【後編】マグザムの定期点検と部品交換をしてみよう!

ども。

今日はついにやってきましたよ・・・アノ日が。

そう・・・新品フレーム交換後の権打刻の日が!

朝一番で陸運局に電話して決済が下りているか確認し、

無事に決済が下りていたので、午前中の内に伺いますので。と、

申し伝えてから大急ぎで準備して陸運支局へ。

いやぁ~予定よりも早く書類も揃ったし、今月中になんとか

車両をお客様にお返しできそうです♪

組みあがった車両とフレーム

打刻依頼書などを窓口で受け取ってから、

書類

まずは新規レーンで早速とまつの作業から。

旧番号のとまつ処理

検査官がハンマーと刻印を持ってガシガシ打刻して

旧車台番号を消していきます。

そして・・・

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昔はね、『職権打刻』と言われるだけあって、

検査官自らが新しい車台番号をフレームに打刻していたんですけどね、

そう・・・管轄運輸支局の頭文字を前後に、番号を挟むようにして。

大阪運輸支局管内だと

大○○○○大

とか。

でも、数年前に検査部門が独立行政法人へと

組織変更したのをきっかけに、打刻される番号が

国土交通省の一元管理となり、

国―○○○○○

という番号形態に変更となっています。

さらに、現在ではシャーシに直接打刻するのではなく、

予め一連の番号が打刻されているプレート(樹脂製)をフレームに貼り付けて

封印を施すという物に変わっています。

それはさておき、新しい番号の打たれたプレートを

貼り付けるために、検査官と相談しながら

平らな場所を見つけて検査官が番号を貼り付けて封印を施します。

番号の貼り付け

作業時間は最後の写真撮影まで含め20分程度で完了。

以外とアッサリです。

書類審査には1週間かかるのに、実際の作業は半時間です。

このあたりの回りくどい感じがお役所って感じですな。ええ。

で、これが貼り付けられた新しい車台番号です。

※番号部分に画像処理を行なっています

新しい番号

黒ベースに金色の文字が、何ともお国の仕事って感じがしますw

左右に封印として貼り付けられているシールには、

国土交通省の文字が。

これ、やっぱり剥がすと佐久間ドロップスみたいに

開封済 開封済 開封済 開封済

って文字が残るんでしょうかねww

まぁあまり剥がす機会はないでしょうけどね・・・。

でも、封印のシールが剥がれてきたら、再度封印だけしてくれるそうなので

その時が来たら写真を撮っておきますわ♪

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

28.8℃

曇り

曇り一時雨

雨

明日の大阪の天気は、前線や湿った空気の影響で雲が広がり、

朝にかけて雨が降り、激しく降るところがある予報です。

また、大気の状態が不安定となるため、雷を伴うところがある見込みです。

降水確率は明け方から午前中まで50-30%で、

午後からは20%台となっています。

通勤時間帯の雨も懸念されますので、雨具のご準備をお忘れなく。

では本日の本題です。

先日からご紹介している

マグザムの定期点検と部品交換をしてみよう!

ですが、今日は後編の最終回となります。

以前の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】マグザムの定期点検と部品交換をしてみよう!

【中編】マグザムの定期点検と部品交換をしてみよう!

さて前回までは確か・・・

カバー内側のベアリング部

駆動系等の点検作業が終わって組み付けたところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

まずはカウル類を取り外してあるリヤ廻りを洗車しましょう。

エアークリーナーボックスは洗車のために一度フタを完全に

締めておくのをお忘れなく。

洗車する

ほこりが随分と溜まっていましたので、

洗車するとこんなにもきれいになりました♪

洗車完了

とても美しくなりましたね♪

きれいになると作業も捗ります~。

まずは新品のエアークリーナーエレメント。

新品のエアーエレメント

新品ってばこんなに深紅が鮮やか♪

エアークリーナーボックスに取り付けてっと。

エレメントを取り付ける

フタを閉めてエアークリーナーボックスは完了です。

ふたを閉める

次に駆動部の吸入口部のエアーエレメントっと。

駆動部のエレメント

こちらも眩し過ぎるぐらいのイエローですな。

元通りプーリーカバーに取り付けてっと。

取り付ける

最後にカバーを取り付けて駆動部の作業も完了です♪

カバーを取り付ける

でここからは定期点検からちょっと横道それます。

グリップが左右共に社外品でぐーるぐるとグリップが回ってしまい

まったく使い物にならないので純正品に交換します。

安価なグリップはどれもこれもダメですわ。長持ちしませんです、はい。

古いグリップのカバー部を取り外してっと。

カバーを取り外す

内部のゴムをカッターで切ってハンドルから

剥がしとりましょう。

ゴムを切り取る

スロットル側も同様にゴム部分だけ切り取ってから

スイッチボックスを開けてスロットルカラーを取り外していきます。

スイッチを開ける

スイッチボックスを開いただけではスロットルカラーを

取り外すことが出来ませんので、

スロットルワイヤーの遊び調整ナットを完全に戻しておきましょう。

調整ナットを緩めておく

調整ナットを緩めると、スロットルケーブルに遊びが出来ますので

スロットルカラーからワイヤーのタイコ部を取り外すことが出来ます。

タイコ部を取り外す

タイコ部を取り外すとスロットルカラーが外れます。

スロットルカラーを取り外す

ってかさ、グリップのラバー付けたままでよかったんじゃん?

しゃらーーーーーっぷ。

ブログ書きながら私もそう思いましたから。

分かっていても男は戦わねばならないときがあるんです。ええ。

何と戦うのかさっぱりわかりませんけどw

で、これが新しいスロットルカラーです。

やっぱり純正はええです♪

新品のスロットルカラー

スロットルカラーを取り付ける前に、ハンドルバーに

薄くシリコングリスを塗っておきます。

薄くシリコングリスを塗っておく

スロットルカラーのタイコをひっかける部分にも

シリコングリスを塗っておきます。

タイコ部にも塗っておく

スロットルケーブルを元通りスロットルカラーにかけてっと。

スロットルケーブルをかける

スイッチボックスを元通り取り付けたら、

スロットルケーブルの遊びを調整ナットを使用して調整しておく事。

次に左側のグリップです。

ハンドルバーに薄くゴム糊(セメント)を塗っておきます。

ゴムのりを塗っておく

ゴム糊を塗った部分をフゥーフゥーしてある程度乾燥させてから

グリップを勢いつけて差し込んでいきます。

途中で止まらないように脳内シミュレーションをしておくことw

グリップを差し込む

最後にバーエンド(バランサ)を取り付けましょう。

これが新品のバーエンドですね。

新品のバーエンド

重量感があってしっかりと仕事してくれそうです。

安価なスタイルだけのバーエンドとは違います。

バーエンドが直接ボルトになっていますので

ハンドルに締め付けてから、最後に工具を掛ける部分に

キャップを取り付けて完了です。

キャップを取り付ける

これでハンドル廻りの作業も完了です♪

ハンドル廻りの作業完了

リヤ廻りのカウル類を取り付けてっと。

リヤ廻りのカウルを組み付ける

サイドステップの内部についているツメが折れている為、

カウルがパタパタするのが気になるっていうんで、

今回サイドステップも新品に交換します。

まぁ思っていたほど高くはなかったですが、

ツメ折れ1つでも気になるお客様も居るってことですよ。

バッキバキ、ボッキボキ、ボリボリになっているカウルのままでも

平気で乗っているお客様も居るってのに。

美意識?価値観?の差ってのは大きいですな。

んでこれが新旧のサイドステップです。

上:新品 下:中古

上が新品で下が中古です。

ガムテープで止めていたので、まだちょっとガムテープの跡が残っていますが

全体的に・・・・

さほど代わり映えしない

でも、パタパタしませんのでガムテープで押さえる必要ございません♪

んで折れているツメってのがこれですわ。

折れているツメ

確かにこの末端部のツメが無いと、パタパタとしますわ。

ツメの部分に専用の金具を取り付けておく必要がありますので、

専用の金具

ツメ部分に金具を取り付けておきましょう。

この金具を取り付けてないと、しっかりとカウル同士が

接合できませんのでお忘れなく。

金具を取り付けた

んでサイドステップを取り付けてっと。

サイドステップを取り付けた

デジカメで撮影しているからでしょうか・・・・・なぜだか他の部分よりも

やや濃く感じますね・・・写真だからそう見えるだけ・・・・

実際もハッキリ♪

古いサイドステップを裏返してみた時にわかったことですが、

この車両オールペンされていました。

同色でうまく塗っていましたが、やはり新品の塗色とは色ずれが出ています。

経年劣化による色あせもあるでしょうけど、

全体的に色目がやや薄いですね・・・・深みが無いと言うか・・・なんというか・・・ね?

まぁいいでしょう。

フロアマット表面が長期保管で汚れていたので、

一枚一枚丁寧に手洗いです。

マットを洗浄する

フロアマットが汚れていると、乗車時にどうしても

気になってしまいますよね。

おしゃれは足元から♪って言いますし。

んで次はエンジンオイルも交換してっと。

エンジンオイルを交換する

フロントタイヤ部から覗き込んだところにある

クーラントのリザーブタンク容量を確認っと。

リザーブタンクの容量確認

Lowレベルまで減っているのでクーラントも追加しておきます。

クーラントの注ぎ口はフロントカウル内側のこの部分ですね。

クーラントの注ぎ口

クーラントを注ぐ

UPPPERレベルまで保水したら完了です♪

予め初期充電しておいた新しいバッテリーを取りつけてっと。

新品のバッテリー

テスターを接続して充電能力のチェックです。

充電能力のテスト

バッテリーの点検が完了したらカバーを元通り取り付けて

全ての作業完了です~♪

カバーを取り付ける

ブログでご紹介した点検部位はほんの一部で、

これら以外にもブレーキフルードの入替や、

各部のグリスアップ、排気ガスのチェック、電装系のチェックなど

全40項目弱の定期点検項目を全てチェックしております。

もちろん、定期点検後はお客様に記録簿を交付してお渡ししております。

で、セントラムモーターサイクルで販売する車両は、

この定期点検記録簿に沿った点検を実施した上で納車しておりますので、

通常よりも納車にお時間がかかる場合があります。

これも全てお客様が快適にバイクライフを楽しんでいただける様にと

心から思っているゆえ、多少時間がかかってでもしっかりと整備、点検を実施した上で

納車しております。

皆様のご理解とご協力のもと、今後も万全の体制で

整備を実施していきます♪

じゃ今日はここまで!

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

27.4℃

今朝もそうですが、いつもよりも5℃以上温度が低かったので、

通勤時は少々肌寒く感じましたね。。

夜も朝と同じ様な温度なので、帰りは少々肌寒くなりそうです。

はぁ・・・体調悪ぃ・・・。

明日一日使って体調を整えます!

ではまた水曜日にお目にかかりましょう☆

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