【最終回】Dio-ZXのオイルポンプとオートチョークを交換してみよう!

ども。

今日は朝から期点検のご入庫滋賀県からのご来店や、

Gooバイクの稿締め切りや、やなにやら、

普通のお弁当ですが。

食なう・・・。

まぁこういう事って時々あるんですよね。

せっかくワイフが作ってくれたお弁当を食べずに

持ち帰るってのは出来ませんので、記事を書きながら昼食です。

って言っても、結局ブログの記事をポチポチしているので

食べる事ができず、コーヒーだけを飲む形となっていますが・・・。

過去に一度、お昼ご飯を食べるのをスッカリ忘れていて、

お弁当を持って帰ってワイフ

エェッ!?お当食べてないんっ??

これ言われるまで忘れていたという事もありました。

いやぁ、老化って怖いですねw

今日はきちんと忘れずに頂きますよ。ええ。

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ここんとこ、どの天気予報を見ても

大規模の

とか、

大規模の

とか、

烈な

とか、

下座してでも波殿にはロシアにお帰り頂きたい今日この頃。

本日開店時のTODAYのグリップ表面温度はというと、

TODAYのグリップ表面温度

4.2℃

今朝の大阪は以外にも温度は高めな様です。

朝からどんより曇りいかにも気温が低い様子の空でしたが

風は身を切るほどの冷たさでもなかったので、こんなもんでしょうか。

午後以降は少々風も出てきて冷え込んできましたが

閉店時の温度が楽しみです。

さて、今日は一昨日から始まった

 Dio-ZXのオイルポンプとオートチョークを交換してみよう!

シリーズの第2回目というか終回です。

第1回目を見てないよ!とか、

初めからもう一度見るよ!という方は以下からどうぞ。

■【第1回】Dio-ZXのオイルポンプとオートチョークを交換してみよう!

第1回目で部品の取り外しは完了している為、

今日は部品の交換作業のご紹介となります。

前回はたしか、

ココだよ

オイルポンプを取っ払って、全ての部品の取り外しが

完了したところまでですね。

今日はまずメーカーより届いている部品を組みつけていく前に

積もりに積もった汚れを取り除きます。

汚れを取り除く前に、もう一度オイルポンプの取り付け部分や

マニーホールドが付いていた部分がしっかりと

ウエスなどで異物が入らない様になっているか確認します。

確認が終わったら、エアーガンを使用して一気に

汚れを吹き飛ばします。

汚れを吹き飛ばす

大きな汚れはエアーブローで殆ど飛ばせますが、

カバーにビッチリと張り付いている汚れは

パーツクリーナー等を併用してふき取りましょう。

キレイになった

はい。すっかりキレイになりました。

オイルポンプ周辺やマニーホールド周辺もしっかりエアーブローして

汚れをとっておきましょう。

メーカーより届いているオイルポンプがこちら。

新品のオイルポンプ

さすがホンダですね。

オイルポンプ内部には既に2サイクルオイルを充填済みです。

オイル充填済み

エア抜き作業が楽チンです♪

それだけじゃなく、エンジンからの動力取り出し部分のギヤにも

しっかりとグリスが塗られている状態です。

ギヤにもグリス付き

ここまでお膳立てしてくれるなんて、やっぱり企業力の差でしょうか。

スズキやヤマハはここまでしてません。

名実ともに世界のホンダ

という事でしょうね。

まずはオイルポンプをエンジンに取り付けていきますが、

オイルポンプワイヤーを先にアームに掛けてからエンジンに差し込みます。

オイルポンプを差し込む

ちなみに、このオイルポンプはボルトで固定されておらず、

マニーホールドと一緒に固定しているステーがオイルポンプを

押さえているだけなんですね。

ステーってのはこれ。

オイルポンプを押さえてるステー

リヤフェンダーの固定も兼ねたステーです。

うまくオイルポンプと合わさる様になっているので

ボルトでオイルポンプを固定する必要がないんですね~。

さぁオイルポンプをエンジンに取り付け終わったら、

オイルポンプワイヤーの引き量調整ですね。

まずはアクセルを回していない状態がこちら。

あわせマーク

赤い丸印の合わせマークが見えますか?

これをワイヤーの引き量を調整して合わせていきます。

調整方法はワイヤーを固定しているナットの位置だけですので簡単です。

アクセルを全開にしてこの合わせマークが合うように調整します。

調整が完了するとこんな感じですね。

合わせマークを合わせる

引きすぎもダメ、引き量不足もダメ、

ピッタリとわせてください

オイルポンプの調整が終わったら、マニーホールドを取り付けていきます。

先述の通り、同時固定のステーがオイルポンプを押さえる様になっていますので、

しっかりとオイルポンプに合わせてから固定するようにしましょう。

マニーホールドの取り付けが完了したらこういう状態。

マニーホールド取り付け完了

オイルタンクからのホースも忘れずに取り付けておきます。

キャブレター側に装着する、オイルを送るホースはまだ取り付けていません。

後ほど取り付けしますのでご安心を。

次は新品のオートチョークを取り付けていきますが、

その前に新旧の比較。

新旧のオートチョーク

左側が新品のオートチョークですね。

真鍮部分の輝きが格段に左側の方が上ですね。

キャブレターに取り付けていきます。

取り付ける向きを確認してステーで固定します。

オートチョークを取り付けた

オートチョークの取り付けが完了したら、マニーホールドに

キャブレターを固定します。

この際、キャブレターとマニーホールドの間のOリングがしっかりと

入っているかどうか確認してから取り付けます。

で、取り付け完了。

取り付け完了の状態

あまりにも汚れがひどい状態ですが

になさらないでください

大人の世界には色々色々あるんです。

キャブレターの取り付けが完了したら次はエアークリーナーを

取り付けていきますが、その前にエアーエレメントを洗浄します。

湿式のエアーエレメントは、ボロボロになっていない限り

キレイな灯油で揉み洗いすれば何度でも使用できます。

洗う前のエレメントがこちら。

黒く汚れたエレメント

吹き返したガソリンやオイル、吸い込んで溜まったホコリ等々

色んな物が付着していますが灯油で洗えば美しくなります。

洗い終わるとこんな感じです。

洗浄後のエアーエレメント

汚れが取れて本来のスポンジの色に戻りましたね。

洗浄が終わった後は、乾いたウエスなどで灯油分を吸い取ってから

2サイクルオイルを全体に浸みこませます。

全体に薄くオイルを塗り広げてスポンジを数回握って

オイルを全体に浸み渡らせます。

染み渡った状態がこちら。

オイルを浸み込ませた状態

全体がしっとりするぐらいがちょうど良いですね。

予めエアークリーナーBOX内部はきれいにパーツクリーナー等で

汚れや油分を拭き取ってからキャブレターに装着します。

取り外す際と同様に取り付ける時も少々固くて入れ辛いですが

頑張って差し込んで下さい。

エアークリーナーBOXの取り付けが完了したら、

キャブレター廻りのホースやオートチョークの配線も

全て接続しておきます。

忘れずにオイルポンプとキャブレターを繋ぐホースも

オイルポンプ側だけ取り付けておいてください。

キャブレターへの接続はしないように。

大部分組みあがった状態

写真では燃料ホースも差さっていますが、

今はまだ差し込む必要はありません。

同様にオイルポンプのホースもキャブレターへの接続は不要です。

各ホース類

写真では差さっていますが燃料ホースも抜いておいてください。

エアーエレメントを入れてエアークリーナーBOXを閉じます。

エアークリーナーを閉める

スクーターはタッピングビスが多いので電動ドライバーは重宝します♪

エアークリーナーBOXの取り付けが完了したらエンジン動♪ 

・・・と行きたい所ですが、このままエンジンを掛けて乗ったりしたら

間違いなくエンジンが焼付きます。

オイルポンプ分解後はオイルポンプのエアき作業が必要です。

このDioのオイルポンプは、先述の通りポンプ内部のエア抜きは不要なので

ホース内部のエア抜き作業だけが必要となってきます。

そのエア抜き方法をご紹介。

 そんなの倒だぜ!という方は、燃料タンクに適当にオイルを混合して

しばらく走行してエア抜きして下さい。

それでもエア抜き作業は可能ですから。

ただし、

オイルの合比率を

   間違えたらわりですがw

それに、ホース内部のエア抜きが完了してオイルポンプから

正常にオイルが送られてきても、ガソリンに一度混合したオイルは

元に戻せませんのでしばらくは物凄くオイルが濃い状態で

走行する必要があります。

濃すぎるとプラグがカブって走れなくなるというもありますので

十分に覚悟して下さいね。

もっともポピュラーなエア抜き方法のご紹介。

まずはガソリン量に対して2%程度の2サイクルオイルを入れて

混合ガソリンを作ります。

ガソリンを入れる容器はホースを接続できる容器であれば

どんな容器でもかまいません。

混合ガソリンを作る

使用するオイルもいつも使用しているオイルで結構です。

容器に短く切って持ってきたホースを取り付けてキャブレターに接続。

車両側の燃料ホースはクランプしてガソリンが出てこないようにしておきます。

あと、オイルホースはキャブレター本体に寄りかかるようにして

上を向けてよく見える位置に放置します。

キャブレター側のオイルホースがささる部分は空気を吸い込みますので、

こちらにも適当なホースを差し込んでクランプしておきましょう。

これで準備完了です。

各ホース類の説明

なんだかチャチャしていますがご勘弁を。

ガソリンを容器から入らなくなるまで補充してエンジン始動です。

エンジンが始動したら、オイルポンプのレバーを開まで指で開け

オイルホースからオイルが出てくるまで待ち続けます。

数分すればオイルホースからオイルがプクプクと出てきますので、

しばらくエアーがんでいないかオイルが出る様子を確認して作業完了です。

ね?単でしょ。

これでオイルポンプのエア抜き作業は完了です。

活字で書くと僅か数行ですが、写真ではお伝えしきれないので

エア抜き作業の動画を撮影しましたので

そちらを見てみてください。

少々ボケて見難い部分も有りますがご勘弁を。

無事にエア抜きが完了したらホース類を元通り戻して完了です。

ホースを元に戻す
ついでにスパークプラグも交換したのでその新旧も比較してみます。

ちなみに、新車時から交換したことが無いそうです。

新旧のプラグ

新車時から交換していないとはいえ、以外とキレイなプラグ。

年式は古いですが走行距離5000kmですからこんなもんでしょうか。

プラグの交換も終わりエンジンを始動して掛かり具合も確認しましたが、

いい具合にチョークいてます♪

でも、マフラーの詰まり具合がハンパネェです。

吹け上がるんですが重い・・・モクモクモクモクって!!!

エンジン内部のオイルどころか、マフラー内部にも

オイルが結構溜まっているご様子。

どれぐらい溜まってるかっていうとね、

こちらの動画をご覧ください。


すごい量。

そりゃあもうね、セコムの火災報知機が反応しちゃったぐらいの煙量。

当然の事ながら噴出した後の地面はすごい事になってますよ。ええ。

モッコリ♪

モッコリとオイルの

1cmぐらいは積もったと思います。

無事に全ての作業が完了してお客様にも引き渡し完了。

全3回ぐらいになるかな~と思っていたのですが、

意外と2回で終わったり

写真中心なので2回に分けただけで、

詰めれば1回でも終わる内容ですよね。

そうそう、一昨日の問いに対する答えで

故私がヤマハを選んだか

の答えですが単純です。

モデルへの使い回しが効きやすい=コストが

まぁそれだけじゃありませんが、メーカーのみならずまで

恩恵を受けやすいとだけ言っておきましょうか。

まぁこんな考え、あまりにも浅過ぎるので適当にスルーして下さい。

メーカーの開発陣は

   じゃない労をしているのにw

こんな軽く決断できる訳ありませんってば。

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

氷点下5.4℃

・・・。

ではまた明日。

結局弁当も食べれずじまいなので今から

弁当を食べます~。

作業もまだまだ残ってるし。

ふぅ。

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