂きました。

なので、テストまでは行っておりませんのであしからず。

※通電テストせずとも動作保証出来る内容ですのでご安心を

で、今回なぜメーターを持ち込まれたかは、すでにタイトルを見ての通り

メーター右側下部に配置された、セレクトボタンとリセットボタンが

突如動作しなくなったって事で、急遽ご依頼がありました。

メーター上のボタン配置

セレクトボタンのチョボ(凸ね)が無くなっていますが、

これはボタンをポチポチしている内に取れてしまったそうで。

では早速。

現状を確認することが出来ませんので、もうボタンは動作していない物として

作業を進めていきます。

予め確認出来ている事は1つ。

つい昨日までボタンが正常に動作しており、

液晶部分の表示不良などではないと言うこと。

つまり、ボタン部分の動作不良による切り替え表示が

うまくいかないという症状です。

液晶が表示されないとか、文字が無茶苦茶になっている

症状の修理とは違いますので予めご注意を。

で、今回はボタン部分の不具合ということで

部品取り用としてもう1つメーターを持参してくれています。

ありがったやありがたや・・・。

でも、この部品取り用のメーターは結果的には

使用せずに修理しました。

部品取り用のメーター

んでこれが故障していると思われるボタン部分。

※部品取り用のメーター

ボタン部分

依頼内容としては、ボタンがきっとダメなので

このボタンを基板上から半田を溶かして取り外し、

使用するメーターのボタンと入れ替えて欲しいと・・・。

ふむぅ・・・。

このボタンが配置された基板と、メイン基板とを繋ぐ

3本の線が白いカプラのような物で接続されています。

配線部

裏面のハンダ付けはこんな感じ。

裏面のハンダ付け部

白いカプラの様な部分を、細いプラスティックの棒などで

ちょっとグイグイとしてみましたが、そんな簡単に

取り外せるような構造ではないようです。

やはり、裏面のハンダを溶かして接続部分を丸ごと

取り外す必要があるということが分かりました。

で、早速ハンダコテとハンダ吸い取り機を駆使して

作業していきます。

ハンダコテと吸い取り機

十数分格闘しましたがね・・・完全にハンダを吸い取ることが出来ず、

基板上からこの配線を取り外して、既存のメーターと配線部分から入れ替える

という作業は断念・・・・。

ハンダ付けされている配線部も極細ですし、

ハンダもほんの少しでも残っていると、テコでも動きませんし

完全にぶっ壊してしまう前に作業中止。

でも、既にハンダは溶かして大部分は吸い取ってしまってあるので、

この部品取り用のメーターのボタン部は再使用不可と言うことで。

※部品取り用のメーターから作業して良かったw

んで、どうせもう使えないって事になるならばと言うことで・・・

ボタン部を分解

白いカプラ部分をブチッ♪とやってメイン基板から分離させ、

基板上に配置されているボタン部分をさらに分解。

ボタン部から構成部品として出てきたのがこちら。

銅板とボタン

薄い銅板とそれを押し込むゴムの棒ですね。

あの、ボタンを押した時の何とも言えない、コチッ♪

というクリック感は、薄くお碗型になっている銅板を押した時の感触なのです。

このお碗がコチコチと反ったり元に戻ったりして、スイッチとして

機能しているって訳ですな。うん。

絵で描くとこういう状態です。

ボタン部図解

すごく分かりやすい絵ですことw

まぁ何となくでも分かって貰えればよいです。

いや・・・仕組みなんてどうでもよくって、修理出来れば

内部構造なんて必要無いんだよっ!!!

そりゃごもっとも。

でも、誰かが1度は分解している実績ぐらいは必要でしょうに。

うんうん。

ここまで構造がシンプルなことが分かれば、あとは使用するメーターの

ボタン部分の接触不良をなんとかしていくだけっすな。

これが使用するメーター側のボタン部のアップ。

ボタン部アップ

使用するメーターのボタン部は、もはやクリック感もなくなっていて

ついこの前までボタンとして動作していたのが不思議なぐらい。

で、先ほどの構造を見て分かる通り、あの独特のクリック感は

銅板の反りを押し込むことによって生み出されている訳で、

このクリック感が無くなったボタン部をどうしていくか。

今のままですと、内部を洗浄しようにも隙間がなさ過ぎて

どうにもこうにもなりません。

なので・・・この赤丸部分を、

この赤丸の部分

細い金属棒などで、力を入れすぎて表面の

押さえ金具が外れないように細心の注意を払いながら、

クイックイッ♪と広げてあげましょう。

隙間を広げる

必ず4面共に同様に空間を広げてあげて下さい。

なんと・・・これだけで、クリック感が戻ってきます。

いや、これマジ。

棒と銅板の隙間を増やしてあげることによって、ミクロ単位で

伸びてしまっている銅板の逃げ場を作ってあげることが出来ます。

銅板とはいえ、柔らかい金属なので強い力で押しすぎていたり、

長年使用していると、ほんの僅かですが伸びてしまうんでしょうな。

ここに隙間を作ってあげ、棒の逃げ場を上方へと作ることによって

あのクリック感が少し戻ってくるって訳です。ええ。

クリック感が戻ったところで、ボタンの動作チェックです。

裏面の基板部にこうしてテスターを当てて導通チェック。

導通チェック

無 反 応

はい。

クリック感が戻ったぐらいでは、ボタンは正常動作してくれませんでした。

でも、これぐらいではめげません。

先ほど広げた隙間部分からこいつを吹き込んで、

接点復活剤

隙間から吹き付ける

銅板と接点部分に出来ているであろう、酸化皮膜を

連続クリックの

で、解消しますw

あっそうだ、書き忘れていたこと。

先ほど広げたあのボタンの隙間。

単純に広げただけではクリック感が戻ったり戻らなかったりするので、

広げる量を変えたり、4面有る一部だけを多く広げたりするなどの

微調整によって、最もクリック感が出ている状態にしてあげて下さい。

ほんのちょっとでクリック感が出たり、無くなったりしますので。。

で、この接点復活剤だけじゃ駄目なので、

潤滑油なども使用して、ボタンの接点を復活させたと確信したら、

裏面の基盤にもう一度テスターを当てて、導通チェックしましょう。

導通チェック

結果・・・・

(コチッ)

ピーッ♪

(コチコチッ)

ピッ ピーーーッ♪

おおおおぉおぉぉっ!!

ついに接点が復活しました♪

2つ有るボタン部を両方共確認しましたが、

どちらも正常に導通が確認出来ました~。

初めにも書きましたが、車両に接続して最後の

動作チェックは出来ませんので、これにて作業は完了と言う事になります。

作業完了

接点が復活して、導通のチェックも済んでいるので

まず間違いなく動作すると思っていますが、確認出来ないってのは

辛いですな・・・。

こう・・・もやもやが残り続けるっていうか。。

まっ、自信を持ちましょう。自信をw

単純明快なボタンだったので、あの極小ボタンの中に小さな抵抗などが

入っていて、そもそもそれがダメになって動作不良になっているとか、

そんな事無いと言ってくれw

ただただそう願うばかりですwええ。

追伸:その後、メーターが正常に全て動作したと連絡があり、ホッと一安心♪

本日の作業はここまで!

最後に閉店時のT・・・・・

今日は撮り忘れたw

店のシャッター締めてから気が付きました。

って事で今日は無しで。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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