【前編】マジェスティ250(SG03J)の充電不良を修理してみよう!

ども。

今日はご存じの通り(初めて見る方は知らないですよねw)

週に1度の競り(オークション開催日)の日。

しかも月に1度の記念オークションって事で、出品台数も多いので

結構長引くんですよ。ええ。

え?実際どうだったかって?

19時頃までやっていましたよ。通常は15~16時ぐらいには終わってるんですよ。

んで朝から画面に齧り付いて目当ての車両と、

めぼしい車両が無いか目を光らせていると1台の車。

スナップオンバン

そうです、スナップオンのバンがやってきました。

『キャンペーン対象の後の1コですよ~それ。』

この一言にどれだけ今までヤラれてきたことか・・・w

どんだけ心弱いねん!!!

そうお思いでしょう・・・フッフッフッフ・・・

価は眼球がぶっ飛び出る

    ほど高いんですって・・・(涙)

だから、ついついキャンペーン最後の1つと言われると・・・・

3福沢 さようなり~♪(パタパタパタパタ・・・・・)

(+_+)ノあああああ・・・・っ

いや、でも今日はってませんからご安心を!!

んでまぁ、今日の目当ての車両をなんとか1台落札

することが出来たのですがね、目標台数には届かず・・・

って言うのも、ちょうどグッドタイミング・・・そう・・・ちょうど目当ての車両の

競りが今始まろうとしたその瞬間!!!

(プルルルルルッ)

えええええええええっ!w

『セッ・・・セントラムモーターサイクルです。。』

(話すこと数十秒)

■目当ての車両の競りは終了■

チーーン。。

しかも、買い逃した時に限って・・・

お求めやすい価格。。。。

あるあるwそれ鉄板だよねw

くっ・・・くぅそう。。。。

どうでもいいような、バイク屋あるある・・・・。

そんなるある、要らんねん。。

おかげで、バイクないないやがなw

競りの開催時間も長引いてしまい、本当は夕方頃に買いに行こうと思っていた

急に必要となったウインカーのイエローバルブ4つを

バイクセブン

近くのバイク用品店まで急いで買いに行きました。

イエローバルブ4つも在庫持ってないしw

あたりはもう19時頃になると真っ暗。

少し前まで20時前でもほんのり明るかったのが懐かしい・・・。

で、信号待ちでふと空を見上げると

満月

おぉ!今日は満月です~♪

(ドクンッ)

(ドクンッドクンッ)

(ドクッドクッドクッドクッドクッ)

って、変身しませんがね。

何想像しました?

世代によって色々分かれると思いますが・・・

有名所で言えばドラゴンボールの巨大サルとか、

オオカミ男とかですかね?

そんなんどっちでもいいねんってw

こんな下らないことばかり冒頭で書いてるから、

いつまでたっても本題に入れないんですよ、ええ。

はい、じゃー今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

28.0℃

晴れ

晴れ!!

明日の大阪の天気は、一昨日、今日と引き続き、

高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。

降水確率も0%で雨具の心配は全く無しです~♪

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

ヤマハ マジェスティ250

ヤマハ マジェスティ250(SG03J)ですね。

これはマジェスティ250Cの1つ前のモデルの3連メーターのモデルですね。

でも、作業内容などは全てマジェスティ250Cと同様ですので

同様の作業をされる場合は参考にどうぞ~。

んで今回のご入庫はタイトル通りですが・・・。

まぁ発電していない兆候有りって事です。

発電していない兆候って言うか、充電系統に問題ありって事です。

新品のバッテリーに交換したにも関わらず、数時間でバッテリーあがりの

症状が出たため、ご入庫です。

まずは症状の確認です。

バッテリーにテスターを接続してエンジン始動です。

始動して確認

うぬぅ・・・エンジン始動してもテスターの数値が

まったく上がりませんね・・・。

むしろ少しずつ減っていく感じです。

でも、これだけで発電してない!!とか、

レギュレターがパンクしてる!!とか決めつけるのは早すぎます。

順を追って故障箇所を特定していきましょう。

配線のショートとかも考えられますしね♪

んじゃまずは充電系統のトラブル原因ナンバーワンの

レギュレターを確認してみましょうか。

マジェスティのレギュレターは右シートカウルのここの内側にあります。

レギュレターの位置

手を突っ込んで指先に全神経を集中し、さらに

ありったけの力を込めてカプラのツメを外して

カプラをレギュレターから抜いてきます。

レギュレターのカプラを取り外した

まずは目視でのカプラ内端子の腐食や

熔解が無いかチェックです。

どうやら、レギュレターのカプラには配線以上は無いようです。

とりあえず配線の配置だけ確認して、もう一度

レギュレターにカプラを差し込みます。

カプラを差し込んだら、次は下方よりレギュレターを覗き込んで、

テスターを両方共白い配線に差し込みます。

テスターを差し込む

この状態でエンジンを始動させて、

ジェネレータからの発電量を確認してみましょう。

正常ですとアイドリング状態でACVレンジ(交流電圧)で13V程度

出力されるはずです。

んで、実際に計測してみると・・・

交流電圧

3.6Vの出力・・・全然足りませんやん。

回転数を上げても数値に変化は見られません。

こりゃジェネレータの不良っぽいですね・・・。

一応、レギュレターカプラから出てすぐの

充電用配線(赤色)の出力電圧(直流)も確認してみます。

直流電圧(レギュレタ直下)

バッテリー端子での計測結果とほぼ同じ。

つまり、配線の短絡(ショート)もないという事ですね。

ここの部分で、正常な出力があるにも関わらず、

バッテリー部での充電電圧が不足している場合は、

配線の短絡、または電装部品の電力負荷が大きいと言うことになりますので

もう一度他の部分を調べてみて下さい。

レギュレターに関しては、単品での故障診断が非常に困難です。

サービスマニュアルを見れば、各端子部計測での抵抗値などから

不良の判定が出来ますが、メーカーや機種によっては

その数値ですら掲載されていない場合があります。

数値での計測結果だけでは、レギュレタの故障診断は難しいため、

今回の様に周辺機器の作動を確認して、最終的にレギュレタの診断を実施するのが適切です。

簡単に要約すると以下の通り。

●ジェネレータ配線からの入力電圧が低い

診断ジェネレータの不良またはレギュレタ、ジェネレータ配線間の短絡と診断

●ジェネレータからの入力電圧が正常数値内

診断レギュレタの不良または車体側配線の不良

充電系統のトラブルシューティングの基本ですので覚えておきましょう。

今回のトラブルは今までの点検から、ジェネレータの不良である

と言うことは分かりましたので、さらに煮詰めてみます。

ジェネレータ配線は、いつでもどんなときでも、

ボディアースへの短絡が無いものですので、

ボディアースとの導通が確認出来た段階で不良確定となります。

テスターを導通レンジにセットしてっと。

導通レンジに切り替えて

テスターの片方をレギュレタから取り外したカプラに接続してっと。

黒をボディアースへと

もう一方のテスターをボディにアースさせると・・・

導通有り

ピーーッ!

という音と共に導通有りの反応。

これがジェネレータ不良であることが確定した瞬間です。

ジェネレータ不良であることがハッキリと分かりましたので、

ここからは一気に作業を進めていきましょう。

ジェネレータの交換にはRエンジンカバーの取り外しが必要となりますが、

右アンダーカウルがエンジンカバーに被るように付いていますので、

事前に取り外しておく必要があります。

右アンダーカウルを取り外す

アンダーカウルを取り外すとエンジンカバーの取り外し作業が出来ますね。

カバーを取り外した

次にマフラーも取り外していきましょう。

まずサイレンサー固定部のボルトを1本を残して取り外します。

残る1本はエンジン側を取り外した後に、最後に取り外しますので

手で緩めれる程度まで緩めておきましょう。

サイレンサー固定のボルトを取り外す

で、よくよく見てみたらジョイント式になっていたので、

こんな感じでエンジン側のエキパイを残してサイレンサーが外れましたw

サイレンサーを取り外した

残ったエキパイも取り外したい所ですが、

この手のエキパイの場合、フランジ部を緩めれば

エキパイを下向けておけば邪魔にならずに作業出来そうなので、

フランジ部だけ緩めていきます。

フランジ部を緩める

んでフランジ部を緩めてからエキパイを下に向けてみると・・・

エキパイを下向けた

おぉ・・・邪魔にならずに作業出来そうですね。うんうん。

エンジンカバーを取り外すには、まだもう少し部品を取り外す必要があります。

まずエンジンカバーに取り付けられている、バイパスバルブを取り外していきましょう。

固定ボルトを取り外してっと。

固定ボルトを取り外す

固定ボルトを取り外すと、ある程度自由にバイパスバルブを

動かすことが出来るようになるので、こんな風にフレーム側に

グイッと寄せて邪魔にならないようにしておきます。

バイパスバルブをよけておく

排気ガスの取り入れ用のホースだけエンジン側から取り外して下さいね♪

※写真を見れば分かると思いますが

そして、その排気ガスの取り入れ管をシリンダーから取り外します。

配管を取り外す

次はジェネレータ配線を車体側から

予め抜き取っておきましょうか。

ジェネレータからの配線

カプラは少し前へいったところ、ちょうどバッテリー

ボックスのすぐ後方ぐらいにあります。

フレームで隠れて見えにくいかもしれません。

ジェネレータのカプラ

カプラを取り外して配線を抜き取ります。

配線を抜き取った

本来であれば、レギュレタ部分の入力線で確認するのでは無く、

大元のこの配線カプラでチェックするのが好ましい・・・というか、適切なんですがね

今まで相当数の同様の修理をしてきましたが、

配線の短絡(ショート)によるものはほぼ0でしたので、

レギュレタ部分での点検を実施しています。

んでエンジンカバーを取り外すので、エンジンオイルも

抜いておく必要があります。

エンジンオイルを抜く

さらに抜き取るためにストレーナ部分も開けて

溜まっているオイルをさらに抜き取ります。

ストレーナも取り外す 取り外したストレーナ

まぁドレンから殆ど抜き取っているので、あまり出てきませんが

少しでも多く抜き取る方が、キレイに作業が出来ますので。

さぁ・・次はいよいよエンジンカバーの取り外しですが・・・

この続きはまた明後日の更新でご紹介します。

なぜ明後日なのかは、明日のお休み更新をご覧下さい♪

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

23.4℃

ここのところいい天気が続いていてなによりですね♪

朝晩少し冷え込むのが辛いですが、日中晴れているので

ヨシとしましょうか・・・。

それにしても・・・・さっきから・・・・

なぜ子猫の鳴き声のようなのが店内から聞こえるんだ。

(ぞわわわわわわ)

窓、扉はすべて閉まっているのに・・・・。

子猫の鳴き声の様、ってだけで鳴き声じゃないって言われればそんな感じもするし、

でも、鳴き声って言われたら鳴き声だし・・・うぬぅ・・・。

気味が悪いコンチクショー

怨念がおんねん・・・・ぐふw

また明日も元気でお目に掛かりましょうw

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コメント

  1. 名張 AKIRA より:

    本日は遠方まで納車ありがとうございましたm(__)m
    これからもよろしくお願いします(。ゝ∀・)b

    • admin より:

      こちらこそ大変遅くなってしまいすみませんでした(・∀・;)
      また天候が良い日にでも、ツーリングをかねて遊びに来て下さいね♪

      ありがとうございました!