【第2回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ども。

今日は週の始まり月曜日。

私にとっては週末なんですが。

朝から先週の競りで購入した車両が

2台到着しました。

競りで購入した車両が到着した

最近はお昼を回って到着することも

無いので段取りが良い。

昼過ぎに到着すると車両の点検と

仕上げが営業時間中に間に

合わないことが多いんで助かりますわ。

さぁ今週はどんな車両が到着したのか

ちょっとここで紹介していきましょう。

今週はちょっと目を引くカスタム車が

入荷したので必見です(・з・)b

おおおおお!なるでw

↓ この続きを読む ↓

今日届いたのはこの2台ですね。

届いた2台の車両

奥に見えるのがホンダ Vツインマグナ

そして手前にあるなにやら異様な雰囲気を

かもし出しているのが、ホンダ スティードですね。

Vツインマグナはほぼノーマルで

ウインカー、ハンドルバーぐらいでしょうか。

目を引くのはやっぱりこのスティードですよ。

ホンダ スティード

どうです?

グリーンのラメ入り塗装を

随所に施した1台です。

外装、そして前後ホイールまでグリーンと

ブラックに統一されています。

ガソリンタンクはエグリ加工までされてるし、

キャブもミクニ製TMキャブに換装されています。

社外キャブに交換した場合、スロットル操作に

少々コツが必要になります。

純正キャブレターのようにCVタイプ(負圧タイプ)の

キャブではなく、強制開閉キャブレターになるため、

急なスロットル操作を行うとエンジンがストール

してしまいます。

この手の社外キャブレター装着車の場合、

スロットル操作は絞り込んでいくようにして

操作するのがセオリーです。ええ。

※4気筒車の場合はそうでもないですが

じゃちょっとこのスティードを

Gooバイクに掲載した写真で

ご紹介しましょう。

スティード

スティード

スティード

スティード

スティード

スティード

どうです?

なかなかグッと来るスティードじゃないでしょうか?

気になるお値段は・・・・

支払い総額36.1万円

安っす!!w

車検2年、整備費用、登録諸費用

全てコミコミでこの価格。

詳しくはGooバイクからご覧ください♪

あ、マジでこれいいじゃん(・ω・)

ってなった方は、ぜひお見積もりのご依頼を

Gooバイク経由でお寄せくださいませ♪

早くしないと売り切れちゃいますよー。

じゃ、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と、

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

開店時のグリップ表面温度

17.2℃

曇りのち雨

曇り一時雨!

~06時:60% ~12時:20%

~18時:10% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、気圧の谷や

寒気の影響で雲が広がり、

未明まで雨が降るでしょう。

明日は定休日ですが、次女の小学校の

入学式があるので雨の中

ブツブツ言いながら歩かねば・・・・。

雨とかだっるw

では今日の本題です。

先日からご紹介している、

マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第2回目となります。

第1回目の記事については以下の

リンクよりご覧いただけます。

【第1回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう! 

さて、前回まで確か

クラッチアウターの焼け色

クラッチアウターの焼け色を

確認したところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

まずはクラッチ側から分解

していきましょうか。

クラッチアウターのセンターナットを

インパクトレンチで緩めてっと。

センターナットを取り外す

センターナットを取り外し終わったら、

クラッチアウターを取り外しましょう。

クラッチアウターを取り外す

クラッチアウターを取り外すと、

クラッチシューが見えますね。

クラッチシューが見えた

クラッチシューの残量は

十分ありそうですが、熱が入ったせいか

表面がカッチカチになって

光っていますね。

クラッチシューも焼けて

しまっている証拠ですね。

続いてプーリー側も分解していきましょう。

と、その前に隙間からプーリーを見てみると

なんだかプーリーの様子がおかしい。

表面が焦げているというかなんと言うか・・・。

R_DSC04030

ね?

なんかフェイス面がおかしいでしょ?

本来ならもっとツルっと光ってても

いい部品なのにね。

ドライブフェイスのセンターナットを

インパクトレンチで取り外してっと。

センターナットを取り外す

んでこれが取り外したナットと

キックペダル用の部品と、

特殊な形状のワッシャですね。

ワッシャ

このワッシャには表裏がありますので

取り付け時には表裏を間違えない

ように注意しましょう。

膨らんでいる側がナット側です。

ナットを取り外したらドライブフェイスを

取り外しましょう。

ドライブフェイスを取り外す

フェイスを取り外すと良く分かりますが、

プーリーのフェイス面が焼けています・・・。

プーリーの表面

どうしてこんなにも茶色くなってんだろうねぇ。

不吉な予感がします・・・。ハイ。

ドライブフェイスを取り外すと、

プーリーボスの手前に調整用のシムが

入っていますので忘れずに取り外しておきましょう。

シム

・・ん??

シムと一緒にプーリーについているはずの

オイルシールが取れましたけどw

オイルシールってば圧入されてるんで

そう簡単に勝手に外れてくるなんて事

ありえないんですけどね・・。

まぁいいや。とにかく

分解作業を進めましょう。

プーリーの奥に指を入れて

ランププレートを抑えながらプーリーを

クランクシャフトから抜き取ってきましょう。

プーリーを取り外す

この時点でさらに様子がおかしい事に

気が付きました。ええ。

ランププレートってば、少しぐらい指で

触れるとガタガタと動くもんですけど、

まったく動かないんですよね。

なんででしょ。

これが取り外したプーリーですね。

取り外したプーリー

ほらほらw

よく見てランププレートを。

錆び・・・てる?

違うよw

ランププレートのスライドピース見て。

スライドピースが溶けてる

スライドピース溶けてるがなw

しかもスライドピースだけじゃなく、

おそらくウェイトローラーも溶けてますね・・・。

どうしてこうなったんだ。

どれぐらいひどく溶けてるかって言うと

こんな感じですよ。

ランププレートが溶けて外れない

普通ならランププレートと

ウェイトローラーがばらばらになって

落下するはずなのに、振っても

びくともしません。

うぬぅ・・・前代未聞だわ。

ウェイトローラーの溶解、クラッチの焼け、

どうしてそんなに熱が発生したんだ

Vベルトの破断も無いしねぇ・・・。

夏場に過激な走行をしたとしても

ココまでひどい惨状にはなりませんし。

まぁプーリーは後でまた

分解して中の様子を確認するとして、

残るクラッチキャリアをエンジンから

取り外します。

でも、ガスケットがキレイに残ってるので

なんとか破らないようにしたいので

隙間からうまくVベルトをクラッチキャリア側に

送りつつ、

Vベルトを送る

クラッチキャリアを抜き取っていくと

ガスケットを破らずに作業が出来るは・・・・

出来るは・・・・ず・・・・なん・・ですが・・・

(カラン)

えw

なんかおかしいでw

クラッチキャリアを取り外した

なんで奥側のシーブが残ってるんだよw

普通クラッチキャリアASSYで

丸ごと抜けてくるはずなのに。

いやいや、っていうよりそんな

フェイス部分だけ外れない筈ですけどwww

フェイス部分だけ残ってる

これ、フェイス部分が完全に

割れて分離してしまっているようです。

どうしてこんな風に割れて

しまったのかは今の段階では不明ですが。。

とりあえずエンジン側からフェイス部分を

取り外しました。

取り外したフェイス部

完全に割れてますね・・・。

キレイに溶接のビード部分で。

こんなことってあるんですねぇ。

そういや前にJOGのリヤホイールの

スプライン部分が同じようにビード部分で

割れてしまった・・・なんて記事を書きましたよね。

それと同じ感じがしますな。

さすがヤマハ。

割れたフェイス部分とクラッチキャリアを

あわせてみるとほら、元通り。(当たり前)

割れた部品をあわせてみた

ビード部分がぴったりと合いますね。

ま、ピッタリ形状が合った

所で何も起きませんが。

扉のひとつも開きません。はい。

こりゃオーナーさんはちょっと

通常よりも大きな出費になりますね。

想定外のトラブルでしたから。

当初はVベルトの破断という判断でしたから。

さて、今日は今回の原因まで

判明しましたので、この続きはまた

定休日明けの水曜日にご紹介しましょう。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYの

グリップ表面をお知らせです。

あ・・・今日は夜写真撮るの忘れてたw

店が普段通り閉店できない危機だったので

焦って撮影するの忘れてました。

預かり車両の台数が多くて

頭をひねりながらバイクを詰めなきゃ

ほんっと入りきらないんですよね・・。

水曜日の開店準備には時間がかかりそう。

ではまた水曜日に元気でお目にかかりましょう☆

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