【前編】イントルーダー750のフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ども。

ここんとこまたコイツと格闘しています。

ホンダ フォルツァZ

ホンダ フォルツァZっすなぁ・・・・。

あの悪名高きフォルツァ(MF08)のSマチック。

忌まわしきFランプ点灯のトラブルですわ。

Fランプ点灯

ローギヤ固定でご入庫。

今回はいつもより大変な事になっています。

追々また事としてまた書く予定ですが

あまりにも大変だったので先に少しご紹介を。

Fランプの点滅回数から診断すると、

ムーバブルドライブプーリーのフリクション過大

って事なんですよね。

この場合、駆動系を分解してゴニョゴニョしたら

治るかなぁ~とか思いながら分解。

↓ この続きを読む ↓

まずはって事でレシオセンサーを

点検してみたら・・・・

レシオセンサーの点検

数値的には反応するんですが、数値が飛び飛びで

まともな数値が返ってきません・・・・(;´Д`)

こりゃだめだわ。

→ここでレシオセンサーの部品発注確定

でね、ドライブプーリーを分解してみたら

これですわ。

そりゃフリクションロスが大きいわって話よ。

ドライブプーリー

ドライブプーリー内部の螺線(らせん)部分が錆びて

動きが渋いのなんのって・・。

この螺線部分がプーリーを押したり引いたりして

変速しているSマチックの心臓部でもあります。

ここがこんなにも腐食してるとね、そりゃ

レシオモーターのヒューズも切れるし、

動きも悪いからFコードエラーも出ますわ。

でもね、ここまでの症状は良くある話で、

分解して清掃と給油を実施すれば改善する事が

殆どなんですが、この車両のドライブプーリーの場合、

いわゆるプーリーボス(フェイス面)の部分が

完全に錆びて固着しててですね、

抜き取ったわ良いけどこんな状態ですわ。

フェイス部分(プーリーボス)

立て溝部分、ここにウッドラフキーが入ってて

内部に入れてるプーリーボスを固定しているんですけど、

そのウッドラフキーも完全に固着してたし

プーリーボスもほとんど動かないときた。

ぬぅ・・・・・どうしようか結構悩んだんですけどね、

この部分って非分解部品でホンダから細かい部分の

部品が手に入らないんですよね~。

つまりムーバブルドライブASSYでしか

部品販売されていないのですよ。

※螺旋部分を分解したあの2つにしか設定が無い

しかもお値段30,000円オーバーとか。

高っ!!!

って事でなんとか洗浄と給油を実施して

組み上げたのですが・・・・・

どうなったかって?

知りたいですよね?

それはまた記事にするその日を

お待ち下さい♪

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と明日の

大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

0.2℃

曇り時々雨

曇り時々雨!!

~06時:90% ~12時:60%

~18時:60% ~24時:40%

明日の大阪の天気は、前線を伴った低気圧が

西日本の南岸を通過するため、雨が降り

雷を伴うところがある見込みです。

明日ね朝から雨だってのに

バイクトリニイクヨ!

ってお客様。

ええ、ええ。

外国の方なのですが大丈夫でしょうかねぇ。

ライセンス確認したら結構初心者ですしww

しかも、京都まで乗って帰られるので

心配で仕方有りませんなぁ・・・。

せっかく磨き上げたバイクもドロドロになりそうだし。

出来ればドタキャンしてほしいww

晴れた日にかまーん!!!

では今日の本題です。

先日からご紹介している

イントルーダー750の整備記事ですが、

今日はフロントフォークのオーバーホール作業を

ご紹介していきたいと思います。

今まで書いた記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

イントルーダー750のウインカーリレー不良を修理してみよう!

【前編】イントルーダー750のエアーエレメント、ブレーキパッド、ブレーキフルード、前後タイヤ等交換と同調調整をしてみよう!【定期交換部品一式】

【中編】イントルーダー750のエアーエレメント、ブレーキパッド、ブレーキフルード、前後タイヤ等交換と同調調整をしてみよう!【定期交換部品一式】

【後編】イントルーダー750のエアーエレメント、ブレーキパッド、ブレーキフルード、前後タイヤ等交換と同調調整をしてみよう!【定期交換部品一式】

車両ももう一度ご紹介しておきましょうか。

イントルーダー750

はい、こちらの車両ですね。

定期交換部品などの交換は既に完了し、

残るはフロントフォークのオーバーホール作業

だけとなっています。

フロントタイヤ交換時にそのままの流れで

フォークも取り外して準備した状態になっています。

取り外したフロントフォーク

現在のフォークの状態がこちら。

オイルが漏れてるフォーク

オイルシールが劣化してフォークオイルが

かなりの量漏れ出していますね。

こんな風に漏れ出す前、つまり滲み始めた

段階でのオーバーホール作業を

オススメします。

まずはダストシールをクイッと持ち上げて

アウターチューブから抜き取ります。

ダストシールを抜き取る

ダストシールを抜き取った内側を見てみると

フォークオイルでビシャビシャ

フォークオイルが漏れて溜まって

ビショビショになってますね・・・。

フォークオイルだけで無く、ダストシールも

ひび割れてボロボロだったので

水分も相当混じっています。

ここまではまたトップキャップは

付けたままにしておいて下さい。

先にまだ作業するべき事がありますから。

フォークを上下逆さまにして、

ドレンボルトをインパクトレンチで取り外しましょう。

ドレンボルトを取り外す

ドレンボルトを取り外したら、元通りフォークを下向けて

ドレン部分から内部に入っているフォークオイルを

ストロークさせながら抜き取りましょう。

フォークオイルを抜く

オイルを十分に排出し終わったら、トップキャップを

注意して取り外しましょう。

フォークを縮めない程度にトップキャップを

押さえ込みながら緩めて取り外しましょう。

インナースプリングのテンションが掛かっているので、

不用意に指先で取り外そうもんなら、

トップキャップが顔面にヒットして大怪我しますから。

必ず手のひらで押えながら取り外す事。

トップキャップを取り外す

トップキャップを取り外すと、こんな風に

インナースプリングが出てきます。

インナースプリング

トップキャップを取り外して

インナースプリングを抜き取ったら、

先ほど取り外したダストシールを上方へと

抜き取りましょう。

ダストシールを抜き取った

次にオイルシールを押えているクリップを

オイルでびしょびしょの中から取り外しましょう。

クリップを取り外した

さぁこれでインナーチューブとアウター

チューブを分離させる準備が整いました。

あとはいつも通り、インナーチューブを右手で持ち、

左手でアウターチューブを持って左右に

コツンコツン!と何度か引きましょう。

インナーチューブを引く

何度かコツンコツンと引いているうちに、

こんな風に内部から圧入されている

オイルシールが抜けてきます。

オイルシールが抜けてきた

これでインナーチューブとアウターチューブの

分離が完了しました。

分離した状態がコチラ。

分離した状態

インナーチューブからオイルシール、ワッシャ、

スペーサー(お碗形状のワッシャ)を抜き取り、

インナーチューブ内部からシートパイプも取り出しましょう。

シートパイプを取り出した

アウターチューブ内部には、きっと

オイルロックピースが残ったままになっているので、

これも忘れずに抜き取っておきましょう。

オイルロックピース

これでフロントフォークの分解作業完了です♪

フォークの分解完了

オイルシールなどの取り外した部品がコチラですね。

右側に向かって内側(アウターチューブ側)となります。

取り外した順番

インナーチューブ末端部に

スライドメタル(ブッシング)が入っていますので、

インナーチューブ末端のブッシング

うまく爪で広げながらインナーチューブから

取り外してしまいましょう。

ブッシングを取り外した

オーバーホール時にはこの

スライドメタル(ブッシング)も出来るだけ

交換する様にしましょう。

さて、今日はフォークの分解まで終わりましたので

この続きはまた明日更新の記事でご紹介する様にします!

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

4.8℃

今さっきちょっと外に出たら雨が

降り始めていました・・・。

明日は確実に雨っぽいしなぁ。

カッパ着用かと思うだけで気が重い。

冬はとにかく重装備なんで、出発するだけでも

結構時間掛かるんですよね。

これが毎日の事なんで面倒。

それに雨がっぱなんて・・・(´・_・`)

帰る頃には少し雨が止んでくれるといいのですが。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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