【中編】ジョグ(SA12J)のファイナルギヤ破損を修理してみよう!

ども。

今日も随分と作業が長引いてしまいました・・・。

ハンドル廻りの変更依頼でお越し頂いたお客様の車両の

ハンドルバーをあれでもない、これでもない・・・などと言いながら

てんちょと相談中です。

ハンドルバーってチョイスが非常に難しいですよね。

お客様にはざっくりと

『こんな感じのハンドルで・・(身振り手振りで)・・お任せします』

って頼まれているんですがね・・・むずい。

ハンドルポストを2インチにしてこっちのハンドルバーにしようか・・・

それとも、4インチのポストでこのハンドルバーか・・・。

ホンダ スティード

それより何より、店の中もぐわっちゃぐちゃで申し訳ない。

工具が散乱してどえらいことになってます。

もうね、片付ける間もなく次から次へと車両が入れ替わり立ち替わり。

ふぅ・・・腰痛いw

↓ この続きを読む ↓

とりあえず、今日やるべきミッションは全てクリアしたので

ブログを書き始めることが出来ます。

(現在時刻:22:45)

日付が変わるまでにブログを書き終えることが出来るかどうか

微妙な情勢ですが、やれるだけの事はしましょう。うんうん。

で、今日は週に一度の競りの日でしたが、目当ての車両は

買えなかったので、早々に競りを見るのを諦めて試乗に出掛けました♪

天候が良くぽかぽかと暖かい日中のうちに納車前の試乗です。

ホンダ VRX400ロードスター

ホンダ VRX400ロードスター ブラックエディションです♪

エンジンはスティードと同じ、でも、足廻りはネイキッドスタイル。

実に中途半端w

でも、どちらの良い部分も受け継いでいるので、

低速はトルクが有って街中でも非常に扱い安く、

ワインディングに入ってもしっかりとした足廻りで抜群の安定性があります。

ただし・・・エアークリーナーボックスが邪魔で

ニーグリップがやりにくかったり、クラッチレバーが遠かったり、

ハンドリングが少々重たかったりと、難点もありますが

アメリカンとネイキッドの中間ぐらいの車両をお探しの方にはベストチョイスです!

ホンダ VRX400を大阪でお買い求めの場合は、

ぜひセントラムモータサイクルにご相談下さい♪

アナタの予算にピッタリのVRX400ロードスターをお選びいたします☆

今日の冒頭の話はこれぐらいにして、早速今日もいつもの

開店時のTODAYのグリップ表面温度と明日の

大阪の天気予報をお知らせします。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

18.8℃

晴れ

晴れ時々曇り

曇り

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて中部や南部では

概ね晴れる見込みです。北部では気圧の谷や寒気の

影響で雲が広がりやすいですが、昼頃からは次第に晴れるでしょう。

降水確率は1日を通して10%台と低く、雨の心配はなさそうです。

週末にかけて降水確率は徐々に上がってきて、日曜には雨になりそうな

天気予報が出ています。

週末にまた雨かぁ・・・・。

くそぅ。。。

晴れ来い!乞い!請い!

では本日の本題です。

昨日からご紹介している

ジョグ(SA12J)のファイナルギヤ破損を修理してみよう!

ですが、今日は中編となります。

前編の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

 【前編】ジョグ(SA12J)のファイナルギヤ破損を修理してみよう!

さて前回までは確か・・・

やはり回らないリヤホイール

駆動系を分解してリヤホイールがやはりロックしたままの状態を

確認し終えたところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきますね。

ギヤボックスの中身がきっとダメな事になっているのは

もう確実な情勢なので、めげずにギヤボックスを開けていきましょう。

ギヤボックス部のカバーの固定ボルトは、プラスボルトで

固く締められていますので、ショックドライバーを使用して緩めます。

ショックドライバーで緩める

ケースが割れるほどの強さで叩かないで下さいね。

ボルトを緩めてから、まずはカバー下側のボルトから抜き取って

出てくるオイルをまずは受け取りましょう。

オイルを抜き取る

流れ出てくるオイルにはまだ不純物は見られませんね・・・。

ややキラキラと光る粉らしき物は含まれていますが。

カバーはガスケットでガッチリと張り付いていますので、

ボルトを取り外してもおいそれと簡単にはカバーが外れませんので、

プラスティックハンマーで少しだけ衝撃を与えてあげると外れやすいです。

カバーを開いた

カバーを取り外してみるとね・・・・やはり金属片が

カバー内部にびっしりと張り付いています。

金属片をもう少し近づいてよく見てみましょうか。

カバーに溜まっている金属片

この破片は・・・・やはり今回の原因はアレか・・・。

この破片を見るとファイナルギヤの奥で何が問題を

引き起こしているのかよく分かりますね・・・。

ファイナルギヤを取り外していきましょうか。

まずは表面にこびりついているガスケットを剝がしとります。

ガスケットを剝がす

ガスケットを剥し終えたらファイナルギヤを

ドキドキしながら(w)抜き取っていきましょう。

ギヤを取り外す

手触りがもうね・・・ゴリュゴリュしているのがよく分かります。

そしてギヤを取り外してみると・・・

ギヤを取り外した

やはりベアリングが粉々に砕け散って、ギヤも欠けて

悲惨なことになっています・・・。

まぁ・・・駆動系を分解して症状が変わらない段階で、

こうなっていることはもう予測は付いていましたが。

んでこれが取り外したギヤがこちら。

インナーレースが残っている

エンジン側のベアリングに本来付いているはずの

ベアリングのインナーレースがギヤの軸受け部に残ったままになっています。

と言うことは、エンジン側にはアウターレースおよびバラバラになった

ボールベアリングが散らばっています。

アスターレースが残ってる

ここの部分はほんっと多いですね。

リヤホイールがロックして動かない症状で、駆動系にトラブルの原因が

無い場合は、ほぼ間違いなくこのベアリング部の破損が原因です。

経年劣化によってクラッチを支えているベアリング部にガタツキが生じ、

それでなくても力が掛かっている部位なので、症状は悪化の一途をたどり、

最終的には内部ベアリングの破損になります。

その症状になる前段階では、ギヤの噛み合わせがズレはじめ、

このズレがさらにガタが生じているベアリングに負担を掛けます。

そしてある日突然・・・・

ぎゅううぅぅいいぃぃん

という音と共に沈黙。

中を開けるとこんな状態って訳ですわ。

で、さすがに破損部位が多すぎて部品代だけでも

かなりの高額になりますので、今回は中古のエンジンを用意しました。

使用するのはファイナルギヤ周辺だけなのでシリンダー類は不要です。

極端な話、焼き付いているエンジンでも良いわけですな。

用意した中古エンジン

同じように不要なクラッチキャリアASSYを取り外します。

クラッチキャリアを取り外す

そしてカバーの固定ボルトを取り外して

ギヤボックスのオイルを抜き取ります。

オイルを抜く

カバーを取り外して内部のギヤを取り外します。

内部のギヤを取り外す

こちらのギヤボックスは状態も良く、

ベアリングにもガタツキが無いので全てそのまま使えそうです。

そしてこれが取り外した必要なギヤ類です。

ガスケットもキレイに取り外せたのでラッキーです♪

取り外したギヤ類

さぁ・・・あとは破損エンジンから部品を取り外して、

これらのギヤに交換していくだけですね~。

とにかく今回は予算に限りがあるので、出来るだけ使える物は

部品取りエンジンから取り外して再利用です!

この作業の続きはまた明日の更新でご紹介しますね。

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

11.2℃

今日はさすがに当日記事に間に合いそうに無かったので、

途中で一度更新を入れました。

日付が変わってしまうと、毎日更新ブログの意味が無くなってしまいます・・・。

いや、そこまでこだわる必要は無いような気もしますが。

いやいや、継続は力なりです。

ではではまた明日も元気でお目に掛かりましょう~☆

スポンサーリンク