【前編】CB125Tのフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ども。

今日は朝一番でご予約頂いていたお客様が

急遽仕事が入った様でキャンセルに。

約1時間ポッカリと予約が開いたので

その間にYOUTUBEにアップロードする

整備動画の編集を行いました。

10分以上の動画ともなると、

コンデジの場合勝手に動画が分割される

仕様になっているんですね。

そのまま分割された動画をアップロード

するわけにもいかないので、編集ソフトを

使用して動画を繋ぎ合わせています。

動画を編集する

動画によっては文字入れなどをする事も有ったり

無かったり。

Microsoftから提供されている

Microsoft Expression Encoder4

を使用しています。

フリーソフトですが個人がyoutubeにアップロード

する動画編集レベルなら十分です。

ちょっと操作に慣れるまでは扱いにくいかも知れませんが。

厄介なのはサイズの大きい動画編集をしていると、

極希にフリーズしてソフトが強制終了する事があります。

特に複数の動画を繋ぎ合わせるなどの作業をしていると

再現性が高い感じがします。うんうん。

『・・・モニタの上の目はナニ?

 そこには触れないつもり?』

あっ気が付きました?

見りゃ分かると思いますが、そんなに大したことじゃ

無いので、別に聞きたくないかもしれませんがw

聞きたくないって

 言われても書くが

↓ この続きを読む ↓

モニタ左右上にある目玉は監視の目ですw

仕事をサボらない様に向かって左側はケロロ軍曹、

右側はコナン君、この二人の目によって常に

監視されております。

以前はゴルゴ13の目とか、少女漫画風キラキラ目とかも

あったのですがね・・・所詮遊びでメモに書いた絵ばかり

なのですぐにボロボロになって捨てています。

だからどうしたって言われたらそれまでなんですけどね。

ま、そんな事はさておき、10時前になると

次のお客様が定刻通りご来店です。

毎度遠くから定期的にオイル交換に

お越し下さりありがとうございます!

今日はお土産まで頂きましたよ~( ´▽`)ノ

旬の物です♪

お土産 吉野の柿

奈良県吉野の富有柿平核無柿です~♪

※ご指摘有り難う御座いました( ´▽`)

たくさん頂きありがとうございますっ。

オイル交換とエレメント交換をさせて頂きました。

スズキ イントルーダー400

スズキ イントルーダー400です。

エンジンのコンディションも良く、定期的にメンテナンスも

実施して頂いておりますので、長く乗って頂ける事でしょう。

あ、そろそろエアーエレメント、ギヤオイル、ブレーキフルード

交換も視野に入れておいて下さいね!(業務連絡w)

冬の間は殆ど乗られないお客様なので

次回オイル交換は・・・・春前ぐらいなのです。

だから、今年初のこの言葉を掛け合って

お客様をお見送りしました。

『 良いお年を 』

もうそんな時期ですものねぇ~。

少し早い気はしますがww

また来年もお変わりなくご来店頂ける事を

楽しみにお待ちしております~( ´▽`)

ご来店有り難う御座いました。

では、今日もいつもの開店時のTODAYの

グリップ表面温度と明日の大阪の天気予報を

お知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

21.4℃

曇りのち晴れ

曇りのち時々晴れ!

~06時:40% ~12時:30%

~18時:20% ~24時:10%

明日の大阪の天気は、気圧の谷や湿った空気の影響で

雲が広がり、雷雨となるところがある見込みだそうで。

午後からは冬型の気圧配置となるため、

北部を中心に雲が広がり雨となりますが、

中部や南部では次第に晴れるでしょう。

朝方までは雨が降りそうな感じです・・・。

何しろ今は雷がゴッリゴリ鳴ってるし、

時折バケツをひっくり返した様な雨も

降ってる夜なのです。

雷が鳴り止まないんで停電が怖いっす。

UPS(無停電電源装置)が有るとは言え、

サーバーのことが心配で心配で。

では、本日の本題に行きましょう。

まずは車両のご紹介から。

ホンダ CB125T

ホンダ CB125Tですね~。

・・ですね~ってこらこらw

殆ど何も付いてないやないか。

これでCB125Tだって言われてもねぇ。

実は、自動車との接触事故でフレームやら

足廻りやら、そりゃもうあちらコチラが破損して

しまったのでフレーム交換作業中の写真なのです。

フレーム?あぁ、もちろん新品です。

で、フロントフォークも当然の事ながら

ぐにゃりと曲がってしまっているので

交換作業を実施するって事なのです。

正確にはインナーチューブを交換してみよう!

なのですが、手順としてはオーバーホール作業と

同じなので、タイトルはオーバーホール作業とさせて

頂いておりますのであしからず。

今回はこういった事情ですのでフロントフォーク

の着脱作業については工程として説明する写真が

有りませんのでご了承くださいませ。

ではまずはぐにゃりと曲がってしまっている

フロントフォークを確認してみましょう。

曲がったフロントフォーク

曲がっているインナーチューブ

随分ひどく曲がってしまっていますね。

アウターチューブについては、大きな損傷も無いので

交換は実施致しません。

ただし、キズを消すためにアウターチューブの

ポリッシュ作業を実施していますので、それについては

写真を交えて工程を説明させて頂く予定です。

では早速作業開始です。

まずはダストシールを上方へと抜き、

さらに内部に有るクリップも取り外しましょう。

ダストシールとクリップを取り外す

インナーチューブからダストシールとクリップを

取り外し終えたら、フォークを上下ひっくり返して

ドレンボルトを取り外しましょう。

インパクトレンチにロングタイプのヘックスソケットを

装着して取り外します。

短いヘックスソケットですと深くて届きません。

ドレンボルトを取り外す

固くてドレンボルトが回らない時や、

シートパイプが共回りして外れない時は

ショックドライバー(インパクトドライバー)を

使用して2~3度回してあげると取り外しやすくなります。

んでこれが取り外し終えたドレンボルトですね。

取り外したドレンボルト

ヘドロの様になったフォークオイルが

ドレンボルトに付着しています。

相当長い間メンテナンスされていない証拠ですね。

匂いも独特ですしw

ドレンボルトを取り外したら、

フォークを元通りに戻しつつ廃油受けで

底部を受けておきましょう。

※オイルが流れ出てきますのでこぼさない様に

オイルが出てきた

何度かストロークさせて内部のフォークオイルを

出来るだけ排出しておきましょう。

ま、既にこのフォークの場合はオイルとは

言いにくい様な色と粘度になった【ナニか】ですがw

続いてフォークトップキャップを

インパクトレンチを使用して緩めましょう。

※緩めるだけで取り外すまでいかない事!!

トップキャップを緩める

トップキャップにはインナースプリングの張力が

掛かっていますので、最後まで勢いで緩めてしまうと

トップキャップが飛んで来て大怪我する可能性があります。

絶対に最後まで緩めない事!

これお約束!!

手で緩められる程度だけインパクトレンチで

緩めばそれで十分ですから。

少しトップキャップが緩んだら、ソケットレンチを

手でしっかりと持った状態で

トップキャップを緩めていきましょう。

ソケットを手で持って

ソケットレンチを手で握る事によって、

力も掛けやすくなります。

メガネレンチなどを掛けてグルグル回す様な

事も絶対にやめてください。

不安定で危険です。

※実際は手のひら中央でソケットを下方へと

押えつつ、インナーチューブを回転させて

トップキャップを緩めていきましょう。

トップキャップが外れる瞬間は

最も気を付けてくださいね。

はい、こんな感じでトップキャップが外れました。

トップキャップが外れた

トップキャップが外れたら、そーっと

インナースプリングを抜き取っていきましょう。

抜き取る時は出来るだけ真っ直ぐに

ゆっくりと引き抜いてくると、オイルをこぼしにくいので

GOODです~。

んでこれが抜き取ったインナースプリングですね。

抜き取ったインナースプリング

上下向きがありますので取付時には

注意して組み付けましょう。

巻き数が多い方が上です。

お間違い無き様。

次はインナーチューブとアウターチューブを

カコンカコーンとスライドして、オイルシール、

スライドメタル(ブッシング)を抜き取ってきましょ・・・・

抵抗なく抜けたインナーチューブ

って、抵抗なくスコーッ!っと

抜けてしまいましたw

あるんですよね・・・古くなってくると。

いやでも、こんな風にスコっと抜ける

フォークもあるので、もしかしたらCB125Tの

場合はこれで正解かも。

どちらにせよ、こうなるとオイルシールも

スライドメタルもアウターチューブに

全部残ったままになるんですよね~。

アウターチューブに残ったシール

こうなるとね、特にスライドメタルを抜きとるのが

大変なのです。

今回はスライドメタルは交換部品に入っていないので

そのまま作業は進行しますのでイイですが。

とりあえず、抜き取ったインナーチューブを

オイル受けに向けてひっくり返して、中に入っている

シートパイプを抜き取っておきましょう。

シートパイプを抜き取る

ではアウターチューブに残ったオイルシールを

取り外して行きましょうか。

こんな風に長めのタイヤレバーをオイルシールの

内側にしっかりと引っかけてっと。

タイヤレバーを引っかける

この時、オイルシールに掛けているタイヤレバー

先端部がアウターチューブに絶対に触れない様に

タイヤレバー先端部だけをオイルシールに引っかけましょう。

支点部分にはキズが付かない様にタオルなどを

挟んで保護しておきましょう。

準備が出来たら、ゆっくりと力を変えながら

オイルシールを抜き取っていきましょう。

タイヤレバーで抜き取る

うまく抜けてきましたね♪

結構深くオイルシールが入っているので、

持ち上げる場所を少しずつ変えながら

やるとスムーズに外れやすいです。

オイルシールを取り外すと、下には

オイルシールの台座が入っています。

オイルシールの台座

かなり腐食しているので、これは交換ですね。

組み付け時に表裏を間違えない様にしてください。

凹んでいる側が底部向きです。

お間違えなき様。

で、実はもう1本のインナーチューブから

シートパイプが抜けなくって大変でした。

そりゃあれだけ曲がってりゃ、真っ直ぐのシートパイプは

抜き取るのが困難ですわ。

こんなにも曲がっているんですから。

やっと抜けたシートパイプ

少しだけインナーチューブを押して曲がりを

押し戻してから、なんとかギリギリ抜けた状態でした。

まぁこうなる事は当初から分かっていた事ですが。

あ、ちなみにこんなにもインナーチューブが

曲がっていたら、インナースプリングも曲がってんじゃ無い?

そうお思いですよね。

もちろん、多少の曲がりが出ていますので

このまま使用するともしかしたら、スライド時に

スプリングが擦れる音がするかも知れません。

そりゃ交換出来るならしたいですよ。ええ、ええ。

過失割合がさ・・・。

まぁ・・・大人の事情ってやつですよ。

直したくても直すだけの予算が回らないって事。

以上でフロントフォークの分解は完了です~♪

分解完了

次は洗浄油で洗浄して行くのですが、

この続きはまた明日更新の記事でご紹介しますね♪

あ、そうだ、明日はちょっと知人のショップへ

行く用事が有るので更新が出来ないんだった・・・。

えーっと・・・って事は・・・定休日を挟むから・・・・

この続きは水曜日になります!

ご了承くださいませ。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

17.6℃

雨と雷が凄いです。

近くにいつ落ちてもおかしくないな・・・って

思うほどの地響きがします。

まだゴロゴロいってるだけなのに。

あーコワw

仕事帰りに落雷に遭うとか最低なので、

今日は軽トラックで帰宅します。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク

コメント

  1. Takashi Sako より:

    富有×平核無○どっちでもいいんだけど。
    よいお年をお迎え下さい。

  2. Takashi Sako より:

    富有×平核無○どっちでもいいんだけど。
    よいお年をお迎え下さい。

  3. Takashi Sako より:

    富有×平核無○どっちでもいいんだけど。
    よいお年をお迎え下さい。