【最終回】スピードファイトのVベルトを交換してみよう!

ども。

ここんとこ、いや・・・

ここで自分でもハッキリとわかる位、

怪我した部分のキズの回復が遅くなってきました。

特に回復が遅いのが

その中でもの怪我が一番治りが遅いです。

指先は仕事柄、注意していても切創が出来てしまいます。

もちろん、気が付かないうちに怪我をしていることも多々。

エンジン内部なんかを整備していると、部品のエッジ部分で

細い切創があっと言う間に出来てしまいます。

というのも、通常の消耗部品交換など行う部位は

ある程度を落としてある部品が多いのですが、

シリンダーヘッドやシリンダーやクランクケースなどの

合わせ面部分というのは構造上、を落とす事ができない部品な上に、

重量もそこそこ有って余計に力が入ってしまいます。

↓ 続きを読む ↓

その手の機関部品ってのは往々にして、窮屈な場所や廻りに

部品が犇めき合っていて狭い場所とか、

同時進行すべき作業が必要だとか、整備の都合上

よく部品を持ったままル姿勢を維持している事が多くなります。

そんな状態の中、指をどこかにぶつけたからとか、

指先に少々の痛みを感じたぐらいで

手を離しちゃったり、部品をどこかにぶつけたりして

小さな声で

ぶつけちゃった♪ エヘッ♪

なんて可愛く言っても、

ほぉ・・・・

視線がぁぁあぁぁああぁぁぁぁ・・・・・

って事になります。

だから、少々の事があってもガマンするので

気が付けばこんな風に指先はあっちこっち怪我をしちゃうんですよね。

指の怪我

このキズってもう1週間以上なるんですが、未だに赤く膨らんでいますし、

触るとと鈍い痛みがあるんです。

たかが数mmのキズが治るまでこんなにも時間がかかるなんて、

やはり齢が

   原因でしょうか? 

が出てこなきゃ、キズの治りが悪いぐらいはガマンします。ハイ。

じゃ、そろそろ本題にまいりましょうか。

まずは開店時のTODAYのグリップ表面温度から。

TODAYのグリップ表面温度

3.4℃

いい感じで温度が上がってきていますが、

天気予報を見ているとまだまだ寒さ厳しい日が繰り返されるとか・・・。

あぁ・・SUMMER!! が待ち遠しい。

今日は先日から連載の

スピードファイトのVベルトを交換してみよう!

シリーズの最終回となっております。

初めてこの記事見たよ!

もう一度初めから読みたい!

という方は以下からご覧ください。

【第1回】スピードファイトのVベルトを交換してみよう!

【第2回】スピードファイトのVベルトを交換してみよう! 

前回は確か、

プーリー取付完了

プーリーの取り付けまで完了したところですね。

早速作業を進めます。

次の作業はクラッチ廻りの取り付けですが、

クラッチを取り外した際に、ベアリング部分とトルクカム内側部分の

グリス量が少ないのが分かりましたので、

取り付け前にベアリング部分とトルクカム裏側にしっかりとグリスを入れておきましょう。

グリスを入れる前の状態がこちら。

グリスを入れる前

クラッチを分解した事が有る人には分かりますよね。

説明を書き入れると分かりやすいかな?

説明入り

余計に分かりにくくなったし・・・・。

まぁいいでしょう。

何もしないよりはずっとマシです。うんうん。

早速グリスを指にとって、両方の穴から内側に

まんべんなく塗り広げていきましょう。

もちろん、表側ボールベアリング・奥側ニードルベアリングにも

しっかり塗っておきましょう。

ベアリングはグリスを塗った後に、何度かゴロゴロと動かしてから

またグリスを塗って内部まで入れ込んで下さい。

グリス塗った後

内側までしっかりとグリスが入りました。

表側のベアリングは写真撮影時にはまだ入っておりませんが、

撮影後にしっかり入れてあります。

表側のベアリングにグリスを入れる時は

指先に乗せたグリスがベアリングに付かないようにぉ~っと中に入れた後、

指先に乗せたグリスを内側に貼り付けるような感じで

指を引き抜いてきながら塗っていくとGOODです。

グリスアップも完了したらエンジン側にクラッチを取り付けて、

クラッチアウターを入れてインパクトレンチで締めこんでしまいます。

Vベルトはからでも入りますのでご安心を。

インパクトで締める

締め付けが完了したら新品のVベルトを取り付けていきます。

これがプジョーモトサイクル純正のVベルトです。

純正Vベルト

PEUGEOT MTC 11 740820 00

赤文字が純正の品番ですね。

TEXROPE 

これはヨーロッパ方面のベルトメーカーさんですね。

日本で言うところのバンドーとか三ッ星とかでしょう。

社規模については

  ここでは及しませんw

ご想像にお任せします♪

早速取り付けていきましょう。

まずはクラッチにベルトを掛けておき、

クラッチをハンバーガーを握り潰す様にグイッと握りこんで

ベルトを内側に落とし込みます。

ベルトを入れる

さすがに手は2本しか有りませんので、デジカメを持っている手は

離していますが、実際は両手で握りこみましょう。

説明を入れると、

説明入り

うん!これは分かりやすい!

ま、こんな感じでイッとやっちゃってベルトを入れ終わったら

こういう状態になっていると思います。

ベルトを掛け終わった図

クラッチはしっかり限界まで広げてベルトを落とし込みましょう。

次はドライブフェイスを取り付けますが、

クランクシャフトにはスプライン(ギザギザ)が切ってありますので

そのスプラインに合うようにセットしつつ、ベルトをたわませて

なるべく中心から遠ざけながらナットを仮締めします。

って、文面じゃ分かりにくいですよね。

じゃ、説明入りをみましょうか。

今日は写真の変わりに説明入りが多いな・・・・もしかして、しゃしn ボゴッ!・・ガスッ!・・・

気を取り直して明入りでどうぞw

説明入り

ちょっとゴチャゴチャしてますが読者の皆様には

分かっていただけると信じていますw

ドライブフェイスの取り付けも完了♪

ドライブフェイスの取り付け完了

あとはカバーを締めれば完成ですね。

カバーもサクサクサクッと取り付けて完成!

カバーを取り付けた図

国産では考えられない様な形状のキックペダルですよね。

みにくいってっ・・・

    んもうっ! 

ま、調子が良けりゃなんてこと無いんですけどね。

完成した車両がこちら。

スピードファイト100 ラリービクトリー

あとはエンジンを始動して駆動系チェックの様子を

動画撮影してみましたのでどうぞ。


始動チェックも試乗でも問題は特に無く、加速感もヨシ、速度の伸びもヨシ、

修理完了で~す♪

本日お客様にも無事に納車が完了しました。

ありがとうございました!

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

0.8℃

なんとか氷点下ギリギリのラインですね。

明日は日曜日なのでGOOD!な天候になってくれるといいのですが・・・。

ではまた♪

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