【前編】マジェスティ250-2(SG03J)のレギュレターを交換してみよう!

ども。

今日もたくさんのご来店有難う御座いました。

朝から大変忙しくさせて頂けて何よりです♪毎週末はいつもこんな感じですが、今日は特に朝からお客様同士がバッティングしてしまう事が多く、一人であたふたしてしまいましたが何とか1日を乗り切る事が出来ました。

天候もポカポカ陽気ですんごく過ごしやすかったので、店の扉も開け放った状態で1日をほぼ過ごしましたが、これがマズかった・・・・。

日が落ちて肌寒くなってきはじめた頃から目の痒み・・・そしてくしゃみ・・・鼻水・・・日中、あれほどの好天に恵まれているとアイツらが猛威を振るうのは当り前の事。

ついに今年も本格的なシーズンが来たぞっ!!!

花粉襲来

もうね、今も目が痒いし鼻もすこぶる調子悪い。匂いや味も遠くの方でほんのちょっぴり感じるぐらいで、いよいよ今シーズンの花粉症が目に見えて分かるような季節になってきました。これでもずっとマスクは付けているんですけど、やっぱりマスクだけじゃ全然役に立たないですよねー。

毎年同じ事を繰り返しているけど、気持ち程度にはマスクでも役に立っているはず!そう信じて6月頃まで毎日マスクを装着しています。さすがに呼吸が荒くなるような作業の時や、フレッシュな空気を吸い込みたい時は外していますが。

日常的にずっとマスク付けてると耳の後は痛くなってくるし、呼気で湿気すぎると呼吸がしづらくなって息苦しいし、でも・・・取外すと花粉の猛威に晒されて、あっという間にくしゃみが止まらなくなりますし。

今はまだマスクの着用止まりですが、目の痒みが酷くなってきたら花粉対策用メガネも装着して防衛に徹します。最高潮に症状が酷くなってきたときなんて、気持ちの上ではこれぐらいの対策をして業務に当たりたいと思っています。

完全防護で対策

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問題児再び

ヤマハ TW200

数日前の冒頭記事で少し触れたこのTW200E。

エンジンは好調ですが充電状態が芳しくなくって、レギュレターもテスト用の新品に交換するも、充電能力に変化はない状況です。ジェネレーターの交流発電量も確認しましたが、こちらも正常値が出力されているようですし、車体側ハーネスも大部分を切開してショートや短絡もチェックしましたが特に異常無し。

電装部品も必要最低限だけ取付けて充電量を確認するも、当初の状態と全く変わらず数値には変化がありません。エンジンとフレームを繋ぐマイナスアース線、フレームとバッテリーを繋ぐアース線も点検、なんだったら追加もしてみたけど数値に変化無し。

暗礁に乗り上げた・・・

とりあえず出来る事から

ジェネレーターを交換してみる

知り合いのショップからTW200Eのエンジンを借りる事が出来たので、そのエンジンからジェネレーターを取外して交換してみました。ジェネレーターは数値上問題無いと確認はしてありますが、万が一という事も含めて事実関係確認の為に交換しました。

取外したジェネレーターの状態

取外したジェネレーターの巻きコイル

取外した瞬間は、これだっ!って思いました。だってこんなにもコイルが茶色に色付いているし、表面を覆っていたグラステープがパリッパリになっていますからね。ぱっと見では完全にショート(短絡)してるだろコレ・・・って。

だってね、確認用にエンジンから取外したジェネレーターがこれだもん。。そりゃ一瞬ほっと胸をなで下ろしてしまいますよ。

確認用ジェネレーターの状態

確認用ジェネレーターの状態

めっちゃキレイww

そりゃ疑っちゃいますよあのジェネレーターの状態だったらねぇ。このジェネレーターはちゃんと車両への充電状態が確認されているエンジンなので、これに交換しても数値に変化が無い場合は、ジェネレーターの疑いは完全に晴れるという事になります。

そして交換後

期待に胸膨らませていざエンジン始動です。

もう私の中では修理完了フラグがビシーッ!っと立ってますwwww

(ポキッ)

エンジン始動して確認するも数値に変化無し。回転数をあげようとも全く変わりません。完全に立てたはずのフラグがへし折られた瞬間でした・・・(´・ω・`)

あぁ・・そうだよ・・・薄々気が付いていたさ。ジェネレーターから出力されている数値が正常値なのに、交換してもきっと結果は変わらないって・・・。

最終的な着地点

あちこち散々見て回り、ジェネレーターも念のため交換して確認もした。車体側のハーネスにも異常は無かった。レギュレターだって確認用の新品と交換もしたし。あと疑わしいとするならばやはり・・・

レギュレターの初期不良

これしかない。

どう考えてもこれ以外に考えようが無いんですよねぇ・・・。だって、レギュレターには正常な交流電源が入力されているにも関わらず、出力が一切変化しないなんておかしい。新品だからと言っても工業製品には100%というのは存在しないという大原則があるので、ここまで確認を実施したので、もうレギュレターを疑っても良いでしょう。

来週中には返送したレギュレターがどういう風に対応されるか分かるので、それまでの間は一時作業中断になりそうです。ええ。

またどうなったかは冒頭でご紹介しますので乞うご期待です♪

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今日もいつもの

開店時のグリップ表面温度

TODAYのグリップ表面温度 開店時

9.4℃

明日の大阪の天気予報

晴れ時々曇り

晴れのち時々曇り!

降水確率と概況

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:10%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて晴れますが、気圧の谷や湿った空気の影響で昼頃から雲が広がる見込みです。昨日の時点では日曜日は午後から天候が崩れる予報だったのに、午後からもお天気が良さそうで良かった♪

ここからが今日の本題

今日からご紹介する、

マジェスティ250-2(SG03J)のレギュレターを交換してみよう!

ですが、随分と前に作業した車両で今日からやっと記事にする事が出来ます。

もう1年ぐらい前の作業じゃ無いかなーと思っています。ええ。もしかしたらもうちょっと前かもw遅くなりましたがオーナーさんも見ているかな?見てないかさすがにww

車両紹介

ヤマハ マジェスティ250-2

ヤマハ マジェスティ250-2(SG03J)ですね。

かなり個性的な車両ですので、南大阪界隈で見かけたという方もいらっしゃるかも知れませんね。赤色がキレイですごく目立つんですよ。これぐらい鮮やかな赤色のマジェスティ250なんて珍しいですからね。

でも、もっと目立つのはフロントマスクのこれじゃないですかね。

ディセプティコンのエンブレム

ディセプティコンエンブレムww

トランスフォーマー見ていないと分からないと思いますが・・・(^_^;

違和感ありありで貼付けられていますが、ネタ的要素としてオーナーさんも貼付けているようで、そこまで本気のアクセサリーとして貼付けている訳じゃ有りませんのであしからず。

まぁでもカラーリングと併せてよく目立ってます。嫌いじゃ無い。ええw

入庫の原因

ご入庫の内容としては至極単純です。

ご自身で取付けられている電圧計の数値が異常値を表示し、ツーリング先から恐る恐る帰ってきてそのままご入庫って感じです。こういう時、電圧計を取付けてあると便利で良いですね。直ぐさまバッテリーへの充電電圧を知る事が出来るので。

過去記事

以前、同じマジェスティ250の充電不良を修理する記事を書きましたが、その時はレギュレターの不良ではなく、ジェネレーターからの発電量が少なくジェネレーターの交換となりました。

その過去記事はこちらからご覧頂けます。

ども。 今日はご存じの通り(初めて見る方は知らないですよねw)、 週に1度の競り(オークション開催日)の日。 しかも月に1度の記念オークションって事で...

ジェネレーターかレギュレターのどちらがトラブル原因なのか探るための手法については、この過去記事で詳しく書いてありますので参考にして下さい。今回の記事では点検用のレギュレターを使用した確認作業を実施していますので、手持ちで確認用のレギュレターが無ければ同じ手順では作業出来ないんでね。

作業開始

現状確認

まずは現状を確認しましょう。

オーナーさんが取付けている電圧計の数値から見てみましょう。

電圧計上の数値

ふむ・・・アイドリング状態で13.8Vですか・・・。

健全過ぎる数値だな。

電圧計の表示がおかしい可能性もあるので、これだけを信用せずテスターを使用してバッテリー端子間での充電電圧を必ずチェックしましょう。電圧計はあくまで目安止まりって事で。

バッテリー端子間の充電電圧

ふむぅ・・・アイドリングでこちらも13.83Vか。電圧計で表示されていた数値とほぼ同じで、正常な充電電圧が出力されているようです。この状況だけ見ているとバッテリーへの充電も正常に行われているので、何かトラブルが発生しているようには見えません。

誤差

ちなみに、後付けの電圧計とテスターでバッテリー端子間で計測した数値は少し隔たりがあります。電圧計の計測誤差ですがこの位の誤差が出ます。

テスターと電圧計の差

電圧形状で表示されている数値は13.8V、そしてバッテリー端子間で計測しているテスター上での数値は13.72V。電圧計側の細かい数値は分かりませんが、概ね1V弱の誤差があるのが分かって頂けると思います。

まぁそれでも普段のバッテリー電圧チェックと、充電系統の異常にすぐ気が付くだけの情報源としては十分な機能である事には違いありません。マジェスティ250Cになって、メーター上の液晶に電圧計が標準搭載されましたが、こちらも純正とは言え同じ様に誤差があります。

エンジン始動数分後

電圧が急激に降下した

エンジン始動後、数分経過した頃から電圧計の数値に異常が出始めました。完全に暖まった頃にはこの数値です。11.5V って急激に下がりすぎじゃ無い?明らかにおかしい。もしかして電圧計がダメになっちゃってるとか?

バッテリー端子間での再確認

バッテリー端子間でもテスターを使用して再確認しましたが、やはり充電電圧が11.8Vまで急降下しています。エンジン始動直後は正常な数値が出力されていたのに、暖まってくると急激に充電電圧が降下する様です。もう一度エンジンを冷やしてから試しても同じ症状が発生します。

レギュレターの配線カプラ取外し

右側のカバー内側に手を入れて

右側のシートカウル内側に下方より手を突っ込んで、レギュレターに差し込まれているジェネレーターの配線カプラを抜き取りましょう。先に下方から覗き込んで位置を確認しておくと良いでしょう。普通は下方より覗き込めばレギュレターが見えていますので。

抜き取ったカプラ

で、これが手を突っ込んで取外して引き出してきた、レギュレターに差し込まれていたジェネレータの配線カプラですね。大きな6Pカプラで使用されている配線も他の電装品と違いかなり太い配線を使用しています。

ジェネレーターからの出力は全てのこのカプラに来ていますので、このカプラでテスターを使用してジェネレーターの健全性を確認します。

でも、その確認作業についてはまた明日更新の記事でご紹介しますねっ♪

じゃ、今日の作業はここまで!

閉店時のTODAYのグリップ表面温度

あっ・・・撮るの忘れてた( ゚Д゚; )

いつも通りポケットにデジカメと温度計を持っていたのになぜか忘れたわw明日はちゃんと忘れずに撮影しますので今日はご勘弁をばw

あぁ今日は究極に腹減った。さっきからお腹がぐぅぐぅ鳴ってて煩いわ。早く帰って風呂入ってご飯食べたい。ブログ書きながら食べられるお菓子も底をついてしまったので口寂しいw

ではでは、また明日も元気でお目に掛かりましょう☆