【第1回】ジェットフォース125FIの電装トラブルを修理してみよう!

ども。

今日も時間と手が足りないセントラムモーターサイクルです。

どう考えても時間と手が足りません。

ナニをどうやりくりしても時間と手が足りません。

あああぁぁぁああぁ・・・

修理のお預かりが今日だけで3台増加。

明日以降2台追加のご予約です。

こういうのを嬉しいというのでしょうか・・・。

オールシーズン当店はいつも修理のお預かりが

途切れることがありませんが、1人で店舗運営している為

タイミングによっては即日のご対応が出来ない場合が有ります。

※今がまさにその状態です。

急なトラブルには出来る限り対処しておりますが・・・

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どうしてもねぇ・・・。

出来る限りご来店前にお電話で修理のご約を取って頂いてから

ご入庫頂けると非常に助かります。

ただし、ご入庫頂いたとしても修理に要する日数が

通常よりも数日長引く可能性は有りますので、その点予めご容赦願います。

ささっ、今日も時間が無いのでサクサクっとブログ更新をば。

まずはいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度からお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

31.8℃

今日は雨かなー?とか思っていましたが、

期待とは裏腹にし暑い1日となりましたね。

明日からは雨が続くとか、明日から曇りが続くとか、

天気予報的な事を書いていますが、

天気予報も見ずに書いてるって言うんですから、

トンチンカンぎーw

はい、じゃ今日の本題です。

タイトルにも有る通り今日からご紹介するのはこちらの車両です。

プジョー ジェットフォース125FI

プジョー ジェットフォース125FI(PEUGEOT JET-FORCE125FI) 

ですね。

今回初めてご入庫される車両です。

オーナー様は遠路遥々、大阪北部から1時間以上かけて車両をお持ち下さいました。

んでご入庫で整備実施する内容一覧がこれ。

●FI警告ランプ点灯

●エンジン吹け上がり異状

●バッテリー上がり

●タイヤ前後交換

●その他点検実施

●ブレーキパッド交換

警告ランプの点灯と、吹け上がり異状ってのが最優先の課題です。

修理費用が高額になる場合は・・・・・ですよね。分かります分かります。

んでですね、今回のジェットフォース125FIは修理内容が濃くなりそうなので

ジェットフォース125FIの電装トラブルを修理してみよう!

シリーズは全4~5回ぐらいになると予想しています。

ぜひぜひ最後までお付き合い下さいまし。

って事でまずはバッテリーが弱っているので、ブースターパックを

車両に繋げてFI警告ランプを確認しましょう。

ジェットフォースのバッテリーはリヤシート下にあります。

リヤシートサイドにある固定ボルトを取り外すと

リヤシートが取り外せます。

リヤシートを取り外す

リヤシートを取り外すとバッテリーカバーがボルト固定されていますので

ボルトを取り外してカバーを取っ払いましょう。

カバーの固定ボルトを取り外す

カバーを取り外すとこんな風にバッテリーが露出します。

バッテリーが見えた

とりあえずターミナルなどの緩みがないのを確認し、

ブースターパックを接続してFI警告ランプを確認します。

FI警告ランプ(Kマーク)

タコメーター左中央にある【K】マークが警告ランプです。

エンジンを始動させると点灯状態から消灯するんですが・・・

絶賛点灯中の警告灯

エンジンが始動しても消えるそぶりを見せない警告灯。

ん?

え?

エンジンも普通に始動できてるじゃん?

それにしっかりけ上がるよ? 

これ、非常に厄介なパターンです。

お客様への問診では、

『スロットルを開けるとプスン!って止まるんです』

と仰られていたはず。

症状が出たり出なかったりする厄介なパターンかしら・・・。

うーん。

とりあえず作業を進めていくんですが、その前に

バッテリーの性能評価(購入or充電)をしなくてはいけないので

コレを使用して性能を評価しましょう。

バッテリー液 比重計

バッテリー液専用の比重計ですね。

バッテリーの性能を数値で見ることが出来るものです。

使い方はいたって簡単。

こうしてバッテリーの上部に付いている、液層のフタを取り外して

液層のフタを取り外す

比重計を差し込んで内部の希硫酸を吸い取って、

内部の浮きと液面の数値を読み取るだけ。

比重計の使い方

ご覧の通り浮きが全く浮いてません。

他の液層の希硫酸も吸い取って計測しましたが、どれも結果は同じです。

でも、現在はバッテリーが上がっている(弱っている)状態なので、

数値はあまり参考にせず、とりあえず満充電を一度行うこと。

って事で、充電する為に車両からバッテリーを降ろします。

バッテリーを取り外す

んで液層のフタを全て取り払って充電開始です。

バッテリーを充電する

充電中は内部の希硫酸がブクブクと泡立って

周囲に希硫酸が飛び散りますのでご注意を。

くれぐれも層のフタを閉めたまま充電しない事!

発生したガスで爆発する可能性がありますー。

あと、締め切った室内での充電も禁止ですー。

バッテリーを充電している間に他の部分を見てみましょう。

まずはリヤタイヤの状態。

リヤタイヤがツルッツル

トゥルットゥルのリヤタイヤですね。

新車時から装着していると思しきユッチンソンのタイヤ・・・。

少し目線を上げてみると、

新しいナンバープレート

新しいタイプのナンバープレート装着です。

市町村仕様のご当地ナンバーですね。

色々と塗りつぶしているので分かり難いでしょうが、雰囲気だけでも伝わればと。

ここ、堺市でも7月2日よりご当地ナンバーに切り替わります。

旧タイプのナンバープレートから一度ご当地ナンバーに変更すると、

二度と旧タイプには戻すことが出来ないそうです。

新旧二つのデザインがあるかと思いきや、完全にご当地ナンバーのみになるようです。

ちなみに堺市の区役所では、7月2日朝から新ご当地ナンバーの

番号取得整理券の配布があるそうなので、店の代車にナンバー1を・・・。うふw

続きを見て回りましょうか。

次はエアークリーナーBOX。

エアークリーナーBOX

非分解のエアークリーナーBOXのはずが、なぜだか一度開けられた形跡有り。

うーん。

かくいう私も過去 過去2に開けましたがw

まぁいいでしょう。

次はスロットルボディ周辺。

スロットルボディ周辺

腐食が酷いです・・・。

原因は天候等もあるでしょうけど、一番の腐食の原因は

バッテリーのブリーザーホースからの希硫酸の放出でしょうね。

ジェットフォースの純正のブリーザーホースは全然ダメ。

短すぎてエンジンカバ-に希硫酸がまともに掛かってしまいます。

必ず新しいホースを引きなおす必要があります。

※バッテリー購入時に付属しているホースでは長さが足りませんので買い足しましょう

じゃー次はフロントホイール。

フロントホイール

タイヤの残量はまだあるんですが、ひび割れと硬化が酷いです。

それに、スピードメーターセンサーが砕けていて、ビニールテープで補修されてます。

一応スピードは正常に計測されている様ですが、タイヤ交換時に取り外すので

その後の動作しなくなる可能性があることは既にご了承を頂いております。

ブレーキパッドも交換時期です。

ブレーキパッドも交換時期

シュー部分がもう殆ど残っていません。

まだこの程度で交換するならばディスクへの攻撃性は強くないのでギリギリセーフです。

これで要整備箇所の巡回を一通りしましたので

今日はコレぐらいにしておきます。

明日からはダイアグテスターを接続して、過去、現在のエラーを読み出してみたいと思います。

お楽しみに♪

じゃ最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

25.6℃

明日の午前中はなんとか天候が持ってくれる予報でしたが、

午後からは天候が急変して来週に掛けて雨模様です。

梅雨の中休みも明日の午前中までですよー。

※天気予報をちゃんと確認しましたw

ではまた☆

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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