【後編】フュージョン(MF02)のメインキー不良を修理してみよう!

ども。

今日は昨晩のブログで晴れ来い!晴れ来い!と願っていたのが

届いたのか、朝からスッキリとした晴れ間が♪

おおおぉぉぉっ!?

ありがたやありがたや・・・・。

お客様が来られた際には、まだ少し路面が濡れていましたが

あっという間に路面も乾き、ちょっとフラフラしながらお帰りになる後ろ姿を見送り、

少し作業をしたらいつの間にか昼食の時間に。

今日は週末恒例(祝日ですので一応週末扱いって事で)の、

弁当が無い日なのです。

んでいつものパキーラさんにランチを食べに行こうかと、

軽トラックに向かうと・・・・

軽トラックの窓全開

軽トラックの窓全開やがなっ!!

昨日の日中に車両引取に行った際に、窓を開けたまま忘れていたようです。

いや、何が問題って別に取られる物は何も無いので、

窓が全開、ロックも締めずなんてことは日常茶碗蒸です。ええ。(イタズラしないでね)

昨日夕方から今日の朝に掛けて大雨降ってたんですよね・・・。

と言うことは・・・ドキドキしながら、パキーラさんに向かうために

運転席に座ると・・・

(ぐしゅ・・・っ・・・じわあぁぁぁ)

Σ(○ω○;)

・・・・・。

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右側のヒップがしっとり潤い肌に。

んで、そのままスポンジが吸い込んだ水分を全て吸い込むほど

私の右側ヒップは老化はまだまだ進んでおりませんので、

右側のヒップを持ち上げた状態で運転し、パキーラさんにw

ちょっと濡れたケツってば、すんごい痒いんですよね。

こうなんて言うかね・・・かいてもかいても痒みが取れないって言うか、

そんな感じですよ。分かりますよね?

もうあまりの痒さに気が狂いそうになる前に、

皮膚ごと千切って捨ててやりたいぐらい

そんな衝動に駆られます。

びしょびしょに濡れたらこんな痒みは出ないのに、ほんのちょっぴり

濡れた時って、痒みがすんごいんですからもう。

って、何の話やw

んで今日パキーラさんで頂いたのはこちら。

カツカレー

定番のカツカレー♪

ほんっとに脂身が少なくって私好みです。

マスターはよく分かってらっしゃる。うんうん。

そこいらの安っぽいカツカレーとは訳が違いますよ。

で、カツカレーを食ったらいつの間にかケツの痒さも忘れてましたとさ~♪

おしまい。

いやいや、まだこれからです。

今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

18.8℃

晴れ

晴れ!!

明日の大阪の天気は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。

降水確率も一日を通して0%台と、雨具の心配は全くないでしょう~♪

気持ちの良い晴れの天気となりそうです。

では本日の本題です。

昨日からご紹介している

フュージョン(MF02)のメインキー不良を修理してみよう!

ですが、本日は後編の最終回となります。

前回の前編については以下のリンクよりご覧頂けます。

 【前編】フュージョン(MF02)のメインキー不良を修理してみよう!

さて、前回までは確か・・・

メインキーを取り外した

そうそう、メインキーを取り外した所まででしたね。

今日はこの続きを最後までご紹介します。

取り外したメインキー底面の配線がハンダ付けされている部分に

テスターを当てて、メインキーをON/OFFして導通テストを実施します。

キーONの状態で、赤色(バッテリー電源)と黒配線が導通するのが

正しい状態ですがこのメインキーの状態は・・・

導通反応無し

導通の反応がありませんね。

まぁ予想通りですが。

ここの時点で導通反応が無いと、当然バッテリーからの電源が

各部に届かないため、イグニッションがONにならないって訳ですな。

ただ、底面のハンダが外れている場合はハンダ付けをやり直せば

修理も可能ですが、今回の場合はハンダは問題なく付いていて

内部の接点不良であることが問題です。

なぜかって言うとね・・・

カシメられている

そうなんです。

底面の端子部分を含め、キーボックス自体がカシメ処理されていて

分解不可能な構造なんですなぁ・・・。

でも、これからこの部分を分解して行きますが、

破損リスクを伴いますので、必ず自己責任でお願いしますね。

最悪、破損した場合は元に戻す事が出来なくなりますので

その場合はキーセットを購入して下さい。

破損しなかった場合でも、分解に伴ってメインキー底面に

キズが必ずつきますので、その点ご理解の程宜しくお願いしますね。

分解する前に、内部の接点不良であることを確認するために、

もう一度配線カプラを車体側メインハーネスと接続し、

赤線および黒線をラジオペンチなどで物理的に直接導通させて

イグニッションがONになることを確認します。

イグニッションの確認

うん、問題なくイグニッションがONになることが確認出来ました。

これで心置きなくメインキーを分解することが出来ます。

分解したはいいけど、やっぱり問題箇所はここじゃなかったです~♪

で、済むほど世の中甘くない。

お客様のバイクなのに、手間を端折った上に関係ない所を分解して

キズを付けてしまうなんてあり得ません。ええ。

手間を端折らずに、必要な作業は必ず事前に実施しておくこと。

特に確認作業に関しては。

思い込み、決め付けはイケマセン。

では分解して行きます。

まずはタイラップで固定されている配線をステーから分離させます。

配線をステーから分離する

そして、元々ある切り欠き部分から、少しずつ必要最低限だけ

ニッパーを使用してカシメ部分を捲っていきます。

ニッパーで捲っていく

コツはニッパーの背中部分をキー側に向けて、

挟み込む力をカシまっている部分に集中させ、

力加減をコントロールしながら捲っていきましょう。

ニッパーをひねって捲っていくというよりも、握って挟む力を利用して

カシメ部分を起こしていく感じですね。

少しずつ焦らずに捲って下さい。

また、捲り過ぎもアルミが割れてしまいますのでご注意を。

固定していくカシメ作業の際に、金属疲労で折れてしまう場合も

ありますので、必要最低限の量だけにしてくださいね。

あと、同じ場所を何度も開いたり閉じたりしないように。

そして、ほぼ1週カシメ部分を捲り終えました。

カシメを捲り終えた

配線部分を少しずつ上方へと引き上げて取り外しましょう。

少し固いですが、細いピックの様な物を使用すると取り外しやすいです。

んでこれが取り外したメインキー底面部分の部品ですね。

底面部分を分解した

底面側にボールとスプリングがあり、メインキー側には

溝の様な物が見えますね。

そうです。

キー操作時にカチッカチッとしたあの感触って、

このボールが溝にはまる時の引っかかりなんですなぁ。

ボールが溝にはまることによって、適度な引っかかり感と

位置の固定が簡単に実現しているんです。

この仕組みを考えた人は相当なかしこブレーンですw

そして今回の原因と予想している部分がこちら。

先ほどの白いボールが埋め込まれた部品を分解すると、

さらにこんな風に配線がハンダ付けされてた部分と2分割に出来ます。

メインキー内部 端子部

白い側の端子がメインキーと合わせて回転し、

黒い側(配線が接続されていた底面部)の端子を各部導通させることによって

メインキーでの電源操作が可能となっているわけです。

で、今回はこの端子部がうまく接触していない為に

電源が正常に通らないためイグニッションがONにならないって訳ですな。

なぜこうなるかって言うと、メインキー操作回数が多ければ多いほど、

この部分がすり減ってきます。

もちろん、潤滑油不足が原因の1つであることもお忘れ無く。

すり減った端子部

端子部先端が通常は丸みを帯びているはずなのに、

すり減って平らになってしまっていますね。

図を書いて説明するとこんな感じです。

図を書き足した 端子部

ね?

本当はコレぐらい無いとダメなんです。

じゃ、この現状をどうやって修理するのか。

これも至って簡単です。

端子部を取り外して先端部に少しだけハンダ付けをして

ハンダの表面張力で丸くなった部分を使用して復元します。

これが完成図。

先端にハンダ付け

コレぐらいの量で十分です。

電子基板用のフラックスなどを使用するとGOODです。

もう1つの端子も同様にしてハンダ付けして修理しておきましょう。

配線が取付けられていた底面部の端子部は汚れていますので

端子部をしっかり磨いてキレイにしておいて下さいね。

端子部の汚れ

そして、先ほどハンダ付けした端子下に入れられている

このスプリングも

端子のスプリング

張力が弱くなると、端子の接点への圧力が弱まり

接触不良の原因となりますので、スプリングを少し引き延ばして

張力を戻して置いてあげるとGOODです。

そして修理の終わった底面の端子などを元通り組み付けて

カシメていきましょう。

カシメる際はこんな風にウォーターポンププライヤーを使用して、

少しずつカシメていきましょう。

プライヤーでカシメる

工具と頭は使い様ですよ。使い様。

なにも挟むだけが能じゃ有りません。

そしてカシメ終えた状態がこちら。

カシメ終えた状態

ふむ、少々傷が付いてしまいましたがメインキーの動作不良が

これで直るならば問題ないでしょう。

技術は力だ!!w

まだまだMade in Japanは負けず劣らずです♪

※何も作っていませんがw

そして修理完了後の動作チェックです。

テスターを導通レンジに切り替えて、まずはメインキーONの状態を確認。

赤配線と黒配線を確認です。

導通確認

テスターに数値が表示されていますね。

きちんと導通が確認出来た瞬間です。

そして次にメインキーOFFの状態を確認。

メインキーOFF

テスターの数値が表示されませんね。

導通していないことが確認出来ました。

必ず、ON/OFFの両方の導通確認をしておいて下さいね。

ハンダ付けが多すぎると、余計な端子に接触していて

導通が通ってしまう場合がありますので。

次はメインハーネスにメインキーを接続して動作チェック本番です。

車体に取り付けて動作チェック

メインキーに連動して全て正常動作確認です♪

エンジンの始動も無事に確認出来て何よりです~♪

あとは元通り外装類を組み戻してっと。

メーターを取り付ける前にメインキーを取り付けておくのをお忘れ無く。

メーターを取り付ける

配線類もブログではご紹介していませんが、一部作業の邪魔になっていたので

取り外していたので、それも元に戻しておきましょう。

ハンドルを左右に操作して配線をひっぱったり挟み込んだりしていないか、

合わせてチェックもしておいて下さい。

配線類をまとめておく

最後にグローブボックス上のカバーを取り付けたら作業完了です!!

エンジンを始動して完成写真撮影です♪

作業完了

これにてフュージョンのメインキー不良の修理作業は完了です~♪

今回も最後までご覧頂きありがとうございました!

また定休日明けの水曜日からは別の作業をご紹介しますのでお楽しみに。

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

11.4℃

うぉおっ・・・寒い。

軽トラックの窓も近所の車の窓も、みんな結露しているので

いかに冷え込んでいるかってのがよく分かります。

あぁ・・・寒い。

代車から帰ってきた車両にグリップヒーターならぬ、

オバハンカバーwithヒーター!!

なんていう画期的な商品を発見したので、装着しようかどうしようか検討中。

ではまた水曜日も元気でお目に掛かりましょう☆

(ふぅ・・・ギリギリ更新間に合ったww)

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